11月26日に、茅野市・富士見町・原村3市町村の「第4回ごみ処理基本方針検討委員会」が開催されました。
会議は最初全体で、第4回の検討委員会の確認事項の確認。
ここで、訂正が幾つかありました。
正確なものは、次回会議で出されると思いますが、大きなものが二つ。
〈決定事項〉の「ごみ減量化の数値について〉
「一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(平成17年3月)の数値を基本とし、
ごみ処理システムの検討にあたり、前提条件の一つとして整理する。」
この文章に、焼却ごみの減量目標・25%減を明記する事。
もう一つは、【論点1「ごみ処理システムの検討方法について」】
出されたものでは誤解を招く恐れがあると言う事で文章を訂正する事になりました。
本委員会は次官が限られており、多くの意見をはんえいさせるため、「焼却・熔融処理」「炭化処理」「メタン醗酵・堆肥化処理」の③グループに変われて検討を行うことについて。
結論は、一つのごみ処理システムに絞らずに、各グループで検討したごみ処理システム毎の長所、短所をまとめるものとする。
上記の文章では、各グループで処理システム毎の議題について検討する、とも読み取れるので、その点、3グループで処理システム全部について議論すると言う内容を盛り込む事になりました。
あとあと残る文章ですので、委員さんたちが気になるところは、きちんと訂正しておくべきですよね。
その後は、前回分けられた3つの各グループに分かれて議論されました。
10月の後半に各グループで行った、それぞれの視察報告が聞けると思ったのですが、こちらもグループに分かれてからになってしまいました。
当日配られた資料と最後に報告されたものから、問題点と感想をまとめると次のようなものです
《炭化処理システム》
視察先 :田原リサイクルセンター 炭生館
問題点等:稼動当初、分別意識の低下による異物混入で、想定外のトラブルが多発した。
稼動後における想定外の維持管理費、補修費
搬入ごみの発生ごみの発熱量が想定以上に低下。結果、補助燃料等の使用料が増加していると思われる。
燃料価格そのものの高騰
感想等 :施設の規模も小さく、うまく運転しているようだ
灰の発生量も少ない
出来たコークス利用場所が限られていて、長野県内にはない。
《熔融処理システム》
視察先 :中津川市環境センター
問題点等: 稼動後想定外の機械的なトラブルがあったが現在は問題なく稼動している。
大塊のスラグなど、発生したスラグの4割は埋め立て処理されている。
かし担保期間終了後、維持管理・補修費が、毎年2割程度上昇。
感想等 :スラブの検査が酸性雨に対応していない。
《メタン醗酵施設》
視察先 :浅麓汚泥再生処理センター
問題点等: 通常のし尿処理より処理コストが高い(更新前約3万9500円/t 現在3万3600円/t)
メタン醗酵槽が屋外にあるため、特に冬場は加熱コストがかかる。
建設当時、処理方式、が特殊かつ複雑なため、費用対効果を詳細に行えず、現在の維持管理費・補修費を想定できなかった。
感想等 :建設費が約65億円、1年間あたりの処理費が約5.5億円。高くてびっくりした。
搬入量に関わらず、最大処理量での処理が必要
し尿汚泥と生ごみが対象で、焼却ごみがすべて処理できるわけではない。
《最終処分場》
視察先 :山形村一般廃棄物最終処分場 サンクスBB
問題点等: 村の中心部に近い所で建設されているため、環境に配慮した屋根つきクローズド方式となった。
最終的な理由は次の3つ。
①村民の目に触れることができる事により、処分場の適正化が図れる。
②目に触れる場所にあることでごみへの意識向上が図れる。
③山間地などに建設する場合インフラ整備に巨額な費用がかかり効率が悪い。
★視察報告を聞くと、やっぱり大きな施設を造ると、建設費や維持管理費に莫大なお金が掛かると言うこと。
中津川のように、熔融しても、4割も最終処分場に行くのでは熔融しても最終処分場の延命にはあまりなりませんね。
山形村の屋根つき最終処分場は、「保管方」ではなく「管理型」
屋根のない最終処分場では、雨水などが人為的に管理できないけれど、屋根つきで水量を調整して処理水を管理するシステムです。
しかし、散水しても蒸発してしまい、処理水が発生しないのが問題。
計画では平成24年度に埋め立てが完了、その後の施設をどうするのかが課題。
延命を図る為に、灰を砂化する事に取り組んでいるとのことです。
私は、灰の中に含まれている重金属などを回収するシステムが将来確立するまで、保管する事が一番いいんじゃないかと思うのですが・・・
さて、この日の検討委員会の長野日報の記事です。

記事によると
「委員の中から『焼却炉の延命を考えながら、最終処分場のあり方について考えるのも選択肢に入れては』との提案があり、了承された。
これまでの議論では、焼却灰を埋め立てる最終処分場が限界となったことから、処理後の生成物を再利用できる新たな方式に絞って検討していた。
次回は処理方式を検討するための基本的な数値や資料を基に討議する。
藤吉委員長は『・・・(略)(最終処分場についての委員提案は)現施設を使いながら長期ビジョンを検討すると言う現実的な提案だ』と話した。」 とあります。
この検討委員会は、処理方法の検討。
前回の委員会の中でも、副委員長から、「最終処分場が喫緊の課題。その問題を優先的に話し合い、その他の方式については時間をかけて話し合ってもいいのではないか」と言う意見が出されています。
多くの人が、副委員長の意見に納得したのではないでしょうか。
ですから、当然現方式+最終処分場案は、委員会の選択肢には入っているものと思っていました。
でも、新聞によると「これまでの議論では、焼却灰を埋め立てる最終処分場が限界となったことから、処理後の生成物を再利用できる新たな方式に絞って検討していた。」
とあるのはちょっと意外。
でも、こうして「焼却炉の延命を考えながら、最終処分場のあり方について考えるのも選択肢に入れる」と、確認できた事は、とってもよかったですね。
↓当日、傍聴者に配られた資料をウエブアルバムにアップしました。
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| 081126 ごみ処理基本方針検討委員会 資料 |
以下は以前のページです。
第1回ごみ処理基本方針検討委員会