5月4日「諏訪地方憲法集会を成功させる会」主催で、「生かそう日本憲法! 日本に、世界に!」が開催され、
記念講演で、ジャーナリストの堤未果さんの「アメリカの民衆から見た日本国憲法」がありました。
堤さんは、小学校、中学、高校生活を日本で過ごし、その後米国の大学へ。
その後、国連アムネスティインターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務。
9・11を、被害にあった隣のビルで体験した。
その後、変貌するアメリカにショックを受けて日本に帰国。
大好きだったアメリカが、9.11以降豹変して行く。
テレビからは2つの報道しか流れない。
煙を上げるタワーの映像と、こぶしをふりあげながら泣く大統領の映像。
メディアが不安をあおり、不安に駆られた人々は銃を買いに走る。
ごく普通の主婦までが、スーパーへ行って銃を買った。
やられたら、やり返すしかないとアフガニスタンへの攻撃が始まった。
恐怖が国中を支配して、市民が武装した。
帰国後日本でのアルバイトで、イラク戦争の被害者や医師が来日した時の通訳をした。
「なぜ、わざわざ日本に来たのか」と言う未果さんの問いに
「日本は唯一の被爆国で、被爆治療が進んでいる。」
「日本には9条がある。」
「日本人に訴えたなら、この戦争を武力ではなく、話し合いで解決してくれる」と答えた。
この時、日本には憲法9条があったから平和が守られてきたんだと気づいた。
未果さんは2004年にアメリカに戻って、イラク戦争についてのインタビューを始める。
9.11以降、アメリカは3つの政策を強行に進めた。
①社会保障を弱者・貧困層まで、徹底的に削減。
②個人情報の一元化・・・テロとの戦いをキーワードに政府が国民を守る事ためにと言って情報を握った。
③医療・労働・教育など幅広い分野で民営化を進めた。
・個人情報の一元化について
高校は軍に個人情報を提出しなければならなくなった。
提出しなければ、助成金がカットされる。
カットされても困らない高校ならいいが、貧困地域の高校は助成金をカットされると困る。
高校生の携帯電話にいたるまでの詳細な情報が軍へ提供された。
軍は、貧困層のなるべく将来のない子を選び出して軍へ勧誘する。
「君は将来の夢をあきらめてはいけない」
「もし、お金が問題なら軍へ入れば大学の入学費用を5万ドルまで出す」
「予備兵なら、戦地へは送られない」
「90以内なら取り消しがきく」
などなど、おいしい話をするが、実際の話はまったく違う。
大学の費用も1.8万ドルくらいしか出ないし、授業料も上がっている。
実際にすでに30万人の予備兵が戦地に送られている。
入隊の取り消しも、軍事裁判にかけられ、その裁判中でも戦地に送られる可能性はあり、裁判中の兵士は武器をもてない。
しかし、リクルーターになれば、戦地に行かずにすむ。
町の中の仕事で、しかも9時から5時の仕事になる。
ここでもきびしい制約があって、一ヶ月に3人の新兵を確保できないと、戦地に送られる。
国の中の格差が、生存権と引き換えに入隊する制度を作ってしまう。
これは経済的な徴兵制である。
ほとんどの帰還兵がホームレスになっている。
また、派遣社員として民間人がイラク戦争を支えている。
アフリカ・インド・ネパールなどの国から、「すばらしい仕事がある」と言ってイラクに送られている。
この人たちは民間人なので戦死者には数えられない。
すでに10万人。180の民間企業が参入している。
教育について。
2002年の春に「落ちこぼれゼロ法案」が可決された。
教育の現場に競争原理が入れられた。
全国一斉学力テストが始まり、先生たちが締め付けられる。
先生たちは、平均点を上げるためにいんちきをはじめ、子どもたちは「大人は自分たちのことを考えていない」と勉強が嫌いになった。
アメリカ国民は、どうやって戦争を止められるのか?
メディアは大資本に抑えられている。
怒りの声を上げて、システムを変えなければ同じ事が起こる。
憲法で国民がブレーキをかけられる。
憲法は国民の武器であり義務である。
あきらめずに、システムがおかしいと訴えなければいけない。
世界は9条を評価している。
南米のボリビアの大統領が来日した時に当時の安部総理との対談で言った。
「私のあなたと同じように、任期中に憲法を改憲したい。
9条を加えようと思っている」
★と言うような内容の講演でした。
最後のボリビア大統領の話は、最高でした。
足で歩いて取材を元にした話なので、説得力がありました。
先日の「Sicko」と同様、アメリカのすごく衝撃的な話でした。
若者が、だまされて入隊して戦地に送られているなんて、恐ろしい話です。
社会に格差は生じて、貧困層を作ることで、戦争へ兵士を送っている。
でも、日本でも若者の貧困層が増えている事が問題になっています。
教育問題にしても、日本は恐ろしいほどアメリカと同じような道を歩いていると言う事ですね。
若い人たちにも是非聞いて欲しい話でした。
マイケル・ムーア監督の「SICHO」を見に行きました。
アメリカの医療制度の問題点を丁寧に追った映画です。「今回のムーアには愛がある」の評判どおりの映画でした。
前回の「華氏911」は、アポなしで権力者人に突撃インタビューしている攻撃的な印象の映画でした。
今回の映画では、アメリカの医療制度の実情を追いながら、他の国との対比で問題を鮮明にしています。
それが、かえって観るものを深く考えさせます。
アメリカは先進国の中で、唯一国が運営する「国民健康保険」が存在しない国。
6人に1人が無保険。
毎年1万8千人が治療を受けられずに死んでいく。
映画では、アメリカ国内のおどろきの事例が次々と紹介されます。
ひざをパックリと切った男性が、自分で針と糸で縫い合わせていたり・・・
民間の保険会社に加入していた夫婦で大病を患ってしまい、自己破産したケース。
電気ノコギリで指を切断した無保険の大工が「指をくっつけるのに、薬指なら140万円、中指なら700万円」と選択を迫られ、薬指だけつなげた例。
救急車で運ばれた女性が、保険会社の請求に救急車は事前申請が必要とあり、「いつ許可を取ればいいの?乗る前?意識が戻ったとき?」と訴えている話。
入院費の払えない患者が、車で路上に置き去りにされる場面・・・・などなど。
そんなアメリカから、お隣のカナダに目を移すとこちらは国民皆保険制度。
そして、医療制度の充実しているイギリスの取材。
イギリスでは、すべての医療が無料。
しかも低所得の患者には、通院交通費が支給される窓口が病院内にあります。
フランスは医療が無料な事に加えて、子育て支援も充実しています。
子育て中の母親に対する相談や、子どもを預かり母親がゆっくり出来る時間を持てるようにする支援など。
フランス在住のアメリカ人たちの話を聞いているうちに、ムーア監督が「もうこれ以上聞きたくない」と耳をふさいでしまいます。^^;
なんだか、同じ人間なのに・・・と不公平感を感じてしまいます。
アメリカ国内で唯一医療費が無料なのがキューバのグアンタナの米軍基地。
ここに収容されているテロ容疑者たちには、高度な医療が施されています。
それに比べて、9.11で各地から駆けつけた救命員達の中には、きちんとした医療が受ける事が出来ず、苦しんでいる人がたくさんいます。
キューバに、9.11の救急活動での後遺症で苦しんでいる患者たちを、ムーア監督が何人か連れて行きます。
アメリカが経済封鎖しているキューバの病院では、外国人でも、検査から入院すべて無料です。
「アメリカで6年間も戦っているのに・・・信じられない・・・」と泣き出す女性を「大丈夫ですよ」とやさしく肩を抱く医師の姿に、思わず胸が詰まりました。
ムーア監督は、「この問題は他人事じゃない。」「みんなが行動を起こすための映画だ」と言っています。
「『華氏911』のあと考えたんだけど、観客がただ座って映画の中の人、つまりぼくをみているだけだったらダメなんだ。
彼らが立ち上がって行動を起こさない限りアメリカの状況が変わる事はない。
だから、この映画は、行動を起こす事を呼びかけている。
マイケル・ムーアではなく、みんなが行動を起こすんだ」
日本人にとっても、他人事じゃありませんよね。
私が映画の中でとっても印象的だったのは、言葉は違っていたかもしれませんが、
「フランス政府にとってフランスの国民は怖い存在」
「しかし、アメリカ国民にとって、政府が怖い存在だ」と言う国民性の違いです。
日本はアメリカよりも、もっと政府に馬鹿にされているような気がしませんか・・・?
主権は国民にある事を、一人一人が意識しないと変わらないんじゃないかと、改めて思い知らされました。
この映画。
絶対にお勧めです!!
信濃境の清泉荘で、毎週開催している「たまり場づくり」。
春一番の企画として、日地用品の交換会と、そば寿司作りの講習会を開きました。
我が家にとっては不要になったものでも、よそのお宅では価値のあるものになるかもしれません。
もし、それが地域の中でまわすことが出来れば、大切に物を使うことが出来ます。
ごみの減量にもつながりますよね!
「たまり場」の基本的な考え方は、「場」の提供です。
みんなが楽しくおしゃべりをする「場」だったり、得意なことを教えあったりする「場」だったり・・・
そんな考えの延長での日用品の交換会ですので、各家から不用品を持ち寄って交換する「場」を作ったと言う事です。
お金のやり取りはありません。
本当は物々交換が成立すれば一番良いのですが、そういう訳にも行きません。
何も持ってこない人でも、欲しいものはお持ちください、という事にしました。
《日用品の交換会》

2階の和室に持ち寄った日用品がところ狭しと並べられました。
大きな素敵なお皿があり、私は早速ゲット!

「これなんか、似合うんじゃない?」
みなさん、試着したりしてものすごく盛り上がりました!
お腹を抱えて笑うこともしばしば・・・
「高いお金を出すんなら、自分ではそんな服は買わないけど、もらえるんなら挑戦してみようかしら・・・」
今まで自分では似合わない、と思っていた色やデザインでも、みんなに勧められて持っていく人もいました。
こんな事が、また楽しいじゃないですか!
私は息子たちの古着を持っていったのですが、貰い手がなくって残念!
でも、当日持ち寄ってものの9割くらいは新たな貰い手のもと利用されることとなりました。
次回の交換会でまた現れる可能性もありますけどね・・・^^;
「灰溶融炉」にどっぷりつかりすぎていて、他の事に気が回らなかったのですが、これからはこんな活動もちゃんと続けていこうと反省いたしました。
《そば寿司作り》

そばは、心もち固めに茹でて、寿司酢・砂糖・塩・などで下味をつけます。
その分量が知りたかったのですが、「それは適当よ!自分の好きにして」目分量です。 ^^;
ちょっと置いて、そばに味がしみてたところで、のり巻きにします。

ここが私の一番知りたかったとところ!
以前、頂いたそば寿司の切口が、結構きれいにおそばが並んでいるんです。
「ちゃんと作るには、そばを縛って茹でてきれいに並べるんだけど、そんな事をしなくてもちゃんとできるわよ」
と、言われても言葉だけじゃ良く分かりません!
おそばの並べ具合と、巻き方のコツを教えて欲しかったのです。
この程度に並べて巻けばいいのだそうです。 半信半疑・・・・

ほんとだ!?
おそばを縛って茹でたりしなくっても、切り口はこんなにきれいになるんですね。
なんだか、すっごくうれしい!!

巻くのりが足りなくなって、そばが余ってしまいました。
急遽、近くの店で、味つきの揚げを買ってきて、そば稲荷にしました。

お稲荷さんの中に入れるときは、こうして指におそばを巻いて入れると、うまくまとまって食べやすい。

「近くで採ったなずなだよ」
参加のおばあちゃんが持ち寄ってくれました。
これだけのおひたしを作るナズナを採るのって、大変だったろうな・・・
感謝しながら、春の味を頂きました。

女が三人よりばなんとか・・・^^;
これだけ寄れば、それは楽しいお話で盛り上がりました。
やっぱり、ずくだしてこういう機会をもっと作らないと・・・・
富士見町男女共生フォーラム
白梅学園大学学長・汐見稔幸さんの講演「子どもはお父さんをまっている」
胸に落ちるお話でした。
これからの社会で、好きとか嫌いに関係なく、どうしてもやらなければならないことが4つある
1.資源を無駄にしない。 → 今のままの生活を続ければ人類は500年で滅びると言われている
2.市民参加型の社会 → 民主主義はすべての人が主人公になる。
3.男女共同参画型社会
→ 生活がテーマの第三次産業が盛んな現在、女性の社会参加が社会の効率もあがり、いい社会になる。
4.子育て支援型社会 → 昔は社会全体で子育てをバックアップしていた。「子ども1人育てるには、村一つが必要である」
・昭和30年代、日本の女性の平均家事時間は13時間半、すべてが肉体労働だった。
・子どもは外に放り出され、子どもの社会の中でたくさんのことを学んだ。
幼児・小学校で体を鍛えることが大切。
木登りで100%以上の集中力を発揮している。そして出来たときの達成感を味わっている。
「教えることが多ければ多いほど、子どもの学ぶことが少ない」
昔は先生から教わらなければ、誰からも教わることの出来なかった。しかし現在は先生から学ばなくても何でも知っている。
・母親が子どもにかける言葉の一番多いもの。「早くしなさい」
人とのコミュニケーションで、心が通じ合う。
「早くしなさい」と言うことで、子どもに伝わるのは「お母さん、怒っている」「あんた、いやだね」という事。
・心がはつらつとしないと、がんばろうと言う気持ちになれない。
・外で群れて遊んで、からだのしなやかさ、けんかして社会性、集中力・忍耐力を学んだ。
・家に帰ると仕事がたくさんあった(集中力・忍耐力をここでも養っていた)
・一緒に仕事をすると会話がやわらかくなる。
・人は子どもを放牧して育てていた。
・今は子どもがどこにも群れていない。体も育たないが、社会性も育たない。
・「ほめて育てなければ」と育てる事で、人の評価をすごく気にするようになる。
・子育てや教育にこれほどお金をかけない国は珍しい。
こんな社会でどうやって子どもを育てればいいのか。
「日本の歴史の中で今ほど父親が子育てに参加しろと言われた時代はない」と、言われるがそれは違う!!
江戸時代それはごく当たり前のことだった。
明治以来、上のものを敬う武士の道徳を叩き込み、庶民の伝統は覆された。
庶民の中に男尊女卑の考えはなかった。
江戸時代、子どもをあやしたりオムツを替えたりするのは父親の役割だった。
同じ時代のヨーロッパでは、子どもがなくと悪魔のせいにしてむちで打った。
それに比べ、日本は子どもにやさしい、大切に育てる国だった。
父親の子育て参加は特別なことではない。
家庭での子育ての比重が高い現在、相談役となり一言「ご苦労様」とねぎらうだけで変わる。
そんな家庭を見ている子どもは「家庭っていいな」と思って育つ。
男と女では脳の構造がちがう。男の子は欲求不満になっている。
現在100万人と言われる引きこもりのほとんどが男の子
日本は男の子をうまく育てられない社会になってしまった。
子どもに手伝いをさせよう。 こまめな人間は社会に出ても役に立つ。
子どもも家族の一員として役に立っていると言う誇りがあれば、生きている意味が分かる。
★男の子をちゃんと育てられない社会になっている、と言われドキッ!
男女の違いだろうか・・・・確かに我が子たちも女のほうが生きる力が強い気がする・・・
そんな話を、先日友人としていたら「男は成長が遅いんだ。40歳まで待っててくれ!男はそこからだ」
と、言った彼も男でした。^^;
我が子たちは、小学校1年生から、3キロほどの距離を歩いて通いました。
冬の日などは、北風に向かって歩いていく小さな背中を見るだけで、胸が熱くなりました。
学校帰りの途中で、川遊び。あたりが暗くなってあわてて帰ってくるのですから、家に付く頃はすでに真っ暗。
何度、心配して探しに行ったことか・・・
でも、今考えると毎日歩いて通ったおかげで、どれだけ心身ともに鍛えられたことか・・・
それが一番の宝かもしれない。
汐見先生の話を伺って、やっぱりここで子育てが出来て幸せだったと思うのでした・・・
岡谷市では、商店街の買い物で貯まったポイントで納税が出来るようになる、と聞き、勉強に行ってきました。
岡谷市のホームページ「公共事業におかぽんが使えます」から
岡谷市では、平成20年2月1日から岡谷スタンプ協同組合が発行する「オカヤポイントカード」【通称おかぽん】の「ポイント」で、市の公共料金のうち市税、市民課および税務課で発行する証明の手数料、上下水道料金の納付や防災ラジオ、福祉タクシー券、シルキーバスの回数券の購入の際に利用できるようになります。
===利用できる場所・利用対象=======
●諏訪バス岡谷駅前案内所(ララオカヤ内)
[シルキーバス回数券]
●岡谷市役所(本庁のみ)
○社会福祉課 [福祉タクシー券]
○市民課 [各種証明手数料]
○税務課 [市税・国民健康保険税・各種証明手数料]
○水道課 [上下水道料金]
○危機管理室・広報 [防災ラジオ]
●ロマネット [利用料]
この発想の先駆者は、自律のまちづくりで有名な矢祭町。
以前、この取り組みを紹介した放送内容をPDFにしました。↓
噂の小現場.矢祭町のスタンプで税金噂の小現場
2006年9月24日放送「 スタンプ券で税金が払える町」
Download file
近くの岡谷市でもこのシステムを導入したというので詳しいお話を伺いに行きました。
まずは、導入の目的です。
商店でのポイントが公共事業の納税で利用されることで
・組合加盟店の利用が促進され地域振興が図れる
・公共料金の納税方法の一つとして市民の利便性を高める。 ^^
平成20年2月1日から運用開始。
実際にどんな手順で行われるのかと言うと、
・利用できる公共事業の各担当窓口へ行って、納付する時にカードを提示する。
・窓口の職員は、会計課へカードを持って行って、現金と換える。
・窓口職員は、窓口へ戻って現金化されたポイントを収納して利用者にポイントを返す。
窓口の職員が、会計課と窓口を行ったりきたりしなくてはいけないのですが、大体利用者は待っても5分くらいだろうということでした。
役場は、法律で現金を持ち出せないので、スタンプ協会から預託金を預かり、それをポイントと換金するシステムをとっているんですね。
現在は、納税を振込みで行っている人も多いと思いますが、振込みとこのシステムの併用も出来るそうです。
役場まで出向かなくてはならないにしても、住民にとってはうれしいシステムですよね。
市と加盟組合は協力機関と言う位置づけ。
読み取り機械は、加盟組合所有
市の負担は、導入の時の設置工事費が 19,950円 × 2基(岡谷市役所、諏訪バス岡谷駅前案内所)
読み取り機械のリース料として 1,000円/月
通信費として 500円/月
導入初年度が、75,900円
次年度からは 36,000円で済むということです。
組合加盟店ですでに読み取り機械が導入されていたので、これだけの投資ですんだということも大きいと感じました。
岡谷市ではそのほかにも、防災情報のメール配信のシステムや市民債の発行にも取り組んでいます。
こんなことって、私も富士見町にも取り組んで欲しいと一般質問でも問題にしていることです。
2006年6月8日 パノラマスキー場に関して、協力債などの形で広く財政的支援を求めてはどうか。
19年9月に「防災・減災について 緊急情報をメールで配信してはどうか」と聞いています。
出来たらいいな、と思うようなことを、行政が積極的に取り組んでいる。
その姿勢が、一番学びたいところです!
家庭から出た生ごみを回収してくれて、その上ポイントが貯まるスーパーがある!?
小淵沢インターのすぐそばにそんなすごい取り組みをしているお店があるのをご存知でしょうか?
スーパー「やまと」は、小渕沢のインターのすぐそばです。
「家庭の生ごみを回収しているお店がある」と聞き、夫と共にお店を偵察に行きました。
さほど大きな店舗ではありませんが、食料品が揃えてあります。
富士見町は長野県。この「スーパーやまと」は我が家から車で10分程ですが山梨県。
品揃えが、長野県とでは微妙に違います。
夕張を応援するお豆腐、なんていうのを見つけました。
売上金の一部が夕張の義捐金に回るとか・・・思わず購入してしまいました。^^;
生ごみを機械に投入するには「やまとカード」が必要との事。
でも、その場ですぐにもらえるし当日から利用ができます。
第一回目の偵察は、カードを作って買い物をして帰ってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日、我が家の生ごみを持って、友人と共に再び「やまと」へ。
実際に、生ごみを入れてみました。

お店の入り口の、向かって左側に生ごみ処理機が置いてあります。
先日、知り合いと話していたら、「よくやまとには買い物に行くけど、気がつかなかった」って人もいました。
もっとでっかくPRすればいいのに・・・

1.持ってきた生ごみの重量を計ります。

2.やまとカードを入れます。
カードは作ったその日から使えます。
《やまとカード》
・200円に対して1ポイントもらえます。
・500ポイントで500円の商品券と交換してくれます。
・レジ袋を辞退すると5ポイントもらえます。
消費者にとっては、お得な話じゃないですか?

私がこの日持ち込んだのは、3.325kgでした。

3.処理機のふたを開けて、ごみを投入

中は暖かいです。
生ごみのいやなにおいはまったくしません。

4.ふたを閉めると、中で機械が動き出した音がしました。
すごく簡単です。
これなら、買い物のついでに、気楽に生ごみを持って行けますね。
バケツを洗う、水道も使えます。
お話を伺いたかったのですが、店長さんが不在でした。
後日お電話をしたときも、いらっしゃらななかったのですが、今度ぜひ実際に詳しいお話を伺いに行きたいと思います。
インターネットで調べて見たところ、この機械、一日150kgの処理能力があり、300世帯の生ごみの処理が可能。
100kgの生ごみが3kgの堆肥になるのだそうです。
その堆肥を使って、野菜を生産。
その野菜を販売する、と言ったまさに「循環」の輪がしっかりと確立しています。
生ごみの持ち込みのいくつかのお約束があります。
・営業時間内。
・ポイントサービスは重量に関わらず一人一日一回。
・業者の持ち込みはお断り。
・処理機のない店舗のお客さんは、スタッフに預けられる。
もうひとつ、やまと独自のサービス
「一円玉サービス」
会計のときに一円玉がなくって困ったときに、各レジに一円玉を用意してあり、一人4円まで端数の支払いに使えるそうです。
一円玉ってないと困るけど、何回か買い物をしているうちにお財布の中が一杯になって困りますよね。
生ごみの受け入れシステムも、消費者にも利益が還元され、簡単な方法で利用できます。
この「スーパーやまと」、すごいですね。
環境に高い意識を持つこんなお店を応援することも、私たちにすぐに取り組める事のひとつです。
富士見町にも、こんな取り組みをしてくれるお店を作るためにも、私たち消費者も働きかけて行く必要がありますね。
やまとのホームペーです。 → http://www.j-gate.net/~yamato/
家庭から出た生ごみを回収してくれて、その上ポイントが貯まるスーパーがある!?
小淵沢インターのすぐそばにそんなすごい取り組みをしているお店があるのをご存知でしょうか?
スーパー「やまと」は、小渕沢のインターのすぐそばです。
「家庭の生ごみを回収しているお店がある」と聞き、夫と共にお店を偵察に行きました。
さほど大きな店舗ではありませんが、食料品が揃えてあります。
富士見町は長野県。この「スーパーやまと」は我が家から車で10分程ですが山梨県。
品揃えが、長野県とでは微妙に違います。
夕張を応援するお豆腐、なんていうのを見つけました。
売上金の一部が夕張の義捐金に回るとか・・・思わず購入してしまいました。^^;
生ごみを機械に投入するには「やまとカード」が必要との事。
でも、その場ですぐにもらえるし当日から利用ができます。
第一回目の偵察は、カードを作って買い物をして帰ってきました。
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先日、我が家の生ごみを持って、友人と共に再び「やまと」へ。
実際に、生ごみを入れてみました。

お店の入り口の、向かって左側に生ごみ処理機が置いてあります。
先日、知り合いと話していたら、「よくやまとには買い物に行くけど、気がつかなかった」って人もいました。
もっとでっかくPRすればいいのに・・・

1.持ってきた生ごみの重量を計ります。

2.やまとカードを入れます。
カードは作ったその日から使えます。
《やまとカード》
・200円に対して1ポイントもらえます。
・500ポイントで500円の商品券と交換してくれます。
・レジ袋を辞退すると5ポイントもらえます。
消費者にとっては、お得な話じゃないですか?

