2003年10月30日

10月28日 合併問題についての講演会

合併について
『これだけの疑問』と題して
 池上 洋道先生 の講演会がありました。   自治体問題研究所 主任研究員 
                             千葉大学教育学部 非常勤講師


住民有志で立ち上げた「ちょっと待てヤイ!この合併ネットワーク」主催によるものです。
講演会のはじまる5分前まで10人を数えるほどの参加者しかいなくドキドキしたのですが、110人(新聞発表)ほどの参加がありました。
講演をお聞きしてやはり今一番大切なのは、この町をどんな町にするんだと言う町づくりについて考える事だと改めて考えさせられました。

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・市町村の大きさはどう言う風に考えるべきものか?
住民が責任を持てる範囲。責任を持つと言うのはどう言うことか?『村八分』と言う言葉からも分かるように、日本の社会の中で地域の共同体の基本にあったのは最低限『お葬式』と『火事』であった。
地域社会で運営できる責任の持てる範囲、地方自治はそこからすべて始まる。
一人一人がどう考えているかを問われている住民投票はとても大切。
 
市町村は大きくする事も小さくする事もできる。
 分割ー自治体を廃止して分割する。
 分立ーある地域の人たちが別の自治体として独立できる。
 合体ー対等合併と言うもの
 編入ー吸収合併と言うもの
一人一人がこの大きさでいいのかを詰めて考えなでればいけない。
たとえば目の見えない人が安心して歩ける道路がどのくらいあるだろうか?目の見えない人も一人の住民として、町の一員として責任を果たさなければならない。
自由に歩ける道路もないのにその人たちはどうやって活動する事が出来るのだろうか?
目の見えない人は保護されているだけではない。一人一人の責任を果たそうとしている。
関東一円の視覚障害者に「視覚障害者と都市計画」と言うタイトルでアンケートをとったことがある。その中の項目に「鉄道のホームから転倒した経験があるかどうか?」と言うものがあったが、転落の経験ありと言う視覚障害者が62.5%に及んだ。
大多数の目の見える人たちは自分の事だとは思っていない。それで町の中で一緒住んでいると言えるのだろうか?
これから高齢者が増える社会の中で、そう言う人たちが一緒に暮らしていける社会、誰もが生きていて良かったと思える社会を作る事が大切。

市町村は何のためにあるのだろうか?
地方自治法第1条の2「地方自治体は住民の福祉の増進を図る事を基本として、地域における行政を自主的活総合的に実施する役割を広く担うのもとする」とある。
憲法、地方自治法、さまざまな法律を含めて「地方自治体は何のためにあるのか?」を書いてあるのはここの部分だけ。
富士見町は何のためにあるのかと言うと、「住民の福祉の増進を図るため」にある。
それは「『すべての住民の幸福』が自治体の目的でそれ以外はない」と言うこと。
日本中の合併協議会でそう言う角度で今合併を検討しているところは一つもない。おかしくありませんか?

「市町村合併の必要性」と言われるものについて
①地方分権の推進のために合併は必要か
 「人口規模が小さいと能力が低いので合併をして人口規模を大きくして能力を高めてから権限を渡したい。」と中央政府は言っている。
人口規模が小さいと能力が低いのか?
長野県の売木村人口規模は720人。720人の村で役場主催で合併推進派と慎重派の学者を呼んで住民に公平な資料を提供するために討論会を主催した。その会に180人の参加者があった。
その後で村の居酒屋で課長さんが「自分の給料が半分になっても村の名前が消えるよりもいい」とおっしゃった。
みんなで力を合わせる村のあり方の方が まともな地方自治だと思いませんか?

愛知県の富山村204人の村。その村政要覧の村長さんの挨拶には「我が村は日本一小さなミニ村である事に誇りを抱き・・・」とある。
この村の姉妹都市はアメリカのケンタッキー州のある町で村の中学生の修学旅行はケンタッキー。
権利ばかりを要求しない。誰かに任せるのではなく、自分たちが責任を持ってやる本当の地方自治の姿がそこにある。

北海道の真狩村、人口2500人北海道にはもっとも優れた村立の農業高校がある。
一学年40人、3学年120人の子供たちが学んでいる。
曰く、「私たちの村は21世紀も22世紀の農業でやって行きます。その農業の担い手を自らの手で育てるべし。それがこの村の生き方」
この農業高校を卒業してもこの村で農業をやらないかもしれない。或いは会社勤めをするかもしれない。でも
「どこで農業をやっても日本の農業にとって担い手を育てる事は大きな意味がある。仮に会社に務めるようなことがあっても 今、日本にとって正しく農業を理解する人が増える事がこの国にとって必要だと確信を持っている。」
北大の農学部と提携してその土地にあった農作物の研究を高校生がやっている。
腰が引けてない。正面から打って出ている。
人口規模が小さいと本当に駄目なのか?

しかし現実問題としてこの考え方は力を持っている。
たとえば「町」が「市」になると「昇格した」と言う。変じゃないか?

②広域的な行政需要のために合併は必要か
先ほど目の見えない人のお話をしましたね。

③少子・高齢化に対応するために合併は必要か
日本で高齢者が増えてきたことは世界に誇れることのはず。
これからの課題は高齢者が「生きていて良かった」「富士見に住んでいて良かった」と思えるようにするにはどうしたらいいか?
高齢者が増えた事を「問題だ」と言うのは筋が違う。
問題は子供が減って来た事。なぜ子供を生まなくなったのか?
ここ5年~10年ほどの理由はリストラや失業におびえていて子供を生んでも末来に展望が持てない。
しかしここ10年~20年の理由は何か?「子育ての不安。子供をきちんと育てられるか分からない」から
子育ての不安をもっとも端的に表しているのが児童虐待。
厚生労働省に寄せられた相談が
1994年は1961件
2000年には17700件  
その中で実母34.2%。実父が22%
その背景にあるのは子育てを相談する相手がいない。血縁関係があてにならなくなった、ことにある。
地域社会が人間関係を弱めてしまった。兄弟が11人、従兄弟が40人もいた時代は相談できる相手がそばにいた。
醤油やお米を貸し借りできる時代はどこのうちの子も我が子のように叱った。子供の集団があった。
現在の子供たちは、歴史上一番小さい人間関係しか与えられていない。
地域社会に力のあった時代は集団的認識を持つ機会がいくらでもあった。
本当に高齢者対策、少子化対策を考える気があるのなら、合併をして都市化を進めるのは愚かな事。
地域の小さな単位の人間関係を豊かのものに作り変える努力を今しなければならない。

財政危機と市町村合併
1)市町村の規模と財政危機は無関係。
現在の財政危機の基本的な原因は
①長期的な経済不況による税収入の落ち込み
②無謀な公共事業計画の実施による国債、地方債の膨大な累積
 今の財政危機は市町村の規模が小さいからではない。だったら合併しても財政危機なおらない。頭痛の時に虫下しを飲むようなもの。

2)地方財政の困難の根本原因は地域産業・地域経済の衰退
①農林水産業の衰退と食料自給率の極端な低下
日本の食糧自給率の中で穀物自給率を見ると先進国サミットの参加7カ国(ロシアをのぞく)の中で100%でないのはイタリアと日本だけ。
しかもイタリアは97%、日本は27%
②地域経済に対する大企業支配と地域商工業の衰退
大きな企業で買い物をすればその利益は企業に行き、地元には落ちない。皆さんの着ている物は地元で買ったものですか?
たとえばイタリアでパーティを開いた時に出てくるもの物は全部地元のもの。
自分の町の物を使おう。
米どころの地域の学校の給食がパンなのはおかしい。
公立の建物をなんで鉄筋で建てるのか?日本の地元の木造建築は優秀じゃないですか!
私たちの行き方を見直さなければいけない。
自動車も同じ。今日本では7500万台の自動車が走っている。その車にタイヤが3億本。そのタイヤが3年に一回づつ取り替えられている。毎年1億本のタイヤをごみになっている。
私たちの暮らしは変じゃないですか?

