原村の友人から「富士見の森の整備をするんだけど、見にきませんか」と、お誘いを受けました。
間伐する前とされた後の森の状態を以前から比べて見てみたいと思っていたので、願ったり叶ったり・・・
原村のきこりの友人たちは、灰溶融炉反対運動がきっかけで親密になった仲間。
こう考えると、灰溶融計画にも感謝しなくちゃいけないことがたくさんある! ^^
若い人たちが、森の整備に熱意を持って打ち込んでいる姿は、とってもカッコいいし心を動かされます。
日本は国土の70%が森林。
これだけ原油が高騰して、さまざまな資源が枯渇していく状況で、この資源を生かしていく大きな政策も必要だと思います。
なんと言っても、生き生きと仕事している彼らを見ていると、生業としての林業の持つ魅力を感じます。
多くの若者が派遣社員で苦しんでないでいる中、こういう選択肢もあるんじゃないの?と思いませんか?
原村の若者たちの緑化創造舎のホームぺージです。
富士見町の若者たちも何人か入っています。
頼もしい・・・
さてさて・・・森の整備の話です。
何も分からない私に、現場を見ながら丁寧に説明してくれたので、ご紹介します。

一般的によく目にする林の状態ですね。
残念ながら、ほとんど手入れがされていません。
富士見町でもアカマツやカラマツが広範囲に植林されています。
本当は、50年間の間に3回ほど、間伐する必要があるそうです。
その話は、5月23日の「森のづくり」で書いているので、省略。
木と木の間隔は、高さの20%が目安だそうです。
たとえば、高さが20mの木だと、20%の4m間隔が必要になります。
木は、葉で太るので、木の高さの1/3は、葉が茂っていることが必要。
あまり密生してしまうと、太陽が当たらないので、この大切な葉も育たない。
だから、木が生長するにしたがって、いい木を選別して間伐する必要があるんですね。
カラマツだと、最高に伸びたとして40mくらい。
木は胸の高さで太さを測るのだそうですが、太さは30cmくらいだそうです。

これは、手入れのされている林。
太陽が下まで届く空間がありますね。
上部の1/3ほどには枝が張り、葉っぱも元気です。

林の道路沿いは、太陽が当たるので、木も生い茂っています。
でも、中に入ってみると、整備されていない林がほとんどです。

今回、緑化創造舎が整備をする町有林です。
これは、国の制度の「緑の雇用担い手育成対策事業」を利用したもの。
「林業就業者の減少と高齢化が進む中で、地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策の着実な推進に必要な森林整備の担い手を確保・育成するための研修等を行う事業」
その人材育成のために、国が補助金として人件費を出すので、フィールドを提供すれば、ただで森林の整備をしてもらえると言うおいしい話です。

カラマツの松ぼっくりと、苗。

言われて下を見ると、カラマツの苗たちがたくさん育っていました。
自然界では、この中から淘汰されて行くんですね。

こうしてみると、この林は手入れがされているようですね。
せっかくやってもらうなら、もっと緊急性の高い林をやってもらえばいいのに・・・と正直な感想・・・

周りを見ながら切るべき木にテープを巻いていきます。

倒す方向を決め、切り倒しました。
カラマツの成長期は40年がピーク。その後の成長は緩慢になるそうです。
現在の樹齢によって、最終的にどのくらいまで伸びる可能性があるか分かるので、
木の年輪を見るために倒したそうです。

年輪を数えてみると、40年でした。胸の高さの太さは20cm。
ちょっと成長が悪い状態。
最大伸びても高さは20mくらいだろうと言うことですので、木と木の間隔は4mくらいにすればいいということになります。
なるほど・・・
こうやって、間伐をしていくのか・・・
林を見ながら説明してくれたので、よく分かりました。

どうです。
頼もしい若者たちです。
緑化創造舎に指導者がいるので、指導を受けながら、研修生たちが今年中にこの林を整備していきます。
森林を、木材提供の資源としてだけではなく、水資源や減災などの公共的機能を重視する傾向にあるそうです。
どちらの見方も大切なことですよね。
そこに産業としての雇用が生み出され、地域が活性化されれば理想的です。
この林の、間伐後の姿が楽しみです。