私がこの日持ち込んだのは、3.325kgでした。

3.処理機のふたを開けて、ごみを投入

中は暖かいです。
生ごみのいやなにおいはまったくしません。

4.ふたを閉めると、中で機械が動き出した音がしました。
すごく簡単です。
これなら、買い物のついでに、気楽に生ごみを持って行けますね。
バケツを洗う、水道も使えます。
お話を伺いたかったのですが、店長さんが不在でした。
後日お電話をしたときも、いらっしゃらななかったのですが、今度ぜひ実際に詳しいお話を伺いに行きたいと思います。
インターネットで調べて見たところ、この機械、一日150kgの処理能力があり、300世帯の生ごみの処理が可能。
100kgの生ごみが3kgの堆肥になるのだそうです。
その堆肥を使って、野菜を生産。
その野菜を販売する、と言ったまさに「循環」の輪がしっかりと確立しています。
生ごみの持ち込みのいくつかのお約束があります。
・営業時間内。
・ポイントサービスは重量に関わらず一人一日一回。
・業者の持ち込みはお断り。
・処理機のない店舗のお客さんは、スタッフに預けられる。
もうひとつ、やまと独自のサービス
「一円玉サービス」
会計のときに一円玉がなくって困ったときに、各レジに一円玉を用意してあり、一人4円まで端数の支払いに使えるそうです。
一円玉ってないと困るけど、何回か買い物をしているうちにお財布の中が一杯になって困りますよね。
生ごみの受け入れシステムも、消費者にも利益が還元され、簡単な方法で利用できます。
この「スーパーやまと」、すごいですね。
環境に高い意識を持つこんなお店を応援することも、私たちにすぐに取り組める事のひとつです。
富士見町にも、こんな取り組みをしてくれるお店を作るためにも、私たち消費者も働きかけて行く必要がありますね。
やまとのホームペーです。 → http://www.j-gate.net/~yamato/
1月7日の朝日新聞の「ポリティカにっぽん」の欄。
和解打ち切りになりそうだった薬害C型肝炎の政府の対応の変化を「自民党の懐の深さ」と書かれていました。
なぜ、この急転劇が起きたのか。
「原告団の訴えと野党の終結。内閣支持率の急落。
だが、もう一つ、自民党と言う政党の意外な懐の深さがある」と言います。
「水俣病、薬害エイズ、ハンセン病、中国残留孤児・・・そこに携わった人脈がぎりぎりのところで知恵を絞る。
野党は侮るなかれ、自民党政権が倒れそうで倒れなかったのは、そのあたりにあったかもしれない。」
なるほど・・・懐が深かったのか・・・
だったら、今回の案でも救済の対象外になる人たちについても、早急に対処して欲しいものです。
報道によると
「同じ血液製剤で肝炎に感染しても、血友病治療などで投与された患者については『治療としては有効だった』として対象外。」
「また1万人以上と推定される血液製剤による感染者のうち、法案の対象はカルテや投薬証明が残る人らに限られる。原告以外では800人程度にとどまるとみられる。
350万人前後と推定されるB型・C型肝炎患者・感染者の多くは、輸血や注射針の使い回しなど医療行為が原因とみられるが、政府は薬害と認めていない。
幅広い肝炎患者が対象の措置は、特定の肝炎治療について新年度から7年間医療費を助成する制度に限られる。」
まだまだ戦いは終わっていない。
それにしても・・・
やっぱり、人を動かすのは、「次の選挙」などの損得に関係ない、純粋な精神から生まれ出る行動なんだと改めて思いました。
以下も朝日新聞の「ポリティカにっぽん」から。
「12月19日、首相官邸前。参議院議員川田龍平は朝から日がとっぷり暮れるまで寒空の下にいた。
『福田さんに会いたいと申し込んだ。時間がないと断られた。でも原告の患者も時間がないんです』。
少年時代薬害エイズをカミングアウト、国と戦った川田は原告を支援する国会議員の先頭に立つ。
民主党の管直人、家西悟、共産党の紙智子、社民党の福島みずほ、辻清美らが次々と駆けつけて『一律救済』を求める演説をした。
昨年7月の参院選で当選したばかりの無所属議員なのに、身をもって薬害を告発する川田の存在の重さが野党結集の形を作った。」
弱者と同じ目線で戦える龍平さんの存在って、すごいと思う。
龍平さんの今までの生き方が、人の心をゆり動かすんですよね。
利権や名声などの大きな力が実際この世の中を動かしているようなその中枢部で、龍平さんの存在そのものがどれほどの価値のあるのもなのか・・・
それだけに、大変だろうなぁ・・・
10日には、厚生労働委員会で薬害肝炎関連法案について質問をする予定だそうです。
龍平さんの所属するのは、環境委員会。
所属する委員会でも、いくつもの政党から質問時間を何分かづつもらって質問していると聞いています。
国会の仕組みは良く分からないのですが、所属もしていない委員会で質問するなんてすごいことなんじゃないでしょうか?
当選当時、「無所属で一人で何が出来るんだ」と、言われたこともありました。
でも、記事にもあったように、7月に当選したばかりの無所属議員でもすごいことが出来るんですね。
12月2日 富士見町の生活展が開催されました。
「わいわいエコクラブ」で、ごみ減量化のアンケート結果の展示、油化装置の紹介・マクロビオテェック料理の紹介・試食をしました。
昨年の生活展にも「ごみの分別方法の展示」で参加したのですが、「ごみの減量化」だけがテーマでは、なかなか人が集まりません。
折角、展示するのですからなるべく多くの方に見て欲しい!
今年は、マクロビオテェックの料理の試食を取り入れ、人集めをして関心をひくことにしました。
ちょっと広報する機会を逸してしまい遅くなってしまったのですが、4月に協力いただきごみ減量化に対するアンケートの調査結果も展示しました。
このアンケート結果は、いくつかを参加型にして、ブースに立ち寄ってくれた人にもアンケートに協力願い、その場で升目を増やしていきました。

青いマジックが同日、参加いただいた方の分です。
「左の問いは「ごみ問題に関心がありますか?」 関心があるという人がかなりいらっしゃいました。
右の問いは「マイバックは持参していますか?」 いつも持参している方がダントツです。

左の問い 「レジ袋の有料化についてどう考えますか?」 これは賛成派が多数です。
右の問いは 「資源ごみを、地区ごとの回収だけでなく、どんな場所で回収されれば積極的に協力できますか」
この問いには、「大型店舗に設置して欲しい」と言う意見がトップでした。
アンケートにも思ったより大勢の方に参加していただけました。
わいわいエコライフとしては、大成功でした。

マクロビオテェックの料理の試食。
おからとじゃがいものハンバーグと長ねぎとジャガイモのスープ。
ごみの減量化がテーマなので、絶対にごみは出したくない!
試食用のマイ箸・マイ食器の持参を呼びかけてもらえるように、「生活展実行委員会」の時にお願いしたのですが、
「生活展の趣旨にそぐわない」と言う事で、反対の意見が多く受け入れていただけませんでした。
ハンバーグの方は、手でつまんでいただき、濡れふきんで拭いていただく。
スープは、お猪口や茶碗を持ち寄って対応しました。

マクロビオティックの紹介。
材料から出来るまでの写真を分かりやすく展示しました。
マクロビの料理は、後日ご紹介いたします。
私の住んでいる池袋の地区社協で、秋の紅葉の美しい「白林荘」に見学に行きました。
「白林荘」は、犬養木堂の別荘。同じ富士見町内に住んでいても、地元の皆さんが結構知らない事にびっくり!
「白林荘」は、富士見高原をこよなく愛した犬養木堂が、余生を過ごすために建てた別荘だそうです。
1万坪以上の庭はしっとりと落ち着いた雰囲気で、最高に美しい紅葉を楽しめます。
見学には予約が必要なのですが、お薦めです。

「白林荘」
地区社協の役員と、高齢者20人ほどで見学させてもらいました。
ほとんどの方が初めてだそうです。
町内に、こんなにいいところがあるのに・・・・

紅葉と並んで、やまゆりも美しいことで有名だそうです。
「今度はゆりを見に来ましょうね!」と、皆さんとお約束。

「こう言う機会じゃないと、なかなか出かけてくれない。本当に良かった」と言っていただきました。
企画した役員としてもうれしい限りです。 ^^
確かに・・・私自身も「白林荘」は聞いてはいましたが、実際に訪れたのは始めて。
個人的に予約して見学に来る・・・よっぽどのことがないと出来ないですね。
富士見町の中には、こうして地元の人があまり知らないお宝が結構あるんじゃないのかな・・・?

「白林荘」を見学後は、今度は「紅林荘」の見学に。こちらは特別養護老人施設です。
同じ富士見町にあっても、実際こうした施設を見学することってありません。
見学している皆さん、「ほぉ~」「へぇ~」の連続でした。 ^^;

施設見学の後は、社会福祉協議会のある「ふれあいセンター」で昼食。
本日も地元の元気なおばちゃんたち手作りの「母ちゃんの味」にお弁当をお願いしました。
昼食後、富士見町の高齢者サービスについて、職員にお願いしてちょっとお勉強。
福祉サービスもいろいろあってなかなか分かりにくい!
富士見町の中にそんな施設があって、どんなサービスを受けられるのか知っておく必要がありますよね。
質問の中に
「うちのおじいさんは90歳を越すけれど、元気で自分で何でも出来る。でも、そうは言ってもお風呂や廊下に手すりくらいつけたい。それには補助はつかないのか?」
と言うものがありました。
確かに!!!
元気なお年寄りが受けられるサービスってない。
介護保険だってしっかり払っているのに・・・なんだか不公平。
お年寄りに元気で暮らしてもらうことが最大の目的なんだから「転ばぬ先の杖」があってもいいはずだ。
この例については、確かに制度的には何も支援は受けられない。でも・・・
「お年がお年なので、相談していただければ要介護になるかも知れません。相談に来てください」との事でした。
実際、当事者じゃないと気がつかないことってとっても多い。
「そんな時は、どんどん役場に『こんな事はどうなっているんだ!?』って聞いてください」
と、皆さんにお願いした。

当日の資料「富士見町で利用できる」です。
富士見町の施設、サービス内容・料金(ちょっと字が小さすぎ!!!)が整理されています。

当日、お昼に食べたお弁当の容器。
リサイクルに出そうと持ち帰って洗いました。
いつも、ここで考えてしまう・・・
水を使って洗って干して・・・
燃料を使って埼玉まで運んでリサイクル。
疑問を感じつつも、燃やすごみとして出すわけには行かない。
やっぱり、地域の中でリサイクルできればそれに越したことはない・・・
茅野の新星劇場で6月24日に富士見町の小中学生は無料、富士見町民は1千円と言う上映企画がありました。
「不都合な真実」をなるべく多くの人、とりわけ子供たちに観て欲しいとの企画でした。
ご存知の方も多いと思いますが、「不都合な真実」は、元アメリカ副大統領・アル・ゴアの主演作品です。
評判を聞いてどうしても観たいと、今年の2月に環境省に要望書を提出に行ったときに、みんなで観てきました。
過去からのデーターの積み重ねや、現在との写真の対比で、どれだけ温暖化が進んでいるのか衝撃的な映像の連続です。
アル・ゴアの人生を織り交ぜながら、世界中を講演をして回っている姿に感銘を受けました。
映画の最後の、一人ひとりできる努力をしよう!と言う呼びかけには胸が熱くなりました。
でも、その後、この映画に対してもいろいろな見方や批判もあると知りました。
その事が気持ちのどこかに引っかかっていて、もう一度観て確認したいと思っていました。
丁度、夏休みで子供たちも帰ってきているので、家族で観に出かけました。
データーの積み重ねや写真の対比は、事実に基づいたものです。
それをどう分析するかは、いろいろな見方があるでしょう。
たとえば先日も触れたように、バイオエネルギーを作るために、そのエネルギーを得るよりもはるかに多くのエネルギーを使ったり、自然を破壊するようでは本末転倒です。
でも、ゴアが代替エネルギーを進めている訳でもありません。
もう一度観て、確かに批判もありうるだろうと思いました。
でも、何をしても批判はつき物です。
ある、ひとつの考え方にのめりこんでしまうのも、危険だと思います。
この映画を見た人たちが、危機感を持ち少しでも環境に関心を持つ事ができたらな、それだけでいいのではないかと思いました。
私たちが観に行った日に、丁度、原村の農業実践大学校の生徒さんたちが来ていました。
校長先生が、2日間に分けてバスに子供たちを分乗して連れて来ていたそうです。
映画の途中で、軽やかないびきも聞こえてきました。 ^^;
でも、一部でも何か心に残ればいいよね!
上映会を企画した友人と、上映会のチラシを作り、富士見町の小中高校を回ってお願いをして回りました。
対応してくださった先生方は、皆さん「これからは大切な問題です」とおっしゃってくださいました。
でも、今の子供たちは部活やなにやら結構忙しい!
いつも思うのですが、企画して子供たちを連れてくるよりも、子供たちの教育現場に出かけて行った方がはるかに効率がいい。
命の問題・農業の事・環境問題・・・何でも子供たちの教育が最大の近道、と思います。
でも、その教育現場に入って行くことはなかなか難しい。
実践大学の校長先生のように、現場の先生がいかにアンテナを高く、興味を持ってくれるかと言うことがとっても大切なことです。
蛇足ですが、茅野の新星劇場では毎年原村の自然文化園で、大空の空の下で夜の映画上映会を開いていました。
都会では、絶対に体験できないので、我が家に客が来るとよく誘って連れて行きました。
ところが、今年はその映画上映会を取り止めにするそうです。
年々、夕立が多くなり、上映してもお客さんが来ないそうです。
私たち家族も、一度上映中にものすごい夕立に会い、残念ながら途中で帰っ来たことがありました。
こんな事も、温暖化の影響でしょうか?
残念ですね。
諏訪地域輝く農村女性夏期が研修会が茅野市の青年自然の家で開催されました。
講演は諏訪理科大学教授 篠原菊紀先生の 「惚けない脳をつくる」 ~脳トレのねらいと農家の営みのすばらしさ~
篠原先生の講演は、楽しくってぞっこん笑ってしまいました。
最初は「若葉の香り」の話から
篠原教授とある事業者との行動研究によると、若者の中には「若葉の香り」の嫌いな人が結構いるそうです。
まだ、研究途中で確定ではないそうですが、子供のころに若葉の香りをかぐような体験をしていない人に嫌いな人が多いそうです。
育つ環境ってやっぱり大切ですね。
脳は年と共に衰えるのではなく、よくなるんだと言う事です。
知恵・知識・経験の総量は、年とともに増えていく。脳はメモリーマシン
ただ、引き出す力などが衰えてくる。
その後は前頭葉の話
前頭葉は人になってから大きく発達した場所
その働きは、考える・我慢する・人の気持ちを感じ取る・自分の意思を決めるなど、知・情・意の中枢。
脳を活性化させるための機能テストや前頭葉を鍛えるための脳トレーニング方法など
講演中笑いが絶えず、時間があっという間でした。
脳を鍛えるための簡単なトレーニング
後出しじゃんけんでも最初は勝つ、次には負ける。一人でも左手でグー・チョキ・パーで右手は勝つ・・・などなど
どこでもできるトレーニングを教えていただきました。
でも、前頭葉を鍛える基礎は、ウオーキング・創造的な手仕事・会話・食事だそうで、ちょっとびっくり。
だから、同時にいくつかの事をこなす家事作業や、外での農作業はとてもいい脳トレになるのだそうです。
人の名前が出てこなかったり、棚の前で何をとるのか忘れてしまったり・・・
「あるある・・・」とうなずくような話の連続でした。
中高年の脳トレの基礎は、「食事に気を使い、運動をして人と話し社会に関わって脳を鍛える」
農家の営みのすばらしさは、脳トレにもあったんですね!
みんなで、前頭葉を鍛えているところです。
講演の後は雨天のために体育館でオリエンテーリング。グループに分かれて問題を解いて回りました。
各地域から、問題を1点提出。諏訪の時の博物館・茅野市の縄文のビーナス、岡谷からは蚕についての出題。
これが結構難しかった!
それに、篠原先生からの「脳トレ問題」が加わり、みんな真剣。頭を寄せ合って考えました。「ああ・・・今、前頭葉鍛えてる」と思いながら・・・
最後に、出題された問題の答え合わせと解説を、茅野市青年自然の森の野沢先生がしてくださいました。
この研修の狙い
「諏訪盆地の自然や歴史を学び、っこの風土で長く受け継がれてきた特色ある地域の文化を次世代に伝える意義を再確認し、脳を基盤とした暮らしの大切さとその技を地域へ伝授できるようリーダーの育成を図るための研修」
豊かな自然の中で、とても楽しい研修会でした。
郵政民営化の議論の時に、確か「民営化になってもサービスは落としません」と言っていたような気がする・・・
でも、気がついてみたら、私たちの知らないうちにあっという間に近くの郵便局の仕事が縮小されていく・・・
昨年の10月に、私の住む境地区にある境郵便局から、郵便の収集・配達の業務が富士見郵便局に移った。
それで、初めてどれだけ私たちが「身近な郵便局の、配慮や好意によるサービス」を受けていたのか知った。
たとえば、不在通知が入っていても、連絡しなくても早ければその日の夜にでも配達されていた。
それが当たり前、と思っていたら、富士見郵便局に業務が移ってから不在配達通知を忘れていたら「明日までに連絡がなかったら、送り返す」と言う通知がやって来て慌ててしまった。
身近な郵便職員は、地域のことを一番良く知っている人でもあった。
どこのお宅のお年寄りが一人暮らしか、あるいは、町の中の人の流れも知っていた。
お隣の原村では郵便職員がホームヘルパーの資格を取って安否確認をしている、と言う話しも以前聞いたことがある。
当然、そんな時間も余裕もなくなってしまう。
しかも、先日富士見郵便局に行って聞いたところ、5月7日からは、その収集業務が、更に茅野に移るという・・・
わたしは、たまたま郵便局に行って知ったが、ほとんどの住民はこんな事実も知らない。
境の人が境のポストに境地区の人に郵便を送ったとしても、一度茅野市の郵便局まで行って、仕分けされてから境に配達されると言うことだ。
遠い郵便局に集めて仕分けして、ガソリンを使って車で何往復もして配達する。
本当にどっちが合理的なんだろうか・・・
業務もしっかり分けられるので、今までのように郵便配達をしながら保険の集金等もできなくなる。
土・日の時間外も、もう茅野市まで行かないと受け付けてもらえない。
でも、地方の郵便局の利用者のほとんどはお年寄りだ。
そりゃ・・そうだろう・・・
民営化の目的は、郵便貯金や簡易保険だったとしても、それでも「地方の郵便局がなくなったりしない」などと言って欲しくなかった・・・
今、境の郵便局の残っている金融部門も、利用者が少ないとそのうちになくなってしまうのだろう・・・
地方の郵便局がなくなったら、今まで担っていた日本中どこでも同じサービスと言う「公共性」はどこが補うのだろうか・・・
みんな効率よく、畑を捨てて都市部に住めとでも言うのだろうか・・・
2月3日に松本市役所で「第3回 長野県中信地区 ごみ減らし討論会」が開催されました。
これは、「中信地区のごみに関心のある住民、事業者、行政など、いろいろなみなさんと意見交換をしながら具体的にごみを減らす方法を考えよう」と言うものです。
当日は富士見町女性団体連絡会 主催の「富士見女性懇談会」もあり、そちらが終わってからの途中参加でした。
最初に、全体会として「環境都市飯田に学ぶ ~住民、事業者、行政が共に取り組む地域づくり」← これは、映像上映
その後、パネルディスカッションと討論
次に分科会として
①紙ごみ「紙はどのようにリサイクルされるのだろう?」
②レジ袋、減らしてみたら どうなるの?」
③生ゴミ「生ゴミ一人一日 164グラム! 処理のいろいろ」
私は、分科会の途中から参加したのですが、どの分科会も興味があり、梯子をしてとにかく資料だけはゲットしてきました。
①の紙ごみの分科会では、以前私たちがお話を伺いに行った塩尻市の事例発表もありました。
富士見町の「その他の紙」の分別に関しては、「分別できるのに、周知徹底が足りずに知らない町民が多すぎる」と、私もわいわいエコクラブでチラシを作ったりしています。
富士見町の共同作業所「赤とんぼ」では、紙類の収集として、牛乳パックとチラシ・広告やカタログなどのツルツルした紙を回収しています。
この事は以前もお知らせしていてしつこくて申し訳なありません。
でも、ぜひ皆さんにご協力を頂きたいのでまた書きます。
赤とんぼでは、収集した紙を整理して専用の紙紐で5kgづつ縛り、その後、富士市の製紙業者が回収します。
また、共同作業所の仕事おこしを目的として立ち上がったNPO「セルプ」を通じて、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの販売もしています。
売り上げの一部が皆さんの手元に入るという仕組みです。
これらの仕事が、共同作業所で働くみなさんの賃金の一部となります。(他にも薪作り、ハーブ、鉢植えの販売などなど・・・もやっています)
赤とんぼで束ねられた資源は富士市の製紙業者で、トイレットペーパーとして再生されます。
諏訪市ではこの仕組みから、諏訪の紙で諏訪のトイレットペーパーを作る仕組みを確立しているそうです。(民間で)
また、分科会の発表では、松本市と波田町では、紙類の資源回収を、行政と福祉施設が協働で行っているとの事でした。
雑誌などのノリが再資源化する時に有害で、質を落としてしまうのだそうです。
そこで、松本市などでは福祉施設で雑誌の表紙を取り、ばらして紙の付加価値を高めています。
富士見町では、その基盤となる物がすでにあります。
赤とんぼでは、牛乳パックとチラシなどの紙を回収していますし、仕事起こしとしてトイレットペーパーの販売もしています。
富士見町で回収した紙で、富士見町のトイレットペーパーを「赤とんぼ」を拠点として作る事が可能です。
私たちが出した紙類を、共同作業所の「赤とんぼ」で、整理・梱包をして、資源物としての質を高めて業者に売り、収益を得る。
それ、プラス、私たちの富士見町独自のトイレットペーパーを作るなんて、とっても楽しいじゃないですか?
リサイクルする意欲にもつながりますよね!?
この仕組み、ぜひ、実現したいと思っています。
その時は、皆さんも、ご協力お願いいたします。 m(_ _)m

「ゴミ減らし討論会」の会場に展示されていた、松本市のリサイクル。
私たちが「生活展」で展示したものより、きれいに整理されていました。 ^^;
分かりやすいですよね?