3)市町村合併は財政危機克服にはならない
①職員の定数削減は町村地域の雇用力を落とし、地域経済をさらに衰退させる。
人口1万人以下の町村で役場は確実に一番大きな雇用力を持っている。若者の働く場もなくなる。財政力と言うのはどれだけの税金を払う能力があるかと言うこと。
②やっていけないから合併する。
つまり貧乏だから合併すると言っている。貧乏+貧乏+貧乏+・・・は貧乏連合
③面積の拡大による行財政の不合理化と住民サービスの低下
4)現在計画されている通りのパターンで全国すべての地域で合併しても国・地方の財政危機は解決しない。
今のパターンで全部が合併しても節約できるのはおよそ5兆円。この5兆円のお金を節約して700兆円の借金を返すのに140年かかる。
市町村合併が財政再建の道を開くというのは夢のまた夢の話。

質問
Q:合併しなかった時に他の市町村の事業の計画さまざまな決定権をもつことができるか?
A:たとえば川の事を考えれば物凄く大きな町にならなければならない。それは県・国の仕事。県の仕事に参加すると言う考え方。広域行政、或いは一部事務組合という制度がある。

Q:政権が変ったら合併はどうなるのだろうか?
A:民主党中心の政権に変ったとしても合併や道州制制に関しては積極推進である。

Q:日本の経済を活性化させるにはどうすればいいのか?
A:それぞれの国の国内総生産(GTP)、207ヶ国を世界銀行が計算している。世界の経済の規模はおおよそ一年間で総額30兆ドル
  アメリカ 30%    9兆ドル    1215兆円
  日本   15%
  ドイツ  7~8%
  フランス 5%
  イギリス 5%
 この5ヶ国で62%

日本国民の個人貯蓄は1400兆円。これはアメリカの一年の経済力に匹敵する。。
何でそんなに貯蓄を持っているのか?

どこに貯蓄しているのか?
 通貨性預金(財布代わり)  11%
 定期預金
 生命保険          32%
 株式
経済で回るのは11%だけ。

一体なんで貯金をするのか?
 いざと言う時のために備えている。
 *一番の不安は1.自分の病気
        2.老後の生活
        3.家族の病気
        4.今後の収入資産 
        5.家族の進学、就職、結婚       上位3位は社会保障

スエーデン人は年金制度が確立しているので貯金はしない。
高等学校で授業料をとっているのは先進国では日本だけ。発展途上国を含め、すでに110カ国は授業料は無料。国公立の大学で授業料を取っているのも日本だけ。
社会保障制度を確立すれば貯金の理由がなくなる。
世界の最高の額の個人貯蓄は憲法に反して社会保障制度をきちっと確立してこなかったから。本当の豊かさがない。
安心してお金を使えれば 1400兆円の経済循環が起こる。
具体的に中小企業の事を考えればよく分かる。町の中でお金を使わなければ町の商店はもたない。
地方自治体のやる仕事を励ましあいながら「寝たきりになっても大丈夫」「おかあさんがんがれ」とみんなでやる様な事があるならば貯金は必要ですか?
私も社会的な力を出そうという流れになっていくはず。
理想的なことを言っているようだが、40年50年前の日本にはお金がなくっても子供をたくさん育てられる環境があった。
それは「人間関係」というかけがえのない財産があったから。
地域社会とは何か?地方自治とは何か?
誰もが明るく安心して暮らせる町を作ることが一番大切。

先日旅行に行ってきたイタリアではいたる所、町々、家々に虹の旗が掲げられていた。イタリアで虹は平和のシンボル。
その旗はイラク戦争に反対するために掲げられている。
「平和がなければ私たちはない。」「平和のない教育はない」と、学校の意思で虹の旗を掲げている。
イタリアの政権はイラク戦争を賛成している。
しかし地方自治体は自分の意思で自己決定して自分たちの方向を決める。学校も学校で自己決定する。
ゆっくりでいいので本当に正しいと考える道を考えるべき。

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先生に「そうじゃぁ ありませんか? みなさん?」
と、問いかけられると思わず「その通りです」と返事をしたくなります。
お話がお上手だと思ったら、劇の脚本を書いたりもなさっていたようです。

講演の後先生の宿泊先にお邪魔してお話を伺う機会がありました。
各地を回られた折のお話などを本当に楽しく聞かせていただきました。
その中で印象に残ったのは幼稚園の話です。
いい養育を受けている保育園・幼稚園で子供たちに夢を語らせると「あれがしたい! これがしたい!」になるけれど、駄目な養育をしている保育園・幼稚園では『あれが欲しい! これが欲しい!」になるのだそうです。
そしてご自身で作詞なさった歌をご披露してくださいました。「・・この町が好き・・」

翌朝、お帰りになる先生に駅までご一緒したのですが、電車を待つわずかな時間にも宗教、文学、教育など、さまざまな分野に話が広がり、本当に知識の豊富な方だと感心いたしました。
先生とお話していて出た結論は、何やカンや言ってもこうしていろいろな方と知り合う機会を与えてくれて、今回のこの合併の話も「ありがとう」って事でした。


貼り主: chiyoko 日時: 20:45 | コメント (0)

2003年10月24日

10月23日・地区懇談会・富原

23日は南原山と富原の2地区で懇談会があった為、町長は最初 南原山の会場へ。町長が来るまでの間 富原の会場では企画の説明の後、収入役と企画の課長が質問の対応をしてくれました。
やはり、地域局とはどんなものになるのか、負債の問題、合併の枠組みについての質問はどこの会場でも上がる話題のようです。

Q:地域局の局長はどう言う立場の人がなるのか?
A:今の6市町村の役場がすべて地域局になる。そこの地域助役は特別職。今の町で言うと助役、収入役。議会の同意を求めて決める。地域のまとめ役。

Q:地域局の職員は?
A:本庁は管理部門で総務、企画、税務、地区全体を総括してみるような産業として244名と考えている。現在、6市町村でそれらに携わっている人を足すと530人くらいいる。
 富士見から何人本庁に行くかは分からない。皆さんから見たらほとんど変らない。
Q:将来的にも対応されていかなければいけない。地域の職員はその地域から採用されていくのか?
A:採用は全市的になると思う。ただ、合併した時に富士見にいる人を中心に富士見に残す。
Q:採用に関して各地区から均等に対応する事はないのか?
A:それはない。

Q:たとえば原村の雪かき富士見町の雪かきでは、はっきりと差がある。それを均一にやった時、原の住民は文句を言うだろう。そう言った住民感情の部分が資料の中には出てきていないが?
 また、岡谷の人の中には「合併は必要だが、富士見は入らなくていい」と言う人もいる。逆に私たちにも複雑な住民感情がある。
A:特に調査はしていない。どんな市を望むかのアンケートはとった。

Q:ひとつの案として岳麓もあると聞いているがその資料はないのか?
A:6市町村だけ考えている。
Q:アンケートを取ったときに「こう言う合併はどうですか」と言う項目が入る可能性は?
A:これからアンケートは取らない。住民投票は6市町村の合併に賛成か反対かの○か×だけ。

Q:富士見の環境、生活形態は岡谷、諏訪あたりとはまるで違う。何でもかんでも6市町村と言うのは疑問。
A:今回は初めから6市町村で始まっている。町の中にそう言う考えがなかったとは言えない。

Q:住民投票するのは富士見だけか?
A:富士見、下諏訪が12月7日に住民投票。
 諏訪、岡谷、原はアンケート
 茅野はすべての結果が出た後にアンケートを取ると言っているがはっきりしない。
 アンケートと住民投票はまったく違う。
 アンケートは拘束力がない。2月にやる議会の参考になる。
 各市町村の考え方。

Q:資料には合併しなかった時の財政シュミレーションはあるが、合併した場合のシュミレーションはない。比べるものがない。
A:町で作ったものと比較できるようなものはない。
Q:合併した時に予算はこうやって行くと言うものが見えない。地域の利益とかがまったく分からない。
A:任協のホームペジにあるか確認してみる。

Q:今までは道が悪くなった。と言えば役場がすぐに対応してくれたが、合併したら上の方と相談してから、など対応が遅れる事などはないのか?
A:地域のことは地域で処理していくシステム

