名ばかりですが、「長野県有機農業研究会」に所属してます。 ^^;
(何にもしてなくって、片身が狭いのですが・・・)
2月6日 第30回大会がありました。
農ある暮らしを始めてみませんか? 百者百様「有機農業」
~ のぞいてみよう いろんな経営、いろんな豊かさ ~
第1部 講演会 塩見 直紀氏 「半農半X(エックス)」という生き方
第2部 パネルディスカッション&交流会
テーマ:百者百様「有機農業」
~さまざまな農の実践者に話を聞いてみよう!
塩見さんの話も面白かったですが、「百者百様・有機農業」は、すっごく感激しました!
「こんなに面白いパネルディスカッション、初めてです!」
会場は飯田市の市役所
原村の人たちと車を乗り合わせていくと、会場近くで見慣れた顔が!

「よっちゃばり」の会長じゃ、ございませんか!?
ご苦労様です。
2時間、こうして道案内に、交差点に立っていたそうです。
ただ、これじゃ、どっちが会場だか分かんないんですけどね。
ポケットに手を突っ込んでないで、「指差し」してくれてないと・・・ ^^;

会場は満員状態です。
関心の高さを物語っていますね。
200人を超す人が集まったそうです。

関連の書籍販売も・・・
私は、せっかくなので、友人お勧めの塩見さんの「半農半Xという生き方」を購入しました。

塩見さん
富士見町では、昨年の夏に新町長となり、ガンガンの企業人が就任しました。
小林町長の主張ははっきりしています。
「農業は富士見町の重要な基幹産業。その農業で食えるようにして若者にとっても魅力あるものにしなければならない」
私も農業で食べられない現状は絶対におかしいと思いますし、若者にとって魅力あるものになって欲しいです。
でも、どう考えても、現在の農業だけで生計を立てるのは困難です。
端的に分けると、ものすごく大規模経営をするか、こだわった農産品をそれを欲している消費者に届けるしかないと思います。
じゃあ、大規模経営を目指せばいい、というと、農業はそこに走った事で、本来もつべき「食」をつかさどる役割から大きく外れ、「商品化」されてしまった。
広範囲に画一的に育てることによって、安価な農薬や化学的な肥料に頼るようになりました。
おのずと、土を耕し、手間ひまかけて「育ててきた生命を頂く」、という行為が、
おなかを満たすために食べるだけになってしまった。
でも、本当はみんな「それは、間違っていた」と、気づき始めているはずです。
「食育」などという言葉が盛んに叫ばれるようになりました。
そのことは、4人の子供たちを、この富士見まちで育てた私にとっては、すごく身近で大切な問題でした。
新町長が「食える農業」と言う度に、私の中で「違う! そうじゃない!」と、心が叫んで(実際に吼えてもいるのですが・・・ ^^;)反発するんです。
しかし、実際に農業を営んでいる人たちに、農業を知らない私がそんなことを唱えても反感を買うだけです。
「こんな農業のあり方もあるんじゃないですか」と、示したいがために「ルバーブ生産組合」を立ち上げました。
実際にこの地域を見ても、農業だけで食べていける人はそんなに多くありません。
富士見町の歴史を見ても、農業と養蚕で生計を立てていたそうです。
精密が盛んになった諏訪圏内では、勤めながらの兼業農家が、この地域の農業を支えてきました。
ですから、私にとって今回の「半農半X(エックス)」は、今までの自分の考え方が間違ってなかった、と確認できたことが一番大きな成果でした。
実際に富士見町の中でも、地域によって、一枚一枚の田畑がすごく大きいところもあるし、私が住んでいる境地区では大きくて4反部くらいです。
大規模に行える農家もあってもいいけれど、小さい農地を生かす農業もあってもいいと思っていました。
それには、有機農業なんかぴったりですよね。

塩見さんの講演の途中で行われた「ミニワーク」「夢の棚卸し」
Q:人生で叶えたい夢は何ですか? 8つ書いてください」
*できれば1年に1度(年初め、年末年始や立春、誕生日等の節目に)自答してみてください。
と、ありました。
最初は「えぇ~! 8つも書くの~」と、思ったのですが、
周りの人たちも、みんな真剣に紙に向かっている。
「私も、書かなくっちゃ・・・」
書き始めてみると、いつごろ実現できるかは別として、結構、出てきます。
忘れかけていた「夢」も、時には「棚卸し」をしましょう。という、いい機会を頂きました。
塩見さんの講演の後に行ったワークショップ。
今までいろんなこういった「パネルディスカッション」というものを聞いてきましたが・・・
今回ほど、臨場感のあるパネラーさんは経験ありません! (当然・・・私がとても興味のあることだったからですよね・・・)