最後の全体会
中信地区では、こんな事もやっていたんですね! びっくり、感激!
住民も行政も事業者も一緒になって、こうした機会を持つこと自体が、本当にすばらしいとおもいました。
生ゴミの堆肥化についても、いろいろな方法が提案されていました。
レジ袋についても、先進事例の話など・・・
また、機会を見て随時、書いていきたいと思います。
川田龍平さんが 参院選に出馬する事を正式に表明しました。
1月12日は龍平さんの誕生日でもあり、「チーム龍平」の発足式がありました。
龍平さんとは、2年ほど前に母親の悦子さんがご近所に引っ越されてきた事がきっかけでお付き合いをしています。
当時「薬害エイズ裁判原告」として、まだ幼さの残る青年が実名公表をして、国と戦っていた事は、ニュースを通して知っていました。
あの当時の日本で、実名公表して国を相手に戦うと言うことがどんなに大変で困難な事か、私たちの想像を遥かに超えるものだったと思います。
青年も、私が出会った時には幼さがすっかり抜け、松本大学の非常勤講師となっていました。

普段はとっても穏やかでやさしい青年です。素敵な笑顔ですね!
その龍平さんが、参議院選挙に東京選挙区から無所属で立候補すると言う。
今までの生きてきた過程を考えれば、それはごく当たり前のような気がします。
でも、彼の生き方から、その道の困難さゆえ、母親の悦子さんと親しい事もあり、つい母親の立場になって見てしまいます。
彼は、現在でも毎日欠かさず薬を飲み続けています。体調の思わしくない日もあるようです。
とにかく、こま鼠のように動き回り活動をしている彼を見ると、身を削って生きているような気がしてならないのです。
死をいつも身近に感じ、自分の命を賭け戦ってきた人だからこそ、なおさら「今」を大切に人任せにはできないと言う差し迫った気持ちがあるのでしょう・・・
だから、今回の決意文も
「絶望ではなく、希望を」 ~あきらめないで生きたい~
その中で彼は次のように書いています。
「・・・一人ひとりが自分にできる事は何かを考え、行動する事で社会を変えることができます。その確信と行動が子どもたちにプレゼントできる「希望」なのです。・・・」
龍平さんが以前言っていたんですが、「留学していたドイツでは、若者が自然に政治に興味を持ち、積極的に参加している」そうです。
日本では、そう言った教育もなされていないので、若者に限らず政治を身近に感じるにはなかなか難しい環境です。
でも、龍平さんのように強い志を持った若者が立候補しようと言うのは、日本にとっても貴重な事だと思います。
彼が出馬を決めたのは、東京選挙区なので私には残念ながら一票がありません。
でも、龍平さんのような人を政治に送り出そうという動きが、全国に広がれば大変な力になります。
我が家は総力を上げて、彼の出馬を応援したいと思っています。
東京に知り合いのいらっしゃる方は、特によろしくお願いします。

「31歳の誕生日、おめでとう」
母親としては、複雑な心境・・・ですよね。
渋谷で行われた発足の会に、富士見や原から車2台に便乗して応援に出かけました。
狭い会場に200人を超える、老いも若きもが集い、龍平さんの交友の広さを実感しました。
こちらものぞいていて下さいね。龍平君の決意も載っています。
川田龍平を応援する会 HP → http://www.ryuheikawada.jp/
予防原則とは、環境と開発に関して
「人間の健康や環境に被害を及ぼすおそれのある行為について、因果関係が科学的に完全に立証されていなくても予防措置を講じるべきである」という原則のことです。
つまり、現在の日本では因果関係が証明されなければ使用が禁止にはならないけれど、その危険のあるものに関しては、できるだけ避ける努力をしましょう、と言う考え方です。
インターネットで調べたところによると
「1992年に発表された『環境と開発に関するリオ宣言 第15原則』の中で
『環境を守るために各国はその能力に応じて予防的アプローチを広く採用する。重大なあるいは回復不能な損害の脅威がある場合、十分な科学的根拠がないことを理由に費用効果の高い環境悪化防止策が先延ばしにされてはならない』」
と、謳われたそうです。
それ以降、さまざまな条例や協定に入れられるようにり、
「身の回りの化学物質はもちろん、遺伝子組み換え作物やクローン牛などリスクが科学的に解明されていない新技術、鳥インフルエンザ、SARSなどの感染症、BSE、さらには電磁界や放射線まで、予防原則を適用して対策を探ることができる。」
とあります。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/precautionary/precautionary_master.html
「予防原則」については、以前携帯電話の電磁波の話のときに触れました。
ここで又どうして「予防原則」の話が出てくるのかと言うと、しつこく灰溶融施設に関連してきます。
1例として、灰溶融してできる「スラグ」
これは高温で溶かすために、ダイオキシンも分解され、危険な重金属類なども閉じ込められて安全な物だと言うことです。
でも、炉の中の全体が常に1000度以上を保つのは大変な技術だそうです。
「炉内のある場所は1300度を超えているかもしれないが、ある場所では800度を下回わる可能性もあるのではないのか。」
「そんな高温で物質がどんな科学変化を起こすのかは想像できない」と言っている専門家もいます。
しかも今年の7月に、スラグがJIS化されたのですが、これがまた私たちの不安を煽り立てます。
たとえば、このスラグが路盤材やコンクリートの材料として使われた時に、長い間の環境の変化に本当に耐えられるのでしょうか?
夏のアスファルトの暑さ、冬は凍結を繰り返し、塩害や酸性雨、紫外線・・・
10年、20年・・・私たちの子供や孫の代になっても、絶対に安全だと言い切れるのでしょうか。
ところが、このJISの溶出試験ではそれらの事についての検査がないのです。
国の定めた溶出試験の方法は、「土壌汚染対策法」に基ずくものです。
具体的には、大まかに言って
試験室の温度及び水温は20℃(+-5)
PH5.8~6.3
振とう幅4~5cm 毎分約200回で2~6時間振とう。
酸性雨は一般にPH5.6以下とされています。
実際に広島県保健環境センターが行った実験では、PHが5以下になるとそれに比例して鉛が溶出しています。
又、JIS化の規格の中で検査される物質の中にダイオキシンは含まれていません。
大月都留広域事務組合の灰溶融炉施設では、去年1年で稼働したのは21日間だけ。対象となる焼却灰の10%しか処理できなかった。
と言うニュースが流れました。
そのニュースを聞いて 「やっぱり・・・当然ありうる事」と思うと同時に
これからは、国が 「公共事業の〇%はスラグを使いなさい」と、規制してくるだろうと、そちらの方が恐ろしい事だと思いました。
歴史が繰り返して来たように、現在の科学が絶対ではありません。歴史によって覆される事などいくつもあります。
現在の科学でさえ 「絶対に安全」 と証明されない物が、これから全国にばら撒かれて行く事になるのです。
しかも将来問題が起こった時に(たとえば、アスベストのように・・・)どこのスラグがどこの工事に使われたのか、分かるのでしょうか?
経済産業省に電話で問い合わせたところ、
「800度以上で溶かすので、ダイオキシンが含まれる事は想定していない」
「酸性雨に関しては、審議の過程でそのような意見もあったが、今回JIS化されるものは埋め戻しとして、地面の表面に接する物ではないので、その説明で納得していただいた」
「紫外線については、今後考えなければいけないようなら検討する」
と言うような返事でした。
「今後、公共事業の〇%は使うように、と規制してくるのでしょうか?」
との質問の答えは
「そうなるでしょう」
「でも、万が一将来溶出される危険があり、心配している私たちはなにができるのでしょうか」
と聞くと、
「環境省に言ってくれ」
との事でした。
以前HPで書いた排出ガスの基準に関しても同じことです。
http://www.angelchiyoko.net/mt/archives/000332.html
そもそも国や、地方自治体とは一体何のためにあるのでしょうか・・・
私はこの答えが見出せないでいます。
同じ地域に住んでいる人間でさえ、役場に勤めてしまうとなぜか「あちらの人間」になってしまう。
(議員でも同じかもしれませんが・・・)
なぜ、行政と住民とが対立してしまわなければいけないのでしょうか?
利益や目的は同じところにあるはずなのに・・・
この地球上に生きるものの共通の一番の目的は「子孫を残す事」だと思っていました。
でも、私たち人類はその基本的な本能までも失ってしまったのでしょうか。
「予防原則」
欧州ではすでに確立されているこの考え方が、なぜ日本では浸透されないのでしょうか。
その為に、私たちに一体なにができるのでしょうか・・・
「国を変える」
「自治体の政策にNO!と言う」事は本当にしんどい。
でも、今私たちの前に立ちはだかってるこの「灰溶融炉建設」と言う問題に対して、自分たちのできる事を一つ一つやっていくしかないと思っています。
同じ志を持った仲間が一人でも多くなる事を目指して・・・
「地球村」の高木さんの講演会があると、友達からのお誘いで、アルプス市まで出かけていきました。
お恥ずかしい話ですが、泣きすぎて頭が痛くなりました。 ^^;
当日、高木さんは3日前にお父様のご葬儀があったばかりとの事
高木さんの講演は初めてだったのですが、ひょっとするといつもの講演とは少し雰囲気が違うのかな・・・と言う気がしました。
常に権力と戦ってこられたと言うお父様への想いや、いろんなものに対する怒りなどが、お話の中で強く感じられました。
お父様は医者として、問題が浮上する何十年も前から、アスベストに対する危険性を指摘なさっていたようです。
でも、それはおきな力に阻まれ、どんなお気持ちで過ごされていたのでしょうか・・・
アスベストの問題も日本を除く先進国では’70年代には使用禁止となっています。
日本では専門化が「危ない」と警告してから国が動くまでに、50年かかる。危険だから法制化しよう、と言う動きを行政がストップする。
なんともやりきれない国です。
高木さんの話は、そんなたくさんの矛盾についてから始まりました。
・ふるさとを破壊する事でふるさとが潤っている。たこが自分の足を食べるのと同じこと
・05’07’17の毎日新聞で「胸部X線」に対する疑問を投げかける記事が掲載された。→ 厚生省も有効性に疑問
でも、日本では、法によって義務付けられている。
・各国のごみの焼却所(04)OECDの調査によると
アメリカ 300
イギリス 50
ドイツ 200
日本 1715
*なぜ、圧倒的に多いのか。→ 1人あたり出すごみの量が10倍違う。焼却ごみが多い。
*どうすればいいのか。
①企業の製造責任 (作らない・売らない)
②市民のごみの有料化(買わない・持ち帰らない)
③デポジット制度 (預かり金制度)
・塩化ビニールの卵パックを家庭焼却炉で燃やすと、東京ドームの2倍に汚染が広がる。
・強者にはNOと言わないとYESと言う事。 弱者にはYESと言わないとNOと言う事。
・グリーンコンシューマが圧倒的に少ない。 ヨーロッパでは70%。日本では1%
*「グリンコンシューマ」とは・・・?
環境意識の高い人。
大切なのは関心を持つ事。
できる事から始める事
自分が変われば回りも変わる。
・市民が求める事によって行政は変わる。
・自然から遠ざかることが「進歩」である。
・ヨーロッパの一部での動き。公共道路への車の乗り入れの規制。
・今までに世界中の森の7割が消えたと言われている。50年後にはアマゾンが消える。
・普通の日本人は1年間に10本の木を切っていることになる。(10cm角の10mの木)
・金持ちは不道徳。修理した物より、新しい物のほうがいい。あらゆることが無駄。
・日本の割り箸。輸入材が97% うち中国が99% これは1年で木造住宅が2万軒相当
・「みんさんは、うちで賞味期限の新しいものと古い物とどちらを先に使いますか?」
「古いものからですよね。では、スーパーで買い物をする時に、新しいものと古いものとどちらを買われますか?」
「新しいものですよね?矛盾していませんか?賞味期限の切れたものは捨てられてしまうんですよ。もったいないじゃないですか」
★この、「賞味期限」についての同じ話を、先日の上勝の笠松町長もなさっていました。
賞味期限ぎりぎりの「半額」があればそっちを買いますけど、そうじゃなければ当然のように新し物を買いますよね。
そうやって、私たちは意識せずに「ごみ」を増やしているんですね。
デポジットの考え方も、笠松町長のおっしゃった「資源リサイクル法」と、同じ考え方です。
やっぱり、一番早い解決方法ですよね。
・地球村の理念は「非対立」 ~ 地球村のホームページから ~
「地球環境の現状は一般に知られているよりはるかに深刻です。
飢餓、貧困、戦争、環境破壊などは、多くの場合、無知、無関心、無責任によって、また現状の大量消費、経済優先によって引き起こされています。
その解決には、まず多くの人が事実を知ることだと思います。
そして何をすればいいかを理解し実際に行動することです。そしてより多くの人に広く知らせて協力(ネットワーク)することです。
でもそれは従来型の『抗議、要求、戦い、主義主張』では、実現は困難です。 なぜなら、それぞれの利害が対立するから解決できないのです。
そこで、まず働きかける方が、相手の利害を理解し、対立しない姿勢で、つまり「非対立」の姿勢で解決について話し合うことが必要です。
対立とは何か。
対立とは『自分が正しい!相手が間違っている!』と思う気持ちです。その気持ちがあれば、うまくいきません。
真の問題解決には、『みんなにとって、どうすればいいでしょうか』という気持ちが大切です。」
★高木さんはパナソニックに技術者として勤めていらっしゃる時に、フロンガスが地球温暖化に大きな影響を与えていることを知り、社長室に直談判にいかれたそうです。
その時の姿勢も 「非対立」
まずは相手の側の立場にうんと立って話を聞くことが大切。
「正義を振りかざしたら負け」だそうです。
う~ん・・・・・
耳が痛い! でも、真実を付いていると思う・・・
そして、本当に身近な自分たちのできる事から始めよう!
・車をやめて公共交通や自転車、徒歩にしよう。
・外食や飽食をやめて、1ヶ月に一回でも1日1食のアフリカデーを持とう。
・電化製品の主電源でスイッチのON/OFFで10%の節電ができる
・お酒やコーヒーを半分に
・お風呂を2日に1度に 等など・・・
全部すぐにやろうなんて思おうと大変だけど、常に心がけていて、できる事からみんなが始めれば、確かに私たちの暮らし、そのものが変わっていきますよね。
こうした事って、聞いた直後はものすごく反省して心がけるようになるんだけど、人間ってすぐに忘れて戻ってしまう。
こんな同じ思いを持った仲間を作って、時々語り合うのも大事かな・・・と思いました。
関心のある方は、ぜひ「地球村」のHPをのぞいて下さい。
そして、日本でも一人でも多くのグリーンコンシューマを増やして、「資源リサイクル法」を作りたいですね! \(^o^)/!!
http://www.chikyumura.org/
大町市のモンキードックの取り組みを見学に行ってきました。
まず、役場に行って、担当の職員の方にお話を伺いきました。
大町市では、サルの被害対策に向けて大きく4つの事業があります
1.防止柵設置事業
①電気柵設置補助
電気柵設置に要する費用(人件費を除く)の1/2以内で、1世帯あたり20何円を限度。
②電気柵以外の防除柵の設置に要する費用(人件費を除く)の1/3以内で、1世帯につき5万円を上限として補助
→これは主に猿落君(えんらくくん)と言う、奈良県果樹振興センター鳥獣害対策チームで開発された物です。
奈良県果樹振興センターは、「鳥獣害の対策」では有名なところです。
参考にHPのアドレス
http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/fruit/html/research.html
大町市では、富士見町のように町を囲うと言う方法ではなく、個人のお宅で自分の畑を守るための柵に補助を出しているんですね。
でも、毎年冬に撤去しないといけないので、手間はかかるそうです。
2.テレメーターを利用した猿の追い払い
大町ではサルの群れは9郡。H17年度では600頭ほどいると思われています。
その群れの中の一頭ずつを捕獲して、発信機を取り付けています。(4歳以上のメス)
臨時職員を雇用して、車で監視、及び追い払いをしています。
また、サルの被害の多い集落には受信機を貸し出して、監視に役立てています。

又、ロケット花火を安全に飛ばす道具を奈良県のものを改良して、職員が作り年間120本ほど配布しているそうです。
1本もらってきたので、富士見町の役場の担当に持って行きました。
3.捕獲による被害防止
猟友会により、檻、及び銃器による捕獲(H17年度実績 214頭
4.モンキードッグ事業
モンキードックは、9群ある中の1地区のみで実施。
H17年どは3頭を訓練。
訓練内容は
①人に危害を加えない
②サルを見たら追い払いをする
③追い払いを終了したら戻ってくる。
訓練費用は1頭1ヶ月5万円 ×3頭分
万が一追い払いの時に第3車者へ被害を与えた場合への対応に
損害賠償保険 1頭 2,000円
モンキードックを飼育しているお宅にお邪魔しました。

昨年訓練を受けた3頭のうち、現在活躍中は、残念ながらこのクロちゃん1頭。
1頭は川で事故にあい死亡。もう1頭も入院中だそうです。
モンキードッグ事業を取り入れているこの地区は、すぐ後ろに山を抱えています。
クロちゃんは普段、外でつながれて飼われています。
サルの加配を感じるとクロちゃんが反応するので、放してサルを追わせます。
追い払いが終わるとクロは自分で帰ってきます。当初は心配で探しに行ったりもしたそうです。
写真の後ろにあるのが畑。以前は奥さんが畑で仕事をしていると山際でサルが見ていて、家の中に入るのを待っていて、畑を荒らしたそうです。
でも、クロを飼うようになってからは被害は無いとの事です。
また、クロのいる1km範囲内はサルの被害は無いとの事でした。
問題点としては、
・被害地区に住んでいる飼犬を訓練するために、犬の選定が難しい
・山の中に入るので、ダニなどの害虫対策が必要
・犬が嫌いな人もいるので、普通の飼い犬との区別をつける必要がある。
・飼い主がいないと、解放す事ができない。
・サルが木に登ってしまうと犬のみでの対応はできない
・犬のいる近くではサルの出没が減るが、離れたところでは効果が期待できない。
今後は、犬のいる場所の「点」を頭数を増やす事によって「線」にして行きたいとの事です。
そのために11月から7頭を募集して訓練する予定だそうです。
現在入院中のモンキードックのすんでいる地区でも、犬の姿が見えなくなってから2週間くらいでサルの出没があったそうです。
犬がサルの出没に大きな抑止の役割を果たすことは間違いないようですが、いない地区での対応も考えなければいけませんね。
柵にしろ、駆除にしろ、「これで100%」のものはありません。
それらをうまく組み合わせる事によって、かなりの効果が得られるのではないでしょうか?
富士見町でも、昨年は秋からほとんど被害の報告が無く、冬に頭数制限をすれば効果があるのではないかと思われていましたが、今年も地区によっては、大変な被害がありました。
私は、我が家でも実際に犬で追ってみて効果があると確信しています。
http://www.angelchiyoko.net/mt/archives/000213.html
http://www.angelchiyoko.net/mt/archives/000223.html
http://www.angelchiyoko.net/mt/archives/000266.html
富士見の役場では、「事故なども考えると、費用対効果が低い」と言われました。
でも、根本的な原因を考えてると、とにかく出没したら追う事が基本だと思います。
昔のように、人と野生動物がきちんと住み分けができるようにするためには、犬の力も必要不可欠だと思います。
出没の多い地区で、訓練された犬がいればサルはそこを避けます。
つまり、サルの安心できる環境をどれだけ減らせるかと言う事ではないでしょうか?
お年寄りがサルを見かけても、なかなか追い払うことはできません。
「もう、畑はあきらめた」と言わせないために、どんな取り組みをすべきなのでしょうか?
同時に犬を正しく飼う事によって、どれだけの癒し効果が、また子供には教育になるか、計り知れない物があります。
そう言った事も含めて考えると、なんとかこのモンキードック事業が富士見町でも実現したいものです。
5月の上旬に境保育園・保護者の友達から
「携帯の電柱を建てる工事のために、通園路の通行止めのお知らせが来たけど、突然何の説明もなく!?おかしくない?」と連絡をもらいました。
保育園を通じて手紙が来たのは金曜日で、次の週の水曜日からの通行止めの知らせでした。
今、携帯電話の電波塔が、こうやってものすごい勢いで建っていることを、皆さんご存知でしょうか?
この道路は境小学校の通学路にもなっているため、小学校に確認したところ、「聞いていない」との返事でした。
役場にも確認しましたが、通行止めの許可を取っていないとの事で(呆れた話です!)とりあえず水曜日からの工事はなくなりました。
工事のお知らせ以前に、鉄塔を立てる説明会をするべきだと役場に要望しましたが、「電柱を立てるたびに説明会を開いたりしません」との返事でした。
でも、世界的に電磁波の問題については議論されています。
日本国内でも住民と携帯電話会社間のトラブルが全国でも急増しています。(2005年3月で200件。市民団体電磁波問題市民研究会の調べ)
その事を業者側が知らないはずはなく、保護者からの要望もあり摩擦を起こさないためにも事前の説明会を開いて欲しいと、役場を通じて要望しました。
その週の土曜日の夜に境保育園の保護者を中心とした住民に説明会が開催されました。
大まかな内容は・・・
2006年 秋には番号を変えないで機種の変更ができる第3.5世代となる。
そのために急いでしまって、手順をきちんと踏まずに申し訳なかった、と言うようなことでした。
今後も2008年には 第3.9世代 スーパー3G となり、(速度がもっと速くなる)2010年 第4世代 を迎える、との事です。
何世代と言われても分からないのですが、世代が進むにつれどんどん電波を送る基地局が必要になると言うことです。
しかも、この基地局は、それぞれのメーカーによって必要になるので、そのうちに日本中、基地局だれけになってしまうんでしょうね。
その電波の届かない地域をなくすために、今回予定されている基地局はピンポイント、500~600メートルの範囲をカバーする物だそうです。
従って、富士見町の「環境審議会」の対象にもならず、どの規制にも掛かることなく建てられてしまう物だと言うことです。