町長登場!(町長が合併に踏み切ると判断した理由の説明)
 国に金がなくなったと時にどうするか?我慢をする。金を出すかどちらかしかない。
 分権型でほとんどの事が役場で解決できるような形の約束が取れた。
 中央に作るものには200人~250人入る物を作る。

今まであった質問について
Q1:岳麓の考え方については?
A:今まで6でやって来た。これがつぶれた時に出てくる話。
 最初からちらほらあった。小淵沢との話も真剣にあった。
Q2:地域局については?
A:一番心配していたこと。場所はどこでもいいが、行政のはじは困る。
  今の行政の保障があったから踏み切る事に決めた。

Q:負債の償還の目安はあるのか?
A:借りる時に償還の計画を立てて借りている。同じ事を6市町村やっている。お互いが償還計画のあるものを持ち寄ると言う事。
Q:それじゃ、合併の意味がない。合併してみんな持ち寄って均等割りにするのが合併の趣旨じゃないのか?
A:一つにまとめて返して行くが、それぞれに段取りがある。それは一般会計分でその他に第3セクターの分もある。 
 岡谷は毎年2億くらい一般会計から出している。原村も2700万ほど樅ノ木荘に一般会計から出している。茅野市も出している。
 富士見のパノラマには50億借金があるが公社が返していく。
 それはそれぞれの市町村の考え方の違い。
Q:それは旧市町村で返すのか?
A:一緒にする。

Q:特例法で出てくるお金はどう言うものに使うのか?借金の財源にするんじゃなくていろいろな制約があるのか?
A:特例債は借金。借りない方がいい。
Q:合併に特例債を出すのは「特例を与えて なお合併しろ」って言うのはどう言うことか?
A:合併の障害になる事はこの借金で消しなさいと言う事。
 特例債を何に使うかと言うと中央の市役所。そう言う使い方が前向き。
 借金を特例債で借り替える方法もある。
 その金があるから合併するんじゃなくて合併するために消していかなければいけないものがあればこれで消しなさいと言う事。
 金がなくて国が合併を進めているのにまだ金を出すのもおかしな話。
 有利な事に間違いはないが、借金に違いない。

Q:反対派と賛成派が公に議論しあう場はないのか?
A:任意協議会では公開で月一回くらいはやっている。その中には反対の委員も入っている。

Q:田中知事は合併反対の姿勢のようだが?
A:県は人口一万以下、財政力指数が0.3以下のところ(富士見は0.59)は手助けをすると言っている。その中に富士見町は入らない。栄村や泰阜村、
 平谷村は住民投票したら70%が合併に賛成だった。どこと合併するかを決めなかった。今合併する相手がいない。
 田中さんが言うのは合併の無理なようなところまで合併する事はない。そう言うことだと思う。

Q:第3セクターまで入れたら平等な借金になるのか?
A:ならない。
Q:それを返還していくための予算は一つになる。分配はどのようにするのか?
A:その詰めまではしていない。法定合併協に行って協議する。
  
Q:スケールメリットを出すために公共事業をやろうとした時、どう頑張っても向こうに行くんじゃないのか?
A:可能性としてはその考えが自然。
 今、富士見町に何が必要かは全部出した。
 本郷保育園。清泉荘。有線、(光ファイバーで繋ぐ)南中学校の改修。そして落合と境保育園をどうするかについても顔だけは出しておきたい。
 当面何を言われても富士見は困らない。

Q:どこも老朽化していて全部が補修の段階になった時は?
A:偏りが出てくる事については抵抗している。実際に生活に関わる事はきちんといくらにすると決めている。諏訪の議員がいくら威勢が良くてもその数字を動かす事は出来ない。

Q:時間的に長く見ても合併が有利であると判断したのか?
A:3~5年は税収など見てもやっていける自信はある。その先ご負担を余計お願いする、辛抱をお願いしなければいけない時、今の人は割合辛抱していただけない。
 弱い所に力を出せなかったら行政ではないと思っている。

Q:合併すれば現在より楽になる、税金が安くなるとかメリットがあると町長は考えるのか?
A:これから暮らしが良くなるとは一回も言っていない。悪くなるのを避けたいと言う事。今のレベルを維持するため。
 下がるのを止められるのがメリット

Q:今、町長が言った事と逆の内容にならないか?町長の言葉に「より高い福祉と快適な生活環境を確実に住民に提供するためには」とある。「快適な生活」と言う文章は「とてもよくなる」と皆思うと思うが?
 原資も必要になると思うが具体的には?
A:減っていくものを平らにするため。

Q:今まで4回あった合併の話がどうして出来なかったのか?その問題はクリアしたのか?
A:姿を見せていただかなかったと言う事だと思う。今回のように時間を掛けて議論を重ねる事はなかった。
 国の動きもそうなっている。今回は去年の10月から話を詰めてきている。今回は本腰を入れている。

貼り主: chiyoko 日時: 14:13 | コメント (0)

2003年10月21日

合併についての地区懇談会

10月10日・小六(出席24名)と20日の塚平(出席10名)質問の中で今までになかったようなものを抜き出して見ました。

Q:他市町村の首長の考えはどんなものか?
A:岡谷・諏訪・茅野は推進。
 下諏訪は出馬する時は賛成だった。その後、少し考えたようだが分権が担保されるなら賛成と言っている。
 原は反対。

Q:今まで、各部落を回った感触は?
A:事態は分かっていただいていると思う。

Q:住民に悪い事はしないんだろうな・・・ お金がないなら仕方ないんだろうな・・と思う。
 でも、もし諏訪市になったら住所も変っちゃうのかな?
 看板なんかも全部変えるのかな・・・
 今まで歴史の中から出来た来たものがなくなってしまうのは寂しいな、と思う。
A:「小六」と言う地名は残る。

Q:長年時が経って慣れが出てくればサービスが落ちるんじゃないのか?

Q:各市町村で独自にやっているものは?たとえば茅野市のソーラーシステムの補助など。
A:全市的に統一する。予算はどうなるのか分からない。
 やっているものはやって行く方向。

Q選挙の場所については?
A:現行維持。

Q:塚平の公民館の土地は町から借りているがどうなるのか?
A:合併した場合は契約先が町から新市に変わる。

Q:懇談会に出席者が少ない。他もそうか?もうすぐ住民投票なのに心配。
A:各集落によって出席状況は違う。
  懇談会も半分終わったところなので、これからの事は検討したい。有線を流すとか、若者向けに企画も予定している。

Q:私たちが生活するのに不便になる事はないのか?
A:今のところない、と思ったので判断した。


 

貼り主: chiyoko 日時: 11:18 | コメント (0)

2003年10月13日

息子の自慢

自慢話で恐縮ですが・・・

我が家の自慢の息子が散歩中に魚を捕りました。( ^ー^)

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ジャックラッセルテリアのブルートが先達の山の中のせんぎでやまめ(?)を取りました。
自慢です!(*^.^*) 今回で3回目です。

世界中旅をして犬の取材をしている主人も(ちょっと、言いすぎかな・・?)
魚を捕る犬は聞いた事がない」と言っています。

ジャックラッセルテリアは本来ねずみやウサギを捕る犬なのでうちのブルーとも穴を掘るのは得意です。
去年のじゃが芋掘りの時に息子が(こちらは人間の方です)面白がってブルートに手伝わせ、ジャガイモにブルーとの爪の後が付き、随分そこから傷んでしまいました。
今の季節はいなご捕りに夢中です。
人間に対してはとっても従順ですが狩猟本脳はとっても強い犬です。

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一回目と二回目もそうだったのですが、今回も食べないので、家まで持って帰り記念写真を撮っりました。

初めて捕まえたのは、もう3年ほど前になると思います。
30センチほどあったかと思われるその魚に飛びついたかと思うと思いっきり振ったので魚の首がちぎれて飛びました。(蛇を捕まえる時と同じです。)
残念ながらこの時は写真を撮るのを忘れました。
その日の夕ご飯に焼いてみんなでおいしく頂き、ブルートにもお礼として骨を差し上げました。(^_^;


二回目が去年の9月
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この時も、夕飯にみんなでおいしく頂きました。
ちょっと気になるのが、だんだん獲物が小さくなっている事・・・?

