2009年01月14日

映画作りで高齢者が元気に!?

ある日、「いい話だなぁ~」と、毎朝、隅々まで目を通す夫が新聞を置きました。
「平均76歳 映画に一丸  『わしらもできる』どんどん元気に」
1月9日、朝日新聞の記事です。

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平均76歳 映画に一丸 「わしらもできる」どんどん元気に   《2009/1/9朝刊社会面 明日を見つける 》

監督79歳、主演女優74歳、カメラマン88歳、平均76歳の農家や商店主らのグループがミュージカル映画を6年間で3本も撮った。
昨年12月22日、グループ代表で元消防団長のコウちゃん(83)は上京した紋付きはかま姿で総務大臣表彰を受けた。
「ノーベル賞だ、また寿命がのびる、と一同大喜びです」

舞台は北海道南部にある旧・穂別町(現・むかわ町)。
田畑が広がり、幹線道沿いで牛が草をはむ。
人口は10年間で1割減って3500人、高齢者率3割。
「なんで、病気がちのお年寄りがそんなに元気になったのか」。
学者や学生の調査が相次いでいる。

東京や香川など全国232カ所で上映された人気シリーズは、ひょんなことから始まった。
7年前、町の講演会で映画監督の崔洋一(59)に質問が飛んだ。
「わしらでも映画つくれっべか?」「できる、できる、どうせなら、田んぼで歌って踊っちゃえ」

質問したコウちゃんは08年公開の「いい爺(じじ)いライダー」で、隣町との合併に反対するバイク集団のリーダーを演じた。
「年も年だし・・・・・・」と医師が反対する中、親族の同意書を携えて手術台に上がり、持病の腰痛を克服。
250㏄のバイクに40年ぶりにまたがった。
入れ歯がずれてセリフが言えなかったこともある。

言い出しっぺの責任としてメンバーを集めた。
電器屋として電球交換で各戸に出入りしてきたので住人の性格や趣味まで知っていた。
「カメラマンなら機械好きの星さんだ。大豆農家の、いつも盆踊りや運動会を撮っている、ほらあの人だよ」

03年の1作目「田んぼde(で)ミュージカル」に集まったのは125人。
撮影は毎朝、血圧測定で始まった。
「いつもより血圧が高いわよ、薬は飲んだ?えっ撮影前で緊張してる?いい年して~」。
撮影が続いた10カ月間、メンバーはどんどん仲良くなった。

「台所ダンサーズ」のトミちゃん(82)は6年前に越してきた。
近所に友人は少なく「どうせ外出する理由もないし」と身だしなみに無関心になっていた。
それが娘(58)に勧められて撮影に参加すると、食器洗い中も入浴中も振り付けを確認するほど夢中になった。
今では仲間と旅行やカラオケに多忙な日々。
「街で『元気かい』って肩をたたかれるのがうれしいね」

脳梗塞で体が不自由になり、言語障害も残るマサユキさん(78)は、リハビリに励んできたが、セリフをうまく言えない。
7、8回も取り直した末に監督から「オッケイ」が出ると、現場は拍手に包まれ、みんな泣いた。

多くの出演者の主治医でもある診療所の医師、一木崇宏(44)は振り返る。
「目標ができ、風邪を引かないよう自分で注意し、足腰を鍛え、リハビリに励むようになり、みんな驚くほど元気になった」

メーク担当は元パーマ屋のアサちゃん(79)。
50歳で病気になり、美容室をやむなく閉じた後は気分が落ち込んでいた。
「撮影用に昭和25年風の髪を結って欲しい」と声を掛けられたときは、
「みんなのお役に立てるって、そりゃファイトがわきました」。

3作目は、隣町のラーメン店のオヤジも含め350人に膨らんだ。
帯広市には穂別の影響で映画をつくった高齢者たちもいる。
上映会を開いた香川県庁の担当者は「若者の都会流出や地域経済の疲弊など抱える問題は同じ。
元気な穂別は手本になる」と話す。

自らも高齢者の劇団を主宰する北海道医療大学准教授の長谷川聡(53)は5年前から穂別の取り組みを見てきた。
「1人でも欠けると撮影はできない。周りから必要とされることが元気のひけつのようだ」

地域おこし、高齢者福祉の成功例などと様々な評価を受けてきたが、脚本担当のサトーさん(65)は
「難しいことは何も考えていない。映画づくりが面白く、楽しかっただけ」と笑い飛ばす。

3作目の完成からもうすぐ1年。サイトーさんは出演者に街で会うたびに言われる。
「で、4作目はいつだい? あんまり遅いとぼけちゃうよ」 (敬称略)

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★あまりに素敵な話なので、ネットで探してみました。
 ありました! 
YouTube に記事にある「いい爺いライダー」の予告編!
この映画、お年寄りと一緒に見たいなぁ~

これが3作目だというので、前作をさがしていたら、またまた見つけました!
ウエブマガジン カムイミンタラ 田んぼ de 映画づくり ~第2弾はファッションショー~ 穂別
ここで書かれている、穂別町の話も、しみじみといい話です。
突然に、田んぼdeミュージカルが始まったわけじゃないんだ、と納得。
ぜひ、ご一読あれ!

貼り主: chiyoko 日時: 2009年01月14日 16:26
コメント

千代子さん、こんにちは。
わたしも北海道の住人です。
実は、このたび、60歳で「映画」をつくりました。
昨年、街の市民映画制作実行委員会の「ゼロからのスタート」という映画に出演したのが、きっかけで、とうとう自分で映画を作っちゃいました。100年前に「国木田独歩」が北海道にきたのですが、その独歩を主人公にした「空知川の岸辺」という小説の映画化です。「ユーチューブ」に公開するつもりですので、観てくださいね。

貼り主: 石井一男 日時: 2009年02月04日 22:51

石井 一男さま

コメント、どうもありがとうございます!
映画出演がきっかけで映画を作っちゃったんですか!?
すごい行動力ですね! 

「田んぼdeミュージカル」早速購入して、先日、知人の数人と見たのですが、楽しかったです。
何よりも、出演している皆さんが楽しそうに演じられていて、元気をいただきました。

「ゼロからのスタート」をネットで検索したら、漫画が出てきました。 ^^;

「空知川の岸辺」楽しみにしています!
ユーチューブに公開したら、教えてくださいね!

貼り主: エンジェル 千代子 日時: 2009年02月05日 08:24
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