説明会の時に提示された参考写真です。
注意して見ないと分かりませんよね。
「本当に安全なのか」の質問には
「総務省の定めた『電波防護指針』に基づいた基準の範囲内なので安全です。」
と繰り返しました。(最近どっかで聞いたばかりですね。どこも同じ答えです。)
実際に私も携帯は持っているし、困った事に携帯電話のない生活は今の時点では考えられません。
多くの人がその恩恵に預かっている事ですから「建てないで欲しい」とは言いにくい事です。
でも、私たち大人は自分の判断と責任で選択できるとしても、子供たちは違います。
成長過程にある子供たちにどんな影響があるのかは、未知の話です。
その小さな子供たちが日中の大半を過ごす保育園のわずか200mに中継塔を建てることが本当にいいことなのでしょうか?
お母さんたちからは
「素人で何も分からないから余計に怖い。子供は親が守るしかない。」
「何年も経って結果が出るようでは困る。」
「地図を見れば保育園がすぐそばにある事は分かるはず。小学生の通学路でもあって考えると心配で仕方ない」
と言う内容の意見がほとんどでした。
この境保育園の説明会では結局、基地局を通学路と境保育園から離す事を持ち帰って検討する事になりました。
その返答がつい最近ありました。
「・・・検討した結果、不感地帯の解消が第一条件となるため、如何しても基本エリアーを外す事ができない事から最大限努力して、現在の位置より東側に50m移動した場所しかないと判断いたしました・・・」
保護者のみなさんとの相談で、今回の基地局については、この案で承諾する事になりました。
インターネットで「電磁波 健康被害」と検索すると134,000件のヒットがあります。
電磁波が体に与える影響を調べているイギリスの専門機関紙は、2005年に「8歳未満は使わせないで」と、警告を出しています。
「3~7才の使用は「妥当でない」とし、8~14歳については、保護者の判断にゆだねるとしながらも、通話時間はできるだけ制限し、メールの使用をすすめています。
また、欧州の研究者 は「携帯の電磁波が体細胞に悪影響を及ぼし、DNAを傷つけることが示された」と 発表しています。
その他にも、
「携帯電話の使用と脳腫瘍との関係、携帯電話の電磁波が血圧に及ぼす影響、幼児期のガンと基地局との距離の関係など」
「電磁波過敏症」の科学的根拠などの検証が進められています。
実際に、頭痛や倦怠感などの症状で苦しみ、引越したと言う人の話も聞いています。
携帯電話はどんどん高い機能が盛り込まれるようになりました。
いろいろな機能を求めれば求めるほど、電波を送る基地局が必要になります。
その速度は、動画のやり取りも可能な第3世代携帯電話(3G)になり、一段と加速し続けています。
でも、私たちは本当に今以上の機能を求めているのでしょうか?
確かに、すでに手にしてしまった便利さを後退させることは難しいかもしれません。
でも、今以上の機能をメーカー側に与えられ、私たちは踊らされているのではないでしょうか?
日本ではなかなか取り入れられませんが、「予防原則」と言う考え方があります。
「予防原則」とは、「危険性が証明されるまでは安全と考える」のではなく、「深刻な影響があり得る場合は、科学的に不確実性が残っていても対策を取ろう」という考え方です。
ネットによると
『酸性雨、地球温暖化、オゾンホール、環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)にBSE(牛海綿状脳症)と、「後戻りができなくなるような危険」に直面した20世紀が残した貴重な教訓です。ミレニアムの2000年2月には、欧州連合(EU)委員会が「環境問題に関しては予防原則を基本とする」』との方針を決めているそうです。
最近日本で問題になっているアスベスト問題も、富士見・原・茅野市で問題になっている「灰溶融炉」の話も全く同じ事ですね。
国の基準が信用できないのは今までの歴史が証明しています。
お母さんの言うように、子供を守れるのは親しかいませんね。
今回の事で、「電磁波の影響」について皆さんが、ほとんど関心も情報もない事が良く分かりました。
わずかに「よく分からないけどなんだか心配」と、危機感を持っている人でも「私たちも携帯電話を使っているのだから仕方ない」と思っているようです。
でも、これからもどんどん携帯基地局は増えて行きます。
せめて、もう少しお母さんたちに関心を持って色々な知識を持っていて欲しいと感じました。
そして、何かあった時の判断材料として欲しいと思います。
これから、電磁波のことについても「勉強会」なり開きたいとお母さんたちと話し合っています。
2006年1月12日 の読売新聞 によると
「 送電線や家電製品などから放出される電磁波が健康に与える影響を調べている世界保健機関(WHO)は、電磁波対策の必要性や具体策を明記した「環境保健基準」の原案をまとめた。電磁波に関する初の本格的国際基準で、WHO本部は「今秋にも公表し、加盟各国に勧告する」としている。・・・科学的証明を待たず被害防止策を進める「予防原則」の考え方に立ち、対策先行への転換を促す。 」とあります。
世界は確実に「予防原則」に進んでいます。
2月11日に 環境科学・地質学がご専門で、現在 長野大学非常勤講師の関口鉄夫さんの講演会がありました。
「ごみ問題を考える」 ~最新の灰溶融炉って、なんだろう~
関口鉄夫さんは、1950年 長野県生まれ。信州大学教育学部地学科卒業、教職を経て民間企業に就職。運送会社でアルバイトをしながら河川や廃棄物問題の調査・研究。1995年 長野県廃棄物問題研究会を設立。また、1998年 若月俊一賞受賞なさっています。
「ごみ問題」についての講演ももちろん、大変に勉強になったのですが、それ以上に関口さんの人間性・生き方の惹かれてしまいました。
1998年に受賞された「若月賞」については、今回始めて知りました。
1992年に、元・厚生省医務局長大谷藤郎氏の提案により、佐久総合病院の名誉総長・若月俊一氏の永年にわたる地域医療での実践活動を記念して「若月賞」が制定されました。
全国の保健医療分野で「草の根」的に活動されている方を顕彰するために制定された賞で、毎年行われる「農村医学夏季大学講座」で表彰式が行われ、発表後には基調講演があります。そのときの受賞理由として
「長野県下の産業廃棄物問題にとりくみ、産廃問題に対応する行政のあり方に厳しい提言を行いながら、住民と一緒になって問題解決に努力された功績は大きい。・・・・ また、1995年『長野県廃棄物問題研究会』が発足すると、その調研究責任者となり、『まず、現場を見て歩き、地元の人の話を聞く」』ことを信条としてねばり強い活動を続けた。その足で蓄積したデータと地域密着型解析手法は全国的な注目を集め、高い評価を得ることとなった。との事です。
今回の講演会は講師紹介が長くて感動的でした。
「若月賞」受賞のときの講演からの引用でしたが、ぜひご紹介したいと思います。
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昨日、実は何を話そうかなと迷いました。そんな時に、ふと学生時代に読んで、非常に記憶に残った一冊の本を取り出しました。「村で病気とたたかう」という本でした。まさか、いまこうしてその本の著者の賞をいただくことになるとは夢にも思っていませんでした。 学生当時、あの本を読んで感じたことがひとつありました。それは「村で病気とたたかう」というタイトルにもかかわらず、病気とたたかう内容ではなかった。そこにあったのは、医療という実践を通して、未熟で不合理な社会と格闘する著者の姿でした。社会の在り方とたたかっていた。そこに気づいて、私もできればこういう生き方をしてみたい。そんな思いをずっと抱いていました。
(中略)
私は特別なことをしていたわけではありません。住民が廃棄物処理という公害の現場で頑張っている。それを少し専門的な面からお手伝いしただけのことなのです。だから、今回の受賞は、長野県内や全国でいろんな廃棄物の問題とたたかっている人たちの代わりにいただいたんだと思っています。
私が、廃棄物問題と取り組むようになったちょっとした理由があります。私は、かつて会社を経営していたことがあります。それがつぶれてしまったんです。家族とどうしたらいいか話合う余地もないほど借金に追い込まれた時期もありました。そのとき私は非常に弱かった。一週間ぐらい行方不明になってしまった。そう、現実から逃げてしまった。
(中略)
でも、死ぬこともできず帰っていった時、呆れて腹を立てているはずの家族は何も言わず、普通に迎えてくれました。その時、「自分の一番好きなことをやったら」というのが女房や父親の言葉でした。私は好きな地質学を生かしながら、環境問題を勉強してみようと思いました。ただ、何か希望をもっていなかったら生きていけないような気がしたから、そう思い込んだのかも知れません。
電気も水もない廃屋のようになった自分の工場で、トラックの深夜便の勤務が終わるとただひたすら本を読み続けました。日の出の遅い季節は、陽が上がるまで蝋燭をたてて読み続けました。はじめは、ただ他人に合いたくないという実にわがままで自分本位の理由でした。環境学というより、学生時代に読んだ哲学や科学論の本が主だったと思います。その中に「村で病気とたたかう」という本もありました。学生時代とは違って、一字一句が大脳の中に整然と入っていくように感じました。そんな時に、ふと「生まれ変わろう」と思ったことを鮮明に覚えています。
(中略)
そして、「河川調査のあいまに、地域住民の相談にのっていた廃棄物の問題を、本気でやってみよう」と決めました。それからは、本当に無我夢中で現場を歩いていました。時には車のハンドルを壊されたこともありましたが、しつこく業者を追い続けたりもしました。家族にも仕送りをしなければなりませんから、本当に貧乏な生活でした。ガソリンスタンドで五百円分だけ入れてもらったり、エコー(たばこ)を買うために半日部屋を掃除して、小銭を見つけていたのはこの頃です。そんな生活が三年近く続きました。
こんな惨憺たる生活の中で、「人間というのは、一度死んだってまた生きかえることができる。形を変えなくても自分の人生をやりなおせる」ということを痛切に感じました。私のような怠け者は、とことん落ちてみないと、本当に苦しい目にあって見ないとまともな人間にはなれないようです。
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詳しい《表彰理由》と《著書・意見書等》は以下のアドレスで。
http://www.valley.ne.jp/~sakuchp/gyouji/daigaku/Mr_Sekiguchi.htm
関口さんは、全国でごみの処分場に関わるさまざまな委員会や裁判などにも関わっていらっしゃいます。
★ ここ数年間にかかわった主な調査・委員会等
・上山田町環境と健康に関する影響についての学術調査団 事務局長 (平成11~13年 長野県上山田町)
・滋賀県栗東市 廃棄物処理施設調査委員会専門委員(平成13,14年 栗東市)
・沖縄県平良市 事故調査委員会委員長(平成14年 平良市)
・長野県 廃棄物処理施設検討委員会委員(平成14年~17年 長野県)
・長野県牟礼村 環境・健康調査委員会 (平成13年~16年 牟礼村)
・山梨県須玉町 処分場調査委員会専門委員(平成13年~15年須玉町)
・長野県 戦略アセスメント部会委員 (平成15年~17年 長野県)
・長野県北御牧村 環境調査委員会専門委員会座長 (平成15年 北御牧村)
・山梨県明野村 廃棄物問題検討委員会 専門委員 (平成15年 明野村)
★ 地域からの疫学調査委託 所沢市下富自治会、狭山市原自治会、神奈川県緑丘団地他
著作・共著など、
「ごみは田舎へ」(1998)、「田中県政への提言」(2001)、「県議ふしぎ発見」(2003)など
★ 調停・裁判等への関与
埼玉県所沢市焼却・破砕施設の操業停止に関する裁判、伊那市焼却施設の操業禁止に関する裁判、駒ヶ根市焼却施設の操業禁止に関する裁判、美麻村最終処分場の操業禁止に関する裁判、宮田村処分場の操業禁止に関する裁判、沖縄県平良市健康被害に関する損害賠償請求裁判、茨城県水戸市処分場の建設の禁止に関する裁判、徳島県阿波町焼却施設の操業禁止に関する裁判、千葉県海上町処分場の操業禁止に関する裁判、埼玉県所沢市の疫学調査に関する公金の違法支出に関する裁判、長野市破砕施設公害調停など
これだけでも、どれだけ精力的に活動なさっている方か、よく分かります。
今回の講演に当たっては、「現場を見ておきたい」と午後1:30からの講演のところ、午前中から富士見入りして、灰溶融炉建設予定地付近を見て回ってくださいました。
自称「イノブタ」猪突猛進、とにかくよく動く方でした。車を止めては歩いて見て回りました。ちょっと目を離すと、10mも先を歩いていました。一緒に歩いていて、なんて自分たちが無知であるかを思い知らされました。
午前中1時間半ほど一緒に歩いただけで、すでに私の頭は許容量を大きく上回り、整理のつかない状態に陥ってしまいました。
頭が麻痺状態で、メモをとる手がほとんど止まっていたのですが、そんな状態でしたが、心に残った 「関口語録」
・検討委員会のメンバーは現場を見ているのか。
・政策としてなぜ灰溶融炉が必要なのか。
・まず問題の灰溶融炉の原理的なことを知って、何が問題なのかをみんなで考え議論してほしい。
・バグフィルターは気化した重金属を通してしまう。通さないために目を細かくしたら目図まりして役に立たなくなってしまうだろう。
・ある自治体の例。スラグを1トン作るのに5万5千円かかる。そのスラグを1トン500円で業者に売った。しかし、その業者でも需要がなく、自治体の公共事業で、700円で行政が買うことになった。
・優良な材料があるのに、スラグを使わない。経済的な循環に乗らない。
・「使っている農家がいるから堆肥を作る」と言う考え方をしないといけない。
・プラスッチクは燃えにくくする・形を整える・劣化を防ぐために添加剤が重量比の5~40%入っている。
それが、常温でも揮発して薬物の能力がなくなるとプラスッチクは壊れる。常温のままでも、科学物質は発生している。
・ごみを減らすことに専念しよう。ごみ問題から開放されて無駄な税金を使わないですむようになる。
・スラブの安全性を確かめる実験を、中性の水でやっている。酸性雨の時はどうなのか。PH5.7を PH4にするだけでも値は随分、変わってしまう。
・谷沿いで起こる空気の低位逆転層の危険性。
・地域には地域の意思決定の仕組みがある。住民を信じた運動をすべきだ。
私が強烈に印象に残ったのは、いつも見慣れている胎児の写真でした。
私たち大人が受ける影響とは比べ物にならないほどの影響を,胎児は受けることになるのだと言う話です。
そのことについても、若月賞受賞の時の基調講演でおっしゃっていますので紹介します。
「人は受精によって命を宿します。しかし、受精を終えた細胞は決してヒトではありません。卵割を始めると同時に、その個体は、今まで地球上の生命がたどった命の歴史、つまり系統発生を繰り返すのです。そして、胎盤ができる直前の胚子の終わりごろ、ようやくヒトとしての形・機能をもち性の選択を終えます。このころは、母体が赤ちゃんの環境のすべてです。胎盤ができてようやく、ごく一部の物質について赤ちゃん自身の選択が可能になりますが、胎児だって母体がすべての環境であることに変わりはありません。
このような命の発生過程での化学物質の作用が、環境ホルモンやダイオキシン問題の深刻さの最大の原因と考えなければなりません。もちろん、これらの化学物質は誕生の後の成長の過程でもさまざまな作用を及ぼします。化学物質の問題は、DNAの損傷ということを考えれば、ヒトそのものの破壊と考えなければならないと思います。」
11月13日に吉田 太郎(よしだ たろう)さんの講演会がありました。
吉田さんは、現在長野県の農政部農政課で、自然と共生する農業や県の農政施策の調整を行っていらっしゃいます。
東京杉並生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科を中退後、東京都庁へ入庁。都職員をしながら、埼玉県秩父の山林を開墾。そこに山小屋を立て、週末は有機農業を営んでいらっしゃいました。
また、有給休暇を利用し、何度もキューバを訪問。
「有機農業が国を変えた」 「200万都市が有機農業で自給できるわけ」などの著作をお持ちです。
キューバの有機農業の第一人者です。
日本では、あまり知られていないキューバの話。すごい事をやってる! 本当に面白かったです。
話の導入は「緑の革命」からでした。
「緑の革命」。なんとなく言葉は耳にした事はあったのですが、ここでインターネットを活用して、まずはおさらい。
「緑の革命」とは、高収量品種の作物の導入や化学肥料の大量投入などによって、穀物の生産性を向上させ、大量増産を達成したこと。
高収量品種は在来種に比べてると、米粒の量は2倍ほど多いのだそうですが、その分大量の養分や水が必要になります。
そのために、大量の化学肥料や農薬、灌漑用水を使うようになりました。
この緑の革命以後の農業の弊害がその後、各国で問題になるのですね。
これから吉田さんのお話
・江戸時代の農業は100%投入すると250%の収益が上げられた。
現在の農業は 100%投入しても35パーセントの収益しか上げる事ができない。石油に浮かんだ農業である。
・スイスでは9割が環境保全型の農業。守ればお金を直接支払すると言う。
・インドネシアでコミニュティをベースに環境型の農業を進めた例。
田んぼに入って天敵はなにか、 害虫はなにか、をまずよく観察する。その結果、いつ農薬が本当に必要でまけばいいのかが自分で判断できる農家を作る。
→その結果、農薬の使用量を90パーセント削減する事ができた。
・古代の知恵に学ぶ例。 2500年ほど前のインカ帝国の、海抜4000mで行われていた「ワルワルス農法」。何列もの畝を作るようにして、高台と高台との間に水を引く場所を作る。すると水は夜でも4℃よりも下がらない。水の温かさで農地の温度を上げ、しかも洪水も避ける事も出来た方式。
この方式は、現在の農法でも敵わないそうです。古代人の知恵ってすごい!!!
・マダガスカルでのSRI農法
★一本で植える。
★水をぎりぎりにする。
★間隔をあける。
★幼い苗を植える
以前は、1ヘクタール当たり2トンしか収穫できなかったのに、このSRI農法で植えた田からは 14トンの収穫があったそうです。(この数字、ちょっとすごすぎません!?)
キューバの話
・革命前、キューバではサトウキビ・柑橘類・コーヒーなど換金作物を作って輸出、ソ連から小麦粉を輸入してパンを焼くような生活をしていた。
自給率は40%。化学肥料や農薬を大量に輸入して農業が成り立っていた。
・ソ連が崩壊して石油などが入ってこなくなる、その上にアメリカの経済封鎖で未曾有の経済危機を迎える。
その結果、外貨に頼らず、自然に付加を掛けない生活に変化して行った。(せざるを得なかった)
・石油が入らなくなり、トラクターが牛に変わった。
・外貨が外から入らないので、農業に雇用の場を作った。
例えば、ミミズを使って堆肥を作る。
害虫に忌避効果のあるニームの木を100何本単位で植える。
畑にフェロモンをしみこませたスポンジを置き害虫を集め、その虫をボウベリア菌で感染させ、死ぬまでに動き回る一週間ほどの間に他の虫にも感染させる。
サツマイモに被害を及ぼすアリモドキゾウ虫には、天敵の蟻の巣ごとサツマイモ畑に運んでしまう。
・山奥の学校でもソーラーパネルでパソコンが使える。学ぶ力を引き出す教育に力を入れている。「国の底力は教育」である。
★キューバってすごい事やってるんだ! 知らなかったです。
これだけ情報化社会が進んでいて、世界の隅で起こったことが瞬時に伝わる世の中なのに!?
物やお金がなかったら人間いろいろな努力をする。
そしてそう言った生活がこれからの人類が進むべき道だという事を、キューバで起こっていることは明確に伝えていると思いました。
あまり面白かったので、吉田さんの 「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」と言う著書を買って読んでます。
ソ連崩壊後のキューバ国内の混乱は大変なものだったようです。
でも、それをまさしくチャンスにしたんですね。
また、吉田さんの話にあったSRI農法。
たまたま長女が9月に一ヶ月間インドネシアで研修してきた農法でした。
これもすごく興味深い話です。
富士見町の多くは農村地域。富士見町の元気な農村女性たちと農業の活性化をじっくりと考えて行きたいです。
紅葉の季節を迎えて、富士見町を車で走っていると思わず「わぁ~。きれい」と息をのむ景色があちらこちらで見られます。
この美しい景観は富士見町の財産です。
私たち家族もこの景観に惹かれて、そしてこの環境の中で子育てがしたいと富士見町に移り住みました。
イギリス人の夫のジェルミが、「景観」についての熱い想いを語った文章がありますので、ご紹介します。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
特に自分の土地がその対象だと、「景観保護」と言う言葉を聞いて、拒否反応を起こす人が多いようだ。自分の土地が景観保護条例の対象になった場合、規制がかけられ、その分自由に使うことができなくなるのではないか、と心配する。売りたい場合も、用途が条例によって制限されていれば、売れる値段が違ってくるのでは、と。そうすると、「景観景観と言うけど、こっちは生活がかかっているんだから」と言ったりする。
一見言っていることに一理はある。もし住宅を建ててはいけないような規制なら、当然宅地として売れないので、その分買い手が付かないし、高い値段で売れない。しかしだからと言って景観保護を否定すると、逆に自分の財産の価値を減らすことになる場合が多い。なぜなら、ここ日本でも、美しい景観がお金になる時代になっているからだ。
定年退職を迎えようとしている東京の部長殿が、引退後に空気のうまいところで趣味のどぶろく作りに励むための土地を探しに、目当ての地域を訪れる。選択の条件としてまず第一に考えるのは見晴らしの良さ、目障りになるものの有無など、つまり景観だ。それもそうだ。多少妥協する方もいるかもしれないが、田舎に引っ越したい人のほとんどは美しい景色を眺めながら生活したいもので、そのためにかなり高いお金を払うだろ。自治体が住民と手を組んで、違和感のある建設を規制したり、景観に調和した建築物の建設を奨励したり、美しい景色を守って育てた地区では、地価が高くなり、財産としての価値が高い。逆にもともと美しい地区の景観を守ろうとせずに、何もかも許せば、財産価値は一夜のうちに激減する。
だから「景観景観と言うけど、こっちは生活がかかっているんだから」どころか、「財産がかかっているんだから、みんなで景観を守ろうよ」と言うことになる。景観は単なる贅沢や抽象的な要素ではなく、個人財産を大きく左右する非常に具体性のあるものになってきている。美しい景観は財産であり、実際に銀行に預けるような札束に換算できるものだ。だから自分の個人財産の価値を増やしたいと思っている人にとって、景観保護は敵ではなく、味方だ。みんなに、この事実になるべく早く気付いてほしいと思う。
「私権が絡んでいるから、規制をかけて景観を条例で守るのは難しい」と町長は以前に言ったことがあるが、景観が100万円単位の札束の価値がある時代、その景観を不適切な建造物で壊すと言うのは、まさに周囲の住民の私権を踏み潰す行為で、景観形成先進国、人権先進国では考えられないことだ。今の時代、景観を含めない私権の考え方はあまりにも短絡的で時代遅れと言わざるを得ない。
たとえば景観を守るための規制が何一つない美しい段々田んぼ地帯に建設業者が土地を買い、コンクリートのマンションを作ったとする。業者は私権を行使しているだけで、何の問題はない。しかしそのマンションがそこにできたため、都会の部長殿などはそっぽを向く。マンションの周りの住民は慣れ親しんだ景観を一夜のうちに失うだけではなく、土地の財産価値も落ちるという二重の損を被ることになる。
念のために言っておくが、マンションや工場などを否定しているわけではない。それぞれみんな、生活があることは分かっているつもりだし、マンションなども必要と言うことは言うまでもない。私が強調したいのは、景観作りと生活は相反するものではないし、美しい景観は心を癒すだけではなく(あるいは心を癒すがゆえに)、100万円単位の札束と言う実質的な価値があるので、美しい景観を守り、育てていくことがみんなのためになる、と言うことだ。逆に言えば、景観を守らないと言うことは、100万円単位の札束と言う実質的な損をすべての地主に被らせることになる。だからこそ、自治体も景観を守る義務を負っていると思う。去年の末に施行された景観法はその保護に法的な根拠を与えたわけだ。
さて、前置きが長くなったが、妻が2005年3月の議会で町長に「町長がお住まいの富里でも、もし今から『屋根の傾斜や軒先を合わせよう』とか『屋根の色や壁の色は大体こんな色調で』としておけば、50年、100年先には統一感のある素敵な町並みになるはずです。景観は守るだけではなく、長い時間をかけみんなで作り上げていくものでもあります」と指摘したが、このテーマで山形県に金山町の例をぜひとも紹介したい。富士見町の人口の半分以下の7,000人ぐらいの小さい町だが、全国に先駆けて情報公開条例を制定した自治体としてまず一目置かれるべきところだ。しかし金山町は景観づくりの面でも全国の先端を走っている。
情報公開条例を制定した昭和57年の翌58年に、金山町は「新金山町基本構想」を策定したが、その中に「街並み(景観)づくり100年運動」を打ち出して、それに基づき昭和61年に街並み景観条例を制定した。
条例の一番の柱は「金山形住宅」建築の推進だ。地元の伝統的な形を受け継ぐ住宅を作れば、町が建築費の一部を助成するという制度だ。その「金山形」の主な基準は黒かこげ茶色の切り妻屋根に、生地色やオイルステインなどの杉板張り、または白か土壁の自然色の漆喰やモルタルなどの塗り壁、あるいはその組み合わせの外壁。こういう住宅建築の推進で「100年かけて、風土になじむ、美しい家並みをつくる」という構想だが、「街並み(景観)づくり100年運動」の「づくり」と「100年」に注目したい。金山町は「もう保存すべき景観なんかない」と言う敗北主義的な姿勢ではなく、「景観はつくるものだ」と言う前向きの姿勢と、ただしそれは「100年間もかかる息の長い仕事だ」と言う覚悟をも持って、20年も前にその目標に向かって出発したのだ。
現在新しい「金山型」住宅は町全体の32%を占める。ゴミ集積所までが「金山型」の可愛い小屋だ。20年間で32%だから、そのペースを維持すれば、金山町は80年後ではなく、その半分の40年間で100%を達成できそうだ。相乗効果が生まれ、さらに早まるかもしれない。制度の詳細は金山町のHP(http://www.vega.ne.jp/~kaneyama/new/100nen.htm)で紹介されているが、始まって以来平成16年度までの累計件数で988件、助成金の累計総額は1.76億円。1件辺り約18万円の補助だが、これだけ大胆なまちづくりを、20年間で1.76億円、1年平均たった880万円でやっているわけだ。
補助金は最高50万円だが、総建築費を考えると、「補助金」と言うより、「奨励金」と言う性格のお金になると思う。町民もきっと補助金そのものが欲しくて金山型住宅を建てているのではなく、その美しい街並み運動に賛同し、協力したいからこそ建てていると思う。そして少しの我慢の結晶として町中にできた美しい街並みを眺めて、「よし、今度俺の番だ」と思っている町民も多いはずだ。実際に最初できたごろ、景観条例は一部の町民に「白壁条例」と揶揄されたが、金山型住宅があっちこっちで数軒ずつ建てられると、そういう声は聞かなくなったと言う。
独自の街づくりを追求し続けるために、金山町は富士見町同様、合併しないで自律の道を選んだが、現在の富士見町よりずっと将来が明るいような気がする。それは、明快なビジョンの存在と、その実行性のおかげだと思う。20年前にそのビジョンを打ち出して、実行に移った金山町は確実に日本の原風景を思い起こせる、全国でも有数の(あるいは屈指の)美しい町のになりつつある。そして美しいところ、未来の明るいところ、ビジョンのあるところは人を引き付けるので、おそらくこれからIターン人口も増え、観光客も国内外からどんどん増えるのではないだろうか。20年前に始まった努力は、20-30年後に目を見張るような経済効果をもたらすに違いない、と私は見ている。
面白いことに、情報公開条例や街並み景観条例ができた当時の町長は現在、自民党の参議院議員を勤めている岸宏一さんだ。昭和46年に31歳という若さで町長に当選して、7期も勤めた。情報公開制度と景観づくりの関連性はないが、同時期でのいち早い着手と、若い町長の6回の再選は、当時の岸町制がいかに先見の目を持って、それがあらゆる方向に発揮されたことと、金山の町民がその斬新な改革をいかに受け入れたことを物語っている気がする。これぞリーダーシップだと思う。
金山町の景観作りの話をインターネットで拾い読みして、とにかく読めば読むほどうらやましくなるものだ。美しい田園風景に囲まれているようだが、富士見町のような、どこを見ても雄大な景色が転がっているわけではないようだ。八ヶ岳、富士山、南アルプスを一望できる広々とした高原の田園風景を、新宿からたった2時間で提供できる富士見町は立地条件が最高。これで金山町のように街並みの景観作りを徹底的に施したら、どんなに魅力的な町になるだろうか。
景観保護、景観づくりが富士見町の町おこしのカギだと、僕は見ている。美しい景観を保護し、作っていくことで得る利益は数多いが、主のものをおさらいすると、次のようになると思う:
· 美しい景観による住民への癒し効果
· Iターン住民の呼び水効果
· 地元の建設業界の活性化
· 観光業の活性化
· 経済拡大による雇用拡大
私は景観がお金になる国イギリスに生まれ育ったので、景観を大事にすることの効果を身に染みて経験している。富士見町は抜群な素材を持っているので、金山町のように徹底的に景観づくりをに推進したら、20年後には金山町以上の効果を生むと確信している。パノラマリゾートの借金も苦に思えなくなるぐらい、景観を、金を産む卵にできると信じている。景観法の制定が、またその実現のための貴重な武器になる。
しかしまず必要なのは、景観作りの効果への理解だ。その理解無しには、金山町のような大胆な施策には到底踏み出せないと思う。100年先を見据えたビジョンと、町民をそのビジョンの実現に向け、引っ張って行くリーダーシップが必要だが、残念ながら、現在の町政にはそれがまったくない。妻が議会で町長に景観保護条例制定の意向を問いただしたが、景観保護という言葉の意味さえ分かっていないと疑わざるを得ないような答えしか出てこなかった。景観について聞かれているのに、「自然の恩恵の中で生きている」とか、「自然を守ると言うことは」など、景観作りとはまったく関係のないことを繰り返している。
肝心の条例作りに関しては、町長は「(景観法が)景観地区を定めて、建築物の形態、意匠の制限、工作物の建設、開発行為等の制限等であって、私権との制限があることから、町としては、公募により町民が平成14年に策定した景観形成基本計画で定めたガイドラインを基準とするとともに、町環境保全条例を遵守し、景観形成を推進したいというふうに考えております」と、景観法を利用し、条例による積極的な景観保護、景観作りを否定している。
町長の上記の方針について三つの点を指摘したい:
1. 環境保全条例をいくら遵守しても、その目的が違うので、景観作りにはほとんど役に立たない。環境保全は住民の健康にかかわる非常に大事な課題で、その条例を遵守することの大切さは言うまでもないが、環境保全条例で景観を形成すると言うのはスコップで魚を釣ろうとするようなものだ。
2. 景観形成基本計画は私もまちづくり研究会の会員として作成に参加したマスタープランと共に平成14年度に策定されたが、それからの3年間、その中にうたわれている事項が実行されている気配がまったくないし、富士見町の景観も当然、よくなった気配はまったくなく、むしろさらに壊れて行っている一方だと言う気がする。これは富士見町全体の価値低下をも意味する。景観形成基本計画はマスタープラン同様、多くの住民の参加を呼びかけながら、何一つ実を結んでいない、絵に描いた餅に過ぎない。形だけの住民参加はもうゴメンだ。
3. 「私権の制限」と町長は3月議会でも改めて口にしたので、あえて繰り返す:景観が100万円単位の札束の価値がある時代、その景観を不適切な建造物で壊すと言うのは、まさに周囲の住民の私権を踏み潰す行為で、景観形成先進国、人権先進国では考えられないことだ。
4. ちなみに、町長が「基準とする」景観形成基本計画は実は条例作りをも歌っている:
町の独自制度導入の方針
町民・企業による優れた景観形成に関する活動に対する顕彰制度、民間景観形成事業への助成制度の導入を進めるともに、景観形成を町民主体で進めるための条例制定に向けた検討を進めます。
①企業民間活動への支援
②民間景観形成事業への助成
③景観条例の制定 (筆者強調)
より総合的なまちづくり条例の制定を視野に入れ、景観条例制定の検討を進めます。
景観形成計画を景観作りの基準とするとしながらも、条例作りにそっぽを向いている町長は、果たしてその計画に目を通したことがあるだろうか?読んでいるなら、条例作りに否定的な立場を取れないはずだ。
私は20数年間世界各地を旅してきた。その中で、十数回となく、海外の美しい町で、「わー、きれい!」と言う日本語を耳にしたことがある。そこを訪れている日本人の観光客の言葉だ。なぜそこを訪れているかと言うと、まさに「きれいだ」からだ。その美しい景観を楽しむために、はるばる日本からやってきた事は言うまでもなくその地元に多くのお金を落とし、地域の経済に大いに貢献している。
私がこれだけ景観に拘っているのはまさに、そこにある。この地を訪れ、「わー、きれいだ」と言う人を増やせたら、富士見町は必ず潤う。しかしそのために、美しい景観の可能性を理解し、その実現のためのしっかりしたビジョンとリーダーシップが必要だ。山形県金山町はすでに20年前に、先見性を発揮して、訪れる人にも、そしてそこに住む人にも、「わー、きれいだ」と言わせる事業に乗り出した。その分、展望は明るいと思う。その良い前例に学んで、富士見町をも、日本一美しくて、潤っている町にするのが私の夢だ。
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金山町の話はすごいですね。
富士見町ではH16・17年と、太陽光発電を設置するにあたり、上限30万円の補助を出していました。その額を考えると家を一軒建てるのに50万円の補助金は、決して大きな金額ではありません。ちょっとびっくりしました。
価値観ってそれぞれその人によって違うので、本当にむずかしい。
でも、こうやって発信し続けることも大切なのかな・・・と思っています。
9月13日
第3回「サル専門検討会」が、被害地区の委員の方、町長、県の林務課、町職員の出席で開かれました。
先ず、県の林務課から、簡単なクイズが出されました。話の持って行き方が上手で、感心してしまいました。
題して 「サルとの戦いに勝利するために」 ~的を知り、己を知れば、百戦危うからず~
その一 ○×クイズ
1.サルの群れにはボスざるがいて、群れを統率している。
2.サルには繁殖期はなく、一年中仔を産む。
3.サルは人目を忍んで、夜行動する。
4.サルは群れごとに、行動する範囲が決まっている。
5.サルに石を投げると投げ返してくる。 いかがですか?
答えも書いておかないと、不完全燃焼になっちゃいますよね。
(答えと解説)
1:「ボスザル」が群れを統率していると言うのは動物園のサル山のイメージで、これまで野生のサルでは確認された事はありません。
2:メスは、普通5~6歳で初産を迎え、2,3年に一回、春~夏に一頭ずつ出産します。ただし、栄養状態がいいと毎年出産する事もあります。
3.サルは昼行性の動物で、夜明けから日没までの間、移動→採食→休息を繰り返します。夜間はじっと動かずに休んでいます。
4.野生のサルでは、オスが群れを離れるのに対し、メスは群れにとどまり、このメスにより、群れの行動圏が維持されていると考えられています。
5.サルは賢いので防除が上手く行かないと思われがちですが、防除が難しいのは、身体が小さく、手を器用に使い、運動神経が高いためで、他の哺乳類に比べて特に賢いと言う事はありません。 と、言う事です。
クイズはその後「富士見のサル」「あなたの地域のサルは」と続きます。が、こちら「は省略。
この日の会は、皆さんからの活発な意見や提案もあり、今後の具体的な動きに繋がるとってもいい会でした。
町としての姿勢は「集落が主体となってサル被害対策」です。
・各集落が自らの問題として、どういう対策をとるのか集落で検討し、実行に移す。
・主役は集落であり、行政、関係者(猟友会など)が集落を支援する体制をとる。 と、言うことです。
「主役は集落で行政がそれを支援する」と言う考え方は、これからいろいろな面で取り入れていくべき方法だとは思います。
特に、サル被害対策などは、「見つけたら追払う」「サルの餌になるようなものは集落内から取り除く」など、皆さんが自らの問題として取り組んでいただかなければどうにもなりません。
でも、だからと言って 「まず、皆さんが主体です」 と言ってもそれは無理があると思います。
なぜ、追払いが必要なのか、作物を畑に放置してはいけないのか、集落内をサルの餌場にしないための理由の周知徹底が、先ず必要です。
そして、いつ、どこにサルの目撃情報があったのか。被害状況はどうなのか。その情報を収集して、群れの動きを把握するし対策を講じる。そして、又その情報を住民に反す。
核となり、情報の収集や発信、まとめ役は行政の担うべき役割です。
「住民が主体」と動くためには、行政がコーディネーター役を上手に果たす事が、大変重要だと思います。
先ず、各集落での現状報告。
各集落で、被害も意識にも差があるようです。集落内で組織を立ち上げているのは1集落だけでした。
「昨年、集落で組織を立ち上げた。今は、被害を受けているのが農家だけだが一般家庭にも被害が及ぶ可能性がある。子どもにも被害が及ぶかもしれないので、一部の人の問題ではなく、みんなが真剣に考えなければいけない」
「被害のあるのは4~5件の特定の場所。関係のない人には関係がない。いつも後の祭り。」
「単発的な情報はたくさん出てきているが、全体の情報を総合して行かなければいけない。情報を収集して整理し、基礎資料を作り、その情報をまた発信していくべき。」
(★「ありがとうございました m(_ _ )m!」 って感じです。私の言いたかった事を言ってくださいました。)
その後、
「今はサル対策の委員が対応している。各集落チームを作りサル対策会を立ち上げたいと思うが、どうか?」と、会長の方から、皆さんに投げかけがありました。
「若者がいない。みんな年を取り過ぎていて動けない」と言う意見もありましたが、賛成の意見が多数でした。
今後、サル専門委員会として、各集落に呼びかけ対策委員会を設けて欲しい旨、要望を出していく事になりました。
次に「柿もぎ運動について」
これは、新聞でも報道されたのでご存知の方も多と思うのですが、富士見高校の生徒の発案で「柿がなったら放置しないで収穫をして干し柿を作ろう」と言う計画です。
富士見高校園芸科「環境科学」を専攻している三年生8人が参加して、下蔦木集落の皆さんと「さる・柿合戦」プロジェクトを行う事になりました。
成った柿や、畑に収穫しないで放置された野菜があることが、サルを集落に呼び込む原因となります。
(★と、言う話をしたら「そうか・・・畑に作物を残しちゃいけないんだ」と言った友達がいました。結構、そこに気が付かない人もいるのかもしれません。)
墓参りの後に、お供え物を放置しておく事もまずいですよね。回収して帰らなくちゃいけないのも、ちょっと悲しい話ですが・・・
渋柿をもいで吊るし、昔のように干し柿を作る人が少なくなりました。サル対策のためにも柿を収穫して利用しよう。と言う計画です。
若い高校生の発案で始まったと言うのも、とってもうれしい話です。
先ずは、柿をもぐための道具(名前を忘れてしまった!)を作るところから、集落のお年寄りに教わるそうです。
これから、いい交流が出来そうですね。!
これと平行して富士見町ではまず各集落の柿の情報をつかむ為に、調査を実施します。
その情報をマップに落とし、高齢化などで集落で対応できないものについては、協力体制をどのようにするのかを、現在検討中だそうです。
被害状況については、
現在、毎年年末に区長を通して情報を集めるだけです。それも合わせて、サル出没の情報を収集して伝達するシステムもこれから構築していこうと言う計画です。
今後の電柵の管理について
山の中に1Kmほどあるので、柵の両脇を伐採して、年3回ほどの草刈作業が必要だそうです。
基本的には、柵を作るまでは県の補助で町でやるが、その後の維持管理は各集落で対応して欲しいとのことです。
高齢化などでどうしても困難な時には町に相談して欲しいという事のようです。
最後にモンキードッグについて今までの経過を私の方から報告させていただきました。
これについても、光が見えてきたようで、ちょっとうれしい!!! o(⌒∇⌒ o)
bv
9月は議会があり、そのほかにも運動会や行事があって、ホームページがおろそかになりました。 (^_^;)
今では、すっかり載せるのには遅すぎるものもあるのですが、お許し下さい。 m(_ _)m
8月30日