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今回は、三度目になり学習したのでしょうか・・・?
それともみんなで食べるには小さすぎると判断したのか、自分の獲物は自分で食べようと決めたようです。

貼り主: chiyoko 日時: 22:28 | コメント (0)

2003年10月11日

10月7日 合併についての懇談会・新田集落センター

出席者は26名。

重複もあるかもしれませんが、今までなかったような質問を紹介します。

町長への質問

Q:湖周辺は家がびっしり建っている。線路の複線も出来ていない。
 最初から21万都市を目指すのではなく13万、8万で都市を作ったらどうだ。
 他は小さく合併をしているのにここだけは随分大きい。合併は賛成だが、最初から「諏訪は一つ」ではなく、がくろくで考えたらいいんじゃないか?
A:そう言う考え方もある。ただ。、段取りとしてやっていない。まるっきり0の視点からだったら、その方が自然ですね、と言う人もいる。
 総務省の言うH17年の3月31日までの段取りとしてやっていると間に合わない。
そう言う考え方があるのは確かです。

Q:今朝の新聞に町会議員4名が反対でこれから反対の運動をすると出ていた。
町としてはこういうに対策をしていくのか?
 町会議員が反対と言えば、どっちが正しいのか今のところ分からない。早まってしまったら元には戻せない。
 住民が分からないうちに『賛成』だったとなると何かつまずいた時にあれは失敗だったと言う事にならないように考えてもらいたい。
A:合併反対の運動をされる方について私が申し上げる事はできない。私は賛成と言う意見を申し上げた。
 町会議員の中に反対の意見をされた方もいるが賛成の組織が新聞に出ていないだけ。
 役場の職員は中立の資料で説明する。私は賛成の立場で皆さんにお話申し上げていく。
 結局どちらの考えが住民の皆さんを説得できるかの問題だと思っている。

Q:合併しなくても何とかやって行けそうか?
 都市と農村がうまくやって行けるのか?
 合併した時諏訪で交通の面などうまくやっていけそうか?
A:合併しなくてもやっていける。ただしご負担はたくさんになる。
 バスの話については必要な人が使えているか。前日に登録しておけばそこにバスが止まるというようなシステムをぜひ作りたいと言うアンケートをしている。
諏訪自動車に毎年2千万ほど出しているがいて本当に有効に使っているかどうかを考えてみたい。

Q:今、富士見の債務が町民あたりどれくらいあるのか?合併した時に新市になった時に合算して一人当たりどのくらいになるのか?
A:富士見町で概ね70億ほど。一人あたりでは50万ちょっと。
 諏訪中で一般会計だけで、880億ほど。一人当たりにすると40万ちょっと。
 富士見町には70億の借金もあるが39億の積み立てもある。
 特別に富士見町が恥ずかしいような財政状況ではない。
 合併特例債は諏訪としてはなるべく使わないようにしましょうと言っている。結局は借金。

Q:町長の挨拶文しついて問題なのは意思を表明した事ではなくは「町長は・・・・・合併に踏み切ると判断した」と言う表現が問題だったと思う。
A:町長は町の責任者なので合併をするのが選択肢として正しいと町長が考えた。
Q:町長としては「町は・・・」と言う表現に問題はないと言う認識か?
A:そうです。

Q:交付税は自治体の規模で決まる。今度合併してできる新市の規模は松本市と同じくらい。今年の松本の地方交付税は61億だった。
 それに比べ6市町村合計の地方交付税の合計は129億。合併16年後は合併しない方が結局交付税は多くなる。
 その事が資料にないのはなぜか?
A:必ず15年後には逆転すると言う事は言い切れない。その後の程度がどのように変るのか大変難しいので暫定的に説明しなかったと言う事。

Q:町長は6月の議会で「他の市町村の負の資産も大切な判断材料と言っていたが、説明の資料になぜ載っていないのか?
A:どの事も大きな判断材料。全部は載せられない。
Q:住民の多くが「パノラマに多くの借金があるから合併しても仕方ない」と言っている。重要な判断材料なのに資料にないのはおかしい。
A:どこでも同じようなものは省いて説明していない。特徴のあるものは説明している。

貼り主: chiyoko 日時: 11:21 | コメント (1)

2003年10月09日

ほんとうは「合併などしないで自律をめざしたい」と思っている人のために!

新市建設計画案 概要版 『解説マニュアル』Ver.6

任意合併協議会の作成した「新市建設計画案 概要版」を読むにあたって、「諏訪はひとつづつ」自律をめざす6市町村住民グループ(富士見・原協同)が
『解説マニュアル』を作成しました。

拝見してうなずく所がたくさんありました。皆さんにも問題提起の意味も込め、参考にしていただきたいので載せてみます。

ほんとうは
「合併などしないで自律をめざしたい」 と
思っている人のために!

新市建設計画案 概要版

解説マニュアル
Ver.6

「諏訪はひとつづつ」自律をめざす6市町村住民グループ 作成
連絡先:原村0266-79-6977 富士見0266-64-2269

**********************************************************
6市町村任意合併協議会より出されました
新市建設計画案 概要版を
できることなら合併などせずに
「自律をめざしたい人」や「合併問題が良く分からない人」
向けに解説してみました。
複製・配信・内容追加・活用は自由です。

■お願いとして!■
もしも内容を追加した場合は
表紙のVer.の数字を一つ足した数字に変えて配信してください。
メール配信の場合はそのまま転送せずに必ず自分のメールとして
この文章を張り付けコピーして配信してください。

みなさんの知恵でさらに進化させながら
この解説マニュアルが未来の子供たちのために役立つことを願います。
********************************************************************

