2009年12月28日

新町長に質問・住民の意見の集約について

すでに日にちが経ちすぎて今更なのですが、気持ちの整理も含めて、12月議会の話から・・・

12月の議会では4点について質問をしようと準備していました。
しかし! 時間配分に大失敗して、最後の質問は出来ませんでした。

予定していたのは、次の4点です。
1.一般行政
 ①進めようとする政策に、住民との協働や合意形成をどのように取り入れていくのか
 ②まず現状を精査し、小さい単位での問題解決へ努力する必要があるのではなか。その後に4年間の任期で達成する政策に手をつけてはどうか。
2.農業の活性化に向けての政策
 ①新規就農希望者を受け入れる里親・研修制度を取り入れてはどうか
 ②「知らない人に空き家・田畑を貸したくない」という人のために、町が仲介役を務める必要があると考えるが
3.子供の育つ環境について
 ①富士見の環境を生かし「子育ての町」を政策の柱の一つとして「富士見町で子育てをしよう」と、全国にアピールしてはどうか
4.行政区について
 ①集落の役割をどのように考えているか
 ②町が現在検討しているガイドラインとはどのようなものか

たくさんあるので、まず住民との協働についての質問内容

①進めようとする政策に、住民との協働や合意形成をどのように取り入れていくのか
新町長となり、いくつかの住民懇談会などでも提案がされています。
開発公社の借金の10億円を一括で返すこと
パノラマの花畑構想に伴う支援
塚平用地の活用について
また最近の新聞報道での渡辺別荘用地の件などいくつか例をあげられます。

現在段階では、町長案といった形で町民へ示されていますが、そういった政策に町民の意見をどのように反映していくのでしょうか。

②まず現状を精査し、小さい単位での問題解決へ努力する必要があるのではなか。その後に4年間の任期で達成する政策に手をつけてはどうか。
私は、まず現状を精査し、小さい単位での問題解決へ努力する必要があるのではなか。
その後に4年間の任期で達成する政策に手をつけるべきだと思います。

たとえば、塚平用地の活用について、
この件は、長野日報でも大きく取り上げられました。
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日報の記事です。
この塚平の土地は、セメント工場の建設予定地として取得したもので4万坪あります。
セメント工場は、反対運動もあり頓挫し、長い間空き地となっています。
三菱マテリアルとしては、毎年固定資産税などで年間600万円が負担となっていているとのことです。
パノラマとの相乗効果も期待して、この土地を安く借り受けて利用したいと言う考えです。
町長の構想は
「富士高原の特産品を栽培する観光農園を開設し、誘客の拠点としたい。
 敷地内に加工工場を建設する」というものです。

しかし、大きな施設を造ることで建設費・維持管理費も大きくなります。
飯田市の小池農産加工所を視察に行って来ましたが、町長の言うように、「地域の就労」を目的として加工所を見るなら、あのくらいの規模が必要になります。
20人以上の従業員がいましたが、責任を持って働いて欲しいのでほとんど正社員です。
飯田市は果物などの農産物が豊富で、年間を通じて加工所が稼動しています。
日本各地からか加工委託を受け入れています。委託加工も半端ではありません。


一方、富士見町では、農村女性を中心として、地域活性化に貢献するさまざまな取り組みがなされています。
かあちゃんの味、味の会、立沢ひまわりの会など・・・その多くは、人々の日々の暮らしの発想や課題の中から生まれてきた活動です。
しかし、現実には、それらの活動を維持していくのに大変な努力があり、将来的に存続していくための課題もあります。

塚平用地に観光農園等の構想を打ち出していますが、まずは富士見町にすでにある施設をどのように活用できるのか、
どのように発展させ維持存続させることが出来るのか、その精査からはじめるべきではなでしょうか。


2回目
①進めようとする政策に、住民との協働や合意形成をどのように取り入れていくのか
10月27日に富士見町の農業の活性化に積極的に取り組まれている女性の皆さんと「富士見町の町づくりを考える住民有志」ということで、以下のような要望書を持って町長と面談をしました。

        
「要望書
 日ごろは、町民のためにお力添えをいただきありがとうございます。
 さて、富士見町では、多方面にわたり、地域活性化に向けた取り組みが行われています。
 しかし、それらの富士見町の宝といえる活動を、総合的に捉え発信・PRするには至っていません。
 一方、富士見町では特産品開発推進付金事業として、富士町の特産品となるアイディアを募ってきました。
 そのアイディアが富士見町の特産品として町の活性化に生かされることは非常に喜ばしく感じています。
 しかし、せっかく交付対象となっても、中には加工施設がないために販売ルートに乗せられないものも多くあります。
 
