2009年11月16日

初心を忘れず

下諏訪の樽川通子さんが中心となって行っている「サロン・しもすわ」
何度かお誘いを受けて、伺っています。

サロンでは、毎週「あの人の話を聞く」と言う企画を続けていらっしゃいます。
さまざまな分野の方をお招きして、会の皆さんを中心に一般の方も広く誘われているとのことです。

11月7日の土曜日に、私がこの会に話をする側としてお誘いを受けました。
緊張!

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サロンしもすわ便り
「あの人の話を聞く」は、毎週続けられています。
すごいですよね。

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この日は下諏訪でもイベントが重なっているとのことで参加者は少なかったのですが、男性がお二人いらっしゃいました。
話の議題は、何でも話しやすいようにと、「議会で日頃思うこと」としてくださいました。

何で富士見町に引っ越したのか、
議員をやるに至った経過、
「合併反対」「灰溶融炉建設反対運動」など、住民運動で得られたもの、
ルバーブ生産組合のことについて、話をさせていただきました。


その中からちょっと抜粋

★小さいから行政を身近に感じる。    ~ごみの事も水のことも私たちの問題~
私は、千葉市の駅から3分ほどのところで育ち短大を卒業するまでをすごしました。
市役所も県庁もそう遠くはありませんでしたが、千葉市で暮らした年代が若かったせいもあり見学で行くくらいしか経験がありません。
4人の子供を産み育てたのは船橋市でも、政治とか行政を身近に感じたことはありませんでした。

でも、この富士見町で暮らしはじめて、ゴミのことも水の問題も自分の生活にとっても身近なこととして感じるようになりました。
これは、引っ越してすぐに知り合った当時の富士見町の議員の知り合いが、水やゴルフ場問題に関わっていたと言うことも大きな影響だったと思います。
日々の暮らしの問題が、すぐ近くにある役場と近いものと感じました。

いわゆる新住民のお隣さんと初めて役場を訪れたのも、「ゴミの分別を始めてほし」いと言うお願いでした。
小さな自治体だからこそ、自分たちで言っていけば変わるかもしれない、と言う意識が芽生え始めたのだと思います。
そのときのゴミの分別の要望の役場の対応はちょっと残念なもので「あなたたち都会から来た人間はそうやって都会の暮らしを押し付ける」と言う返事でした。
でも、確かに「よそ者」がずかずかと後から入ってきて勝手なことを言う、と言われても仕方ないかな、と思いました。
自分の主張だけをしていてはいけないとも感じました。

1万5千人の小さな自治体だからこそ、行政を身近に感じることができるのだと思います。


★議会制民主主義とは。      ~この仕組みの中で、どうやって町民の意見を反映しているのか~
富士見町で暮らし始めてしばらくして、手話講座と言うものに参加しました。
手話を1つのコミニュケーションの手段の一つとして関心を持ったので、子供たちと一緒に参加しました。
手話サークルを続ける中で、
「障害を持った人も、出る場所さえあればもっと地域に出られるのよね。そういう場所を造らない?」
と言うある人の呼びかけをきっかけに、同じ気持ちの仲間が集まりました。
場所を無料で提供していただくなど、たくさんの方の協力を得て、
聾唖者を中心とする生涯を持った人たちと共にリサイクルショップを併設したパン・ケーキなどを売る店を運営していました。

実績を積み、3年ほどたったところで、行政として富士見町に作業所を作ってほしいという要望を出しました。
その時の私たちの強い希望として、「富士見町の中心部で人の集まるような場所に、自然に障害者が関われるような場所がほしい」と言うものがありました。
その要望を元に場所も何箇所か見て、私たちの意識の中では「今、行政と相談をしている最中」と言う認識がありました。

しかし、突然、行政から町議会にたいして「この場所に共同作業所が作りたい」と言う提案がなされ、議会で賛成をされ決定しました。
私たちとの話合いでは出てこなかった場所ですし、希望とも違っていました。
私たちにとっては、突然の話で、足をすくわれたような気がしました。
そのときに、「私たち住民の希望はどのように反映されるのですか?」と役場に伺ったところ
「議員さんたちは町の代表ですから、その議員さんたちにお聞きすれば住民の意見を聞いたと判断します」と言う返事が返ってきました。


この時から、「この代表民主主義という議会制度民主主義の制度の中に、私たち住民の意見がどのように反映されるのだろう」と言う疑問が、私の中に強く残りました。

子供たちをこの富士見町で育てられたことへの感謝の気持ち、
私たちが応援していた議員さんが3期を終えたところで出馬してくれなず、後継者がいなかったこと、
そしてこの「議会制民主主義」への疑問。
これらの思いが重なり、現在、富士見町町議会議員をするに至っています。

この、議会制民主主義についての疑問が、私の議員としての根底にあります。
議員は住民の代表ですが、議会は本当に住民の意見を反映しているのか?

そう思う反面、あの時「灰溶融炉建設」に対して、住民の多くが賛成していたとしても、私は反対運動をしていただろうとも思うのです。
圧倒的少数意見の中に真実がある場合もあります。

多数決で決められる議会の中で、一票ではどうにもならないジレンマを感じながら・・・
「議員の役割とは一体何なのか?」
いまだに答えを出せずにいます。

サロンしもすわでこんな話をさせていただきながら、「そうだった」と、あのことの気持ちを思い出し、かみしめていました。
これからも、悩みながら・・・
悩むことに、少々疲れながらも、やっていくしかないな、と思います。

話をさせていただいたことで、改めて初心を思い返しました。
そんな意味でも、いい機会を頂きました。

貼り主: chiyoko 日時: 2009年11月16日 21:26
コメント

議会が住民の意見を反映しているか、大いに疑問ですね。
その証拠を3つばっかり:
1.6市町村合併論争。当初15人いた議員のうち、11人が合併推進を提唱した前町長の側に付いたが、住民投票の結果、町民の3分の2以上は合併反対に投票した。
2.灰溶融炉論争。これも、議員11人のうち、まともに反対したのはエンジェル議員だけで、9人はまたも灰溶融炉推進の前町長側に付いた。しかし反対運動グループが行ったアンケートでは、建設予定地周辺の集落住民の7割以上は建設に反対し、結局計画が頓挫。(そして今になって、その結果に異論を唱える元推進派は見当たらないですね)
3.8月の町長選。議員11人のうち、落選した前町長を押した議員は少なくとも7人かな?
議員として何に賛成や反対をするか、誰を押すかなどは自由かも知れないが、上記の3つに対しいて2~3敗した議員数名は明らかに民意を代弁していないですね。こんな議員たちが大多数を占める議会では、その意見を聞いて、逆のことをした方が、民意に沿いそうですね。

貼り主: 民民 日時: 2009年11月18日 09:53

本日11/20の山梨放送のニュースで、明野村の灰溶融炉が多額の赤字を出したことを伝えていました。確か35億とかなんとか、、、。

もし富士見町に建設されていたらと思うとぞっとします。

貼り主: 富士見町の住人 日時: 2009年11月20日 20:21
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