6月24日。茅野市・富士見町・原村の3市町村によるごみ処理方法の検討委員会の第一回目の会議がありました。
傍聴に行ったのですが、2人しかいなくってしょっと寂しかったです・・・
「茅野・富士見・原ごみ処理方針再検討 委員会が初会合」長野日報の記事です。
午後1:30からだったのですが、最初に委嘱書の交付、自己紹介や正副委員の選出があり、入室が許されたのは40分くらい過ぎてからでした。
全部で23人の委員のうち、長野県地方事務所環境課長が欠席のようでした。
委員さんを見回してちょっとびっくりしたのが、女性の委員さんが富士見町の公募委員、一人しかいない事。
ごみ問題を議論するのに、日ごろ一番ごみを関わっている人が少なすぎるのでは?
と、思ったのですが、「ボクは分別もちゃんとやってますよ」と、ある委員さんに後で言われました。
我が家でもごみ捨てはジェルミがやってます。
が、それでも、公募委員にいなかったら他でちょっとバランスを考えても良かったのでは、と言うのが感想です。
私たちが傍聴を許された時は、すでに委員長・副委員長が決まって議題に入っていました。
・「諏訪南ごみ減量推進会議」で出された提言が、どのように反映されているのか?
・ごみ処理基本計画から見直すのか?
・すでにごみ処理基本計画の目標値を達成できていないので、そこから検討しなおすべきだ。
・ごみを出した後の議論だけでなく、出し方から検討すべきではないか。
・この検討委員会に、どこまで付託されているのか?
・処理のシステムの中に減量化も含めないと意味がない。 などなど・・・活発な意見交換がありました。
「諏訪南ごみ減量推進会議」の提言を元に、茅野市・原村・富士見町の各市町村の審議会で具体的な処理について話し合われています。
富士見町の審議会には、なるべく傍聴に行くようにしていますが、現在は具体的な目標数値を話し合っています。
具体的な施策については各市町村で話し合っているので、今回のこの協議会でも話し合うと整合性を持たせるのに問題になりますね。
すでに焼却灰を民間に委託しているので、12月までには検討結果をまとめて欲しいとの組合長から委嘱されているとの事です。
ごみの減量化と処理については切り離して議論する事は出来ませんが、この検討委員会では、やはり処理方法についての方向付けが大切な役割になるのでしょう。
ごみはとにかく減らす事。
それでも出てくるごみは、現段階ではストーカー炉で焼却するのがいいと思います。
長い歴史もあり、技術も安定していて年々精度も良くなっているのでダイオキシンなどについても安心だという事です。
焼却灰の処分は、どうしても最終処分場が必要です。
管理型・保管方の最終処分場が、現時点では最良の選択だと思います。
大きな施設を造れば、その施設に見合ったごみが必要になります。
NEDOの補助でバイオマスエネルギーの施設なども各地で造られていますが、問題は同じです。
大きな施設を造れば、ガスを発生させるために生ごみや紙などが必要になります。
過渡的な処置として、最小限の施設は必要だと思いますが、最終的に目指すべきなのは、ごみを最小限まで減らす事。
そして、小さな単位で地域の中で循環できる仕組みを作る事だと思います。
行政的発想をすると、小さなところが集まって、スケールメリットを考えて広域化になります。
でも、広域化する事で、施設は大きくなり、運ぶためのエネルギーが必要になります。
大きな施設は、建設や維持管理にお金がかかります。
そんな、議論も検討委員会の中でしてもらえるとうれしいな・・・
ところで!
委員長の藤吉氏は、(財)日本環境衛生センターの常務理事だそうです。
このHpの2007年12月27日 「時事通信の記事」ガス化溶融炉で維持管理費が自治体を圧迫している事を書きました。
その中で紹介している「神戸新聞」の記事に次のような記述があります。
「■メーカー、技術追いつかず
「業界内の競争が激しく、かなり急いで開発しなければいけない状況だった」。
国のダイオキシン規制は、突如年間数千億円規模の市場を生み出した。
多くのメーカーがガス化溶融炉の受注合戦を展開。しかし、運転開始後はコストがかさみ、「高い買い物」になったケースも。
営業担当者の一人は「もっと技術的な検証が必要だった」と振り返った。
旧厚生省が焼却炉の新設で「溶融、固形化施設を有すること」を補助金の条件としたのは一九九七年四月。
国が事実上、ガス化溶融炉か「灰溶融炉」かの二者択一を迫り、業界に巨大市場をもたらす決定だった。
当時苦境に陥っていた製鉄や造船業界なども次々と参入。しかし、稼働したものの計画性能を発揮しない施設が現れた。
日本環境衛生センターの藤吉秀昭理事は「メーカーは性能を高くうたい過ぎた」と指摘する。」
委員長の藤吉秀昭氏は、当初溶融化を進めていらっしゃった方です。
現在は、東京二十三区清掃一部事務組合「溶融処理技術検討委員会委員」でもあり、ちょっと不安ではあります。^^;
でもでも、神戸新聞のコメントにもあるように、「溶融化」について拙速すぎた事を指摘しています。
きっと今回は「溶融化」には慎重な立場で参加してくださっているのだろうと、期待しています!