「前日にサルの被害があったらしい」と言うので、ブルートを連れて散歩がてら出かけて行きました。
被害にあったのは、道の左奥にある畑。道にも食べ散らかしたとうもろこしが散乱していました。
サルたちは右奥にある林の中に逃げて行ったようです。

被害にあったとうもろこし畑

サルが逃げ込んだ林の中を散歩してみました。この日は、サルの気配さえありませんでしたが、こうして、定期的に人や犬のにおいを残す事も効果的だとの話も聞きました。
出来る事はなんでもやってみよう!ってところです。
9月5日
散歩から帰った長女から、又、サルが檻に入っていたと聞き、見に行きました。

前回、この檻で捕獲されたのが子どものサルで、今回はメスの個体でした。
私は、「サルの個体調整をしてはいけない」 などと毛頭言うつもりはありません。
でも、「個体調整をしてくれ」と言うみなさんは、実際にご苦労いただいている猟友会や、役場の職員の活動を目にする事はありません。
私は、そこのところもちゃんと皆さんに知って欲しいな、と思います。
私はせめて、目をそむけずにいようと思います。
我が家のブルートと夫のジェルミのサル追い作戦!
経過報告の第2段です。
やってみて、一番大切なのは、サルを見つけた人が連絡をしてサルを追うシステム作りだと思いました。
また、富士見町全体でも、いつどこで被害にあったのかの情報を収集して群れの動きを把握するシステムは絶対に必要だと思います。
先ずは、その後のジェルミのメモから・・・
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2005/8/14 (日) 静かと思ったら、連絡が来ていないだけで、Mさんの畑がまたやられているらしい。明日の運動会で、連絡を催促する。
2005/8/15 (月) 夕方4時ごろ、Hさんから連絡あったようだが、運動会後の疲れから昼寝中で聞こえなかった。同じMさんの畑。
2005/8/17 (水) 午前9:30時ごろ区長から、檻が置いてあるTさんの畑の上の森に猿が騒いでいると言う連絡が入る。ブルートを連れて、子供村からゲートボール場へ入って、車を置いて追い払った。群れは谷に降りていった。ブルートは追いかけても、常に声をかけていれば、それほど離れずに、またすぐ帰ってきた。今日はそういう意味でよい練習だった。10:20に引き上げた。もうちょっと深くまで追うべきだったが、急斜面を降りると帰りが大変で、気が進まなかった。
2005/8/19 (金) 午前7:30ごろまた区長から電話があった。今回、蔦木に降りる道の右側に群れが騒いでいるとのこと。妻、次男とブルートと出動し、田んぼ沿いの森にいた猿たちを奥へ追いやった。相変わらずブルートは真っ先に飛び込んで、忙しく走り回っていた。吠えてくれればなお良いが、それでも猿たちはわんさと逃げ始めた。パチンコを使う余裕がないぐらい。一応インド製のパチンコを持っていたので、試してみたが、結構飛ぶ。念のために逃げていく猿の後にロケット花火を3発ぐらい発した。帰りにTさんに田んぼを見せてもらった。おそらく鹿だろう、入った跡があちこち。Tさんは町長など、「机の前で座りっぱなしで何もこっちの事情を分かっていない連中」を猛烈批判。
2005/8/20 (土) 区長から聞いたが、今朝早朝、滝坂の檻に3匹(親子?)の猿が捕まっているのをIさんが見つけたらしい。公民館での作業終了後バイクで檻を見に行ったが、すでに回収されていた。
2005/8/24 (水) 夕方、長女とブルーとの散歩に行って、古考館辺りで耕運機にのったTさんの奥さんに会った。今日の昼過ぎに群れが回り中にいたことを伝えた。追い払うとしたが、無視されたようだ。おばあちゃんで、携帯電話がないので、電話できない。(携帯があったら、毎日呼び出されているかも)
2005/8/25 (木) 長女が早朝、ブルートと散歩して、滝坂の一番下まで行ったら、猿の若者が檻に入っていた。それを、妻が役所と区長に連絡した。(本当は区の有害鳥獣対策委員長のNさんに連絡すべきだったが、慌てた。)雨の中で写真を撮りに行った。これで設置してから4匹目。5日間で4匹。このペースでずっと続くと思わないけど。。。
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8月19日
メモにある、19日は、私もジェルミと次男と一緒にサル追いに行きました。
車で現場に到着する前から、ブルートは興奮気味。車から降ろすと同時にサルを追って行きました。
私も必死で走って追いかけたのですが、到底追いつきませんでした。
ブルートが追って行った後を追って走っていくと、ポツリポツリと2~3頭のサルが残っていました。まるで偵察のために、残っているようでした。
私たち3人は、お互いに声をかけながら位置を確認できるのですが、ブルートは猛然と追いかけて行くのですが、吠えないので位置を確認するのが困難です。
吠えながら追う犬を使えば、一緒に追う人間にとっても追いやすいかもしれませんね。
いずれにせよ、サルを見つけても石を投げる余裕もなく、何かサルにとって脅威になるような物を持っていればよかったと思いました。
女の人が追っても馬鹿にさえてしまうケースがあるようです。
いつもサルが馬鹿にしている女性が、急にエアガンなどで攻撃をするととっても効果があると言う話も聞きました。
エアガンなら、携帯するのにも許可があらないようですし、以前の須坂市の事例報告にも「女性がエアガンを携帯するようになってから効果が上がった」と、ありました。

林から出て、隣の田んぼにいたTさんと話をしました。
Tさんの田んぼには、まるで“もののけ”(映画、見ました?)が、通った跡のように、イネが倒されていました。
「昨日、夕方帰る時はなかったのに・・・・」と、おっしゃっていましたが、おそらく鹿だろうと言うことです。

写真の左奥の林から、右の林に移動したらしいのですが、そのほかにもあちこち、遊びまわったようにイネが倒されていました。
サルだけでなく、鹿やイノシシの被害も深刻です。
8月25日
ブルートの散歩から帰った長女から「下の檻にサルが1頭入っていた」と聞き、見に行きました。
まだ、幼い子どものサルでした。
娘の話では「もう1頭、檻のそばにいたけれど、ブルートが追払った」そうです。

サルが入る前の状態です。中のワイヤーに触れると、両側の戸が閉まります。

以前、お知らせしたように私の住んでいる池袋の集落では、サルが出没した時に我が家に連絡を頂き、夫のジェルミとブルートがサルを追うために出動する事になりました。
実際に連絡をもらって、サル追いに出動しました。
ブルートは「ジャックラッセルテリア」と言う犬種です。
19世紀、イギリスのジャック・ラッセル牧師が、この犬種を作ったとされています。
キツネやアナグマ狩りに使われる、非常に狩猟本能の強い犬種です。
獲物が逃げ込んだ穴に入り込み、狭い穴から出られなくなってしまう事故もあるのだそうです。
我が家のブルートも、子ども4人と一緒に育った事もあり人に対しては非常に従順でおとなしいのですが、狩猟本能は非常に強い犬です。
体は60センチほどの小型犬ですが、サルの群れを見つけると、猛然と追いかけて行きます。
この日も、知らせを受けてジェルミが車で現場に行ってブルートをおろした途端、あたかも自分は何のためにここに連れてこられたのか分かっていたように、すぐにサルを追い始めたそうです。

一緒にサルを追いに行ったジェルミが記録として写真を撮る、と言っていましたが追うのに必死で、なかなかいいショットは撮れなかったそうです。

帰ってからはさすがに疲れたらしく、ぐったりしていました。 ごくろうさん!
以下はジェルミの猿追い記録です。
ジェルミ・エンジェル & ブルート号 猿追いチームの活動記録
2005/7/31 (日) 午後1時ごろ、Kさんより「墓地手前のMさんの畑に猿が出没」と電話。すぐにブルートをつれて行った。降りた途端、ブルートが森の中に飛び込んで姿を消した。追って飛び込んで、上へ登ると、ブルートの「キャンキャン」泣き声が聞こえた。猿にやられたかと思ったが、向こう側に降りて行くと、ブルートは後ろからやってきた。おそらく木の上の猿に吠えていたのだろう。ちょうど鹿ノ沢を見下ろす中腹の道辺り、Mさん宅の手前。先の道に雄猿が見え、それを写真に撮ろうとしていたら、EさんよりTEL。彼も追いかけに来て、墓地から追っていた。TELしている間、ブルートがまたサルを追いかけて行った。やる気満々。僕も、中腹の道を走りながら追った。途中でブルートを何とか呼び戻すことが出来た。中腹の道を軸に、猿たちは上と下の組に分かれ、大部分は鹿ノ沢に降りて行ったようだ。ブルートは息が荒くて、しばらく紐を付けた方がよいと思い、紐を付けて中腹の道を歩いた。80メートル先に雄猿が堂々と歩いていた。倒木が多くて、ブルートがその下をくぐろうとするので、紐を付けたまま歩くのは難しい。倒木を払えば、この道は猿を追う時、役に立つ。そのうち、墓地の南側、蜂追いをやっているKさんに会う。墓地でEさんと合流。時間は2時20分頃。Nさんの畑の様子を撮る。かじられたトウモロコシが路上に2~3本。結果として、猿たちを山の奥へ追うことが出来た。そしてブルートは2回も視野から消えたが、しばらくすると、戻ってきた。この繰り返しで、帰ってくるようになる気がする。今度は彼のための水と水入れも持っていくべき。そして中腹の道の倒木を払う必要がある。

被害を受けたとうもろこし。 きれいに食べられていた。
2005/8/4 (木)
桂君(次男)と一緒にブルートを連れて、墓地裏の山の中腹の道を歩きながらチェインソーで倒木を払う。猿の気配はない。途中でガス欠。
2005/8/5 (金)
チェインソーを持って、また中腹の道を散歩しながら、残りの倒木を払う。今日も猿の気配がない。7月31日から、猿追いの依頼もない。
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・お・ま・け・ 「ブルートにはこんな一面も・・・ ???」