 わたしたちは当初、加工施設を町に支援して造っていただきたいと願い、どんな機能を持ったものをどこに作るべきなのかを話し合う会の設置を求めたいと思っていました。
 しかし、話を進めるうちに加工施設の建設は、単に製品を加工するための施設ではなく、
 農業や子育て、高齢化、観光等も含めた、富士見町の町づくりをどうするのかという問題だという結論に至りました。

 住民がそれぞれの思いや問題を持ち寄ってまず喧々諤々の議論をし、
 その上で、富士見町の未来の活性化のためにどんなことができるのかを話し合う機会が必要だと考えています。
 ぜひ、ご理解いただき、ご協力をお願いいたします。  以上」


       
町長はこのような住民の要望をどう受け止めているのでしょうか。

当初、要望書にあるように、皆さんと加工施設の建設について、町に協力の要望をする予定でした。
しかし、富士見町のさまざまな活動が高齢化している中で、将来的にどのように維持していくのかは大きな問題です。
皆さんと議論している時に「エンジェルさんはその点はどう考えているのか」と、聞かれました。
私は、「ある程度の技術を持ちながら生かせないでいる若者を、全国公募してはどうか」と答えました。 
富士見町の活性化のために我こそは!と思う人がきっといるのではないか、と思います。

そんな提案をしたら、皆さんから「そういった話をまずすべきではないか」との意見が出ました。
加工所の話とはいえ、若者をどうやって呼び込むのか、結婚の問題、子育ての問題、農業の高齢化問題、などなど・・
いろいろな問題に関連してきます。
だったら、富士見町の課題を整理して「富士見町をどんな町にするのか」の話からはじめたいね、という結論になりました。
それが、上記の要望書です。
こういう議論こそ、町づくりではないかと思います。
私は、正直、こんなみなさんとの議論そのものに感動しました。

要望書の内容は漠然としたものになりましたが、まずは富士見町の中で今までの農業を担っていらっしゃった女性の話を聞いていただきたいという場でした。
みなさんの気持ちが、町長に伝わったでしょうか・・・


行政が施設を造り、住民に使ってもらうという方法は、もう時代に合いません。
現在の富士見町にどんなものが必要なのか、そこからの課題や思いを町民から出してもらい、作り上げていくことが大切ではないでしょうか
財政の厳しいなか、本当に何が必要で将来に渡ってどうやって継続できるのか、
そんな同意形成があって初めて形に移すべきです。

加工施設は一つの例です。

資金の潤沢にあるときならともかく、税収も落ち込む一方というときに、住民が納得できる税の使い道をどう選択するのかが大切なときです。
そのためには、住民とともに政策を作り上げ、住民自らも責任を持って運営に関わってもらえるような段階を踏むことこそ、現在の政策に必要なことではないでしょうか?

町の各建物の老朽化も進んでいます。
ごみの問題、教育、福祉・・・
今すぐにでも予算をつけて取り組みたいことは山積しています。

その優先順位をどのようにするのか。
住民の税金を使うだけに、行政は根本的に企業とは違います。
時代の風をつかむことより、将来に渡って住民に確かに貢献できるのかが問われます。
それを見極めるためには住民との議論も必要だし時間がかかるのです。

トップダウンで事業に走っても良い、という条件はただ一つ。
もしうまくいかなかった場合は、小林一彦個人でも全責任は負います、ということです。
何億の財政負担も考えればそれは不可能な話です。
だったら、時間をかけてでも、住民との合意形成は不可欠です。

で、町長の答えですが、自分ではちゃんと書きとめられていないので、以下、長野日報から引用です。
   塚平用地の活用はビジネスプランを作り、住民との合意形成を進める。
   県、三菱マテリアル建材との間でトップ交渉を行い、早急に進める。
   大きな政策と小さなことの積み上げは両立する。
   三菱の社長が応援してくれている今がチャンス。
   雇用の増加を進めなくては町の発展は望めない。
   成功の確度を上げてから実施する。


貼り主: chiyoko 日時: 2009年12月28日 10:53
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