P1
・ 新市建設計画案とは
・ 歴史的経過からみる諏訪地方の市町村合併
「諏訪はひとつ~20万都市実現」→日本の将来や未来の子供たちのことを考えた場合、諏訪はひとつづつ自律をめざすべきである
その時々につくり出された合併気運の盛り上がりは…・→過去3回の合併運動が示すのは、むしろその枠組みが無理であると言う事。なぜ受け入れられなかったかの検証はない。
住民と行政との協働のまちづくり→顔のみえる小さな自治体でないとうまく機能しないことが多い
●大きいな都市ほど住民の行政に対する関心が低く、投票率も低い。さいたま市は30%台?
●人口30万人以上の都市では住民による署名運動で何も実現された事がない。(都留文科大学教授 中西啓之の「市町村合併-まちの将来は住民がきめる」より)
個性あふれる豊かな地域づくり→小さな自治体に良い意味での差が生じ、互いに個性を競い合ってこそ豊かな地域づくりが可能となる
●大きな都市ほど、隣の大きな都市の事も関係なくなる。ほとんど行く事はないし。
P2~3
・ 合併の必要性
* 時代潮流からみた場合は?
<地方分権の推進と行財政能力の強化のために>
地方分権を推進するため、合併によって財源の確保を図る必要がある→合併が財源確保にどうつながるのか?
●財政が苦しいから合併しようとは、頭痛のために下剤を飲むようなもの
増え続けていく国と地方の借入金→なぜ借入金が増えたのか?
●依存体質から自律をめざす必要性
●日本の町村が全部なくなったとしても地方交付税は2兆円しか節約しない(5兆と言うのは町村分の地方交付税。でも市は大きくなるので、その分交付税が増え、5兆は2兆へ)
●合併は国の借金を減らすための根本的解決策とはならない
<少子・高齢化への対応等、高度化、多様化する行政ニーズに対応するために住民の自治能力を強化し、協働のまちづくりを一層推進するために>
これまで進めてきた住民と行政との協働のまちづくりを一層推進するため合併→住民と協働のまちづくりは顔の見える関係、つまりは小さな自治体ほど行いやすい
●自治能力を強化するためには小さな自治体を残すこと
●「協働作業にも色々と参加してきたが、今後、茅野や諏訪(遠く)まで出かけなければ参加できないなら、参加しないよ。無理だ」(富士見町の方より)
合併によって、政策立案能力の向上と住民自治能力のさらなる強化…・→下諏訪町や茅野市の住民参加による政策立案は能力的に低いとは思わないし、むしろ小さい自治体だからこそ出来ていることのように思う
●合併で増えるのは住民参加ではなく、無力感と無関心
●小さな自治体は住民の意見がすぐに反映されやすい
●原村の場合いくつもの開発を住民の力によって止めてきた
●大きな自治体ほど首長に直接合って話をする機会が少なくなる
●市長がどのぐらいで会ってくれる?翌日?1週間?1ヵ月後?
* 地域特性からみた場合は?
<諏訪地域住民の実際の生活圏・経済圏に即した一体的・効率的なまちづくりのために>
→人口の多いところに施設が多いのは当然、合併してもこれは同じこと
<全国有数の産業集積を活用し、自立度の高い中核的産業都市を築くために>
合併により連携・一体化して…・→企業は自治体が合併しなくても自由に連携も一体化も可能
●外から見るとセイコ-エプソンは諏訪の会社
P4
・ 諏訪地域の人口などは?
* 人口と世帯
新市の総人口は、平成17年をピークに減少…・→なぜ人口が減るか
●人口が減るということは何を意味するか?
経済発展を目指すあまりに住み難い環境が都市にはあることを忘れてはならない
●現に岡谷、下諏訪、は人口が減少し始めている
●ちなみに原村、富士見町は将来も人口が減少しにくい地域。現在も人口が増えているし、しばらくは増え続ける
* 就業構造
* 位置及び面積
P5~6
・ 合併した場合の効果について
1.財政基盤の強化
① 財政規模の拡大と効率的な財政運営の推進
合併により財政規模は拡大し…・→対象エリアも拡大するので同じこと
●貧乏+貧乏=金持ち、と言っているようなものだ。でも貧乏+貧乏=貧乏。合併で解決できるものではない
広域的な視点から重点的投資が可能となり…・→何に投資するのか?
●無駄の公共事業がむしろ増えるのでは?借金が増えるだけ?
●過去に重点投資をしたところは今その返済に追われている
② 経費の削減と財政支援措置の活用
長期的には職員の数を減らすことができ…・→サービスの向上を考えたとき人口一人当たりの職員数は重要な要素
●失業者が増え続ける中で役場は地域にとって大切な雇用先
●職員の数を減らす移行期間中に空洞化と高齢化現象が起こる
●アメリカは日本の2倍、フランスは3倍の公務員数
2.行政能力の強化とサービスの向上
① 総合行政の充実・強化
専門の組織や職員の増強など…・→各分野の専門家は必要な時に県や他から派遣してもらう方が効率的
●地域に必要なのは顔の見える地元の専門家である
●松本では救急車の運転手が家がわからずどこへ行けば良いか迷った例がある。
●原案のp。23を参照。今専門的なことは全部外注
② 行政組織の再編成によるサービスの高度化・多様化
高度かつきめ細かなサービスを提供…・→きめ細かなサービスをするためには地元のことを良く知った人 が必要
③ 窓口サービスの充実など住民の利便性の向上
合併により公共施設もより多くの施設の利用が可能…・→合併に関係なく現在でも利用可能
●今だって茅野のプールを他市町村の人でも茅野の市民と同じ料金で使っている
3.広域的視点に立った一体的・効果的なまちづくりの推進
① 効果的な環境施策の推進
地球環境の保全に関わる施策を地域が一体となって…・→合併に関係なく今でも実際にやっている
●下水道処理、ゴミ処理しかり
② 一体的な都市基盤の整備等による整合性のあるまちづくりの推進
整合性のあるまちづくりが推進できる…・→最低限必要な整合性は行政枠に関係なく出来るし現在でも行っている
●近くに施設があることは住民にとってはありがたいこと。大きなものが必要なわけではない
●同じモノを6つ作らなくて良いということ?じゃ、どうして茅野市はいま市民会館を作ろうとしている?
③ 総合的な産業振興施策の推進
④ 住民参画・協働の促進
多くの事業や行事に参画・協働することが可能に…・→参画する場合、距離の問題は大きく影響する
●近いから足を運ぶ気にもなる。高齢者の参画を考えればなおさら距離は大切な要素●地元のことを良く知っていないとまず興味を持たない。興味が薄れると協働が進みにくい
●顔の見える関係こそ協働、参画の必要条件
4.地域のイメージの向上と総合的なまちづくりの期待
① 地域のイメージアップ
→今や人口が多いということではアピールできない
●人口が少ない地域から発信されることに人々は注目する
●小さな自治体で個性ある地域づくりを発信することが光ること
●輝く地域になることがイメージアップにつながること
●大きくボヤーと照らしても全国まで光は届かない
●「市」が格好いいのはニ昔前の発想。今や「村」こそが都市部住民の憧れ
●しかも諏訪は人口2番目の市にはなれない(21万都市では長野県で3番目、松本が回りの村をかき集めているから)
●新宿でアンケートを取ったら、原村の方が岡谷より知られていた。(岡谷市が行ったアンケート)
② 特例市への移行など総合的なまちづくりの期待
住民の意向に添った総合的なまちづくり…・→どの地域の住民の意向に添うかによって結果が大きく変わる
P7~8
・ 合併した場合の心配とその対応について
*住民の意見が反映されにくくなるのではないか?
現地解決型の行政を行う事務所としての「地域局」→中央から仕事だけ押し付けられて決定権のない下請的機関となる可能性が大きい
●住民のための地域局ではなく、住民を抑えるための地域局
「地域審議会」→予算決定権や課税権がない
●補助金を各地区の審議会で奪い合うこととなる
●新市建設計画の円滑な遂行のために地域審議会を設ける(千曲市)つまり建設計画終了と同時になくなる
●公選で選べない
*中心部だけが発展し、周辺部が取り残されるのではないか?
周辺部の地域住民の意向を十分に反映させる仕組づくり…・→これはかなり難しいこと
●これって対応策といえるかい?
●具体的にどういう仕組なのか?
*行政サービスが低下したり、住民負担が増大するのではないか?
サービスは高い方に、負担は低い方に…・→自治体の特徴として小規模自治体では優先順位の融通をきかせ少ない負担で高いサービスを実現出来るが、大規模自治体では成立しなくなる
*役所が遠くなり、不便になるのではないか?
ほとんどの住民向けサービスは、「地域局」で十分対応できます→役場で受けるサービスは窓口サービスだけではない
●協働による地域づくりを考えた場合、職員と専門的な会話をする機会が増える。この場合周辺部の人々にとっては遠くの庁舎まで出向くことは距離的に負担が大きくなり、しいては足が遠のくことになる。つまりは周辺部の地域の人々との協働作業は成立し難くなる
●高齢者にとっては尚のこと
●どこかの新市では部署を各地域の役所に分散した。住民はあっちこっち行く必要が出てくる
●地域局ではその場ですぐに答えが出ないことが多い
* 各地域の歴史や文化、伝統などの個性が失われたり、地域のコミュニティが衰退したりするのではないか?
それぞれのコミュニティーを保障する仕組みを築いていきます→具体的にどういう仕組み?
●財産区は?
*行財政の効率化に関わる問題は?
10~15年は地方交付税が確保されていますが…・→表現に誤りあり
●正しくは地方交付税措置が確保
●合併してもしなくても地方交付税が減少することに変わりはない
●特例措置によって行うべき改革は先延ばしになるでしょう
長期的には減少が予測されます→特例債を全額使った場合返済しなければならない地元負担額は利子を入れると約5割367.9億円になる(自治労試算)
●原本をみて。p。31合併だけでは解決しないと書いてある
*<まとめ>
「地域局」と「地域審議会」を設置し、地域の自立的運営を保障・促進する仕組みを築く「分権型合併」…・→自立するためには予算権(課税権)や都市計画権などの決定権がないと不可能
●自立(自律)的運営とは、つまりは予算と権限を持った合併しない地域でしか成立しないこと
●新市建設計画終了後(10年後)なくなる可能性が高い
不安や心配は、今後の取組み次第で解消していくことができます。→…・ことができます。と閉めたところ、つまりできない場合もあると言うこと