「へぇ~ パパも結構むずかしい本読んでるんだね」
「あぁ~ パソコンやりすぎて疲れたぁ~ 座布団4枚じゃ足りない!!」
以前、活動報告で「サル、イノシシ、シカなどの有害鳥獣による被害が深刻化しています」と書いたのですが、夫のジェルミに「『有害鳥獣対策』はOKだけど、『サル、イノシシ、シカなどの有害鳥獣による被害』はすべてのサル、イノシシ、シカを有害と決め付ける書き方なので、『サル、イノシシ、シカなどの野生物による被害』に書き直せ」と言われました。
確かに、人間から見れば「有害鳥獣」なのですが、それは人間の側から見た事で、彼らから見れば私たち人間が「有害」になるんでしょうね。
調べた事をまとめて、6月に富士見町の「サル対策委員会」で報告をさせていただきました。
とにかく、今年は我が家のある池袋区でサルが出没したら連絡をもらって、ジェルミが愛犬ブルートと追いに行き、効果を確かめて見るようなことを計画しています。
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事例1
★ 木曾では、2004年に訓練したイヌを放し飼いにしてサルを追い払うための「忠犬特区」を申請。
環境省からの回答
『動物の愛護及び管理に関する法律上、もっぱら野生鳥獣を追い払うために飼養保管されている犬の放し飼いは、可能である。同法には、犬が放し飼いの状態において人に害を与えるようなことが起こった場合に、その動物の所有者又は占有者を罰する等の措置を適用する規定はない。
また、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律においては、提案のように、野生鳥獣の捕獲又は殺傷を目的とせず、かつ、これらが発生しない場合については、犬の放し飼いについて同法の適用は受けない。本回答は、野生鳥獣を追い払う訓練や、人に危害を与えない訓練を十分に受けたものとして市町村が認定する犬の放し飼いを前提に行っているものであり、鳥獣の捕獲及び殺傷等の予期せぬ事故が発生しないよう、十分な防止対策を講じる必要がある。』
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事例2
★大町「モンキードッグ事業」
第一号が5月6日、南安曇郡にある県愛犬警察犬訓練所に入所。
ほかに2頭が今月に入所、約3ヶ月訓練を受ける予定。
人の指示でサルを追いかけ、深追いせずに家に戻ってくるなどの服従訓練を受ける。
訓練には週1回、飼い主も参加。
今年度の予算に4頭分の訓練費63万8千円を盛り込んだ。
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事例3
★「白神山地におけるにしめやむら西目屋村アニマルパトロールの取り組みと地域社会の展望」
東京農工大学農学部野生動物保護研究室 江成 広斗・丸山 直樹
(ここではアニマルパトロ-ルの活動のみについて紹介)
*アニマルパトロールの目的
1.獣害対策(耕作地での監視・追払いなど)に人手を割くことが難しい高齢農家の多い中山間地において、都市住民ボランティアによりその不足労力を補う。
2.都市住民の田園志向(田舎ぐらし)への要求を満たすこと。
* 実施場所:青森県西目屋村(白神山地北東部)森林率94% 急斜面の多い山間地域
基幹産業はリンゴ栽培。
*実施期間
・2002年、2003年の8月~11月 果実食害期(それぞれ95日間、113日間)
2003年 2月~3月樹皮冬芽食害期(45日間)
*方法
・村役場職員、農協職員、アドバイザーとして大学研究者などによりNAP(西目屋村アニマルパトロール)運営委員会を設置
・メディアでの宣伝、ポスターやチラシの配布で全国からのボランティア(アニマルパトロール隊)を募集。
・参加ボランティアには宿泊施設・温泉施設・米・調味料などを無料で提供。
・ ボランティアは原則2人以上のグループで朝8時から夕方5時まで村内を自動車もしくは自転車や徒歩で巡回。NAPのキャップ、ジャケットを着用。巡回車にはステッカー
(→NAP参加者を忌避する学習効果も期待)巡回の合間には農家の農作業を手伝ってもらう。
・ 発信機を装着している2つの加害サル群に対しては、農耕地に出没しそうになった場合、先回りして追払った。
・ 各地で意見交換会を実施。NAPニュースを作成し全戸配布。
・ 参加者にはサルの保護管理や西目屋村の農業の現状についてレクチャーを実施。
・ ボランティア参加者は2年間で男性45人(54.2%)女性38人(45.8%)計83人
*効果
・サルの生息条件が揃っていて人間や他のサルの群れが利用していない空白地域が存在すれば、
追い上げは行動圏を拡散させる効果がある。
・慣れや学習が生じにくい効果的な猿害防除策である。
・サルが人間への恐怖心を抱く効果がある。
・高齢農家の猿害防除や農作業の一助を担う社会福祉活動として高い評価を得た。
・中山間地域問題自然保護について学習するための都市住民の環境教育の場として機能
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事例4
★ 日光での猟犬によるニホンザル野生郡の追い上げ試験
野生生物保護 1999年7月号 (居村純子・小金澤正昭・今木洋大・丸山直樹・和田一雄)
かつて放飼犬や野犬の存在がサルを集落から遠ざける効果を持っていた。
動物愛護上の問題もある程度避けられる。
* 調査地域:栃木県北西部、霧降高原とその山麓一帯、東西6km、南北4km、面積約24km
* 実施期間:1994年7月~1997年1月にかけて5回
* 方法
・追い上げに使った犬種
ビーグル(主にウサギ狩り)
ブロックハウンド(主にクマ、アライグマ狩り)体高51~61cm、体重20~25kg
その雑種の3種。
・ ニホンザル観察員2~3名、猟犬観察員1~2名、猟犬使い1名、ラジオテレメトリ担当1~4名、指揮者1名も合計6~10名で実施
* 考察
・ 猟犬に追われたサルの群れの移動距離は普段よりも長くなり、採食行動や休息行動が減少、移動行動が増加する。
・ 犬の追跡が一時的、断続的であると、サルの逃避も一時的なものにとどまる。
・ 一定地域での追い上げが長期間にわたって繰り返し断続的に行われるなら、犬の存在によって採食が妨げられ、採食地域としての価値が低下、サルはイヌだけではなく、イヌのいる地域も回避するようになる可能性が高い。
・ 攻撃殺傷型の犬種を用いれば、サルの逃避行動に余裕が消失し、強い恐怖心が記憶され、イヌへの逃避行動が強まる可能性がある。
・ 嗅覚狩猟犬と視覚狩猟犬を組み合わせると効率よく追跡できる可能性がある。
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事例5
★須坂市豊丘上町地区の猿害対策
*H15年度に県事業を使って地区で追払い隊を結成。
・さる出没時の情報把握、情報発信、追払い隊の連絡体制を整えた。
・サルの行動調査の結果や出没時の情報により、エアガンを携帯して追払う。
*市内全域を対象としたパトロール員をH15年度より2名雇用しサル追払いを実施。
(緊急雇用創出事業でシルバー人材センターから雇用。)
・二人一組、車で巡回。農地に出没している群れをエアガン、ロケット花火で追払う。
→効果は高いが、少人数のため市内全域の群れは追いきれない。
* 効果
・ 地域での取り組みが一番大きな効果になった。
・ 被害にあって半分あきらめていた状態の中、住民の協力により再度対策の重要性を認識できた。
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事例6
★ スマトラ島の西の地域では、島民が毎週自慢の犬を連れイノシシ狩りをする。
森の中を犬を連れて歩き、イノシシを見つけたと合図があると犬を放して追う。イノシシを仕留めると犬たちはその肉にありつける。
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事例7
★池袋の集落では昨年、区民の有志20人ほどでサルを追った。その結果、追った後一ヶ月ほどサルは近づかなかった。
おまけ
★ エンジェル家のジャックラッセルテリアは散歩の途中でサルの姿を見かけると(あるいは臭いを嗅ぎ付けると)猛烈に追いかける。追いかけると、50~60頭ほどの群れでも林へと逃げ込む。しかし、木に登り上から様子をうかがっているサルもいる。
現在富士見町ではサル、イノシシ、シカなどによる有害鳥獣による被害が深刻化しています。
町では電柵等の設置を実行、今後も資材支給をして、各地域で設置、維持管理をお願いして行く予定です。
でも、私個人としてはこの方法に疑問を抱いています。
設置にかかる費用、その後の維持管理そして景観の面から見ても本当にこの方法でいいのでしょうか?
文句を言っても何の解決にはならないので、その他の実現可能な対策を提示することは出来ないかといろいろ調べています。
私の夫がイギリス人である事はもうご存知と思いますが、私たち夫婦は有害鳥獣対策に犬を使うことが有効なんじゃないかと思っています。
夫のジェルミと特に「人間と動物の関わりに付いて」話をしていると、農耕民族だった日本人と、動物が生活の中に密着していた狩猟民族との長い歴史の違いを痛感します。
個人的なことで恐縮なのですが(今までは、結構秘密にしていたんですが、HPに書いておいて秘密ですとは言えませんね。)私と夫は20年ほど前に北海道の動物王国で知り合いました。
以前「ムツゴローと愉快な仲間たち」と言うテレビ番組が放映されていたのをご存知でしょうか?
夫はその関係で世界各地で犬と人間との関わりを取材して来ました。
ジェルミが各地で取材した犬の能力や人との歴史を見ても、私たちはサル被害対策に犬を使える、と思っています。
でも、私たちが考えているだけでは説得力がありません。
今年に入り、そのことについてインターネットでなにか先進的な事例はないかと調べていたところ、1998年11月14日から15日にかけて奈良教育大学において開かれた「野生生物保護学会 第4回大会」ポスター発表で次のような記事を見つけました。
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(10)日光における猟犬によるニホンザル野生群の追い上げ試験
井村順子*(東京農工大・農)・小金澤正昭(宇都宮大・農)・今木洋大・
丸山直樹(東京農工大・農)・和田一雄
全国でニホンザルによる農作物被害に対する様々な防除対策がとられている。
しかし、各々の手法には難点があり、防除方法に一層の工夫が求められている。本研究では、新しい方法として猟犬による追い上げを行なった。
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そこで、この記事を頼りに調べているうちに「東京農工大学農学部の丸山直樹先生」に行き着きました。
先生にお願いしてこの時の資料をお願いしたところ、いくつか貴重な資料を送っていただきました。
・「野生生物保護」 4巻 1号 1999年7月 野生生物保護学会
日光における猟犬によるニホンザル野生群の追い上げ試験について
・「ワイルドライフ・フォーラム」 9巻・1-2号 2004年10月 野生生物保護学会
白神山地における西目屋村アニマルパトロールの取り組みと地域社会の展望
・「乱声 奈良からの手紙」 NO.12 2003年 冬号
日本人はオオカミを滅ぼし、オオカミは森林を救う!
-森・オオカミ・ヒトのよい関係を考えるー
・「フォレスト・コール」 NO.10 2003年12月 日本オオカミ協会
自然と人との関係を考える
丸山先生には、本当に感謝です。
突然にメールを送った私に、すぐに資料を送ってくださいました。
丸山先生は日本オオカミ協会の創設者のお一人でもいらっしゃいます。
『乱声』の中では「オオカミは農業の守り神でその大切さを認識しよう。自然生態系回復林にオオカミは欠くことが出来ない存在。オオカミに関する正しい知識が日本の自然生態系と農林業の保全に通じていることは間違いない」とおっしゃっています。
オオカミ復活にかける先生の情熱が熱く伝わってきます。
先生のおっしゃる事は説得力があり、本当に正論だと思います。
でも、日本からオオカミの姿が見られなくなって久しく、日本人の心の中にオオカミに対する畏敬の念や愛情が薄れてきてしまっています。
アメリカではシカ対策のためにすでにカナダからオオカミを導入し、成功を収めているようです。
でも、日本では、先生の考えていらっしゃる計画のように中国から連れて来るとなると、やはり感情的に受け入れられにくいかな・・と言うのが正直な感想です。
先生の資料を拝見していると、根本的な原因を捉えて考えることが大切だと改めて気がつきました。
話が飛んで不耕作地についてになってしまうのですが、これから将来の展望を考えると実現可能な方法として、放棄地を森林にするなんて考えたら、こんないい話はないかもしれません。
先日、富山の方に 不耕作地に肉牛を放牧したら「牛が畑を耕し、サルがそこからは下りてこなくなった、子どもが牛を見に来るようになって情操教育にもなったなどなど・・・6つもいいことが付いて来た」と聞きました。
高遠町でも牛の放牧の実験をしたようです。
研修に行ってきた町の職員によると「ササは食べないし、牛は扱いも大変だ」と言っていたそうです。
牛の扱いが大変ってどんな牛を使ったんだろう・・・?(ちなみに私は北海道で牛の乳搾りもしていました)
富山の方は「牛は何でも食べる」とおっしゃっていましたが種類によっても違いはあるかもしれません。
この耕作放棄地や休耕田などの対策としては、前向きな話を見つけました。
肉牛を放牧した「田んぼ牧場」の普及に、農林水産省が今年度から積極的に乗り出すそうです。
この話も広まれば,農水省の言うように、耕作放棄地対策に加え自給率アップと期待できますよね (o^-')b
さて、サルの話に戻りますが、先生の資料にある「白神山地における西目屋村アニマルパトロールの取り組み」でのグリンツーリズムとサル追いなど、参考にさせていただけそうです。
実は、私たちの考えている事のひとつは、地元の人が総出で楽しみながら、犬と一緒にサル追いが出来ないものかと言うものです。
サルを町民総出で追い払うなんて、多くの人は不可能だと思っていると思います。でも、出来ないことではないと思います。
「東南アジアの国であれだけ犬が大切に扱われる地域も珍しい」と、夫はいつも言っていますが、スマトラ島の西の地域では、島民が毎週自慢の犬を連れイノシシ狩りをします。
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こんな美しい村の森でイノシシ狩りは行われます。
富士見の“出払い”みたいなのもか もっとイベント的なものかも知れません。
イノシシを仕留めると犬たちはその肉にありつけます。
一昨年、夫はその“イノシシ狩り”をぜひ見せたいと、私を除く家族は一日その“イノシシ狩り”に同行しました。
一日、犬たちと林の中を歩き回っていたそうです。

こうやって一日中、森の中を犬を連れて歩き、イノシシを見つけたと合図があると犬を放して追います。
これを毎週やっているのだそうですから、一種のレクリェーションと言えるかも知れませんね。

ここでは、たまたまスマトラ島の話を紹介しましたが、こうやって先生の実験のようにグリンツーリズムとサル追いをタイアップすることも、ひとつの考え方として可能ではないでしょうか?
また、我が家にはジャックラッセルテリアが一頭います。(イギリス人の大好きな犬です)その犬が散歩の途中でサルの姿を見かけると(あるいは臭いを嗅ぎ付けると)猛烈に追いかけていきます。
追いかけると、群れは林へと逃げ込むのですが、先生の資料にもあったように、木に登り上から様子をうかがっています。
サルが木に登ってしまうと犬は見失い、先に逃げていったサルを追ってしまいます。
木に登ってしまったサルに対してロケット花火などで人間が協力すれば、効果は上がるでしょう。
追う事も定期的に継続しなければ効果がないかもしれません。
我が池袋の集落では昨年、区民の有志20人ほどでサルを追いました。その結果、追った後一ヶ月ほどサルは近づきませんでした。
うちの犬がサルを追う所を見ている人は、ある程度犬がサルを “追う事” に効果があると考えてくれているようです。
だめでもいいから一度近くの区と協力してサルを追ってみたい、と言う意見も池袋区では出たようです。
富士見町でも、集落によって被害の状況も考え方もさまざまです。
果たして、これからどのよう事が可能なのか、どこまでみなさんに協力していただけるか分かりませんが定期的に追うことは効果があると思います。
木曾ではすでに、犬でサルを追い払うための「忠犬特区」の申請が出されています。特区に指定する必要はないとの判断のようですが、そちらのこれからの動きもとっても興味があります。
「忠犬特区」 このページの『環境省』の 管理番号 1086010
最近の長野日報にもありましたが、大町では「モンキードッグ事業」が稼動しています。(先を越された感じでちょっと悔しい!)
「モンキードッグ」の第一号が5月6日、南安曇郡にある県愛犬警察犬訓練所に入所したそうです。
新聞によると
「ほかに2頭が今月に入所、約3ヶ月訓練を受ける予定。人の指示でサルを追いかけ、深追いせずに家に戻ってくるなどの服従訓練を受ける。訓練には週1回、飼い主も参加。(☆ここが大切なところですね)今年度の予算に4頭分の訓練費63万8千円を盛り込んだ。」
63万8千円で4頭分。1頭15万9500円。農作物の被害を考えると「だめでもともと」でやっても、投資する価値のあるお金だと思います。
たくさんのところが注目しているでしょうね。
一番の原因はサルにとって人が怖い存在ではないことですよね。
いろいろな原因はあるとしても、サルにとって人間が天敵だったから、サルも人里には下りて来なかったはず。
4月に、奈良県果樹振興センター 作物保護・鳥獣害対策チーム 総括研究員の 『井上雅央氏 』を講師に招き、「山の畑をサルから守る」と言う講演会があり、たくさんの聴講者があったようです。
当日は残念ながら出席できなかったのですが、本は読みました。
知り合いが、ビデオを買って持っているので、それを借りて見てみました。
みんなでビデオを借りて見るのもいいんじゃないでしょうか?
まずは、みんなが共通認識を持つことが大切だと井上さんの本にもありました。
一人が頑張って追っていても、隣の人が畑に作物を放置していたんでは何にもならないですよね。
大切なことは、あっちでもこっちでも「鳥獣被害の対策」についてみんなで話し合って、勉強していくこと。
この事も、みんなで協力しなければ解決することは出来ませんね。
ひょっとしたら、解決策を探っているうちに「町づくり」も一緒に出来るんじゃないかと・・・・期待しすぎ? (*^.^*)ゞ
友達が出している「シカでもわかる住民自治瓦版」の10号を見て思い出しました。
1月24日に町の出前講座をお願いして乙事地区を例に、「水の流れについて」の勉強会がありました。
水源地から浄水場、排水処理施設を水の流れに沿って見学させていただきました。
「その報告を」と、2月のはじめに書いていて途中で作業が止まっていました。
ちょっと(かなり)遅くなって、今更・・・p(´ヘ`;) ですが・・・・
「シカでもわかる住民自治瓦版」の10号では、この日の出前講座を企画してくれた乙事の早川さんがまとめてくれています。
私もせっかく写真を撮ってきたので・・・

奥の右の建物が第7水源。 立沢の集落を上った林の中です。
深層地下水で一日の最大取水量は950t
ポンプでくみ上げているのではなく、自噴しているそうです。
年間を通じて水温は10℃と一定で担当の小林さんによると「富士見でも一番いい水」だそうです。
上の写真の左奥にあるのが焼茅野配水池
貯水量 120t
排水量 50t/日
送水量 900t/日 ・・・つまり、第10水源の950t/日をすべて使っているんだそうです。

焼茅野排水池の塩素点滴装置
消毒に使っている次亜塩素酸ナトリウムの値が、常に0.2ppmを切るように心がけているそうです。
設定は人間の感覚が頼り。毎日残留塩素の値を見て担当が調節をしている。
「原水もいい水なので、安心だけではなく、おいしい水に拘っています」
うーーーん仕自分の事に誇りを持ってやっている人って素敵です。
「ポリシーを持ってやっています」と話される誇らしいお父さんの姿を、お子さんにも見せてあげたくなりました。(*´∇`*)

ほんとだ。ポリシーが生きてる!

富士見第3配水池
半分地下になっている円形の建物。外壁にかわいい絵が書かれています。
ここの施設は、ただためておく為のもの。
建物の中は二重の円になっていて、非常時や掃除の時に片方が使えない時に、もう一方が使えるようになっています。
震度6で緊急遮断弁が閉じ、配水管が割れて災害にならないようになっている。

中丸沢ポンプ場 (瀬沢新田から乙事へ向かう道沿いの高速の下)
いつも通っている道に沿いにこんな施設があるなんてまったく気が付きませんでした。
ここまでは自然に下に流れてきたわけですが、ここで初めて動力を使い上げているそうです。

乙事低区排水
・・・・・・・・・・ここからは乙事集落排水処理施設・・・・・・・・・・・・・・・・・

施設に最初に入ってくる排水の状態です。
左上の緑色は底に付いている藻のようなもので、ゴミではありません。
もっと汚い水を想像していたのですが、見た目は透明感もありちょっと濁ったセギを流れている水と言った感じ。

まず、流れてきた大きなゴミをここで取り除きます。
髪の毛に絡みついたゴミや、ビニールなど。

スクリーン室
手前に下がっているゴミ袋に野菜くず等が溜まっていきます。

施設に入ってきた汚水は何段階もの処理層を通ります。
嫌気性ろ床層や接触ばっ気層等があり、後者では好気性の微生物が処理層内で働いているそうです。

放流前のポンプ層です。
最終的には釜無川に放流されます。

見た目はごく普通の住宅のようです。
ここが処理施設なんで、恥ずかしながら知りませんでした。
せめて自分たちの使っている水がどこから来てどこ行くのか、知っておくべだと改めて思いました。
自分たちの住むすぐ上の山から湧き出た水を使っているなんで、都会からみるとなんて贅沢なことなんでしょうか・・・
「子供たちにもぜひ見学させなきゃ」と、言ったら「小学校で結構見学に来ますよ」
との事でした。
自分たちが恵まれているとも気がつかずにいる事って結構多い。
それを再認識する機会にもなりました。
今回の冬のインドの家族旅行で私たち一家が3日ほどホームステイした家のオーナーの奥さんは、植物学者でした。
スジャータさんは多くの農薬を使っている農業に疑問を感じ、環境に負荷の掛からない農業を研究、その結果を広めようと実践しています。
彼女に経営しているスパイス園を案内してもらったのですが、なんて魅力的な素敵な人でしょうか・・・
生き生きと背筋を伸ばして生きている人を見ると、本当に心が打たれ惹かれます。
スジャータさんは、私たち家族を案内して一つ一つの植物について説明をしてくれました。
例えばカルダモン。カルダモンはインド料理には欠かせないスパイスの一つで、この地域での一番の生産物でもあります。
カルダモン畑です。かなり大きくなります。
(スジャータさんの畑のいい写真がなく、これは別の所の写真です)
根元に実をつけます。
ある蛾の幼虫はカルダモンの茎の根元に穴を開けて茎を食べながら成長します。そのために多くの生産者は農薬を使います。
スジャータさんは、農薬を使う事によってその蛾はもちろん、他の昆虫にも影響を及ぼし生態系が壊されてしまう、と考えています。
そこで彼女は、その地域の何種類もの雑草からエキスを作り、その効果を調べました。その結果、蛾の幼虫の嫌う成分の含まれているのもを突き止め、9種類のエキスから出来た混合液を開発しました。
この液をカルダモンの根元に散布すると幼虫はにおいを嫌い近寄らないそうです。しかも混合液は幼虫を食べる肉食の昆虫類(カマキリ、ハチ、クモなど)や、カエルや鳥類にも悪影響を与える事はありません。
この蛾の幼虫にとってもカルダモン以外に食べる植物があるので生態系を維持しながら蛾の数を抑え、カルダモンを守る事ができると言う訳です。
この混合液は誰にでも簡単に作れ、しかも費用が掛からないものなので、周りの生産者にも広がり始めているとの事でした。
その地域の人が簡単に手に入り、費用も掛からず作る事が出来る。生産者にとっても高いお金で薬を買う必要がなくなり、環境にもいい。
これが、スジャターさんの目指していたもの。
先日の「災害・支援」でも触れたように、こう言った事が本当の地域に根ざした支援活動だなあ・・・と、しみじみと思いました。
もう一つ、スジャータさんの話で大きなポイントだと思われた事。
一つの植物を画一的に広範囲に植えない事。
ある一定の場所にカルダモン、コショー、バニラ、コーヒー、イネなど、さまざまな植物を植えています。
一種類だけを広い面積に植えてあると病気になった時にすぐに広まってしまいます。でも、多種多様な植物が植わっていれば広範囲に病気が広がることはありません。
多種多様な植物には又多種の昆虫が集まりる。この話を聞いて本当に納得してしまいました。
また、インドにもどんどん遺伝子組み換えの農産物が入って来ているそうです。遺伝子組み換えの植物は一世代しか繁殖能力がありません。そのために農家は毎年新しい種を購入しなければなりません。
スジャータさんは、遺伝子組み換えで開発された技術を企業が独占するのではなく、もっと広く農家に還元するべきだと言います。
彼女の考えは、遺伝子組み換えで収穫した種子からまた生産できるようにすべきだと言うものでした。
スジャータさんの話を聞いた日、家族でも遺伝子組み換えの話題になりました。
私は反対です。今後、何世代にも渡って果たしてどんな弊害が現れるのか誰にも分かりません。
でも、長女の考えは違います。
長女に「もし、遺伝子操作の乾燥にも強い稲があるのなら、それは現在の状況を少しでも改善するためには必要なものじゃない?」と、問われました。
その時、私は即答できませんでした。なぜなら 確かに、目の前にすぐに何とか手を尽くさなければならない過酷な生活があったから・・・
長女には「ママは、現実の厳しさを知らないからそんな事が言える」と、言われるかも知れませんが、でもやはり違うと思います。
人類はこの地球上には存在しなかったものを科学の力でたくさん生産して来ました。その多くは浄化される事なく、これからも地球上に蓄積されて行くのでしょう。
今現在の生活だけを見つめていたら、温暖化や広く地球を取り巻く多くの問題を解決する事は出来ません。
私たちがこの地球に何を残したいのか、残すべきなのか将来に向かって考えて行かないといけないと思います。子どもたちにどんな地球を手渡せるのかと言う事です。
このことを考えると、人類が繁栄してきた右肩上がりのグラフと、どこをとっても衰退、滅亡へと向かっているとしか思えない右下がりの現在のグラフが頭に浮かんでしまいます。
こんな時代に子どもたちを残してしまう事の自責の念で随分と落ち込んだ事もありました。
現在、私たちが抱いている不安など比べ物にならないほどの重荷を、私たちの子どもたちは背負う事になるでしょう・・・
幼い我が子の無防備な天使のような寝顔を見ながらそんな事を考えるととめどなく涙が流れ、不安やら誰にぶつけていいのか分からない怒りで悶々とした時期もありました。
恐らく、世界中の多くの親が経験する思いではないでしょうか?
でも、長い地球の歴史の中で、何億年と繁栄を続けた恐竜でさえ滅亡したんだ。
それが人類の運命なら、やはりその中で自分らしく生きるしかないんだ。と、自分を納得させたものです。
スジャタさんのように自分の抱いた疑問を解決するために行動に移している人は本当に素敵です。
人間なんて弱くって、地域を変える事さえ不可能だと思う事もあります。
でも、彼女のような人に出会うたびに、一人の力の大きさを想い、そんな意志の強さがあれば世の中は必ず変えられると想うのです。

