前記の記事に登場した「小池農産加工所」
「農業の所得が低迷し厳しい状況の一方で、消費者は農業や農村に対して『本物の味・こだわりのある加工品、田舎ならではのサービス』など多くの価値を求めており、 新たな農業・農業ビジネスが生まれている。
農業者がこの機会を捉え、地域内資源を活かした農産加工をビジネスをして発展できるよう技術及び経営について習得する場」
を目的に、「長野県アグリビジネス加工所技術研修」の募集がありました。
和菓子・豆腐・パン・漬物など、さまざまな施設への研修がありました。
12月1日ルバーブ生産組合のメンバー3人で、飯田市にある小池さんの加工所に、ジャム加工についての勉強に行ってきました。
加工所に朝9時に到着
まず、小池さんのお話をうかがいました。
小池さんは、20年前に「自分たちはおいしい果物を作っているのに、なぜ市販のジュースを飲んでいるのか?」
「大豆を作っているのに、なぜ、中国大豆の豆腐を食べているのか」と、疑問に感じたことをきっかけに、野菜作りの仲間と加工施設の立ち上げました。
農産物の現状は・・・
①価格が安い
②価格を自分でつけられない
③自然災害・天災からのリスクを受ける
④朱覚悟の日持ちがしないので安くても捨てるよりはマシ
⑤作付けから収穫・販売まで長く、現金化が遅い
⑥早い・簡単・便利、と言う消費者のニーズにそぐわない。
そこで、加工することによって次の利点が得られる。
①付加価値が付き、価格に上乗せできるため売上増しにつながる
②賞味期限が長くなる
③規格外のもので加工できる
④一つの農産物から多品目の加工品を作ることができる
⑤毎月の現金収入も可能
⑥加工品はすぐに食べられる。
今ではおなじみの野菜の直売所も小池さんたちが全国的にも先駆者。
加工所も全国でも初めてだったので、メディアでも取り上げられ必然的に知名度が上がったそうです。
「どうやって売ってきた」ではなく委託加工の技を磨いてきた、答えが商品、だと言うお話でした。
加工施設の見学

リンゴジュースを作っているところです。
リンゴを絞ってます。

外には委託されたリンゴが山積みになっていました。
小池さんのところでは、熊本から北海道まで、全国から委託加工を請け負っています。
2006年度の委託加工実績がジュースmジャム、ドレッシングだけで
年間で324件
仲間や個人農家、法人まで請け負っています。

瓶詰め加工施設。
トマトケチャップを作っています。
この施設でジャム作りをします。
残念ながら、ジャム作りは拝見できませんでした。

惣菜も手がけています。
この日は、イナゴの佃煮を作っていました。

こんにゃくの袋詰め

こちらには、ジャム用のリンゴです。

小池手造り農産加工所のポスター
「健康は、幸せの基本です。
これからも、私達は、体に良い物をお客様にお届けします」

製品がズラ~ト並んでいました。
「食べ物は命をつなぐもの
母として子供たちに食べさせたいと思うのも」
農産加工品は、よく加熱して砂糖もちゃんと入れて賞味期限を長くすべきだ、
という所は、私とはちょっと考え方が違うかな、と思ったところ。
私は、糖度もルバーブの酸味が生かされる30%くらいにとどめたいと思っているし・・・
賞味期間を長くすることよりも、こだわったものに価値を認めてくれる人に売るような方向でいいんじゃないかと思います。
でも、加工施設のあり方の参考になりました。
前記の記事でも書きましたが、25人くらいの方が働いていて、ほとんどが正社員だそうです。
小池さんの加工所を見学して、頭にあったのは、町長の「塚平用地の観光農園構想」
町長が言う様に、就労の場としての加工所を位置づけると、小池さんの規模くらいになるだろう・・・
そうすると、施設も大きくなる。
年間を通してまわす必要もある。
小池さんに言われましたが「諏訪にそれだけの農産品があるのか!?」
ないですよね。
加工所だけじゃなくって、観光農園ということでも、お金をかけて大規模なものにすることってどうなんだろう・・・と思ってしまうわけです。
貼り主: chiyoko 日時: 2009年12月29日 15:53