2010年05月09日

みどりネット信州    ~勉強会~

ちょっと、時間が経ちましたが、
みどりネット信州4月の勉強会・議員年金について ~ 議員の報酬

以下の内容で議論しました。
「地方議員年金の破綻、今後のあり方が問題になっています。
 議員年金を入り口に、今後の地方自治体議員役割、定数、報酬などあり方について考えます。
 矢祭町報酬日当制の是非は、議員のあり方と大いに関係し、議論の余地があると思います。」

みどりネット信州の会員の安曇市議・小林じゅんこさんがこの日の導入役。

安曇野市議会・昨年12月定例議会に、無所属議員4人が「地方議会議員年金制度の廃止を求める意見書案」を提出。
事前の全員協議会では制度廃止の意見集約をしていたものの、議会では賛成少数で否決。

その後、今年の3月議会で、再び無所属議員有志が「議員年金廃止を求める決議案」を提出。
しかし、これも賛成少数で否決。

賛成者の意見は、
「自らの身を削ることも厭わない決意で廃止を求める」
それに対し、反対意見は
「県市議会議長会が昨年11月に存続の支持を決めている」
「国の結論が出ていない」
「廃止には賛成だが、今は時期尚早」

じゅんこさんは上記の無所属議員の一人。
昨年の12月議会では、「国に呼びかける意見書提出」を提案。
それが、否決されたので、
3月議会に「安曇野市議会の決議」なら可能だと思って提出したそうです。
しかし、これも否決されました。


以上の事を糸口に、参加者で議員年金について議論しました。

参加者の多くの意見は、
「すでに破綻が目前の議員年金は廃止すべき」
「議員年金は議員の特権に他ならず、廃止すべき」

賛成意見としては
「議員を務めた時期は厚生年金にも入らず、国民年金のみ。
 議員を辞めた時の保障としては、年金制度は必要」
というものでした。


私も議員年金は必要ないと思います。
ただ、年金の話は、議員の報酬や議員の資質と切り離せない話だと思います。
実際に、富士見町ではどうかと言うと、多くの議員は2期で議員を辞めます。
なぜかと言うと、3期議員をすると議員年金がつくので、「3期はやらせない」というのが通例と聞きました。
もちろん、3期やっている議員さんもいますが、確かに少ないです。
特に集落(地域)から出ている議員さんたちには、その圧力が強いようです。

ただ、議員年金だけで議員の仕事をカバーしようとすると無理がある。
その日の議論もそこに集中しました。

だったら、どのくらいの報酬が妥当なのか?!
議員の報酬って、本当に難しい問題だと思います。
県議・市議となると、町議・村議よりは、かなりの高額になります。
東京都議会議員は、月額100万円を越すらしい・・・
今の社会情勢を考えると「高い!」という声が出るのも当然ですね。


有名な話ですが、「矢祭町」では、議員報酬を日当制にしました。
町の執行部は
「議員報酬の削減を育児対策などに回すことができた。導入は成功」という評価。
 制度導入前の平成19年度の議員報酬は総額3474万円。
 導入後の平成20年は1206万円で、2000万円以上の削減に成功。」との見解を示しています。

 日当の3万円の積算根拠については、
「課長職の平均日給4万4772円(期末手当などを含む)の7割。
 毎日8時間勤務の職員に比べ、議員は臨時出勤で1回の勤務時間も短いため7割とした。」
と、しています。

 また、どこまでを出勤とするのかについては、
 「本会議や委員会、全員協議会など議会への出席と、成人式や消防団の出初め式など
 『町の公式行事』への参加も“出勤”扱いとする。
 年間の出勤は計30日、報酬は年90万円の見込みで、全国の地方議会で最低額となる。」
 とのことです。


日当制にしたことで、議会にどういう変化が起こるのでしょうか?
それが問題だと思います。


私は以前このブログでも書きましたが、議員の定数を減らして報酬を上げるべきだと思っています。
優秀な議員を育てるためには、必要なことだと思います。

議会の役割として、ひとつは町民の代表である議員として行政に町民の意見を政策に反映させること。
もうひとつは、行政の行っていることが正しいことなのかのチェック機関としての役割があると思います。

この二つの役割の、特に「チェック機関」として機能するためには、「片手間」でできることではありません。
役場の職員は、その道のプロです。
かなり勉強していかないと太刀打ちできません。
その為には、職員と同じくらい時間を費やして専門的に働ける人間が必要です。
具体的には、5人くらいの議員に、500万円くらいの年収を保障できれば、と思います。
(富士見町議員の報酬は、以前の記事で)


町の提案に対して
「あれ!? これっておかしいんじゃないの?」と、疑問に思ったときに
「おかしい」と言えて、自分で調べてその根拠を示す必要があります。
これは、かなりしんどく、エネルギーの要る仕事です。

こういう議員を核にして、後はボランティアの議員がいればいいんじゃないかと思います。
その為には、5時から議会や休日の議会開催等の制度改革も必要ですね。

議会は、議員の皆さんの代表です。
物事を「決定する」という重要な機関です。
だからこそ、住民のいろんな意見が反映されるべきだと思っています。
私は、主婦である立場に拘りたいと思っています。

我が家は、夫が大黒柱として仕事をして養ってくれているので、現在の報酬で4人の子どもがいてもやっていけます。
でも、若い働き盛りの若者が、この職業に魅力を感じて飛び込むだけの環境を提供できるでしょうか?


と、いうような事を、みどりネットの会議で発言したら
「その5人の議員が、とんでもない議員しか集まらなかったらどうするんだ」
と、言われました。
それは、確かに・・・

議員定数は減らすべきではない、という意見が多かったです。
私もだからこそ、ボランティア的な議員がそこをカバーできるんじゃないかと思っています。

また、私が「専門的な知識も必要」と発言したら、
「ごく、一般的な住民の感覚で、『おかしい』と思ったときに『おかしい』と、言えればいいんじゃないか」
という、意見もありました。


私が初めて議員となった時に、事務局に
「これからは、365日、24時間、公人です。 議員ではないエンジェルさんはありえません」
と、言われました。
確かにそのとおりで、その言葉が私にとっては、ずっとすごいプレッシャーになっています。

私のやっていることのどこからどこまでが議員活動で、何が個人の活動なのか?
これを線引きすることは、ものすごく難しいです。

すべてが「議員としての活動だ」ともいえるし、個人的な活動だとも言えます。
正直、議員報酬が自分のやっていることに対する対価としてどうなんだ、と言ったら、ちょっと難しいです。


この日の議論は結論の出るものではありませんでしたが・・・

最終的に、参加者の思いは
「議会が住民にとって遠いものであってはいけないこと」
「どうやって、議会活動に関心を持ってもらうか」
「教育の現場で、取り上げられることが少なすぎる」
「やっぱり、子ども達に教えていくことが大切」
そんなところが、みんなの合意点だったようです・・・


貼り主: chiyoko 日時: 2010年05月09日 18:26
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