名ばかりですが、「長野県有機農業研究会」に所属してます。 ^^;
(何にもしてなくって、片身が狭いのですが・・・)
2月6日 第30回大会がありました。
農ある暮らしを始めてみませんか? 百者百様「有機農業」
~ のぞいてみよう いろんな経営、いろんな豊かさ ~
第1部 講演会 塩見 直紀氏 「半農半X(エックス)」という生き方
第2部 パネルディスカッション&交流会
テーマ:百者百様「有機農業」
~さまざまな農の実践者に話を聞いてみよう!
塩見さんの話も面白かったですが、「百者百様・有機農業」は、すっごく感激しました!
「こんなに面白いパネルディスカッション、初めてです!」
会場は飯田市の市役所
原村の人たちと車を乗り合わせていくと、会場近くで見慣れた顔が!

「よっちゃばり」の会長じゃ、ございませんか!?
ご苦労様です。
2時間、こうして道案内に、交差点に立っていたそうです。
ただ、これじゃ、どっちが会場だか分かんないんですけどね。
ポケットに手を突っ込んでないで、「指差し」してくれてないと・・・ ^^;

会場は満員状態です。
関心の高さを物語っていますね。
200人を超す人が集まったそうです。

関連の書籍販売も・・・
私は、せっかくなので、友人お勧めの塩見さんの「半農半Xという生き方」を購入しました。

塩見さん
富士見町では、昨年の夏に新町長となり、ガンガンの企業人が就任しました。
小林町長の主張ははっきりしています。
「農業は富士見町の重要な基幹産業。その農業で食えるようにして若者にとっても魅力あるものにしなければならない」
私も農業で食べられない現状は絶対におかしいと思いますし、若者にとって魅力あるものになって欲しいです。
でも、どう考えても、現在の農業だけで生計を立てるのは困難です。
端的に分けると、ものすごく大規模経営をするか、こだわった農産品をそれを欲している消費者に届けるしかないと思います。
じゃあ、大規模経営を目指せばいい、というと、農業はそこに走った事で、本来もつべき「食」をつかさどる役割から大きく外れ、「商品化」されてしまった。
広範囲に画一的に育てることによって、安価な農薬や化学的な肥料に頼るようになりました。
おのずと、土を耕し、手間ひまかけて「育ててきた生命を頂く」、という行為が、
おなかを満たすために食べるだけになってしまった。
でも、本当はみんな「それは、間違っていた」と、気づき始めているはずです。
「食育」などという言葉が盛んに叫ばれるようになりました。
そのことは、4人の子供たちを、この富士見まちで育てた私にとっては、すごく身近で大切な問題でした。
新町長が「食える農業」と言う度に、私の中で「違う! そうじゃない!」と、心が叫んで(実際に吼えてもいるのですが・・・ ^^;)反発するんです。
しかし、実際に農業を営んでいる人たちに、農業を知らない私がそんなことを唱えても反感を買うだけです。
「こんな農業のあり方もあるんじゃないですか」と、示したいがために「ルバーブ生産組合」を立ち上げました。
実際にこの地域を見ても、農業だけで食べていける人はそんなに多くありません。
富士見町の歴史を見ても、農業と養蚕で生計を立てていたそうです。
精密が盛んになった諏訪圏内では、勤めながらの兼業農家が、この地域の農業を支えてきました。
ですから、私にとって今回の「半農半X(エックス)」は、今までの自分の考え方が間違ってなかった、と確認できたことが一番大きな成果でした。
実際に富士見町の中でも、地域によって、一枚一枚の田畑がすごく大きいところもあるし、私が住んでいる境地区では大きくて4反部くらいです。
大規模に行える農家もあってもいいけれど、小さい農地を生かす農業もあってもいいと思っていました。
それには、有機農業なんかぴったりですよね。

塩見さんの講演の途中で行われた「ミニワーク」「夢の棚卸し」
Q:人生で叶えたい夢は何ですか? 8つ書いてください」
*できれば1年に1度(年初め、年末年始や立春、誕生日等の節目に)自答してみてください。
と、ありました。
最初は「えぇ~! 8つも書くの~」と、思ったのですが、
周りの人たちも、みんな真剣に紙に向かっている。
「私も、書かなくっちゃ・・・」
書き始めてみると、いつごろ実現できるかは別として、結構、出てきます。
忘れかけていた「夢」も、時には「棚卸し」をしましょう。という、いい機会を頂きました。
塩見さんの講演の後に行ったワークショップ。
今までいろんなこういった「パネルディスカッション」というものを聞いてきましたが・・・
今回ほど、臨場感のあるパネラーさんは経験ありません! (当然・・・私がとても興味のあることだったからですよね・・・)

