先日、カナダに留学中の娘との電話で、もう切ろうと思っ頃
「聞きたい事があるんだけど・・・」と、深刻な声。
一体何事? と、構えると
「今、日本と中国・韓国との関係について勉強しているんだけどさ、私って韓国のこと、何んにも知らないんだけど習ったのかな???」
つまり、すぐ隣の国の事なのにあまりにも何も知らずに、それは自分が悪かったのか?
それとも、日本では授業で教えていないのか? と言う質問だった。
そういえば韓国のこと・・・ほとんどなにも教えてもらってないよなぁ~
長女曰く「狛犬のコマ(高麗)って、韓国の事だって知ってた? そんな事さえ知らなかったんだよ」
すいません。母も知りませんでした。^^;
(ただ、この狛犬の話。調べてみるといろんな説があって、「高麗」ではないと言う人もいる。)
「韓国が日本に及ぼした影響の大きさのに対して、日本の教科書には韓国についての記述が少ないんじゃないか!?」と言うのが長女の疑問。
そして、たまたま・・・
18日の長野日報、内外情勢調査会の諏訪支部11月懇談会の記事
「日韓はなぜ和解し得ないのか」と言う拓殖大学の呉教授の話が載っていた。
「半島であるがために、大陸の圧倒的な影響を受けてきた韓国と、古い自然観が残る島国日本の精神的構造の違い」だと言う話。
娘とのチャットで改めて思ったが、日本が回り中を海で囲まれた島国であると言う事。
韓国のように、陸地でつながり、長い歴史の中で他国からの侵略をくりかえしてきた国との国民性の違い。
他国からの影響も少なく、日本固有のいい文化が残されている、なんて思いが私の潜在意識の中にあったのかもしれない・・・
そうだ・・・
井戸尻の発掘記念の講演会でも「海を渡った縄文人」って講演を聞いたばかりなのに・・・
国によっての精神的な考え方の違いは勿論だけど、その上に教育の違い、歴史の捉え方の違いは大きい。
我が家の子供達が、外国に行って初めて「日本人とはなんなんだ」、と考える機会を得たことはうれしい事だ。
娘曰く
「そうであったらいいと言う歴史の積み重ねの、
そんな何百年も前のことにしがみつかなきゃ自分の自己を確立できないのか、って少し悲しくなる」
歴史をたどる事はしんどいけど、楽しくもあるだろう。
娘とチャットしながら「狛犬」について調べただけでも、いろんな説があった。
「なるほど、いろんな見方があるのか」
と、分かっていて、その事に自分が振り回されなきゃ良いんじゃないのかと思う。
そのために、基本として歴史事実の教育は、絶対に必要だ。
折りしも、(もうちょっと遅いか!?)田母神発言が問題になっている。
ネット上でも、田母神発言を支援するコメントの多さに驚いてしまう。
11日の外交防衛委員会で田母神氏が参考人としてどんな発言をしたのだろうか。
それで、国会中継ライブラリーを見てみた。
呆れる・・・
この日の質問者の最後は、沖縄出身の内山徳信議員だった。
内山議員の、
「田母神論文は歴史を歪曲している。
悪い事をしてきた日本の戦前の侵略戦争、植民地支配が問われなければならない。
その結果として平和憲法が生まれてきた。
悪かった事、教訓・反省しなければいけないことを基にして、国家観・歴史観を持たなければならない。
そういった私の見解に対して、反省する所があるか?」
との質問に、田母氏の答えは
「先生の言っている事が全面的に正しいとは思わない。日本が悪いとすると、悪くなかったのはどこか」と言うものだった。
また、
「集団的自衛権も堂々と行使し、武器も堂々と使用したいというのが本音か」と言う質問に、
「私はそうすべきだと思っている。」と答えた。
こんな答弁を聞いて、自衛隊を歪んだ目で見てはいけないと思うけど、怖くなったのは私だけではないだろう・・・
内山徳信議員は続けて、日本軍が沖縄の人々に行った数々の非道について語った。
壕から軍によって追い出された住民、
おなかをすかせて泣く赤ちゃんを母親に殺させた軍人、
軍人による食料の強奪、
スパイと言って殺されていった沖縄の人々・・・
そして最後に「沖縄戦の教訓は、軍隊は最終的に国民を守れないと言う事。」と締めくくって質問を終えた。
最後にそれらのことに対する、田母神氏の答えを聞きたい気もしたが・・・
しかし、おそらくそんな言葉は、田母神氏の心に響きはしないのだろう。
田母神発言は、その立場・影響を考えれば許される事ではない。
ショックな事ではあるけれども、世の中にはいろんな考えを持った人がいる。
それ自体は、悪いわけじゃない。
日本の学校では政治的な話、宗教的な話はご法度だ。
でも、政治の話も宗教の話も、私たちの暮らしの中で最も身近な事だ。
偏った教育でなければ、むしろ積極的に取り入れるべきだと思う。
極端な話しも、両極端を知っていれば良いんじゃないか。
むしろ、そんな考えを持った人間もいる事は、子供たちも知っておくべきだと思う。
いろいろな考えを聞いた時に、自分の中で共感できる部分が多かったとしても「ちょっと待て」と疑問をもてるだけの知識が欲しい。
その訓練を積む事で、自分の信念とするものを確立して、自分の意見を持つ事が出来るようになるのではないか。
海外で暮らす事で、我が家のこどもたちには韓国人の友達も出来たようだ。
日本の侵略戦争をしっかり教えられている韓国と、そこがすっぽり抜けているわが子たちでは、最初から感情的な壁があるだろう・・・
「知らなかった」事に気づき、事実を知ろうとする気持ちになってくれればいい。
その上で、一人の、人と人として、友情を深めて欲しいと願っている。
国と国との間では、さまざまな思惑が渦巻いてしまう。
遠回りのようだが、やはり人としての個人的な繋がりからはじめる事が、一番早道で確実のような気がする。
このページを書き始めて、あっという間に一週間が経ってしまった。
思いがあっちへ飛び、こっちへ飛び・・・
学生時代、電車の中で時々出会う韓国の学生に「怖い」と思った。
なんであの時、怖いと感じてしまったのだろう・・・知りもしないのに・・・
否、知らなかったからこそ、怖かったんだ!
やっぱり、知らない事、知ろうとしない事が一番の罪だ。
もうすでに、子供たちは私の知っている世界なんかより、ずっと広い世界にいるんだろう・・・
などなど思いがめぐってしまい・・・その結果、とりとめもないページになってしまった。
こうした事に私が思いを寄せる事も、子供たちを海外に出した副産物かもしれない・・・
たまたま このページにたどりつき興味深く
読ませてもらいました。
残念ながら長野在住者ではありません。
「狛犬」にもいろんな見方がある。 いろんな考え方に
接することが必要だ、との見識をもたれたとのこと。
しかしなぜか日本軍については、「悪い」「残虐」という
一方的見方に支配されているように感じるのですが?
沖縄のことは 色々、多方面に調べられましたでしょうか。
両極端のもう一方の意見がありませんでしたか?
貼り主: 東色系統 日時: 2008年12月10日 14:51