入笠山の観光構想について
「自然に融合した入笠エコリゾート構想について」議会と町長宛に要望者が提出されました。
要望書を提出したのは、山野草公園改善プロジェクトチームメンバー
町民植生有識者の中のお二人です。
この件につては、以前、このブログで「パノラマのドイツスズランに疑問」と、私の意見を述べさせていただいています。
4月29日の長野日報の記事です。

以下、長野日報の記事からの抜粋です。
「富士見町が富士見パノラマスキー場のゲレンデ最上部に3年計画でドイツスズランの植栽を進めていることについて、
町山野草公園プロジェクトチームのメンバー2人が27日、再考を求める要望書を小林町長あてに提出した。
ニホンスズランの自生地に外来種を広範囲に植栽することは『固有種の植生に大きな影響を及ぼす』と、懸念。
事実上の中止を要請した。」
「平出さんは、町がニホンスズランの自生地として定着し、多くの観光客が訪れていることを指摘。
『スズランは町花。町内には“スズランの駅”もある。植栽は自然にならうことが重要だ』
と話し、花が葉の陰に隠れるニホンスズランに対し、葉の上に咲くドイツスズランでかれんなイメージが損なわれることも心配する。」
「要望書では、小林町長が住民懇談会、町議会一般質問で
『プロジェクトチームの了承を得ている』と答弁したことについても
『十分な議論はなく賛否も問われていない。 会議で賛成の意も表していない。
私達が了承したと住民が誤って判断し、事業が進むことは困る』とした。」
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新聞記事にも書いてあるのですが、3月議会の一般質問で私の
「山野草の宝庫にドイツスズランの植栽はそぐわないのでは」との質問に対して
小林町長は
「ゲレンデは入笠山本来の自然の場所ではない。植栽は町の山野草専門家の合意を得ている。
スキー場の収益を上げる事が重要」と、答弁しています。
このことに対して、要望書では
「ゲレンデにドイツスズランを植栽することの再考の要望」
それに加えて
「サクラソウ、ヤマユリ、カタクリの植栽についても再考を希望」としています。
以前、同じく「山野草公園改善プロジェクトチームメンバー」の方に
「同じ入笠山でも、湿地があり、草原があり、林がある。
その植物のあった環境に植栽をしなければ、根付くはすがない。」
との指摘を受けたことがあります。
考えれば当然のことですね。
また、要望書では
「偽りの答弁によって、住民も議会も欺かれている」とし
「このことに私たちは義憤を感ずるとともに、人権を脅かされ名誉を傷つけられた」
と、述べています。
今更、ですが、私は住民懇談会の資料に、ボランティアで参加していただいている住民の固有名詞を上げることから疑問でした。
町では、「皆さんに名前を出すことについては、確認済みだ」と説明しました。
私は心配だったので、「もう一度、住民懇談会で使うと、確認をして!」と頼みました。
それも、皆さんからの了解は受けた、とのことでした。
少なくても要望書を提出したお二方は「住民懇談会でああいう資料として使う、とは聞いていない」と、おっしゃっています。
しかし、いずれにせよ、「言った。言わない」の議論になっては不毛です。
今回のことで、何が問題だったのでしょうか?
私は、プロジェクトチームの皆さんの名前を出して、
「富士見町の植物の専門家も了承している」と、住民懇談会や議会で説明したことが間違っていると思います。
誰が事業を計画して、決めたのでしょうか?
実は、別の用事で議会事務局に顔を出した時に、偶然、要望書を出しに来たお二人に出くわしました。
要望書の内容が「入笠リゾート構想の見直し」だったので、「提出は議会ではなく、町長宛に出すべきだ」と、事務局長が説明をしているところでした。
私も文章を読ませていただき、事業を進めようとする町長宛に同じ文章で提出してはどうかと、助言させていただきました。
お二人は、「それならすぐに町長宛にも提出する」と言うことで、もう1通、町長宛の要望書を用意なさいました。
文章の中に、自分たちは賛成の意を表していない。住民も議会も欺かれ、人権を侵され名誉を傷つけられた。
とあったので、
「この事を、広く住民に知らせたいのですか?」と、伺ったところ「そうだ」とのお返事。
私は「だったら、新聞記事にしてもらってはいかがですか?」と、進言しました。
このことが新聞記事になり、新聞社にも反響があったそうです。
町も、自体収拾に躍起になっています。
「とんでもないことをしてくれた」と、町長は、私に激怒しています。
私は計画に反対していたので、「エンジェルが二人を焚きつけた」と思われているようです。
でも、お二人の名誉のために言わせていただければ、私はお二人が要望書を出すなんてまったく知りませんでした。
つまり、このことはお二人の意志でなさったことです。
同じ要望書が議会にも提出されているので、議会としてもきちんとした返事をせねばなりません。
議長は、現地視察をしながら専門家の話を聞く機会を設定してくれるようです。
はっきりしているのは、私も含め、ドイツスズラン植栽に反対している人は、入笠山の自然保護の立場に立っている事。
それに対して、町やパノラマが行おうとしているのは、すぐに金になる観光を目指していると言うことです。
でも、どうなんでしょうか・・・?