塩見さんを入れて、10名のパネラーさんが並びました。
それぞれ、就労年数も家族構成もまったく違います。

パネラーさんたちのアンケートです。
よくぞここまでアンケートに答えてくださいました。 m(_ _)m
農生活を始める以前の職業、農業規模、家族構成、農業外仕事・収入源、ズバリ現在の所得、農業所得、農業外所得などなど・・・
「聞いてみたいけど、ちょっとここまで聞いたら失礼よね」と、思われるような質問にみなさん答えていただいています。
パネラーの皆さんの言葉は一つ一つが私には輝いて聞こえました。
「苦労してます」と、言いながら、そこに悲壮感は感じられない。
自分の生き方に自信を持っている事が、一番のポイントだと感じました。
「農業」は、その人の生き方に寄り添うもの。
「農業」は、いろんな形や方法があっていいと、改めて納得させていただきました。
塩見さんは、「半農半X(エックス)」のXは天職だとおっしゃいました。
本の中でも「その『X』は、自分がわくわくするようなものでなければならない。誰からも命令されるものではなく、寝食を忘れおのずと取り組んでしまうものだ。」
と、書かれています。
また、パネラーの中には「農業をやるなら最初から専業を目指し、全力を尽くすべき」と言う方もいらっしゃいました。
でも、私は、(とっても生意気な言い方で申し訳けありませんが・・・)
その人の望む生き方さえ外れなければ、農業をしながら、食べるための職についてもいいと思います。
スタイルはさまざま。
ご主人が「農業」をやって、奥さんが、外貨(^^;)を稼ぎに行ってもいいし・・・
それをこのパネラーの皆さんは示してくださったと思います。
本当に「実」のある、いいお話が聞けました。
ありがとうございました。 m(_ _)m

アンケート結果の「農所得」「農外所得」「生活費」「満足度・妻、夫」をグラフにした図です。
「これでもか!?」と、いうくらい、いろ~んな形になってます。
いろ~んな暮らし方があるっていう事ですね。
みなさん、結構収入は控え目ですが、満足度は高い方が多いようです。
また、収入と満足度は関係ないようですね。
そこにまた、その人の「生き方」が見えるようです。
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会場の飯田市役所に張ってあった「結い(UI)ターン」のポスターです。

「『結いターン』とは、飯田市が実践している『人材誘導プロジェクト』の通称です。
専門窓口の結いターンキャリアデザイン質が、UターンやIターンを希望する皆様からの問い合わせ対応や飯田の案内、飯田に定住できるまでの計画策定のお手伝いを行います。」
富士見町でも、やって欲しいのはこういうことです!
要望がないならまだしも、あるのにこうした窓口がないために逃している人が多いのが悔しい!!
「結いターン」のネーミングも憎いです。
田植え等の作業を交換し合った「結い」の仕組み「結い田」
Uターン + Iターン = 結い(UI)ターン
その両方がかかっているんですね。