河川の調査から一週間遅れで、この日湧水と地下水の調査をしました。
管財係りで実施している湧水の水質調査場所が「乙事東出口」「小泉」「葛窪西出口」「獅子の口」この日の生活環境の実施場所がその4箇所を含む8箇所を調査しました。
「乙事東出口」「小泉」「葛窪西出口」「獅子の口」「大泉」「葛窪東出口」「足場井戸」「下蔦木配水地下」です。
6月の一般質問で質問したように、疑問を解決するために、摂取場所の確認のために同行させてもらいました。
《地下水》
あるお宅で使われている井戸水の調査です。富士見町の3箇所で行われています。
地下水の安全性の確認と汚染の早期発見のために実施されているようです。
それと同時に災害時に飲み水として使用可能であるか、の確認もあるようです。
この日調査したほかの井戸は水量が少なく、「災害時の・・・」が調査目的だとすると調査場所としては不適切のようです。
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《下蔦木配水地下》
下蔦木の区を見下ろせる配水地の直ぐ下。
よく注意して見ないと気が付かないような場所です。草をかき分けて湧き出ている場所が分かりました。
どちらも量はそれほど多くありませんが、近くでもう一箇所湧き出ているところがありました。
セリが群生していましたから、水質は良好と言うことでしょうか・・・
大腸菌の検出は多い場所です。
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《獅子の口》
採取場所が多少の違いはありますが、結果に関わるほどではないと思います。
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《葛窪東出口》

丁度、そばのセギで大根を洗っていらっしゃいました。
こんな風景残したい。
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《西出口》
葛窪の集落の上の林の中です。
8月に管財係りで実施している水質調査に同行した時は、葉が茂っていて今回とは景色がまったく違っていました。
夏に沢を下って藪を掻き分けて歩いた時には、随分奥のほうにあるように思ったのですが、葉が落ちて湧水の場所まで見通せるようになると距離が結構近い事に気が付きました。

水の採取場所は管財係りと同じです。
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《大泉》
いつ訪れても、この森は本当にステキです。
「管財係りの方ではどこら辺を採取していましたか?」と聞かれたのですが、それには答えずに拝見していました。
生活環境の調査委託業者の信濃公害研究所の方は摂取場所をいろいろ変えてみているそうです。
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《小泉》

小泉は安定して調査結果のいい場所です。
以前、その話を岡部牧夫さんとした時に、牧夫さんが「直ぐ近くを高速道路が走っているので、野生動物の影響が少ない事もあるのかもしれない」とおっしゃっていました。
そう言った観点から見てみると確かに、道路の横にある獅子の口も調査結果はいいです。
考え方の一つとて「どう、思いますか?」と、信濃公害の方に伺ってみたところ
「なるほど、そう言う見方もできますね」とおっしゃっていました。
水のきれいな所にしかないと言われている「キンギョソウ」が繁茂していました。
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《足場井戸》
調査結果を見ると「硫化水素臭」があると書かれる事の多い場所です。
「一体、どんな所なんだろう?」と思っていましたが、高森から小六、乙事に向かう道の丁度小六の端に位置していました。
いつも通っている場所ですが、そんな所に湧水があるとはちっとも知りませんでした。
聞く所によると、高速道路の工事をした時の関係で、この位置から湧水が出てきたそうです。
匂いをかいで見ると確かに「硫化水素」の匂いがしました。
その為にいつも「飲料不可」の判定にはなるのですが、飲んでも問題はないのだそうです。
「温度が無いので『温泉』にはなりませんが、『乙事鉱泉』として売り出したらどうですか?」と、信濃公害の方に言われました。
ちなみに、なんでここが「地下水」じゃなくって「湧水」なのかはその当時、登録した方の判断だろう・・・との事でした。

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《乙事東出口》
東出口も本当に環境のいい所です。
ここには近くに野生動物を拒むようなものはありませんが、調査の結果は安定して良好です。

摂取場所は管財係りと同じ場所です。

《乙事公民館》
たまたま、この日の何日か前に「乙事の公民館の池が澱んでしまっている」との通報があったそうです。
夏に一度、ひどくなり、浮いているのもをすくい取ったそうですが、最近又、状態がひどくなったのだそうです。
専門家の意見を聞きたいとの事で、最後に回ってみる事になりました。
行って実際に見てちょっとびっくりするほどひどい状態でした。
見た目に比べ、匂いはほとんどありませんでしたが、ほとんど池全体に藻のようなものが浮いていました。

池に流れ入る場所の水は見た目には汚れているようなは見えませんでした。

一応、流れをさかのぼって、乙事のため池まで言ってみました。
こちらの方にも、異常は認められませんでした。
原因を突き止めるいためには、公民館の池の水質調査をする必要があるそうです。

★この日はお天気もよく、調査に同行させていただき、信濃公害の方といろいろとお話ができて楽しく過ごさせていただきました。
両方の調査に同行させていただき、生活環境と管財係りで行っている調査は、水の採取場所にほとんど差はない、と言うことが分かりました。
水質調査の基準も変るとの事です。
調査目的にあった調査場所、項目の設定の見直しも考える余地がありそうです。
たとえば、年1回、3箇所の地下水の調査が行われています。でも今回同行させて頂いた印象では、3箇所のうち2箇所に付いては場所として適切かどうか疑問を感じました。
また、災害時に飲料可能かどうかを調査目的にしているのなら、シアン、有機リンなどの5項目だけではなく、湧水と同じ項目でする方が目的にあっていますよね。
問題点を整理して提言をして行けたら、と考えています。
生活環境係りで行っている水質調査があると聞き、同行させてもらいました。
この日は地下水と湧水を除く、19箇所の河川の調査でした。
私としては、商工観光で実施している湧水の調査箇所と同じ摂取場所に興味があったので、この日は午前中だけ同行させてもらいました。
《一の沢①》


思わず「へえ~」
こんな所の調査をしてるのか・・・
商工会館のすぐ上の河川です。

摂取した水にすぐ試薬を入れて酸素がどのくらい含まれているのか調べます。(DO,溶存酸素量)
酸素の量だけ色が変るのだそうです。
一般的には酸素の量が多い方がきれいな水です。
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《一の沢②》


藤原歯科の前の細い道を東に少し入った場所です。
以前、富士見高校の生徒に水の採取方法を教わったように採取していました。
「なるほど・・・」
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写真を撮りそこないましたが、二の沢の採取場所は20号線沿いのいつも「青少年健全育成町民会議」で問題になる例の看板の所でした。
調査員の方のお話では、二の沢が調査結果に一番変化のあるところだそうです。
上流部に住宅ができた事が原因ではないか、との事でした。
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《宮川・上》


20号線にある神戸大橋の所です。
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《手洗沢》

すずらんの里駅から線路沿いに細い道を西に行った所です。
丁度、紅葉の美しい時でした。
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《宮川・下》

手洗沢から、もう少し西に進んだ所です。
エプソンの工場廃水を調べています。
もう、直ぐそこが茅野市です。
6月の議会で一般質問したように、今まで町で行っていた水質調査のなかで、2つの課で同じ湧水を同じ項目で調査をしています。
そこで、
・二つの課で同じ場所を調査することの疑問。
・目的が違うのなら調査項目を変えるべきではないのかという疑問。
・同じ場所を実施しながら違う調査結果が出てくる事の疑問。
(これについては、偶然同じ日に行われた水質調査の結果が、まったく異なるもが出ています。)
同じ湧水でも、水の採取場所が違う可能性もあるので、その確認のために8/18,総務管財係りで行っている水質調査に同行させていただきました。
総務管財係りではゴルフ場下の湧水について
「ゴルフ場経営に伴い、周辺下部の湧水水質を一年に三回監視して、適正な経営を行いたい」と言う目的で、上伊那薬剤師会検査センターに委託しています。
検査場所は「乙事東出口」「小泉」「葛窪西出口」「獅子の口」の4箇所です。
乙事東出口
この東出口では、過去の検査結果でも安定していい結果が出ています。

このアングルで写真を撮った方が「景観賞」を取っていましたね。
私もまねをして・・・

電気伝道度を測る機械です。
正確には社に戻って測り直しをするんだそうです。


こうして乙事と小六の部落へ五分五分に水が流れるようになっています。
本当に、昔の人の智恵ってすごいなあ・・・
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小泉

小泉は過去の検査結果でも大腸菌、一般細菌の検出の少ないところです。
たまたま、境のペンションの方が「いつも借りている畑に来た帰りによって涼んで帰るんです」といらっしゃっていました。
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葛窪西出口

東出口には、初めて行きました。
林道で車を降り、深い沢を降りたところにあります。


いままでの検査結果では、大腸菌、一般細菌の検出の一番多いところです。
行って見て理由の一つが分かりました。
「所見」には次のようにあります。
「大腸菌群は、土壌など自然界由来のほか、普通人畜の腸管内に生息しており、従って検出された水は消化器系病原菌により汚染されたか、あるいその可能性があることを示す指標として用いられます。
大泉(H15の6/3の調査では大泉でも大腸菌群が検出されています)西の沢は林道を分け入った奥に位置する為,多くは土壌からの流出、落ち葉の堆積と言った自然界由来とも考えられましが、両調査地点とも間近まで人間が分け入った形跡も認められました」
(これは生活環境係りで委託した業者の所見です)
水道法による基準によれば、大腸菌は「検出されない事」ですが、
たとえば、鳥やキツネなどの動物がここに水を飲みに来た時に近くに糞をしたら、すぐに数値は上がってしみますよね。
又、一般細菌は「ある一定の条件で検査した時に検出されうる細菌を示します。良好な水は一般細菌が少なく、汚染されている水ほど多い傾向にあるため、水の汚染程度を示す一指標となります。」と、所見にあります。
一般細菌は基準では「100個/ml以下」とありますが、5400個/mlだったものが次回の検査では3個になったりするのです。
同じ日に同じ場所で行われた調査でも、湧水のある地理的環境から結果の違いが生じるのかも知れません。
だったら、なおさら同じ場所をいくつもの課でするよりも長い期間の積み重ねを見るほうがより適していると思うのですが・・・
しかも、総務管財係りでの、調査の目的が、ゴルフ場下の湧水について「ゴルフ場経営に伴い、周辺下部の湧水水質を一年に三回監視して、適正な経営を行いたい」
と言うことなら、ゴルフ場で使用している除草剤や薬品などに見合った調査をするべきだと私は思うのですが・・・
皆さんはいかがお考えですか?
獅子の口


池袋から田端に向かう道沿いにあるこの獅子の口では、ポリタンクを持って水を汲みにいらっしゃる方をよく見かけます。
「汚染が考えられますので立て札など建てるなりなんらかの対策を練る事が必要と思われます。」と言う調査結果がH7には出ています。
一番最近ではH15年の8月に検出されています。
獅子の口は田端区が水利権を持っているそうなのです。
「そんな立て看板、田端の区民として立てたくない」と、おっしゃっていた方もいらっしゃいますが、
「大腸菌などを検出する事もあるので、飲料として用いる時は、滅菌処理するか十分に煮沸してから飲用することをおすすめします」(これも調査結果からの引用です)
くらい皆さんにお知らせするのが、親切ではないでしょうか?
6月28日 富士見町の町づくり係りと、何人かの仲間で大町の「NPO地域づくり工房」を見学に行ってきました。
この、代表の笠木さんと言う方がすごい方で、以前 町田で行われた「わが町研究会」でお話をちょっと伺ってから、ぜひ実際に活動を見学させていただきたいと思っていました。
笠木さんは大町市の出身。大阪のNPOで活動していたところを、2002年6月の市長選に担ぎ出されて立候補、落選しました。
その時に掲げた公約を実現する為に、その年の10月にNPO地域づくり工房を立ち上げたのだそうです。
信濃大町市の駅の近く、商店街の一角に事務所があります。
商店街の空き店舗はどこも抱えている問題ですが、そこを安く借りられたのだそうです。
発想が、そごいなぁと、感心してしまいました。
二人の県議会議員の政務調査費の経理事務や調査費を使った調査研究活動、政策提言を請け負い、長野県政の改革と地域おこしを結びつけています。
笠木さんがまず、取り組まれたのは「大町の中で生かされていないもの」
「埋もれて使われていないもの」を探し出す事。
その為の仕事おこしワークショップをを開き、グループごとに実際に行動するにはどうしたらいいのか、を話し合っていったそうです。
やはり、アイディアを具体化することが一番難しい作業で、その中のひとつが その日見学させていただいた水路を利用した水力発電です。
事務所でお話を伺っていると、おじさんたちが何人か集まってきました。
「この、おじさんたちは一体何者だろう・・?」と、思っていたのですが、彼らこそ、地域づくり工房が取り組んでいる“くるくるエコプロジェクト”の中心人物だったのです。
用水路を利用するには、水利権や関係機関の同意を得るための手続きが大変で、どんなに小規模な発電でも「黒部ダムと同じ手続きや書類」が必要なのでそうです。
でも、あえて同意、許可を求めてそれらを検証したいと、その手続きに挑んでいました。
地図のコピー代だけでもすでに○万円掛かっているそうです。
ですから、この“くるくるエコプロジェクト”は期限限定の実験施設と言う事で許されているのだそうです。
「今日も、あくまでも実験ですから・・・」と、皆さんで発電施設を組み立てて見せてくださいました。
現在、二箇所でプロジェクトが進められているのですが、まず、駒沢さんのお宅を
見学させていただきました。

駒沢さんのお宅のすぐ後ろを流れている水路に設備を取り付けます。

この発電装置はベトナム製。国内のメーカーでも小水力の発電装置を扱っているのですが、価格が35万~50万、工事費を含めると100万を超えてしまいます。
「もっと安く出来ないか」と探し当てたのがこの装置だそうです。こちらは10万程度。
取り付けはご覧の通り、みなさんで!! q(^o^)p

水の流れを集める装置も木で作られています。

この装置は、「子供にも視覚で電気がどのくらい起こっているのかがわかるように」 これも工夫された手作りもの!

発電された電気の利用として、サル対策。畑に電気柵を巡らして実験中だそうです。
これってすごいですよね! 離れた畑でも利用可能。
水路を流れてくる落ち葉などのごみが流れ込んでしまうと効果が落ちてしまうので、もう少し工夫が必要なのだそうです。
もうひとつのプロジェクトは川上さんのお宅で行われていました。
家の前を流れている水路の上にある犬小屋(?)と思しきものを退かすと、姿を現したのがこれ!!


思わず、写真を撮ってしまいました。川上さんのおもちゃ道具!?

彼はただ者ではなかった!
もとは国鉄の電気関係の専門家だったそうですが、自宅の裏にある小屋にバッテリーを置き、発電した電力を蓄え 自宅で消費していました。

この、犬小屋(!?)の下に秘密兵器が隠されています。
見学させていただき、一番印象に残ったのは、本当にみなさんが楽しそうに取り組まれていると言う事。
移動する車の中で笠木さんから伺ったのですが
「川上さんは以前、電気を専門的にやっていても、一部分でしか関っていなかった。それが今は作るところから、使うところまですべてを自分で作り出す事が出来るので楽しい(´ー`)とおしゃっていました。」
この「NPO地域づくり工房」では、他にも三年計画で菜種の栽培からバイオディーゼルの利用に至る一連の取り組みの実現に向け「菜の花エコプロジェクト」にも取り組んでいます。
休耕田を利用して菜の花を栽培。
油を収穫して試食会を開いたり、飲食店から出る廃油の回収を共同作業所の通所者と協力して行ったりしています。
バイオディーゼル車も一台所有して、見学の時に利用もしているそうです。
「地域おこしが目的なんだから、市からお金を引き出しても仕方ない。」
「NPOのメリットを生かし、国・県その他いろいろな基金などや寄付、カンパなどをうまく利用している」と言う事です。
「「NPO地域づくり工房」は仕事をするところではなく、あくまでも仕事を生み出すところ、きっかけ作りを作るところ。」
おしゃる事がいちいち説得力があり、胸に落ちました。
生き生きと活動なさっている皆さんとお話できて、本当に楽しい一日でした。ヽ(´▽`)/ヾ♪
6月6日、国土交通省と全国水環境マップ実行委員会の呼びかけで、「身近な水環境」の全国一斉調査が行われました。
富士見でも、富士見の“水”の水質がどのような状況にあるのか調べ“水”について考えるきっかけにしたいと、乙事、神戸、高森の3ケ所でこの調査に参加しました。
それに先立ち、5日、ヒルサイドの温泉排水を乙事汐に流す予定で問題にもなっている場所を中心に水質調査が行われました。

ヒスサイドの温泉排水はトレンチ方式で地下浸透しますが、能力を超えたものがオーバーフローして流れ出しています。
この排水と生活廃水を合併浄化槽で処理したものを一緒にして、今回乙事の汐に流したいと言う計画が持ち上がりました。
現在は地元住民の反対でストップしています。
なるほど、ここから流れ出している排水は手で触るとまだ暖かかったです。

各調査場所で水温を計り、水を採取します。

岡部牧夫さんが自前の器械で「電気伝導度」を調べています。

乙事の汐沿いに林の中を歩きました。「気持ちいい!!」

因果関係ははっきりしませんが、排水を地下浸透するようになってから、林の斜面の一部からいつもこのように水が染み出しているのだそうです。

現地から帰って、乙事公民館で各班に別れ、水質の調査です。

キットの手順通りに検査していくと、水の色が変化し、物質がどのくらい含まれているのかが分かります。

水質調査の結果のまとめを早川恵理さんがしてくれました。
・海面活性剤の0.5はひどくはないがまずい数値。
・ヒルサイド排水溝の電気伝導度の2,600.今の時点では何が含まれているのか分からないが「何か」はあるので、調べる必要がある。
・ヒスサイド排水溝のヒ素0.5は注意
その後参加者から意見、感想を聞きました。
・一度の検査、憶測で決め付けてはいけない。ヒスサイドの排水がきっかけになって、いるが地域としてどう解決していくのかが問題。
・見た目の感覚で決めるのは危険。子供にも教育委員会を通じて教えて行く必要がある。
・ヒルサイドは地域の活性に貢献している面もある。敵対関係ではなく、環境をどう守るのか、地域と企業が同じ土俵に乗って話し合えばいい。
・今日のような会に地域の人がもっと参加してくれればいい。
・現場を見たのは今日がはじめて。昔の人は農業のためとは言え、汐を本当によく作った。困っているから流そうと言う発想が安易。動脈に静脈をつけようとしている感じ。
・この問題が起こったことで、水の環境についてもみんなが関心を持った事はうれしい。
・乙事汐は八十八夜から二百十日まで水を流すのが慣例。5,6,7,8月のみ水が流れる。そのことについても理解して欲しい。
・話し合いの席に行政も顔を出して欲しい。

*電気伝導度とは?
電気を通すことで、電気の通りやすさを計ると電解性の物質が何か入っていると言うことが分かる。(水温が高いと通りやすくなるので、温度によって調整を必要)
きれいな湧水や地下水だと大体40~50
あとの水質調査の項目については、早川恵理さんがの説明資料を作ってくださったので、紹介します。


高森湧水の水のことを調べよう と題して次のような事を企画してみました。
現地でお話を聞く会
『水と森と生きものたち』
自然写真家:西村 豊さん
日 時 6月6日(日) AM 10:00~ 水質調査
場 所 高森湧水
AM9:30 境小学校集合 現地まで歩きます
※雨天の場合は境小学校体育館にて、西村 豊先生のお話を伺います。
6月6日、国土交通省と全国水環境マップ実行委員会の呼びかけで、「身近な水環境」の全国一斉調査が行われます。富士見でも、乙事、神戸、高森の3ケ所でこの調査に参加し、先ず、富士見の“水”の水質がどのような状況にあるのか調べ“水”について考えるきっかけにしたいと思います。
高森では、私たちの身近な高森、大泉湧水の水質を調べます。
それに合わせ、自然写真家の西村豊さんをお招きし、「水と森と生きものたち」についてお話していただく事になりました。
西村さんには、小学生に分かる、楽しいお話をお願いしてあります。
子供たちと一緒に、湧水の森で「水」のことを考えてみませんか?
当日は、あいにく雨。参加者は16人。(子供9人)
境小学校から林の中を歩いて大泉湧水まで行きたかったのですが、私が水を採取して、清泉荘で水質調査とお話を聞くことになりました。
湧水の湧き出ているところと湧水が流れ溜まり落ち葉などが堆積している場所と2ヶ所の水を調べてみることにしました。


溜まって落ち葉が堆積している所
湧き出している所

見た目には落ち葉などが堆積してずいぶん違った結果になると思ったのですが、どちらの水も大差なくきれいだと言う結果でした。
水質調査のあと、西村さんのお話を聞く会です。

清泉荘の水と西村さんがこの日のために京都から取り寄せてくださった水を飲み比べて見ました。

「京都の水だよ。みんなで一、二の三で飲むから待っててよ!」
京都の水を飲んでの感想は「プールの匂いがする」と言うものが多かったです。
水の飲み比べの後にお話を伺いました。
水って言っても、口の中に入れるとサラッと入る水だとか、口に入れたとたんトロッととろみのある水だとか、いろいろ違いがある。
家の水はおいしいと思っていても、コップに入れて一時間置いてから飲んでごらん。やっぱり塩素の匂いがするよ。
今まで北海道にしかいなかったキタキツネが本州にも上陸している可能性がある。山に入って気楽に水を飲める可能性がなくなる。
地下水の汚染も心配。飲んでいてもみんな危機感がない。
大泉でも鹿の骨を見ることがある。鹿を撃ってどこでも解体してほったらかしにしていく人がいて困る。
大泉では一番多いのはキツネ。
水質調査をしている調査員は、危険だと話がっている。水の汚染は目に見えないので、みんなに危機感がない。
生まれてからずっと飲む水だから子供の事を考えてほしい。
西村さんのお話を伺った後で参加者の皆さんに感想を聞いて見ました。
子供たちの意見は・・・
・京都の水は苦味があった。こんな水を飲んでて感心した。
・今日の話を聞いて、将来一人暮らしはしたくないと思った。
・日本で水を買わなくっちゃいけないなんて、ショック。
・子供たちが知識のある人を呼んでこんな会をもっと持たないといけない。
・汚い水をきれいにしたい。水のことをもっと知りたいと思った。
・いつのも生活で、水の事なんかなんが考えてないけど、水が危ないって思った。
大人からは・・・
・意識の問題。兼業農家をやっていて田んぼに水を引く時に、生活廃水や除草剤など、やはり気になる。
・富士見町も水源の保存水質保全については考えている。条例にするのかどうか、どんな方法がいいのか皆さんとも話し合って行きたい。
・富士見は八ヶ岳の上の方で開発が進んでいるので、地下浸透も考えないといけないと思う。
何よりも子供たちに、水のことについて関心を持ってもらいたいと会を企画したのですが、考える機会になったでしょうか?
本当に、こんなにいい環境に育っているのですから、それを生かした教育ができたらいいと思っています。
3月の議会でも多くの議員が話題にしていたように、水をめぐる環境については大変に重要な時期を向かえています。
私が先ず考えたのは「富士見町が今まで行ってきた水質調査の結果はどうなんだろう?本当に以前と比べると、水質は悪くなっているのだろうか?」
と言うことです。
そこで情報公開条例を使い、今まで富士見町で行っていた水質調査について、情報の提供を求めました。
その調査結果を、烏帽子の岡部牧夫さんが分かりやすくまとめてくださいましたので、皆さんにもお知らせいたします。
町が行った水質検査の結果について(湧水の一般細菌・大腸菌群) 2004/5/7 岡部牧夫
町が行う水質検査の種類
①上下水道課 水道水源水質検査 発注先は現在は上伊那薬剤師会検査センター
②住民課(現建設課)生活環境係
・河川・湧水・地下水・浄化槽水・工場排水水質検査(調査)
1994(平6)-98(平10)年度は(株)信濃公害研究所、
99(平11)年度は(社)上伊那薬剤師会検査センター、
00(平12)年度は河川と工場が上伊那、湧水・地下水は信公研、
01(平13)年度以降は信公研。
・河川19個所、地下水(個人宅井戸)3-4個所、
・浄化槽は年度ごとにまったく別の個所で、数も不同、
・工場排水は特定の企業1-4個所、2001(平13)年度からは中止。
・湧水の調査個所は、乙事東出口、大泉、葛窪東出口、小泉、獅子の口、葛窪西出口、足場井戸の7個所、1999(平11)年度からは下蔦木配水池下をくわえて8個所。年2回。
・経費 河川461,852円、湧水未確認。
③産業課商工観光係(現総務課管財係)
1)ゴルフ場下湧水水質検査 上伊那
乙事東出口、小泉、獅子の口、葛窪西出口の4個所。年3回。経費504,000円。
2)鹿ノ池水質検査 1998(平10)年度まで(社)長野県労働基準協会連合会諏訪測定所、99(平11)年度から上伊那。
八峰苑の排水が流入する鹿ノ池の水質検査。烏帽子区の要請による。年1回夏期。7項目。経費16,000円。
④産業課商工観光係(現商工観光課観光係) 入笠山キャンプ場水質検査 発注先は同上。
鐘打平大沢山東面武智沢源流。年1回夏期。経費45,150円。


報告書の所見
・95(平7)年度(信公研) 2回とも不適の葛窪東出口と獅子ノ口は、立札をたてるなどの対策が必要。
・98(平10)年度(信公研) 水道原水である葛窪東出口と大泉は、今後の検査で大腸菌群などが検出された場合は状況調査などの実行を勧める。
・00(平12)年度(上伊那) 同上。

「山地環境研究所」は岡部牧夫さんが水質調査研究の活動なさっている会の名前です。
富士見町にある、福祉作業所・赤とんぼには現在、7人の方が通っていらっしゃいます。
主な作業内容は、わかめスープの袋詰め、巻き割り・箱詰め、ハーブの葉取り、トイレットペーパー・ティッシュの販売です。
先日、エプソンのミサキ工場の事も紹介いたしましたが、ここの皆さんも本当にまじめに仕事をなさっています。
「今度、富士見高校の生徒さんに指導していただきながらトマトを植える事になりました」と知らせていただきました。
作業所のすぐ後ろ側に富士見高校の畑があり、以前より生徒さんと交流は持てないものかと保護者の皆さんとも話していたところ。
うれしくって見学に行ってきました。
当日は、生徒の皆さんの授業時間内での交流の時間。
トマトのビニールハウスのビニールを張る所からの作業でした。

丁度、ハウスを張り終えたぐらいから雨が強く降り始めました。

さて、生徒の皆さんに指導していただきながら、先ず穴掘りです。
「下が鍋の底のように丸くならないように、堆肥がたっぷり入るように掘ってくださいね」

「堆肥を入れてから、こんもり平らな山ができるように土を盛って下さい」
だれだ!? 盛った山に思わず拝んでいたのは・・・?