次回は7月31日 (木) 午後1:30~
茅野市議会棟 です。
時間を作って、傍聴に行こう!!
エンジェル千代子様 ダイオキシン東日本ネットの藤原です。ご無沙汰しております。再検討委員会の行く末には関心を持っております。この件で相談したいことがありますので後ほどご連絡を差し上げます。
貼り主: 藤原寿和 日時: 2008年07月07日 11:02藤原さま
お久しぶりです。
お願いする時ばかり連絡して、ご無沙汰していて申し訳ありません。
検討委員会の行方は、私たちも大変に重要なものだと捉えています。
今の検討委員会のメンバーで決まった事を覆すのは、「灰溶融炉建設」を白紙に戻すより、ずっと困難だと思います。
溶融化に向かわないようにするためには、どうしたらいいのか・・・
皆さんと、知恵を絞って行きたいと思います。
また、お力を貸して頂けますよう、よろしくお願いいたします。
貼り主: エンジェル 千代子 日時: 2008年07月08日 07:50富士見町でも広域によるごみ処理問題があったこと、藤原さまの情報で知りました。
北アルプス広域では(大町市、白馬村、小谷村で、広域化した)ごみ焼却場を白馬村のど真ん中に作ると言う計画が突然、一年半前に新聞報道されまして、私どもは今、戦いの真っ只中におります。行政の偽りにもうんざりですが、そうも言っておられません。。
富士見の再検討委員会の委員長は藤吉氏なのですか。先日、こちらの広域で講演会をした時の講師です。「安全、安心。日本はお金持の国だから、こういうものにはいくらでもお金をかけられます。」と言うくだりには??でした。話はうまいですが、信用出来る人かどうか?です。「行政のマフィア」だと言う人もおります。
(ホームページは我が家で経営しているログコテージの広告です。失礼ですね、ごめんなさい。)
小澤さん
こんばんは コメント、ありがとうございます。
北アルプス広域のお話は、関口先生から伺っています。
そちらの広域で藤吉氏が講演した、と言うことは行政側が主催で講演会をしたのですか?
いや、すごいことを言う方なんですね。
こっちの検討委員会も、委員長が司会をするので、ちょっと心配です。
まあ、それに負けないような人たちもいるのですが・・・
また、お互いに情報交換しながら住民運動を地道に続けていけたらいいですね。
貼り主: エンジェル 千代子 日時: 2008年08月08日 00:248月だけは白馬と言う観光地にあっては年に一度の稼ぎ時?なので、有難いことに、てんてこ舞いの一ヶ月でした。
ご質問にもお返事差し上げませんで、失礼いたしました。
そうです。藤吉氏は行政側が主催した講演会の講師です。
こちらは今、大変なことになっております。
行政のチェック役を果たすべく役割の村会議員自ら、ごみ焼却場建設賛成の署名集めに奔走しております。
ごみ焼却場がそんなに良いものとは?驚きを通り越してあきれております。
ごみ減量もせず、何もかも燃やす村の姿勢には言葉もありませんし、観光地だと言うのに、村長は外の人を歓迎するおもてなしの心など微塵も無い人で、心ある人には心配がつきません。
今回のごみ焼却場にしても、「村の真ん中にこんなのが建たったらどうしますか?」と観光客にアンケートしました結果、「来たくなくなる」というのが多いのにも関わらず、質問の出し方が悪いの何のとイチャモンばかり、、。
悪政この上ないヤクザの世界です。
茅野の状況はどうですか?