この看板もかっこいいです。
12月の一般質問・パート2
2.農業の活性化に向けての政策について
①新規就農希望者を受け入れる里親・研修制度を取り入れてはどうか
②「知らない人に空き家・田畑を貸したくない」という人のために、町が仲介役を務める必要があると考えるが
2.農業の活性化に向けての政策
1回目
①新規就農希望者を受け入れる里親・研修制度を取り入れてはどうか
町長の考えの中には、都会から富士見町への移住促進に力を入れることがありますがが、その中には新規就農を考えてくる人たちも含まれていると思います。
しかし、当然のことながら、農業は越してきて農業を始めてすぐに収益の出るものではありません。
うまくいったとしても、種をまいて育てて収穫するまで最低でも半年はかかります。
田畑や家探し、最低限必要な農機具を揃えるなど考えると、大変なことです。
そこで1年~2年の里親や研修制度を設ける必要があると思いますがいかがでしょうか。
研修の間は、町でも補助を行い、しっかりと地域に根付く仕組みが必要です。
長野県としては、こうした支援が行われていますが、富士見町からの参加は非常に少ない状態です。
(長野県の新規就農舎、応援のページ)
啓発とともに町として力を入れていく必要があると思います。
②「知らない人に空き家・田畑を貸したくない」という人のために、町が仲介役を務める必要があると考えるが
私自個人的にでさえ、毎年、農業をやりたいという人がいるんだけど・・・と相談をいくつか受けます。
そのときに、畑や田んぼならいくらでも貸してもらえるのですが、一番困るのが、住む家が見つからないことです。
家や田畑を「貸したくない」と言う多くの方は、どこの誰だかまったく知らない人に貸すことの不安が大きいと思います。
そこで、行政がすべきなのは、借りたい人と貸せる人を結びつけること。
情報を収集して発信、そのシステムを作ることだと思います。
2回目
富士見町の農業は5年後には立ち行かなくなるというアンケート結果も出ています。
ここで、アンケート結果をちょっと整理してみます。
農家の世帯主の65歳以上が全体の54%。
今後5年の経営規模を縮小・中止したいと思っている方が46%。
そのうちの65歳以上の方に限定すると61%と増えます。
規模を縮小・やめたい人の40%の人は売却・貸付などは考えずに「何もせず」と答えています。
また、あと何年くらい農業を維持できるかとの問いに、80%の人が10年以下にやめたい。
また、5年以下にやめたい人も40%占めています。
後継者が農業に取り組んでくれそうかどうか、の問いには
「家の分はやってくれそう」は30%、70%が「農業はやりそうもない」「後継者はいない」
こういったアンケート結果は大変に深刻なものだと思います。
ただ、こうした方々も、なかなか土地や開いていても家を他人に貸すことには躊躇します。
そうならないための手立ての一つとして、皆さんの意識改革という意味でも、行政の担う役割のひとつとして、こうしたシステムを作ることが急務と考えます。
また、現在、農業を志す人の多くは、有機農業を志している人です。
そして、そんな人たちは「農業で食べていく」ということよりも、むしろ人の行き方として「有機農業を目指す人が多いように感じます。
たとえば、長坂や高根町では、有機農業を志し、よそから移り住む人たちが増えつつあるそうです。
なぜかと言うと、有機農家が研修者を受け入れ、農業の方法を教えている。
そこで農業を学んだ人たちが、同じような農業を目指してその近くの土地に定着する。
そうして農業を始める人たちが、また呼び水になると、いう良い循環が生まれつつあるということです。
こうしたことが、富士見町でも可能なはずです。
富士見町でも、有機農業を営んでいる人たちが何人もいます。
そういった人たちは自分で販路を開拓し、地道で堅実な農業を目指しています。
しかし、友人が役場で「有機農業をやっている人を紹介してください」と聞いたところ、「いない」と言う答えだったそうです。
役場が出来ることの一番のメリットは、そういった情報を収集して発信することではないでしょうか。
都市部で職のない若者が増えているのなら、本気で農業を目指す人たちを後押しするような政策が求められています。
以下、町長の答弁内容:
(長野日報から引用) *長野日報が取材して記事にしてくれた分も含んでいます。
家、田畑、研修の3点をパッケージで提供したい。
町・JA・地元有志等積極的に関わる人を集める。
町産業課を窓口としたワンストップサービスで、新規就農希望者が町内で農業を始めやすい環境を整える。
事業家に当たって町は、農業委員に、秋や探しと耕作地探しを依頼。
農業機械の提供は今後の課題。
新規就農者が新たに購入するのは課題投資となるため、中古人の紹介も考えたい。
データーがそろい次第事業をスタートする考えで、来年の1月開始を目指す。
前記の記事に登場した「小池農産加工所」
「農業の所得が低迷し厳しい状況の一方で、消費者は農業や農村に対して『本物の味・こだわりのある加工品、田舎ならではのサービス』など多くの価値を求めており、 新たな農業・農業ビジネスが生まれている。
農業者がこの機会を捉え、地域内資源を活かした農産加工をビジネスをして発展できるよう技術及び経営について習得する場」
を目的に、「長野県アグリビジネス加工所技術研修」の募集がありました。
和菓子・豆腐・パン・漬物など、さまざまな施設への研修がありました。
12月1日ルバーブ生産組合のメンバー3人で、飯田市にある小池さんの加工所に、ジャム加工についての勉強に行ってきました。
加工所に朝9時に到着
まず、小池さんのお話をうかがいました。
小池さんは、20年前に「自分たちはおいしい果物を作っているのに、なぜ市販のジュースを飲んでいるのか?」
「大豆を作っているのに、なぜ、中国大豆の豆腐を食べているのか」と、疑問に感じたことをきっかけに、野菜作りの仲間と加工施設の立ち上げました。
農産物の現状は・・・
①価格が安い
②価格を自分でつけられない
③自然災害・天災からのリスクを受ける
④朱覚悟の日持ちがしないので安くても捨てるよりはマシ
⑤作付けから収穫・販売まで長く、現金化が遅い
⑥早い・簡単・便利、と言う消費者のニーズにそぐわない。
そこで、加工することによって次の利点が得られる。
①付加価値が付き、価格に上乗せできるため売上増しにつながる
②賞味期限が長くなる
③規格外のもので加工できる
④一つの農産物から多品目の加工品を作ることができる
⑤毎月の現金収入も可能
⑥加工品はすぐに食べられる。
今ではおなじみの野菜の直売所も小池さんたちが全国的にも先駆者。
加工所も全国でも初めてだったので、メディアでも取り上げられ必然的に知名度が上がったそうです。
「どうやって売ってきた」ではなく委託加工の技を磨いてきた、答えが商品、だと言うお話でした。
加工施設の見学

リンゴジュースを作っているところです。
リンゴを絞ってます。

外には委託されたリンゴが山積みになっていました。
小池さんのところでは、熊本から北海道まで、全国から委託加工を請け負っています。
2006年度の委託加工実績がジュースmジャム、ドレッシングだけで
年間で324件
仲間や個人農家、法人まで請け負っています。