P9~10
・ 諏訪地域の合併は分権型合併により進めます
* 分権型合併の趣旨
<真の地方自治に向けて(地域主権のまちづくり)>
→今の地方自治は真の地方自治ではないの?
●合併しないことこそ真の地方自治
住民自らが自らの地域のことを考え、自らの手で治めていく、個性あふれる豊かな地域づくり…・→自らの地域のことをきちんと考えるためには距離的範囲というものがある
●顔の見える範囲が地域のことを考えられる範囲
●個性あふれる豊かな地域づくりのためには合併は不合理
* 分権型合併のめざすまちづくり
<大きくしながら小さくする>
→大きくしながら小さくすることの矛盾
●大きくなるということは小さいことを合理化して行くこと、つまり小さいことが成立し難くくなること
●それよりは、むしろ小さく決めて大きく運営する自律の道こそ時代に合っている
住民自治・地域主権のまちづくり→これって小さい自治体のこと
●分権型合併の究極は今の自治体
* 分権型合併の基本的事項
基本事項1
基本事項2
地域局への権限、財源の移譲→権限と財源は移譲するはずがない
●もし移譲した場合、今の自治体と変わらなくなり合併の意味がない
●現在の自治区がもらっている権限と財源を参考に!(雀の涙…・)
●分権=市長の権限を少し分け与えるだけ。住民に権利を与えているわけではない
基本事項3
現地解決型行政→予算権もなく仕事だけ押し付けられて何を解決するのか?
基本事項4
基本事項5
機構を段階的に再編し…・→つまりは地域局を廃止すること
整備充実を図ります。→これは市役所の新築のこと?でしょう
●ところてん方式で、特例債で借金を返す(例えばパノラマの公営企業債)

P11~12
・ 新市のめざす将来像
* 6市町村住民が考える新市の将来イメージ
→注目すべき点はワースト4項目
●これらの項目は置き去りにされ新市が出来上がって行く可能性が大きい
●このアンケートの結果は、都市部の人たちの意見が一番になっている
●つまりは、都市部の人たちの意見で市はつくられていく
* 新市の明日に生かす地域の特性

P13~16
・ 新市のまちづくりの目標
基本項目1 地球にやさしい快適環境都市
基本項目2 人にやさしい健康福祉都市
基本項目3 創造性あふれる生涯学習・文化都市
基本項目4 世界へ羽ばたく中核的産業都市
基本項目5 未来を拓く交流拠点都市
基本項目6 ともにつくる市民参画・協働・自立都市
→全部最後に都市がつく
●やはり都市を目指すのか?

P17~24
・ 合併後の私たちのくらし
* サービスと負担
* 基本的な4項目
→新市の事務所の位置はどうして決まらない。1年間も協議している癖に。非常に無責任。一番肝心な事を懇談会前に決めなければいけないのに
●一番大切なことを決められない自治体同志での合併がはたしてうまくいくのか疑問
* 新市の基本的なしくみはどうなるの?
<財産>
→債務とは、つまり借金のことです
●各市町村がどれだけの債務を抱えているか把握してますか?
●土地開発公社に隠れた借金が…・
●原村には財産区がない。つまりは全部新市のものになる(他の市町では財産区を残す。資料編の19ページ)
●合併が始まると各市町村は争って土地を区へ払い下げるだろう(新市はもぬけの殻?)
<議会の議員の定数及び任期>
<農業委員会の委員の定数及び任期>
→現在88人の委員が合併1年後には40人に減る
●農業政策は確実に後退するし手薄になる
<消防団>
<地域審議会>
→具体的な中身については現状では何も決まっていない(絵に描いた餅)●当て職中心?
●しかも「組織、任務、委員攻勢などの具体的内容は今後調整します」とあるが、原本では、「組織、任務、委員、期間など」となっている。「期間」を外した理由は、経過措置であることを隠したいからではないでしょうか?
<行政区>
→現在の市町村が今の行政区になる
●現在の行政区に回される予算は先細りやがては…・
* 住民の負担はどうなるの?
<地方税>
<各種料金>
* 各種の住民サービスはどうなるの?
<保健福祉関係>
→原村と富士見の高齢者福祉は低下する(5年後)
●原本p。128 概要版では原村の現在の制度を書いていない。富士見の高齢者福祉制度も
●原村は乳幼児医療が所得制限なしに低下する(3年後)
●負担は低くサービスは高くは3年後に早くも崩壊
<住民生活関係>
→現、南信交通共催(富士見、原)は、掛金350円/年 補償額120万円から合併後は、掛け金500円/年 補償額100万円の県交通共催にサービスが後退する(都市部は事故が多いから)
<産業振興関係>

P.25
・ 厳しさを増す市町村財政
* 国、地方の経済・財政状況
* 諏訪地域6市町村の地方税、地方交付税、国庫補助金の推移
* 合併にともなう人件費の削減効果
特別職及び議員→地域局長の人件費が含まれていない
●議員の給料、市長の給料は現在の基準ではありえない
* 合併にともなう国・県の財政支援措置
→特例債を全額(735.8億円)使った場合、返済しなければならない地元負担額は利子分を含めて計算すると約5割367.9億円となる(自治労試算)
●これは未来の子供たちへの悲しい贈り物となるだろう
●しかも特例債の財源がない。15年経って地方交付税が浮くはずだと言う予測で金を前倒しするだけ。タコが自分の足を食っているようなもの
●やがて増税へ…・

* 普通交付税算定の特例
→グラフの示し方が適切ではない
●正しくは右下がりに傾斜させるべき
●合併してもしなくても交付税は同じ割合で減少する
●実はすでに減っている。資料編101ページで減っている。どうして概要版で違う

貼り主: chiyoko 日時: 21:58 | コメント (0)

2003年10月06日

10月6日・合併についての住民懇談会・富里公民館

富里公民館にて。参加者32人

聞き取りにくい方がいらっしゃったり、今まですでにあった 同じような質問は はずしてまとめてみました。

町長への質問
Q:説明を聞いているとばら色に聞こえるがそんなにばら色の市が出来るのか?
 マイナスになる事はないのか?
 どこに中心の建物を持っていくのか?それによって随分違う。
A:ばら色とお聞きになったなら、私の説明がおかしい。
 これからばら色になるなんてことはない。
 国が動いた時に自分たちの生活を守るか、と言う事。ばら色どころかバラ線だと思っていてください。(☆彡 うまい!町長に座布団一枚!!エンジェル)
 本庁をどこに置くかはそんなに問題じゃない。中央には150人~200人入るのもだけを建てる。総務、企画、建設の大枠の計画を建てるもの。
 場所は距離的に言って中川原のあたり、人口の偏りでは沖田のあたり。実際は沖田のあたりから限りなく茅野に近くなるだろう。
 それまではどうするか?諏訪か茅野の市役所になる。多分茅野になるだろう。
 諏訪は古くて狭い。茅野には議会棟がある。そこを中央のものに使ってて議会を岡谷に持って行けばいい。

Q:財政基盤が大きくなるとどういうものが作れるようになるのか?。具体的に。
A:20万人以上の都市になると都市計画事業の認可関係の仕事が出来るようになる。
 たとえば下水道の変更、街路の変更、ごみ処理。
 自分の所の審議会で計画変更が可能になる。県の審議会にかけなくてよくなる。
 20万以上になり特例市の申請をして指定を受けた団体でそう言った事が可能になる。申請しない場合もある。
Q:申請しない場合もある、と言うのは何かデメリットもあるのか?
A:組長や議会の意思だと思う。。
Q:20万都市になった時のいわゆるセールスポイントのように紹介されていたが申請しない市もあると言うのはデメリットもあるのか?
A:デメリットは、そこまで研究していなくて申し訳ないが、ないと思う。
 ただ、審議会を持たなければならないと言う義務が生じる。
Q:せっかく利点があるのに申請しないところがある事が分からない。
A:事務局を持って審議会の人集めをしたり、賃金を払ったりともろもろの義務が生じる。
Q:住民にとってメリットがあるから20万都市をなろうとしているのに、特例市の指定を受けないところがあるのはどうしてなのか理解できない。
 そんなところは合併して出来たところではないのかもしれないが、怠慢だと言う事なのだろうか?
A:合併した場合は特例市の指定を受ける事が出来ると言うメリット。
 自分達の考えた開発の許可などがある程度地域の実情にあったものが出せる。
 後は、「あそこは特例市だ」というイメージアップ。
Q:と言う事は一番のメリットは財政規模の拡大と言う事か?
A:そうです。

