富士見町の景観タウンウォッチング。
~立沢・神戸・若宮の神社などを訪ねて、富士見の自然の神秘を体感しよう~
立沢の大山祇神社、御射山神社、御射山神戸の一里塚など、富士見町の巨木と文化遺跡・5ヶ所をめぐりました。
実際に巨木の幹の周りを測り、神社や八幡社の歴史を学びました。
ちなみに、富士見町の広報の4月号くらいから最後のページで、巨木が特集で紹介されています。 ^^
《立沢の道祖祇神》

道祖神は、村中に悪いものが入ってこないように、組ごとの辻々に立てられていました。
道の拡幅・整備で、ほとんどの道祖神が移動されて保存されています。
昔は、子供の遊び場にもなっていて、石の上で木の実をつぶしたりして遊んでいたそうです。
子供たちの姿が目に浮かびます・・・ ^^

立沢大山社 横のお宅のお蔵に書かれた絵。
戦時中に蔵の白壁は目立つので黒く塗るように国からお達しがありました。
ここのご主人は遊び心のある方で、黒く塗る代わりに、こうして絵を書かれたのだそうです。
壁は塗り替えも行われましたが、絵は保存されています。

神社の舞屋です。
この舞屋は回り舞台になっていたとの事。
地元の方の話だと、子供の頃、歯車を回して遊んだ記憶があるそうです。
床下を除いてみましたが、そこまで確認できませんでした。
手前には、土俵が作られていて、今でも相撲が行われているそうです。
ここだけ見ても、地域で受け継がれてきた文化の歴史を感じますね。

巨木の測り方にはいくつか約束事があります。その1。
《目道り》と言って地上から130mの高さの幹周りを測ります。
この神社には大きなケヤキが2本ありました。
4m25cmと4m38cm。
それぞれ、樹齢が255年、234年です。
書いてしまえばそれだけのことですが、やはりその場に行って触れてみると、存在の大きさを感じます。
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この場所には町の文化財の指定を受けていたヒメバラモミが立っていたそうです。
昭和30年ごろの台風で倒れたと言うことですが、その痕跡をたどって円を描いてみると、その大きさが良く分かります。
倒れた当時、幹周りが4m30cmくらいはあったということです。 @@
《御射山神社》
ケヤキにマツのこぶ!?
たまたまこの場所に引っかかったマツの種が育ってしまったのでしょうか?
不思議な光景・・・
巨木の測り方の約束、その2。
こうしたでこぼこのあるところは、それに沿って押えて測ります。

ウラジロモミ
高い!! 30mくらいはあります。
幹の周り(目通し)は4m52cm。
《御射山神戸の一里塚》

この道は旧甲州街道。
街道を往来する人のために道中の目安に一里(約4km)ごとに一里塚が設けられました。
この一里塚は、江戸の日本橋から48里めの塚になるそうです。
東の塚にはエノキ、西の塚にはケヤキが植えられていましたが、エノキは明治に枯れてしまいました。
この塚が作られたのが、慶長年間と言われているので、樹齢はおよそ390年。
高さはおよそ25m。
西側に一番枝が張っていて、こちらもおよそ25mくらいあります。

滑のりやすい足元に注意しながら目通し(幹のまわり)の測定。
巨木の測りかた、その3。
こうして根っこが地上に出ている場合は、《根あがり》と言って根が終わった場所から図ります。
ここのケヤキは塚が作られた時代がおおよそ分かっているので樹齢も推定できます。
幹の周りから、一年間に6.4mmくらい成長すると分かりました。
この地域のケヤキは大体6.4mmくらい成長すると言う事から、
今度は目通しを測ると、ケヤキの樹齢を予想することができると言うわけです。
《御射山神戸・八幡社》
ここの社殿は、宝暦12年(1762年)に建設、加えて棟梁は、伊那郡沢底村(現辰野町)出身の加藤吉左衛門とされたことが明らかになっています。
「正統様式の端正な建築技術を示す点、当地方の近代社寺建築の流れを知るうえで需要」
と、看板に記されていました。
ケヤキがモミの木を抱いてしまっているのが分かるでしょうか?
このイチョウのきには、サクラが生えていました。
これまた、不思議な光景。
お隣のイチイの木。
穴が貫通していて、向こうの景色が見えてます。
強い木なんですね。
《若宮八幡社》
神社の手前の昔集落で使われていた放送室の看板。
味があっていいなぁ~
隣の集落の木の間に夫の父の家があるので、この辺はよく通ります。
でも、道の奥にこんな素敵な神社があるのは知りませんでした。
カシワの木です。
どこまでの青い空に、すっと立っている姿は、いつまで見ていてもあきませんでした。
日ごろは何気なく通過して気がつきませんが、巨木めぐりのおかげで、新たな発見がたくさんありました。
紹介したい写真もたくさんあるのですが、ありすぎて選択できない!
富士見町には、各集落に神社があります。
たまには車を降りて、ゆっくりと歩いてみるといろいろな発見があるかもしれません。
木々に耳を寄せて、その生きて来た歴史に思いを馳せるのも、豊かな時間かも知れませんね。

カシワの実。
ミズナラなどのどんぐりと違って、はかまの部分に特徴があります。
林はどんぐりだらけなのに、カシワのどんぐりをこの状態で見つけるのは大変!
《巨木めぐりの番外編》

参加者が森で卵を見つけました!?
蛇の卵かしら・・・?
殻のようなものに包まれていて、ちょっとゼリー状のもので覆われている感じ・・・

そこで、中をあけてみると
どうやらきのこだったようです。
専門家がいなくって詳しいことは分かりません。
ネットで調べてみたけれど、該当しそうなきのこに出くわしませんでした。
縦に切ってみたらよかったかも。
しかし、まだまだびっくりするようなことがたくさんあるんですね。
この日の宿題は、町の中で見つけた“緑色”のスケッチを「富士見景観賞2009」に応募すること。
私の「巨木」のイメージです。(電線がちょっとおじゃま ^^;)
大きな木に包み込まれて・・・
私も抱きしめたい・・って感じかな・・・? ^^