瓶詰め加工施設。
トマトケチャップを作っています。
この施設でジャム作りをします。
残念ながら、ジャム作りは拝見できませんでした。

惣菜も手がけています。
この日は、イナゴの佃煮を作っていました。

こんにゃくの袋詰め

こちらには、ジャム用のリンゴです。

小池手造り農産加工所のポスター
「健康は、幸せの基本です。
これからも、私達は、体に良い物をお客様にお届けします」

製品がズラ~ト並んでいました。
「食べ物は命をつなぐもの
母として子供たちに食べさせたいと思うのも」
農産加工品は、よく加熱して砂糖もちゃんと入れて賞味期限を長くすべきだ、
という所は、私とはちょっと考え方が違うかな、と思ったところ。
私は、糖度もルバーブの酸味が生かされる30%くらいにとどめたいと思っているし・・・
賞味期間を長くすることよりも、こだわったものに価値を認めてくれる人に売るような方向でいいんじゃないかと思います。
でも、加工施設のあり方の参考になりました。
前記の記事でも書きましたが、25人くらいの方が働いていて、ほとんどが正社員だそうです。
小池さんの加工所を見学して、頭にあったのは、町長の「塚平用地の観光農園構想」
町長が言う様に、就労の場としての加工所を位置づけると、小池さんの規模くらいになるだろう・・・
そうすると、施設も大きくなる。
年間を通してまわす必要もある。
小池さんに言われましたが「諏訪にそれだけの農産品があるのか!?」
ないですよね。
加工所だけじゃなくって、観光農園ということでも、お金をかけて大規模なものにすることってどうなんだろう・・・と思ってしまうわけです。
7月24日 富士見高原で
「諏訪地域輝く農村女性夏期研修会」
~女性のネットワークを生かし
地域での食農教育を推進しよう~ が開催されました。
午前中は、丁度見ごろの「ゆりの里」の散策だったのですが、雨模様でちょっと残念でした。
私は「よっちゃばり」で、参加させていただきました。
農村女性の研修会なのですが、富士見農村よっちゃばり(農村女性の連携会です)の会長は、今年は男性です。
快く(?)一緒に参加できて、うれしかったです!

皆さんが集まっている後ろは、一面、真っ黄色のゆり畑です。
午後からは研修会
「農政の動きと日本の食糧」
講師:諏訪農業改良普及センター所長 川井清司氏
選挙で民主党が政権を取っても、そんなに大きな変化はないでしょうとのことでしたた。

国の主な政策は大きく3つ。
1.確保と有効利用
農地は「所有」から「利用」へ。
農地法の一部改正で、農地転用許可の厳格化。違反の罰金もあり、とか。
2.担い手の育成・確保
3.水田のフル活用 だそうです。
日本の食料事情
H18年度の小麦の消費量が、580万t。そのうちの87%が輸入。
米粉への関心が、高まっている。
国のH21年度新規事業で「水田等有効活用推進交付金」等などで、単年度10aあたり8万円の補助がつく。
長野県でも、米粉需要拡大に取り組んでいるそうです。
3年続いた、学校給食への「米粉パン」への補助が昨年からなくなってしまったのですが、
その代わりに、一般消費者へ向けた需要拡大のPRに力を入れていると言うお話でした。
高山製粉 高山猛英氏です。

「米粉の活用について」の講和
高山製粉さんについては、以前、工場も見学させていただきました。
社長はとっても気さくな方で、お話を伺っていても楽しいです。
買ってきた米粉パンも作ってみました。
グルテンの入っていない米粉では、いろいろなもので試してみました。
社長お勧めのシフォンケーキは、しばらくどこに行くにもお土産に持っていくほど評判がよかったです。
(現在は、ちょっと熱が冷めました・・・^^;)
片栗粉の変わりにとろみ付けにしたり、ケーキ類にはほとんど代用が効きます。
前半の川井氏の話にもあったように、日本の小麦粉の消費量が年間約500万t。
10年後には、50万tを米粉に置き換えようというのが、現在の計画。
活用範囲は広いけど、小麦粉の代用として考えるとコストが高くなってしまう。
小麦粉なら、200円/kgくらいだけど、米粉にすると340円/kgくらいになってしまう。
当日、おいしいフワフワモチモチのヒット商品のパンを試食させていただきました。
食べるのに夢中になって、写真を忘れましたが(^^;)小さ目のパンが1個160円だそうです。
ちょっと、割高感はありますね。
でも、おいしかったら、リピーターはいます。
米の生産者や銘柄も一緒にPRできる、新たなパンやお菓子の開発に期待できるとのことでした。
すでに、いくつかあるそうです。
また、米粉を使った麺の開発が進んでいるそうです。
高山さん曰く
「小麦粉の麺の方があきらかにおいしい!」^^;
でも、
「米の麺は、あまり自己主張しないので、絡めたときにその素材が生きる」
「新たな用途が期待される」とのお話でした。
原村では、4件の農家が高山製粉と契約して米粉用の米の生産に取り組んでいます。
一番の理由は生産調整が進んでいなかったこと。
富士見町では、以前担当のところに相談に行ったら
「富士見町では、政策的に合いません」と、スッパっと言われてしまいました。 ガーーーン!
前記の補助制度も、生産~製粉~販売まで、末端で売れるところまで確保されていないと、だめだそうです。
以前、長野県が補助を出して、学校給食に米粉パンを出していました。
モチモチしていて、子供達には結構評判がよかったようです。
富士見町では、県の補助がなくなっても一昨年まで町が補助を出して続けましたが、それもなくなりました。
米粉パンにすると、1食あたり22円高くなるそうです。
米粉パンが、現在結構普及しているそうですが、それは米粉と一緒にレシピが普及したからだそうです。
確かに、米粉だけあっても、作り方がわからなければ作りようがありませんよね。
農協の婦人部でも、新たな利用拡大に力を入れているとのこと。
「米粉にしなくたって、米の消費拡大を図ったほうが早いんじゃないの?」
と、よく耳にします。
一理ありますが、外国に依存している小麦粉の一部でも、国産の米粉に代えることができれば、それに越したことはありません。
私は、いろいろな利用方法があるんじゃないかと、期待しています。
我が家の目の前の、盈さんちの田で行われている、直播の田んぼの様子です。
前回「ただ今93歳」でご紹介したのですが、訂正です。
7月15日で「94歳、ただ今現役!?」と、なりました。 ^^