要望書を出されたお二人の怒りは、至極ごもっともなことではありませんか?
ボランティアで参加した会議で、はっきり「反対」と言わなかったのがいけないのでしょうか?
疑問だったけど、「反対」と言わなかったから「皆さんが賛成したからドイツスズランでいいんだ」と、住民懇談会や議会で説明されたんです。
しかも、召集されて初めて聞かされた計画を投げかけられ、たった1度の会議での後にです!
町や公社が行おうとする事業の責任を、住民に押し付けているのと同じではないでしょうか?
どう考えたって、これは責任の転嫁です。
事業の決定は、執行権者です。
そして、議会はそれを認めたわけです。
責任は、その両者です。
そこに住民を引っ張り出してくるのは、間違いです。
私は、ドイツスズランに反対です。
でも、このことは別として・・・
もし、ドイツスズランの植栽が町の為、住民の利益になると信じているなら、やればいいじゃないですか。
議会もすでに議決していることです。
すでに苗を購入済みだそうです。
その結果がどうなって、どう判断するかは、住民です。
次の選挙で、結果が出ることです。
根付かなかったり、集客が思ったほどなかったら、それは町と開発公社、議会の責任です。
要望書を出した住民は、当然のことをしたまで。
「新聞記事にしたらどうか」と、進言した責任があると言えば、それは私です。
たぶん、「灰溶融炉建設反対運動」などの住民運動を通して、小さな住民の声をメディアに載せてもらうことが、どんなに効果的かを学習したんだと思います。 ^^;
ただ、「人権を侵され、名誉を傷つけられた」と、おっしゃっている方々に、町長はどんなお返事をなさるのでしょうか?
この事で、お二人が体調を崩すくらい、悩まれたことをご存知でしょうか・・・?
非を認めるべきところは、きちんと謝罪していただきたいです。
住民はちゃんと見てますよね。
入笠山で会って話をした都会から観光に来たおばさんがニホンスズランの群生を見て、
「なんかイマイチね」という感想を伺ったことがあります。
一番の見頃時期に来ていたツアー客がツアー添乗員に、
「今何分咲きぐらいなの?」と質問しているところも見掛けたことがあります。
確かに、ニホンスズランは地味といえば地味なのかもしれません。
ドイツスズランの方が目立つのは確かだと思いますから、
ドイツスズランの植栽に一理もないとは言いません。
ですが、仮にドイツスズランを植えたとして、
それが本来の入笠山だと観光客に勘違いされたとしたら、
なんだか寂しい気がします。
せっかく富士見に来てもらえたのに、
富士見を見てもらえないというのはいかがなものでしょうか。
けばけばしいメイクで別の顔を作って素顔を否定してしまう女性よりも、
本来持つ魅力を引き出すことのできる女性の方が活き活きとしているものです。
今ある富士見の魅力を観光客に上手にアピールして、
本当の富士見を思い出として持って帰ってもらえるような、
そういう町作りをお願いしたいものです。
町民Aさん、こんばんは
おっしゃるとおり、ニホンスズランは花が葉の下に隠れてしまうので、花が葉の上に咲く、ドイツスズランを植えたいと言うのが町長側の説明です。
でも入笠山は、そのニホンスズランの群生地として有名で、昔は「スズラン列車」が走ったそうです。
地味かも知れませんが、それが入笠のスズラン。
入笠に来る人が、どんな入笠山を求めてくるのかというと、やっぱりドイツスズランは違うよなぁ~と、思います。
先日、人が集まる場所に行ったら、「ドイツスズランはおかしい話だ」と、話題にしているのが耳に入りました。
住民の中では、疑問視している意見の方が多いように感じます。
富士見町の魅力って、造られたものじゃないですよね。
私も同感です。