「さあ、ついにトマトの苗を植えますよ。
根に付いている土を落とさないようにね。
植え終わったら、静かに根元に水を上げてください」
水をあげ過ぎると、根っこが自分で水を探すために深く入り込む努力をしなくなってしまうそうです。
(なんか、人間と同じ。甘やかし過ぎ、手を掛け過ぎもいけないようです)
でも、時々様子を見て水をあげてくださいね。

今日はありがとうございました。トマトのできるのが楽しみですね!
富士見町の福祉作業所をご存知の方は少ないと思います。
Jマートを背にして線路を見上げると、丁度その先に 以前は分水荘として使われていた建物があり、そこを作業所としてお借りしています。
富士見高校の園芸かの畑がすぐ作業所の後ろ側になります。
今回のように、通所者と生徒さんが関わりを持つ事は、通所者にとっては勿論ですが、高校生の皆さんにとっても大変に大切な事だと思います。
以前にも書きましたが『知らない』『知ろうとしない』事が最大の障害になるのだと思っています。
私自信がそうだったように、知り合い、同じ時間をすごすうちにお互いに付き合い方を学んでいけるはずです。
障害者を見た時に「困った」「かわいそう」と先ず考えてしまいがちです。
確かに苦労してる方も少なくはありません。でも、障害を自分の個性と受け止め明るく生き生きと生活なさっている人、そしてそれを支えている家族の事、もっと知って欲しいと思います。
「赤とんぼ」も開所して3年になります。
保護者の皆さんは「今まで家にボーっとしていただけだったのが、本当に楽しく一日過ごさせて貰えて、それが一番うれしい」とおっしゃっています。
それが一番。でも、私は少しづつ赤とんぼの皆さんに今度は社会に貢献して頂く機会ももてたらいいな、と考えています。
皆さんが社会に貢献する一番は、地域の皆さんと交流を持つ機会を持つ事だと思っています。
富士見高校では、地域との交流も盛んになさっているようです。
私たちが交流させていただいた時も「金曜日には諏訪養護学校の皆さんと一緒に作業です」とおっしゃって言いましたし、私の知っているだけでも、本郷小、落合小と水質浄化で交流があります。
それにリヤカーを引いて花や野菜を売り歩いているのを、目にされた皆さんも多いのではないでしょうか?
話がそれてしまったのですが、富士見町の活性化を考えた時に、富士見高校が富士見にある利点をもっと考えなくてはいけないと思っています。
5月23日、福井県武井生市安養寺で、大規模な「地元学」が行われると言うので、議員仲間3人で出かけて行きました。
『地元学』って・・・?
自分の住んでいる地域のよさを学ぶこと。子供からお年寄りまで、地域のみんなが一緒に実際に歩いて、地元の宝を見つけます。その中で、よそ者も一緒に参加することで、地元の人には当たり前で気が付かないような『お宝』に気がつき、これからの地域づくりに役立てよう。と言うものです。
朝、6時に諏訪南インターを出て、現場に着いたのは10時半。福井はやっぱり遠かった!
私たちが着いたときは、参加の皆さんは各班に分かれて調査、探検に出かけた後でした。
まず、最初にみんなが集まり、10の班の項目と班分けが行われたようです。
1班・植物を調べる。
2班・山菜や木の実、薬草を調べる。
3班・古道や、景観、街並みを調べる。
4班・安養寺の山と湧き水を調べる。
5班・自然神、神社、お寺、歴史を調べる。
6班・田んぼ、畑の植物カレンダーを作る。
7班・達人、匠、特技を持った人を調べる。
8班・昔遊びを調べる。
9班・年間行事や祭りを調べる。
10班・運ぶ、干す、耕すなど、色々な道具を調べる。
各班ごとに、安養寺の地区を分け、少ない班は5人くらいから、多い班は子供たちを2台の軽トラックの荷台に乗せて探検に行きます。
調べる項目につき、何か見つけるたびに
①写真を撮る
②見つけたときの様子や説明、感想を書く。
③地元の人に聞いたことなどを、地元の言葉で書きとめておく。
2時間ほど探検調査をした後に分校に戻り、撮ってきた写真を印刷する準備をしてお昼ごはん。

みんなが昼食中もこの機械は働き続け写真を印刷し続けました。


みんなで見つけたのもの一つ一つについて、写真を張り、②見つけたときの様子や説明、感想。③地元の人に聞いたことなどを書き込み、地域資源カードを作ります。

子供たちも、自分たちの見つけてきた生き物の感想や絵をカードに書き込み、見つけた場所を地図に落としていきます。


この班は1班の植物を調べています。

最後に、各班ごとにまとめの発表。地元の方でも、新たな発見があって驚きだったようです。
友達から「BDFの車が白州で走ってるから見に行かない」と誘われ,よく調べもしないでついて行きました。
恥ずかしながら、廃油で走るためには、車の改良なり買い替えが必要なのだと思い込んでいました。
実際に行って見てびっくり!
車の改良は必要なしで使うことが可能なんですね。
まずはバイオディーゼルってなんでしょうか?
バイオディーゼル燃料は、捨てられるような植物性・動物性の廃食油から作ることができるえネルギーです。
なんでも、もともとこのディーゼルエンジンを開発したルドルフ・ディーゼル氏は、植物油を主な燃料として考えていたのだそうです。知らなかった!
・植物油脂を原料とする軽油の代替燃料もしくは燃料添加物
・従来の軽油と同様の稼働力を持ちエンジンの改造を必要としない代替燃料
・全体として二酸化炭素や硫黄分を大気中に増加せず、排ガス中の微粒子が少ない生物分解可能な交通燃料
なんて、ちょっと難しいのですが、やたらと優れものって感じです。
さて、私たちが見学させていただいた車ですが、なんと東京で走れなくなったベンツ!
車は色でしか区別のできない私でも、この名前は知っています。それを10万円で手に入れたとか・・・?
考え方の基本にあるのが「古い車を大切に使おう」と言うこと。
確かにディーゼルは環境に悪い! だからと言って今走っているディーゼル車が全部走れなくなるなんて言うのも、ものすごい環境破壊ですよね。
だから、今の車でも、環境にやさしく走れる燃料を。と言う事です。
車の詳しい話は私には少し難しくてよくわからなかったのですが、私にも分かったお話・・・・
・食用の廃油からグリセリンを除いたものが燃料となる。廃油の約90%が使える。残りの約10%がグリセリンと不純物。 このグリセリンをどのように活用できるかも今後の課題。
・現在、廃油は市場にも出回っているが、それを買ってまですると、ペイできない。
白州の事業所ではコープ山梨が援助していて、給食センターやマクドナルドなどの業務用を回収し、ただで使えることで、採算の見込みがある。
・現在の価格は1リットル、84円。
スタンドで売ることは出来ないので、コープ山梨の援助で200リットルのドラム缶で配達している。
・山梨あたりでは問題はなかったが、冬気温が低くなった時の粘度が今後の問題

この車の廃棄はてんぷらの匂いがする!

燃料はズバリ!廃油のにおいでした!
この、ドラム缶が結構、高いらしい・・・
BDF紹介のホームページです。
もし、興味のある方はのぞいて見てください。
http://journeytoforever.org/jp/biodiesel_link.html
去年まで町内の交通機関として諏訪バスが巡回していました。
でも、「空気を乗せて走っているの?」と言われるくらいに利用が少なかったのが実情です。
その為、それに変わる交通手段として、今年度より町から商工会が委託を受け、デマンド方式でワゴン車が町内を回っています。
それに先立ち、3月は試行期間として実施され、その間いろいろな意見や問題点が検討されてきました。
町内に住み、エプソンに通う聾唖者が朝一番の電車に乗るために巡回バスを利用していました。
朝8時始発のデマンド方式に切り替わってしまうと、通勤の電車に乗れなくなってしまいます。他に手段はなく、本当に困っていました。
結局、利用者が他にも何人もいたため、商工会の配慮で8時前は今までの巡回バス方式で一便出していただけることになりました。
その時のエプソンの対応がとても迅速で親身になってくださり、一度お話を伺いたいと、4月30日ミサキ工場を見学させていただきました。
恥ずかしながら、伺って初めて知ったのですが、エプソンには5箇所の障害者を積極的に受け入れている工場があります。
「障害のある方々にも積極的に働く場を提供して広く地域社会に貢献したい」と言う考えの下、1983年に特例子会社としてエプソンミズベが設立されています。
もう、20年も前のはなしですね。
パンフレットの中に書かれていた言葉
「人は必ず何らかの可能性を持っているのもです。それを生かすことのできるチャンスと場所を提供し、その力を存分に発揮して欲しい。それがセイコーエプソンの基本姿勢です」
これは本当に理想です。
私も以前、障害者とリサイクル、ケーキのお店をやっている時に、何人かの障害をお持ちの方とお付き合いして、いつもいつも思っていたことです。
「何か必ずこの人の隠された能力があるはず」でも、残念ながらその「何か」がなかなか見つけられず、挫折の毎日でした。
でも、エプソンではそれを確実に実践していました。
5箇所の工場でそれぞれの特色を生かしながら、障害者の雇用に大きく貢献しています。
印刷製本、編集デザインなどを専門に引き受ける工場、ここにはエプソンOBの方から、野球チームの名簿作りの仕事も入ったりするそうです。
腎臓機能障害者のため、透析を受けながら仕事のできるシステムのある工場。
知的障害者の雇用促進のため、1996年にはエプソンで使う防塵服のクリーニングを専門の工場も開設されています。
ヘルスキーパーとして、従業員の疲労回復のためのマッサージをなさっている視覚障害の方。週何度と決められた時に社内でマッサージのサービスをしています。
これは40分間、無料ですがその分の時間は仕事で埋めるそうです。でも、マッサージを受けた皆さんからは「疲れが取れた」と、大変に好評だそうです。
電話交換手として活躍。NTT電話応対コンクールに出場、北信越大会で見事に3位に入賞を果たした方もいます。
このようにエプソンに就職をして、力を発揮している障害者は一握りに過ぎないかもしれません。
大きな企業だから可能なのかもしれません。
私は決してエプソンの回し者でもありませんが、こうして努力をしている企業がわが富士見町にあるんだと思うと、また富士見町の誇りを見つけられたようで、うれしくなるのです。
☆私の見学させていただいたミサキ工場。
さまざまな工夫がされています。
車から下り、車椅子でも工場までスムーズに工場に入れるよう段差は一切なし。
聴覚障害者のためのシグナル。
車椅子に乗っていて低い位置からでも見れるように角度の変えられる洗面所の鏡などなど。

食堂のカウンター。車椅子でも見やすく、届きやすい高さです。

工場内はどこも車椅子でも動きやすいようになっています。
パンフレットの載っていたある聴覚障害の方の言葉がとっても素敵です。
「私は聴に覚障害を持っており、別の言い方をすれば“情報障害者”ですが、IT革命は私のような“情報障害者”にも大きな可能性をもたらしました。
・・・『エプソンには前例がなければ作る』と言う強力な意識・企業文化があります。
ハンディがあるなしに関係なく可能性を信じ、自分自身のスキルを伸ばし、行動を起こせば、必ず未来は来ます。」
3月19日に高森区を中心に関係する、神代、鳥帽子、平岡、信濃境、池袋、小六、各区長連名で町長宛に提出されていた陳情書に回答が出されました。
内容を要約してお知らせします。
(町の立場と見解)
例え、確認申請が出される前に町がその情報を得たとしても第三者にその情報を伝えるべきではなかった。
もし町より情報を流したとしたら、町はその住民から訴えられる事になる。
情報開示は一定のルールに基づき実施されるべきもので、個人の土地取引情報、建築確認申請に付いての情報も事前に知らせる事はできない。
(要望)
*水源管理地である高森区に一切の情報伝達がなされなかった事は開かれた町政とは言えない。町が全責任を取って住民の納得できる早急かつ最善の解決に向け行政努力をすること。
(回答)
住民とは大泉水源下流水域に住む人たちのみならず、土地の旧所有者、家屋の建設予定者も含まれている。
住民の情報保護の観点から、一方の住民のみに情報を提供する事は、町として慎む事であり、行政として責任をとるべき行為は存在していなかった。
(要望)
*町が代替地を提供するか行為地を買いとって保全すること。
(回答)
大泉周辺を含め、庁内には同様の土地が多く存在しており、私有地であるこれらの土地は広大である。
これらの土地の今後についての前例となる事が予想され、今後における富士見町の方針、住民主導、行政支援での住民意思が確立されてから対応すべきと考える。
しかし、今回は時間的余裕もない事から、遊休地有地等を活用する方向で対応を検討している。
(要望)
*将来、周辺部でも同様の問題が起きる事が懸念され、今回の事を教訓に湧水のエリアごとに向けた保全に向けた努力をする事。
(回答)
保全すべき場所に土地を所有している方々も住民個人。
住民個人とその制限と言う大変難しい問題だが、町民共通の意識形成と施策の実行に努力して行く。
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今回のことでずっと引っかかっていたのは「本当に町は住民に対して情報を提供する事が出来なかったのだろうか」と言うこと。
町が言うように「町・住民にとって大変貴重な自然環境にある場所であり、住宅建設に対する地域住民の反対運動が必ず起こる場所」と、仲介不動産業者に説明したにも関わらず建設が実行された事は残念な事です。
でも、不動産業者も十分に「あの土地は貴重な守るべき場所」と、認識していました。
だからこそ、先ず町に「水源の森として、トラスト、地権者との借地契約、土地交換等、町として水源地周辺を保護管理できないか」と相談に行ったのです。
この貴重な土地が不動産一般市場に流通しないよう、環境に対する意識も高いA氏に環境に十分配慮した形で計画を進めたのだと思います。
それでも「それだけ貴重な場所だと言う認識があったのになぜ?」と言う疑問は残ります。
それは、やはりこの土地を長年愛して守ってきた地元の住民との「その土地に対する意識・認識の違い」ではないでしょうか?
説明会の席で不動産業者の言った言葉が印象に残っています。
「今日、ここに来るまで、私はこの説明会でこの問題は 何とか解決できると思ってやってきました。皆さんが心配している環境への影響や景観のことなど、十分に配慮している事を説明して分かって頂けるものと思ってやってきました。しかし、皆さんのお話をお伺いして、あの土地に私たちが来る事がいけないのではなく、あの土地にいかなる人も足を踏み入れる事がいけないんだと分かりました。
このことで、私にできる事はもうありません。この土地を所有してしまった二人の今後の解決に皆さん、どうか力を貸してください。」
つまりはどんなに「貴重な土地」と思っていても「これほどの事になる」とは想像もしていなかったのです。
こんな事がこれから先も起こらないとは言えず、その時 町はどのように対応すべきなのでしょうか?
今回の不動産業者は環境に対する意識のかなり高い人だったと思います。それでもこんな事が起こるのです。
結局、大きな意味を持ってくるのは「町の姿勢」ではないでしょうか?
「今回、町はどうすべきだったのか」との問いに、ある知人がきっぱり言いました。「そりゃ、訴えられるとしても地元の住民に伝えるべきだった。」
そうですね。その答を聞いた時に、私もはっと気が付いたのです。富士見町がこの問題にどんな姿勢で取り組むのか、どんな事があっても守るべき、と考えているならおのずと進むべき道は見えてきます。
その事に地元の皆さんも、今回の町の対応には納得できないのだと思います。
町に頼るだけではなく、「守らなくてはいけない」と認識している住民自身が自ら行動を起こす事も大切なことです。
しかし、行政の側もどんな姿勢で取り組んでいくのか住民に示していく必要があると思います。
新しい町づくり係りで対応する考えだと言う事。これからの町の姿勢に大きく期待しています。

湧水に向かう林道の脇の林です。
道のように見えますが、手前は高森区できちんと整備されている区間。その奥は放置されている林です。これを見ても高森区の方々が湧水の森を大切に保全なさっているのがよく分かります。
森を守る、と言っても実際に行うには、大変な労力も愛情も必要だと言う事ですね。
高森の大泉湧水の近くで、住宅を併設した馬場を建設する予定がある。
中央競馬会を引退したサラブレットが余生を送るための施設で、敷地は二千五百平方メートル。
仲介の不動産業者は昨年の9月に富士見町に町主導で環境保全のための保護を提案。しかし、町としては不動産業者指定の2年以内は無理と判断、町の環境保全条例など法的な規制が一切ない事から、「大変に難しい場所で、反対運動の起こる場所、まず地元への説明が必要」と助言をするに留まった。
造成作業に入った2月の時点で初めて地元住民の知る所となる。
高森区は以前にも水利権をめぐり、裁判が起こった経過もある地域。
水源の森の環境汚染を懸念する声が上がった。
2月18日に地元住に対する説明会が開催されたが、建設反対の声がほとんどだった。
土地を買った二人にすればただ、呆然とするしかない状態だった。
若いカップルがあの土地を見て、「こんな、夢にたいな土地に住みたい」と、思うのは当然だと思う。
批判は理解できる。しかし、この土地の事をよく知らない人間に「まず、地元に挨拶があって然るべきだった」と言っても無理な話ではないだろうか。
「ご近所への挨拶と言っても、挨拶すべきご近所がない」と、私だったら考える。
それにしても、不思議だったのは引退した競走馬を飼ってどうやって生計を立てるつもりなのかと言うこと。
引退した競走馬はほとんどの場合、肉になるが「殺すには忍びない」と老後の管理を委託したり、他の人が乗馬用に調教し直してもらい、馬主となる場合もある。
とにかく二人とも馬が大好きで、そんな馬を預かる生活設計を立て、多額の借金をして土地を購入した。
ここで、先ず思うのは「なぜ、もっと早く地元住民に知らせなられなかったのか」と言うことだ。
土地の売買契約の済む前に分かっていたのならここまで傷は深くならなかった。
行政の視点で見ると、個人から個人へと土地が売買された事であり、個人の情報を流す訳には行かなかった。
不動産業者は、すばらしい場所だからこそ、別荘地などになるよりも環境に十分配慮して今回の計画を進めた。
この話を追って行くと「どうして?!」と、腹の立つ事も多い。
しかし、行政も不動産業者も、それそれの立場で、出来る範囲の努力はされたのだと思う。
3月に入り、高森区長を中心に下流の6区をを含む区長の連名で陳情書が提出された。
・水源管理地である高森区に一切の情報伝達がなされなかった事は開かれた町政とは言えない。町が全責任を取って住民の納得できる早急かつ最善の解決に向け行政努力をすること。
・町が代替地を提供するか行為地を買いとって保全すること。
・将来、周辺部でも同様の問題が起きる事が懸念され、今回の事を教訓に湧水のエリアごとに向けた保全に向けた努力をする事。
の3点が求められている。
地元の皆さんが動いてくださった事は大変意義のあることだと思う。
しかし、「あの土地は守るべき土地」「計画にNO!」と言った人にもそれなりの責任が生じると思う。
もし今回、行為地を町が買った場合、これと同様に保全すべき土地について同じような対処が求められる事になる。
この問題が起きてから、一体どの程度の土地が個人所有の土地なのか?調べてみた。
調べてみて唖然としてしまった。
湧水の沸き出口のわずかな部分は町が所有している。そして湧水を囲むように森の一部は高森区の所有だが、ほとんど、一帯は個人の所有地だ。
小さく区画整理をされ、地元の方ではないと思われる所有者もたくさんいらっしゃる。
地元の方はおっしゃる。「あの周りの土地は守るべき。地元では分かってて売ったりしない」
しかし、時代が変ればその「掟」もあやふやになるだろう。
現実に今回、売りに出されている。
貧しいインドの村で植林のプロジェクトに関わった娘が「せっかく植林しても大きく育つ間に村人たちが生活のためにきっていってしまう」と、ため息をついていた。
明日の生活か環境保護か。といった時、土地を手放す人を責める事が出来るだろうか?


現在、乙事区でも温泉排水を乙事立沢汐に流す計画があり、放流撤回に向け住民運動が起こっている。
こんな問題が起こってしまう事は残念な事だが、今私たちは試されているのだ。
本当にしっかりと考えるべき時が来たんだと、チャンスを貰っているのかもしれない。
土地を守ろうとした時、知ってもらわなければ守れない、しかし、人が入る事によって自然が壊れる心配もある。
どうやって守って行けばよいのだろうか?
福岡の筑紫野市では1990年から、市内の緑地保護を目的に、毎年五千万円の予算を組んでこつこつ山林地を買収している。
きっかけは産業廃棄物処分場の進出計画。
2003年度の購入総額は約6億円。買収面積は約71万平方メートルに達した。
一部の山では植林ボランティアを募集。約110人の住民が登録し、現在も作業を続けている。
市民に貸し出しシイタケなどを栽培する「きのこの森」も作り市民参加型の自然保護につなげている。
これは画期的なことだと思う。
富士見町は鉢巻道路より下にいくつもの湧水がある。その上部に保養施設、別荘などかあり、湧水への環境汚染の心配は以前から指摘されていた。
ただ、問題が大きすぎて着手できなかったと言うのが事実だと思う。
行政が主体になるのか、住民が主体になるのか。方法はいろいろあるはずだ。
3月の議会でも環境保は大きな問題となった。
今まで、手つかずだった問題が何とか動きだしそうだ。ある議員の提案「湧き水サミット」にも町長は意欲的だ。
今回の事で、民官協働で取り組む運動が起こせれば、それこそが富士見町の宝物になるのではないだろうか。