お気に入りの一枚です!
おじいちゃんと孫の写真のようですが、盈さんと農協の指導員のNさんです。
二人で、田の土手に座って、稲の中の穂の状態を見ています。

今の時期、「幼穂形成期」の確認が大事なのだそうです。
穂が形成されるちょっと前に、中干し(“土用干し”とも言うそうです)を行います。
これは、普通の田でも行われると言う事ですが、この時期の見極めが難しいという事。
そこで、上の写真です。
稲の下の部分を丁寧に剥ぎ取って行って、中に穂が形成されているかどうかを見ているところです。
まだ、穂が形成されていず、二人で中干しの時期について相談されました。
その結果、「明日から水を落としましょう」と言うことに決定。

直播の盈さんの田の稲の様子です。
一本一本がしっかりと大きく育っています。
先日も書いたのですが、この農法って、基本的にSRI農法と同じようです。

一般的な方法で作られている田んぼの稲です。

盈さんちの田んぼです。
歯っ欠け状態のようですが、一本一本の稲は普通のものに比べてずっと太く大きいです。

通常の田です。
こうして比べてみると、盈さんちの田の稲は、随分色も濃いんですね。
これからも期待、大です!!
ところで!!
5月1日に紹介した、盈さんのあぜ塗りを YouTubeに乗せました。 ^^
どうです。すごいでしょう・・・
(私が、自慢する事じゃないんですけど・・・^^;)
いい訳ですけど・・・
コメントを求める私の声がきついのは、盈さんに聞こえなかったせいです・・・^^;
直播田んぼ、のその後です。
随時紹介しようと思っていたのに、貯まってしまいました・・・^^;
5月19日のページで紹介した直播栽培のその後です。
《6月2日》

もう、発芽しているはずなのに、どれが稲の芽なのか見極められません。
これが稲の芽だそうです。でも、圧倒的に少ない!?
籾をコーティングしてあった白い殻が、あちらこちらで砕かれている状態で見つかりました。
発芽するまで水を落としていたので、その時にスズメにやられてしまったかも知れないとの事。

しかし!!!
よくよく見てみると、筋になって発芽している場所を何箇所か見つけられました。

雨振りだと、水面が揺れてよく分からなかったのですが、雨がやんだ時に横から見たら、筋になって発芽していました!
この後、指導員が調査してくれ、直播の標準くらいの発芽率だとの事。
よかったです・・・
《6月16日》