小澤さん
お返事、ありがとうございます。
こちらの、茅野市・富士見町・原村では、これからのごみ処理の方向性を決めるための検討委員会の2回目が終わった所です。
次回から、具体的にどんな選択肢があるのか、と言う話に入っていくのだと思います。
せっかく、「灰溶融炉」が再検討になったのですから、「熔融化」の方向は避けて欲しいです。
そうですか・・・
そちらでは、賛成派の動きも積極的なんですね。
村の議員さんが賛成の署名集めをしているというのにはびっくりです。
まあ・・・私も反対の署名集めをしましたが・・・^^;
無知ですが、です。
溶融施設は夢の施設ではないかもしれません。
もしかしたら、国の施策に流されているのかもしれません。
でも、関る人たちは手を抜いているわけではないと思いますし、今出来ることを出来る中で必死にこなしていると思います。
私、ストーカの運転を少々行なった時期がありました。
維持管理が簡単で、技術の確立したストーカはいいのですが、最終処分場の管理に負担が大きかったことも事実です。
個人的には、処分場の地元住民の負担のほうが、処理施設より大きいのでは、と思いました。
是非の立場は皆様あると思います。
関係者の思惑はさておいて、このような問題からごみ問題に主観的に関っていくことが大事だと思います。
私は、私の出来ること、リフューズ、リデュース、リユースからはじめています。小さいことですが、そんなことから初めています。
無知ですがさん、コメント、ありがとうございます。
私は誰かを非難したいわけじゃないんです。
灰溶融炉の建設を反対していた人たちも、関わる皆さんを非難しているつもりはなかったと思います。
ただ、いろいろな方のお話を伺いましたが、その筋の関係をなさっている方も「あれは未完成の技術」とおっしゃっていました。
業界の中でも、「まだ灰溶融なんて言っているのか」とおっしゃる方もいたそうです。
そんな技術を政策として進めてきた政府には責任があると思っています。
スラグの溶出検査の不備の点で環境省に電話をした時にも、担当の方が
「私たちは、皆さんの為に一生懸命にやっているんです!」と、おっしゃいました。
その事は、理解できますが、本当に国民の為、将来の環境を考えるなら、、「間違っていた」と、感じたら、すぐに方向転換する決断力は欲しいです。
現在の最終処分場が環境や周辺住民に対して負担が大きい事も十分承知しているつもりです。
だから、責任の先送りは心苦しいのですが、「保管型」の最終処分場、と言う形がいいのではないかと思っています。
「まずは、個人の行動から」おっしゃるとおりです。
意識改革が一番大切なところですね。何よりもごみを出さない生活が基本ですね。
でも、そのためにも、国の政策で大きく変わる事がいくらでも可能です。
企業に対する排出者責任とか、デポジット制度など、かなり劇的に減らす事が可能だと思うんです。
思い切った政策の転換、出来ないもんでしょうか・・・
でも、現状は・・・出るのはため息だけですね ^^;
エンジェル千代子様
無知ですが、です。
お返事ありがとうございます。
私も某県で広い意味で環境関連の仕事に関っています。
おそらく、エンジェル千代子様と私は求めている目標地点はおよそ近いところにあるのかと思いました。
微生物が分解する速度では間に合わないごみの発生量。
熱により高速分解させるとどうしても副生成物が出来てしまう。現実問題として受け入れざるを得ないと認識しています。
狭い国土でいずれ焼却をしなくてはならないとすると、
溶融に関しては肯定派です。
仕事柄、多くのプラントメーカー技術者と知り合い、(資源化できなかった燃える)ごみを何とかリサイクルしようと夜遅くまで試行錯誤を繰り返す姿を見てきました。会社のためという側面は、ここでは「社会貢献をとおして企業の価値を高める。」というように捉えています。
このような人がいる限り、私は必ず溶融のネガティブな(と思われる部分も含めて)部分がなくなると信じています。
「保管型」の最終処分場ですが、賛成です。
ただ、現状では処分場の残余年数が少なくなってきた自治体が、次の候補地を選定するだけで多くの時間をかけている現実。いつか生まれる新技術を待って主灰を管理していくよりも、現状の技術で重金属類をスラグ内に閉じ込め、安定化した状態で管理型処分場で管理するほうが、より地域住民へ負担が少ないと思っています。
私は、まずごみを出さない努力をした後、資源化できないごみは、
直接溶融以外のガス化溶融施設で「完全自己熱溶融(※ごみ質にもよるがそれを乗り越えて)」によりスラグ化し、スラグを資源化、溶融飛灰は山元還元し、重金属をリサイクル、その後セメント原料に再生利用する。こうすることにより最終処分量はゼロになる。