塩見さんを入れて、10名のパネラーさんが並びました。
それぞれ、就労年数も家族構成もまったく違います。

パネラーさんたちのアンケートです。
よくぞここまでアンケートに答えてくださいました。 m(_ _)m
農生活を始める以前の職業、農業規模、家族構成、農業外仕事・収入源、ズバリ現在の所得、農業所得、農業外所得などなど・・・
「聞いてみたいけど、ちょっとここまで聞いたら失礼よね」と、思われるような質問にみなさん答えていただいています。
パネラーの皆さんの言葉は一つ一つが私には輝いて聞こえました。
「苦労してます」と、言いながら、そこに悲壮感は感じられない。
自分の生き方に自信を持っている事が、一番のポイントだと感じました。
「農業」は、その人の生き方に寄り添うもの。
「農業」は、いろんな形や方法があっていいと、改めて納得させていただきました。
塩見さんは、「半農半X(エックス)」のXは天職だとおっしゃいました。
本の中でも「その『X』は、自分がわくわくするようなものでなければならない。誰からも命令されるものではなく、寝食を忘れおのずと取り組んでしまうものだ。」
と、書かれています。
また、パネラーの中には「農業をやるなら最初から専業を目指し、全力を尽くすべき」と言う方もいらっしゃいました。
でも、私は、(とっても生意気な言い方で申し訳けありませんが・・・)
その人の望む生き方さえ外れなければ、農業をしながら、食べるための職についてもいいと思います。
スタイルはさまざま。
ご主人が「農業」をやって、奥さんが、外貨(^^;)を稼ぎに行ってもいいし・・・
それをこのパネラーの皆さんは示してくださったと思います。
本当に「実」のある、いいお話が聞けました。
ありがとうございました。 m(_ _)m

アンケート結果の「農所得」「農外所得」「生活費」「満足度・妻、夫」をグラフにした図です。
「これでもか!?」と、いうくらい、いろ~んな形になってます。
いろ~んな暮らし方があるっていう事ですね。
みなさん、結構収入は控え目ですが、満足度は高い方が多いようです。
また、収入と満足度は関係ないようですね。
そこにまた、その人の「生き方」が見えるようです。
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会場の飯田市役所に張ってあった「結い(UI)ターン」のポスターです。

「『結いターン』とは、飯田市が実践している『人材誘導プロジェクト』の通称です。
専門窓口の結いターンキャリアデザイン質が、UターンやIターンを希望する皆様からの問い合わせ対応や飯田の案内、飯田に定住できるまでの計画策定のお手伝いを行います。」
富士見町でも、やって欲しいのはこういうことです!
要望がないならまだしも、あるのにこうした窓口がないために逃している人が多いのが悔しい!!
「結いターン」のネーミングも憎いです。
田植え等の作業を交換し合った「結い」の仕組み「結い田」
Uターン + Iターン = 結い(UI)ターン
その両方がかかっているんですね。

この看板もかっこいいです。
今日はルバーブでお世話に成った、竹内です。
ブログ何時も興味深く拝見しています。
今回の,半農半xと夢の棚卸は大変興味深く面白く拝見しました。
最近は耕作放棄地の増加が問題になっていますね、耕作放棄地を有効活用するにも不在地主や趣旨に賛同してもらえないとか、問題が多いようですね、増えつつある若者IターンやUターンが耕作放棄地の有効活用や地域振興につながるといいですね、是から頑張ってください。
竹内さん、コメントありがとうございます。
応援のメッセージ、とても心強いです。
本当は、農業で食べていけない今の日本ってすっごっくおかしいですよね。
そのくせ、自給率は低いなんて、どうかしてる!! ってものすごく腹が立ちます。
でも、その現状の中でできることもある。
生きいき農業に取り組んでいる人もたくさんいる。
都会から富士見町に来て、「農業」の生業ではない部分の作業の多さを改めて感じました。
道づくり、土手の草刈り・・・
実際に農産物を生産する作業じゃない部分に、すごい労力を払わなければいけません。
加えて、水田の保水力などの資源環境、景観などなど・・・
それこそ、農村部の価値は計り知れません。
そんなことを目の当たりにして、やっぱりこれからは農業だけじゃなくって、日本の第一次産業がきちんと成り立っていくような政策を目指して欲しいと切望します。
近い将来、水戦争、食料戦争が起こる前に・・・
ルバーブ生産組合からの「おらほーの会」の活動も、ささやかではありますが、都市部と農村部をつなげる活動を目指しています。
なにか「こんなこともできるんじゃない?」なんて提案があったら、お願いいたしますね。
こうして、興味を持っていただき、コメントを下さるだけでも感激ですが・・・ m(_ _)m