アオコが発生してしまいました。

田んぼの端に発生したアオコが、前日の風で田んぼの半分ほどまで一気に広がってしまっていました。
これは、薬で抑えました。
《7月1日》

本当は芽干しという、5日間ほど水を落とす時期だったのですが、雨降りが続いて遅れてしまったそうです。
《7月3日》

水の引いた田んぼで、盈さんが、草取りをしていました。

2本あるうちの手前はヒエ、右奥が稲です。
節のところに毛が生えているのが稲。見分けるには、経験が必要ですね。
田にひびが入るくらい水を落とすんだそうです。
以前、吉田太郎さんのSRI農法の話を聞いた事があります。
長女がインドネシアに研修に行ったこともあり、すごく興味深い話で、日本では例がないのか思い余って吉田太郎さんにメールを送った事があります。
この直播栽培と、SRI農法の潅水と断水を繰り返す方法が同じです。
この先も興味津々です!
NHK・BS1で「地球は訴える ~大地~ アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略」と言う番組が放映されました。
フランスのジャーナリスト、マリー=モニック・ロバンが、3年かけて調査した結果をまとめたもので、フランスでは今年の3月にテレビ放映されて大反響を巻き起こしているようです。
恐ろしい話でした。
遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まったのは1996年。
栽培に手間がかからず収穫量も多い事で、急速に普及。
しかし、環境や人への健康の影響などが分からないと強い反発もある。
フランスでは70%の国民が遺伝子組み換えに反対。栽培を進めるかどうかで国会でも大きな論争が続いた。
この番組はそんな政治状況を背景に、フランスのジャーナリストによって作られたました。
モンサントは化学薬品会社として、枯葉剤やPCBを生み出した企業です。
番組では、数十年にわたってPCBにより汚染されたアラバマ州アニストンの話からはじまります。
危険性を知りながら、モンサントは住民や政府に公表しなかったのです。
日本中どこでも見られる除草剤の「ラウンドアップ」
モンサントの主張では、除草剤のラウンドアップは、生分解性で自然にやさしいという事です。
しかし「環境を守る、土壌を汚さない」と言うラウンドアップの表示は、ニューヨークとフランスの裁判で不当表示であるという判決が出ています。
フランスでは、ラウンドアップが麦の受精卵でどのような影響があるのか、細胞分裂で実験が行われています。
その結果、細胞分裂の異常を誘発すると言う実験結果を得ました。
上層部に報告しましたが、結果を公表しないように圧力がかかりました。
除草剤のラウンドアップに耐性のある大豆を作るには、ラウンドアップ耐性遺伝子を大豆のDNA細胞に組み込みます。
この大豆畑にラウンドアップを撒くと、雑草は枯れてしまうのですが、遺伝子組み換えされた大豆は元気に育ちます。
驚くべき技術です。
しかし、強力な除草剤に絶えるように遺伝子操作された食物が私たちの口に入るのです。
当然、市場に出るまでに徹底的な試験がされたはずです。
ところが!! 十分な研究・分析審査はありません。
遺伝子組み換え食品がアメリカではどのように規制されているのでしょうか。
食品と医薬品の安全を管理しているFDA(食品医薬品局)が「従来の食品と同じ規制を適応する」と決めていました。
製品開発に巨額の費用を投じているので認可を迅速にするために、上層部から圧力があったそうです。
当時の農務省のバイオテクノロジー研究者は
「遺伝子組み換え食品の規制が科学的な判断ではなく、政治的判断によるものだった」
「遺伝子組み換え作物は、従来の作物と『実質的に同等』とみなすことで、認可が容易になった」と証言しています。
遺伝子組み換え作物について、アメリカでは何の特別な審査も義務付けもされていません。
この「実質的同等性」の原則により、遺伝子組み換え作物は認可されたのですが、そこには科学的な根拠はまったくなく、商品化されて行きました。
そこに、大きな問題があったようです。
ある科学者は
「一般的に安全、と認められるためには、同じ領域の多くの専門家の研究と、科学界の圧倒的コンセンサスをえるべきだが、遺伝子組み換え作物に関しては、そのどちらもない。」と言っています。
また、牛成長ホルモンについては・・・
遺伝子組み換えを利用したこのホルモン剤を牛に注射すると、牛乳の生産量が20%増加すると言われました。
このホルモンの認可についても審査の不正操作が行われています。
FDAがよるデーターを隠し、改ざんしたと言う事です。
そして、その事を指摘した獣医師を審査から排除しています。
その後、モンサントの牛成長ホルモンの6年分のデーターが盗まれ、秘密文書をスクープされます。
その文書を送られた博士の分析結果、生殖機能に深刻な影響が出るという事が分かります。
卵巣の肥大・生殖機能に深刻な問題も起きていました。
~博士の話~
モンサントは、「牛乳の成分は変わらないので味・品質は変化しない」と言っているがいろいろな意味でまったく違う製品である。
・乳腺炎の確立が高いので、牛乳に膿が混じる事がある。
・乳腺炎の治療のためのさまざまな抗生物質が混入している。
・インシュリンの成長因子が大幅に増加している。(乳がん・大腸がんなどと関係していると言う発表もある)
カナダでの承認試験に関わった厚生省に勤務する科学者3人が、モンサント社から賄賂を持ちかけられました。
その事実を議会で証言しますが、その後3人は解雇されます。
また、モンサントと政府機関での人事交流があったことが分かります。
たとえば、通商代表がモンサントの役員であったり、連邦裁判所の顧問がモンサントの弁護士であったり、FDA副長官がモンサントの副社長であったりするのです。
1989年エリトファンでは「好酸球増加筋肉痛症候群」で37人が死亡。1,000人に障害が残りました。
これは、アメリカ市場に出た、初めての遺伝子組み換え大豆を使った補助食品によるものだと言われています。
FDAバイオ技術調整官も「遺伝子組み換えが原因である可能性も排除できない」としながら、なんの手立ても講じていません。
モンサントと利害関係のない機関が、安全性の確認をしていないのか調べてみると、
1998年、イギリスの研究所で、農薬に耐性をもつ遺伝子組み換えのジャガイモをネズミに与える実験を農務省の依頼で行っていました。
その結果、2つの変化が認められた。
①消化器官内の細胞の増加
②免疫のシステムの活性化
その結果を受け、研究にあたった博士がBBCのテレビインタービューで
「遺伝子組み換えの研究に携わる科学者として、イギリス国民をモルモット代わりに使う事は極めて不当だと言わざるをえません」と発言をします。
その博士は、その後、研究所から解雇されてしまいます。
発売から10年
アメリカで生産される大豆の90%が遺伝子組み替えの大豆。
市販されている食品の70%が遺伝子組み換え作物の成分を含んでいるそうです。
しかし、アメリカでは原料に「遺伝子組み換え食品」である事を表示する事が禁じられています。
消費者は安全な食品をどのように選べばいいのでしょうか・・・
★ここまでが番組の前半です。
ラウンドアップは、ここら辺でもごく普通に使われている除草剤です。
この地域でもたくさんの人が使っていますが、「すぐに分解されるから安全だ」と言っているのを耳にします。
フランスやアメリカの裁判で「不当表示である」と言う判決が下っているという事は、ほとんどの人は知りません。
その強力な除草剤にも耐えうる作物って、植物の中で一体どんな事が起こっているのでしょうか?
虫が食べたら死んでしまう大豆やとうもろこしが(これって、つまり毒入りって事でしょう???)
一般的に作られた大豆やとうもろこしと、「実質的に同等」って、一体どういう事なんだろう・・・???
すでに日本中に出回っている、遺伝子組み換え植物を原料とした食品を、長い間食べ続けたらどうなるんだろう・・・???
何よりも、人々の健康や安全よりも、一企業の利益が優先される社会って何なんでしょうか・・・
大きな多国籍企業のおそろしさが、後半でさらに明らかになります。
農業従事者の高齢化・農作業の軽減のために富士見町でも水稲の直播栽培が推進されています。
我が家の目の前の田んぼで週末、直播が行われました。
水稲直播栽培と言うのは、苗を育ててそれを水田に植える方法ではなく、水田に直接種をまく方法です。
直播栽培のメリットとして、農作業の軽減や生産コストの低減が上げられます。
育苗しなくてもよいので、種まきや育苗ハウスの準備も不要になります。
当然、苗を管理や田植時の苗運びや田植えの作業もなくなります。
また、農機具費が削減されるので、生産コストの低減もみこめるという事です。
富士見町では、取り入れ始めてから今年で3年目。
昨年取り組んだところでは、従来の方法とほとんど差がなかったそうです。
田によっては、従来の方法よりも収穫量の多かったところもあったとの事。
富士見町の昨年の直播作付面積が20haで、今年は26haに増えているそうです。