Q:外国人として今回の住民投票で初めて投票権を得て大変ありがたく思っている。
 投票には責任も伴う。勉強すればするほど疑問が沸いてくる。
 資料に「協働」と言う言葉が良く出てくる。
 自分は今までいろいろな審議会に住民として参加してきたが、それは役場が近いから。
 もし、合併して役場が遠くなれば多分いかない。合併で住民参加、協働は衰えていくんじゃないか?
 大きな都市ほど無関心、無力感になる。投票率も下がる。規模が小さいほど物理的にも心理的にも参加しやすい。
 本当に住民参加は合併によって促進されるだろうか?町長はの意見は?
A:いくらかマイナスになるものがあると思う。
 住民参加だけが自治体ではない。お金がないと出来ないこともある。どこで折り合いをつけるか、だと思う。
 住民参加をうんとして、金がなくても満足だと言う考えが一つ。住民参加は少し我慢してお金を持ってきて具体的に福祉なら福祉を住民に提供する義務も行政にはある。
A:投票率の低さはどう思うか?
Q:可能性としてはそういうことも出てくると思う。どこまでも大きくなればいいかと言うとそうではない。
 一人の人間として綱を引っ張り合える距離がいいと思う。

Qイメージの向上がメリットに挙げられているが、大きいのがいいのは2昔前の発想。 実際、岡谷市が新宿の駅でアンケートを取ったら岡谷よりも原村の方が知られていたと聞いた。市よりも村の方がカッコイイ。村の方がイメージアップになる。
A:都会から来た人はそう言う。絶対量はは岡谷の方が知名度はあると思う。
 いなかに住んでいるもんは都会にあこがれる。それは止められない。
 実際に住む時は大きい市の中でお金を取らないと暮らせない。頭脳で金をとっている人はインテリで原村にあこがれるということ。
 富士見高原で生きてきたもんは生きていくのが精一杯。
 そう言ういろんな人に応援をしてもらおうとは思うが、富士見の規模、原の規模がいいかと言う議論がちょっと違うと思う。

Q:富士見町の社会福祉協議会はどうなるのか?
A:統合はされるが単位単位は残る。消防団も単位で残る。
Q:資料の中にない。
A:資料は膨大でその中のダイジェストをお渡ししてある。

Q:交付金が減り、人件費も圧縮しなければ行かない。そんな事が可能なのか?
A:そんなに簡単には減らせない。自然減、5人定年退職したら2人採用するような形。希望退職を取るとか。
Q:人件費を圧縮するなら人の首を切らなくても賃金をカットすればいい。
A:それは出来ない。
Q:それだけ人を減らしてやっていけるのか?
A:可能な限り減らすと言う事。
Q:今、6市町村で何人いるのか?
A:1,600人を15年間に1,100に減らす。
   組長3役→2億6千万
   議員   3億8千万
   職員   38億   減らす。3役、議員はいっぺんに減るが職員の38億は15年に減る。
Q:若い職員は入れていくのか?
A:先ほどの方法で入れて行く。
Q:平均年齢は上がっていく。若い発想は減っていくんじゃないか。
A:他に減らしようがない。

Q:人口推計を見ると何年か先には20万人は切るだろう。メリットの一つが消える。町長が「当面富士見は大丈夫」といった時期と重なるような気がするが?
A:その点は担保されていない。
子供を生んでも育てられるような環境づくりは行政がやっていかないといけないと思っている。

Q:町長として意思表明をしたが、ある程度中枢に入ってやって行くつもりはあるか?
A:その行く末だけは見届けようと思っている。私でない場合は同じ考えを持ったものを入れて行く。
 何も担保されていないが、数の少ないところが迷惑施設を持ってこられるかと言うとそうではない。たとえば南諏衛生組合はし尿処理とごみの始末をしている。
 議員の数が富士見が6人、原が3人。施設は富士見にある。
 諏訪南は火葬場、込み処理施設。諏訪議員5人、茅野5人、富士見3人、原2人。 一番議員の少ない原には何もない。議員の数が少ないところに迷惑施設が来ると言う事はない。数で押されると言う事はない。
以上

☆彡 実は「議員は質問しないように」と言われてはいるのですが、最後の町長の「議員が少ないからといって迷惑施設が来るわけではない。6市町村の中で一番数の少ない原村には何にもない」といった言い方がとっても気になり、発言をさせて頂きました。
「原に迷惑施設がないのは、原村が『嫌だ』と言ったからではなく他の市町が『自分の所でいい』と言った結果ではないか?今の言い方では皆さんに誤解を与えると思う」
でも、町長に「誰がそんな事を言ったのですか?そんな事はありませんよ」
と、あっさり返されてしまいました。
確かに自分で調べた事ではないのではっきりと言葉を返す事が出来ませんでした。
でも、いずれにせよ、この合併問題を他市町村の悪口で論議するのは間違っていると思います。

貼り主: chiyoko 日時: 21:47 | コメント (1)

2003年10月05日

小さくても輝く自治体フォーラム・パート2

泰阜村、松島村長のお話

泰阜村の財政自律(立)計画
基本的な考え 『入るを量りて、出を制す』と言う財政の基本原則に立ち返り、収入のあるだけで運営していく覚悟を決めることが「自律(立)」への道であり、まずは歳入の見通しを立てた上で、それに見合う歳出の削減策を検討する。

 泰阜村は地図で見ると周辺部でもなく「十分合併できるじゃないか」と言われるかもしれないが、後ろは山、前は天竜川、横は谷と言う所にあり、地図だけでは分からない山村である。
H11年から段階補正が始まったのでH10の交付税が一番多い。
普通交付税だけを単純に比較するとH15比では33%減っている。
臨時財政対策債の約1億5千万を入れてもすでに地方交付税は12%は減っている。
総務省の交付税課長が来年度以降の見通しとして
「まず、国が方針を決めなければ私どもでも先のことは分からない。勿論地方財政計画の歳入、歳出はバランスさせなければならず、収支不足になるような交付税額にしたり穴が開いたような財源対策にする訳にはいかない」と言っている。
これは多分市町村の事を考えている総務省の心ある皆さんの見解だと思う。

泰阜村ではH15年を基準にして17%の減を見込んでいる。根拠はないが逆に言えばこのくらいが限度だろうと言うのが根拠である。

支出の削減方法(その1) 
★役場機構・事務体制の見直し
①「民間に委託できるものは民間に」→委託による活性化
  *村営バスの運行、やまどり館・若者センターの運営の民間委託(△5,232千円)
「民間に委託できるものは民間に」はキャッチフレーズで、過疎の山村と言うのは公共交通を初めとしてあらゆる公共的なサービスが消えて行ったところである。
 もう社会主義的なことをやらないと過疎の山村の弱者は救えない。
 従って「民間委託したような形で公がやる事を想定したい」と思っていいる。
②年功序列賃金に合わない職務の委嘱化
  *学校用務員、学校、保育所の料理員の委嘱化(△14,960千円)
③職員の守備範囲の見直し(「住民にできる事は住民に」)→住民参加の促進

★職員等における人件費削減
 H15年度予算で3億7千万余の人件費を20年度には3億円程度に圧縮する。
  *特別職給与:H16年度から、村長20%カット、収入役・教育長5%削減(△3,766千円)
  *委員等報酬費:教育委員・農業委員会委員の定数削減、月額・日額等の非常勤特別職報酬の見直し(△1,897千円)
  *一般職職員給与:職員数をH25年度までに8人減少させる。(△42,610千円)

職員については8人減は自然減で、給料カットは文書には入れたが歳出計画の金額の中には入れていない。
これ以上地方交付税が減った時に最後の手段で職員給料カットはやろうと思っている。

