7月24日 富士見高原で
「諏訪地域輝く農村女性夏期研修会」
~女性のネットワークを生かし
地域での食農教育を推進しよう~ が開催されました。
午前中は、丁度見ごろの「ゆりの里」の散策だったのですが、雨模様でちょっと残念でした。
私は「よっちゃばり」で、参加させていただきました。
農村女性の研修会なのですが、富士見農村よっちゃばり(農村女性の連携会です)の会長は、今年は男性です。
快く(?)一緒に参加できて、うれしかったです!

皆さんが集まっている後ろは、一面、真っ黄色のゆり畑です。
午後からは研修会
「農政の動きと日本の食糧」
講師:諏訪農業改良普及センター所長 川井清司氏
選挙で民主党が政権を取っても、そんなに大きな変化はないでしょうとのことでしたた。

国の主な政策は大きく3つ。
1.確保と有効利用
農地は「所有」から「利用」へ。
農地法の一部改正で、農地転用許可の厳格化。違反の罰金もあり、とか。
2.担い手の育成・確保
3.水田のフル活用 だそうです。
日本の食料事情
H18年度の小麦の消費量が、580万t。そのうちの87%が輸入。
米粉への関心が、高まっている。
国のH21年度新規事業で「水田等有効活用推進交付金」等などで、単年度10aあたり8万円の補助がつく。
長野県でも、米粉需要拡大に取り組んでいるそうです。
3年続いた、学校給食への「米粉パン」への補助が昨年からなくなってしまったのですが、
その代わりに、一般消費者へ向けた需要拡大のPRに力を入れていると言うお話でした。
高山製粉 高山猛英氏です。

「米粉の活用について」の講和
高山製粉さんについては、以前、工場も見学させていただきました。
社長はとっても気さくな方で、お話を伺っていても楽しいです。
買ってきた米粉パンも作ってみました。
グルテンの入っていない米粉では、いろいろなもので試してみました。
社長お勧めのシフォンケーキは、しばらくどこに行くにもお土産に持っていくほど評判がよかったです。
(現在は、ちょっと熱が冷めました・・・^^;)
片栗粉の変わりにとろみ付けにしたり、ケーキ類にはほとんど代用が効きます。
前半の川井氏の話にもあったように、日本の小麦粉の消費量が年間約500万t。
10年後には、50万tを米粉に置き換えようというのが、現在の計画。
活用範囲は広いけど、小麦粉の代用として考えるとコストが高くなってしまう。
小麦粉なら、200円/kgくらいだけど、米粉にすると340円/kgくらいになってしまう。
当日、おいしいフワフワモチモチのヒット商品のパンを試食させていただきました。
食べるのに夢中になって、写真を忘れましたが(^^;)小さ目のパンが1個160円だそうです。
ちょっと、割高感はありますね。
でも、おいしかったら、リピーターはいます。
米の生産者や銘柄も一緒にPRできる、新たなパンやお菓子の開発に期待できるとのことでした。
すでに、いくつかあるそうです。
また、米粉を使った麺の開発が進んでいるそうです。
高山さん曰く
「小麦粉の麺の方があきらかにおいしい!」^^;
でも、
「米の麺は、あまり自己主張しないので、絡めたときにその素材が生きる」
「新たな用途が期待される」とのお話でした。
原村では、4件の農家が高山製粉と契約して米粉用の米の生産に取り組んでいます。
一番の理由は生産調整が進んでいなかったこと。
富士見町では、以前担当のところに相談に行ったら
「富士見町では、政策的に合いません」と、スッパっと言われてしまいました。 ガーーーン!
前記の補助制度も、生産~製粉~販売まで、末端で売れるところまで確保されていないと、だめだそうです。
以前、長野県が補助を出して、学校給食に米粉パンを出していました。
モチモチしていて、子供達には結構評判がよかったようです。
富士見町では、県の補助がなくなっても一昨年まで町が補助を出して続けましたが、それもなくなりました。
米粉パンにすると、1食あたり22円高くなるそうです。
米粉パンが、現在結構普及しているそうですが、それは米粉と一緒にレシピが普及したからだそうです。
確かに、米粉だけあっても、作り方がわからなければ作りようがありませんよね。
農協の婦人部でも、新たな利用拡大に力を入れているとのこと。
「米粉にしなくたって、米の消費拡大を図ったほうが早いんじゃないの?」
と、よく耳にします。
一理ありますが、外国に依存している小麦粉の一部でも、国産の米粉に代えることができれば、それに越したことはありません。
私は、いろいろな利用方法があるんじゃないかと、期待しています。