直播用のトラクターです。
この日の田んぼは境地区でも広く、4haあります。
一度に走る距離が長いので、まっすぐに走るのにすごく気を使っていました。
車の両脇に小さな赤い輪が付いていて、往復したときにこの車輪の残した跡を中心にして走ればいいようになっているそうです。
この写真では、左側の車輪だけ下ろしています。

8条植えですが、4条植えまでの対応が出来るそうです。
もう一台は4条植で、小回りが利くので小さないびつな田んぼでも対応できます。
確かに四角くて大きな田は機械での作業も楽ですが、日本の美しい景色を作っているのは、曲線の美しい小さな田んぼ。
そんな田んぼを大切に将来に引き継いでいけるような農業であって欲しいです。

上のタンクに種を入れると、パイプを通って下りていきます。
タイヤと連動していて、走るスピードに関係なく面積あたりで落ちていく仕組みだそうです。
なるほど。
筋になって種籾が落ちていくんですね。
田の平均化が重要になってくるそうですが、レーダーで平均を見ながら平らにする「ラベラー」と言う機械まであるそうです。
すごい!!!

「平成19年度強い農業づくり交付金」の下に
(原油価格高騰対応省エネルギー型農業機械など緊急整備対策)と書いてあります。

種にカルシウムや鉱物でコーティングしたもの。
ぬるま湯に浸してちょっと発芽させた籾にコーティング。
もう随分芽が伸びたものもありますね。
海抜1,000mを超える立沢地区では、5日前に直播したものが発芽しているそうです。
発芽するまでは、酸素不足にならないように水を落とします。
発芽した後は、5cmほど入水。
この田んぼは先日このブログでもご紹介した盈さんの田んぼ。
「毎日の水の管理を手伝ってもらえる?」と、娘さんに聞かれたのでお手伝いの予定ですが
どうも、最初は水の管理が難しいようです。^^;
簡単になってからお手伝いしょう・・・っと。

田んぼの向こうのこんもりした森の真ん中にあるのが我が家です。
田んぼに水が入るとあたりの景色が一転してこの何日間かはワクワクしてします。
水が入った途端に、夜になると蛙が大合唱。
つくづく・・・
いいところに住んでいるなぁ~ ^^
うちがお借りしている、我が家の目の前の畑の大家さん、武藤盈さん。
昨年は、人に貸した田を、今年は直播で作るそうです。
私が、畑のルバーブの芽を摘んでいたら、隣の田んぼで盈さんが「ぬるめ」作りをしていました。
田んぼに冷たい水が入らないように、田の入り口で水が蛇行する部分を作ります。
水をぬるませる、と言う意味から、ここの地方では「ぬるめ」と言うのだそうです。
お互いにちょっと疲れた頃。
「お茶にしませんか?」と、ポットを持って盈さんのところに行くと
「やりかけで、乾いちゃうからこれだけ済ませてしまうよ」
ご近所でも、こうした「ぬるめ」をあまり目にしません。
鍬一本でこんな作業を出来る人も、少なくなってきたようです。
急いで家に走り、カメラ持参で戻りました。

泥を壁にすくって、壁の表面全体をやわらかい状態に。

泥を押し付けながら、表面を整えていきます。

乾かないうちに、がべの部分に鍬の背をあてて、こちらからゆっくり、でも一気に歩き、表面をきれいにしていきます。
左官屋さんの仕事のようですね。
田んぼの外周のあぜをこうして塗って固める「あぜぬり」も、今では器械があるのだそうです。
確かに・・・大変な作業ですよね。