支出の削減方法(その2)
★事業・補助金の見直し
  ・住民サービスに関わる事業や補助金に関しては、事業費の20%削減を原則とするが、事業の必要性を精査の上、事業によって
 ①継続・現状維持
 ②30%以上の削減
 ③廃止
など、メリハリをつけた見直しを行った。
しかし、たとえば区会長さんが一日役場にきてくれたら5千円払っていたものを2割カットで4千円にしても、確かに効果はあるが大型にはならない。

★事業等の見直しによる削減
 一般ベースの中の人件費が中心にならざるを得ない。
 民間的な公務員になってもらう。
 特別擁護老人ホーム、広域連合の施設だが運営を民営化しようと言う話がある。
新たに作る社会福祉法人に委託しようと思っている。いままでは村の職員の身分だった。嫌な事は村長が自らがやらなければいけない。
全員の皆さんに「来年の3月31日で止めて欲頂きたい」と言った。民間に身分を落としてもらう。
右肩上がりの賃金ではなく民間並の給与体系に移行してもらうとお話した。
所長、係長、事務家は役場からの派遣だが、所長が「そういうことなら私も辞めます」とありがたい事を言ってくれた。

保育園は2つあり、運営8千万かかっている。補助金で2,700万あるので5千万くらい村が持ち出している。
これも社会福祉法人に委託しようと思ってる。
保育園の園長の給料の見直しも考え、一回辞めていただく事も考えている。

たとえば、給食センターに委託する方法でなく、給食の調理員の皆さんを民間と同じくらいの給与で働いてもらう。と言う考え方でいいんじゃないか。

これが今わが村で出来る最大限。
住民負担は求めずに、我々の内部改革でしよう、と言う案。

歳出の中で何が大変かと言うと公債費が普通会計の歳出の2割を超える状況。
ここを解決できれば少しは楽になる。
仮に元本残高の多い過疎債を「長野県市町村振興資金」で借りかえることができれば、償還額の一時的な緩和を図ることが出来る。

簡易水道事業をH2年~6年に行った。一番金利の高い時であり5~6%利子を払っている。
今のところ国が認めてくれないが何とか「借り換え」と言う道を開いていただけないかということも考えている。
起債償還を先送り先送りする事や3年間据え置きなどして、一番苦しい4~5年を乗り越えれれば一定のめどがつくんではないかと思っている。
これでできなくなった時に県のお金や連合などを考えて行きたいと思っている。

本当にこれで自律できるのか?
臨時財政対策債、あるいはそれに近いものはたぶん今後3年間は継続せざるを得ないだろう。
人件費もH9年からH14年までに4億8千万から3億8千万に減らした。これも大変な努力なのだ。
朝日新聞に私の意見が出た時に、励ましのお便りもたくさん頂いたがいろんな批判も頂いた。
「そんな事は当たり前のことでいい気になるな」
「都市の税金を一円も使わずにやるならいいが、都市の税金を使って生意気言うな」
と言う意見もあった。
                                                                     以上
☆彡 最後のお話は本当に残念な話です。
「都会の税金を使うな」と言い始めたら、農山村で守っている水を飲むな。空気を吸うな。って話になりかねませんよね。
今回の勉強会の中でもありました。国土の47%を占める農山村を、人口で言うとわずか7%の人々が支えているのだそうです。
国中が都市化されてしまったら・・・?
そんな事、考えたくもありません。
主人は車を走らせていると、時々ため息をつきます。
「本当に日本は美しい国だね」と。

松島村長の書かれた「安心の村は自律の村」と言う本で村長は次のように書かれています。本の中で泰阜村の歴史満州移民に付いての文章ですが、
『いつの時代も国策に左右されながら、犠牲となるのは、国策を決めた人たちではなく一般庶民であることに深い怒りを覚える。国策を選んだゆえなる不幸を抱えたこの史実をどうかんがえたらいいのだろうか。』

貼り主: chiyoko 日時: 10:32 | コメント (0)

2003年10月01日

『小さくでも輝く自治体フォーラム』  9月27日~28日

9月27日~28日長野県の阿智村で「小さくでも輝く自治体フォーラム」が開催されました。
心に響くお話がたくさんあったのですがその中で栄村、高橋村長の話をまとめてみました。

栄村で2月、第一回の「小さくても輝く自治体フォーラム」を開催した後の経過の報告でした。

高橋村長のお話

実務的に住民に良く分かるようにする必要があるので、3月の終わりに“栄村は合併問題にどう取り組んでいくか”
「他の市町村と合併に付いての話し合いをして行くか?」
「栄村の将来像についてもっと研究するか?」
の住民アンケートを取った。
その結果、80%が「自分たちの村の事をまず自分たちでやろう」と言う意見だった。
そこで5月に「栄村将来像モデル」をつくる作業を職員に始めさせた。
私のモデルの理念は
「地方自治の憲法理念を堅持し新しい時代の栄村の構えを創設する」と言う事。
 新しい時代の新しい家を建てるんだ。

その為に具体的に条件設定をした。
1.政治経済、社会的な条件を考慮する。
2.目標年度を5年先に置く。あんまり先に置いても事実上出来ないだろう。
3.財政規模を30%削減。栄村の財政規模を20億に設定する。
  現在の栄村の財政規模が大体30億(公債費を含めて)。それを約三分の二にする。
  ・段階補正は1万人で止まると想定する。
  ・作業の手順として人件費、広域行政、一部事務組合の負担金、交付金など、逐一審査をし評価をする。
  ・一般職員のリストラは原則しない。(特別職は減らす)
   給料を3割カットしたら時間も3割カットする。農村にはそんな暮らし方もある。選択性にすれが「オレは3割りカットされても早く帰りたい」と言う職員もいるだろう。
  ・負担金、補助金、事務的なもの住民の生活に必要なもの、産業政策上必要なものを見直す。
4.行政組織を見直す。6課1室1委員会(教育委員会)を3課1委員会にする。
  6課あったものを3課に統合するのではない。機能同一性の視点で進める。
  住民から見ると皆同じものがたくさんある。今までの係りよりも小さなチームをたくさん作って行く。
  ・一人親方を止める。役場の事務を詳細に見ると最後に名目上はんこを貰って終わり、と言うのがかなりある。とことん詰めてみると一人でやっている。
   チームで合議をする。もっと動く行政にして行く。
  ・集落機能をもう一回見直す。自治組織を強化して役場とタイアップして行く姿を作って行く。
5.農業の生産を上げていく。10億円と言う産業が減るのでこれをどう取り戻していくのか。5月から商品開発チームが発足している。
   すでに長野県から女性が一人派遣され、彼女を中心に始まっている。
  ・都市に向かって農芸化学者「栄村を応援をする人」を呼びかけたら11人の学者が手を挙げた。
   皆さんシルバー、「農芸化学を村で実学でやるんだ」と言うところに意気を感じた人が手を挙げてくれた。ただ、これからが難しいと思う。
   そういう人たちの力を借りていく。
   都市にはいくらでもこういう支援者がいるがそれを、どうコーディネート出来るかがこれからの山村の力量だと思っている。
                                                                        以上


☆彡 お話をうかがっていて本当にすごいと思いました。
「財政的に苦しくなるからどうしよう」なんて話はみじんもありませんでした。
「30億の村の財政を20億にする」なんて本当に出来るのだろうか?と、思ってしまいそうです。
でも「絶対にやる」と言う目標として置いて実際に作業を進めているのですからすごいです。
いま、これだけのことをやっておけば、この先何があっても怖くないだろうな。と思いました。
 もし、富士見町でも町長が「3割カットの財政シュミレーションを建てろ」と支持を出せば、職員は一つ一つの事業に対して無駄はないか?
徹底的に研究してシュミレーションを作成するはずです。
その時に「富士見町は福祉のここのところは絶対に削らない」など限られたお金をどのように配分していくのかの検討がなされるはずです。
その事こそが、今一番必要な事ではないのでしょうか?

その他の方々のお話も、時間は掛かりそうですが 少しづつ紹介していきたいと思っています。

貼り主: chiyoko 日時: 16:11 | コメント (0)