「出来はいかがでしょうか?」と伺うと
「上の中だね」と、返事が返ってきました。
ご苦労様でした。 ^^

「ぬるめ」を仕上げて、ようやく一服。
八ヶ岳を眺めながら、今年初めて取り入れる「直播栽培」について教えていただきました。
それにしても・・・7月のお誕生日で94歳になります。
いまだに現役!!
長野県は「PPK」で有名ですが、ご存知ですか?
ピン、ピン、コロリの頭文字です。
最後まで元気に働いて、苦しむ事もなくコロッと逝きたいって事です。
盈さんのような方は、どこが痛い・・・とおっしゃっていても、田や畑に出て仕事をなさっています。
こうして生きてこられた方には、人として生き方に頭が下がります。
長年、農業で鍛えられた皆さんにはかないません。
私たちの年齢では、軟弱な体になっていて、PPkは難しいですよね・・・ ^^;
11月13日に吉田 太郎(よしだ たろう)さんの講演会がありました。
吉田さんは、現在長野県の農政部農政課で、自然と共生する農業や県の農政施策の調整を行っていらっしゃいます。
東京杉並生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科を中退後、東京都庁へ入庁。都職員をしながら、埼玉県秩父の山林を開墾。そこに山小屋を立て、週末は有機農業を営んでいらっしゃいました。
また、有給休暇を利用し、何度もキューバを訪問。
「有機農業が国を変えた」 「200万都市が有機農業で自給できるわけ」などの著作をお持ちです。
キューバの有機農業の第一人者です。
日本では、あまり知られていないキューバの話。すごい事をやってる! 本当に面白かったです。
話の導入は「緑の革命」からでした。
「緑の革命」。なんとなく言葉は耳にした事はあったのですが、ここでインターネットを活用して、まずはおさらい。
「緑の革命」とは、高収量品種の作物の導入や化学肥料の大量投入などによって、穀物の生産性を向上させ、大量増産を達成したこと。
高収量品種は在来種に比べてると、米粒の量は2倍ほど多いのだそうですが、その分大量の養分や水が必要になります。
そのために、大量の化学肥料や農薬、灌漑用水を使うようになりました。
この緑の革命以後の農業の弊害がその後、各国で問題になるのですね。
これから吉田さんのお話
・江戸時代の農業は100%投入すると250%の収益が上げられた。
現在の農業は 100%投入しても35パーセントの収益しか上げる事ができない。石油に浮かんだ農業である。
・スイスでは9割が環境保全型の農業。守ればお金を直接支払すると言う。
・インドネシアでコミニュティをベースに環境型の農業を進めた例。
田んぼに入って天敵はなにか、 害虫はなにか、をまずよく観察する。その結果、いつ農薬が本当に必要でまけばいいのかが自分で判断できる農家を作る。
→その結果、農薬の使用量を90パーセント削減する事ができた。
・古代の知恵に学ぶ例。 2500年ほど前のインカ帝国の、海抜4000mで行われていた「ワルワルス農法」。何列もの畝を作るようにして、高台と高台との間に水を引く場所を作る。すると水は夜でも4℃よりも下がらない。水の温かさで農地の温度を上げ、しかも洪水も避ける事も出来た方式。
この方式は、現在の農法でも敵わないそうです。古代人の知恵ってすごい!!!
・マダガスカルでのSRI農法
★一本で植える。
★水をぎりぎりにする。
★間隔をあける。
★幼い苗を植える
以前は、1ヘクタール当たり2トンしか収穫できなかったのに、このSRI農法で植えた田からは 14トンの収穫があったそうです。(この数字、ちょっとすごすぎません!?)
キューバの話
・革命前、キューバではサトウキビ・柑橘類・コーヒーなど換金作物を作って輸出、ソ連から小麦粉を輸入してパンを焼くような生活をしていた。
自給率は40%。化学肥料や農薬を大量に輸入して農業が成り立っていた。
・ソ連が崩壊して石油などが入ってこなくなる、その上にアメリカの経済封鎖で未曾有の経済危機を迎える。
その結果、外貨に頼らず、自然に付加を掛けない生活に変化して行った。(せざるを得なかった)
・石油が入らなくなり、トラクターが牛に変わった。
・外貨が外から入らないので、農業に雇用の場を作った。
例えば、ミミズを使って堆肥を作る。
害虫に忌避効果のあるニームの木を100何本単位で植える。
畑にフェロモンをしみこませたスポンジを置き害虫を集め、その虫をボウベリア菌で感染させ、死ぬまでに動き回る一週間ほどの間に他の虫にも感染させる。
サツマイモに被害を及ぼすアリモドキゾウ虫には、天敵の蟻の巣ごとサツマイモ畑に運んでしまう。
・山奥の学校でもソーラーパネルでパソコンが使える。学ぶ力を引き出す教育に力を入れている。「国の底力は教育」である。
★キューバってすごい事やってるんだ! 知らなかったです。
これだけ情報化社会が進んでいて、世界の隅で起こったことが瞬時に伝わる世の中なのに!?
物やお金がなかったら人間いろいろな努力をする。
そしてそう言った生活がこれからの人類が進むべき道だという事を、キューバで起こっていることは明確に伝えていると思いました。
あまり面白かったので、吉田さんの 「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」と言う著書を買って読んでます。
ソ連崩壊後のキューバ国内の混乱は大変なものだったようです。
でも、それをまさしくチャンスにしたんですね。
また、吉田さんの話にあったSRI農法。
たまたま長女が9月に一ヶ月間インドネシアで研修してきた農法でした。
これもすごく興味深い話です。
富士見町の多くは農村地域。富士見町の元気な農村女性たちと農業の活性化をじっくりと考えて行きたいです。