また、廃熱利用を高効率化させ、余熱発電量を増加させる。売電を行なうことにより維持にかかる経費を抑えることが出来る。
あくまで個人的な見解です。
しかし、いつの日か「ごみ」という言葉すらない時代が必ず来ると強く信じています。
いまはその過渡期であり、賛否もある中で現実的に対応している…と思っています。
失礼な内容、言葉遣い等ございましたらお許しください。
貼り主: 無知ですが 日時: 2009年02月03日 00:46未知ですがさん、こんにちは
そうですよね。
プラントメーカの方も、仕事に高い志しや誇りを持って、仕事に取り組まれているんだろうと推察します。
未知ですがさんは、きっと私なんかよりずっと多くの知識をお持ちの方なんだと思われます。
現場が分かっていなのに、うわべだけで判断するな、と言われても仕方ないとも思います。
でも、その立場で見方や意見はそれぞれにあります。
私は一住民であり、主婦であり、母親の立場で、素朴な疑問をみなさんに投げかけて、
皆さんと、正しいと思う方向を見つけたい、と言う立場で議員をやっています。
意見を戦わせる中で、将来的にもいい方向を探って行きたいですよね。
正直、じゃあ、一体どんな方法が一番環境に付加が掛からないのか、って考えると分からなくなるのです。
その土地柄や近くにどんな施設があるのかで変わってくるし・・・
ただ、私が理想と考えるのは、大きな施設を造るのではなく、小さな規模で地域で循環できる仕組みが作れたら良いんじゃないか、って思います。
人類って、とことん破滅の道を進んでいかなきゃ、気がつかないのかな・・・と、あきらめ半分、
いや、きっとこの現実を乗り切ろうという大きな力となって解決できる、と言う気持ち半分。
でも、母の立場、この社会に生きる大人の一人としては、次の世代に生きていく若者たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
おっしゃる通りに、現在は大きな過渡期にあると思います。
だからこそ、大きな政策変換のチャンスでもあるはず・・・
無知ですが、です。
私はそんなに知識はありませんので。無知です。
無知ゆえに失礼な点についてはお許しいただきたくお願いします。
早速のお返事ありがとうございます。
>その土地柄や近くにどんな施設があるのかで変わってくるし・・・
>ただ、私が理想と考えるのは、大きな施設を造るのではなく、小さな規模で地域で循環できる仕組みが作れたら良いんじゃないか、って思います。
私もそのように思います。
エンジェル千代子様のような見方のできる議員さんが私の町にいるとうれしいのですが。
ただ、現実を見すぎているのでなんだかつまらないことを想像してしまうのかもしれません。
一般廃棄物の中に、故意に多くの産業廃棄物が含まれていたり、分別が面倒で不法投棄をしたり、身近なところではごみ出しのルールを守っていなかったり。
循環型社会は行き着くところ、個人のモラルまた、強い意志によるところが非常に大きい思います。
私の町では紙まで燃えるごみです。私は大切な資源として紙屋さんに運んでいます。
お分かりいただけていると思いますが、私はすべてのこと(内容)について否定していませんので、ご理解ください。
あと、ひとつ誤解されないように言わせてください。
藤吉先生は”悪者”ではありませんよ。(知り合いでは無いです。)
私の目には物静かな思慮深い方と映りました。
「仕事に高い志しや誇りを持って」いらっしゃる方だと思います。
未知ですがさん
いやだなぁ~
私も藤吉先生が「悪人」だなんて思っていませんよ! ^^
でも、藤吉先生が溶融化を推進してこられたのは事実です。
溶融化を阻止したい私にとっては、そんな先生を委員長に引っ張ってきた行政に圧力をかける必要がありました。
このブログは私個人的なものですが、そうは言っても世界中に配信されています。
行政サイドが見ているかは分かりませんが、結論が「溶融化」に向かって行くようだったら、「やっぱり」って言えるじゃないですか。
溶融化を推進してこられた先生にとっても、溶融化には持って行きづらいですよね。
でも、藤吉先生には本当に感謝しています。
「皆さん、いい結論を出されましたね」と、おっしゃっていただきましたし
視察に行った次の会でも
「大体、視察に行くと、みんな、『すごくいい施設だ』って思っちゃうんですけど、皆さんはそういった面ではいい施設に見学にいかれましたね」とか
「溶融技術がまだまだ未熟である」などの発言には、驚きと共に、感謝しました。
推進してこられた先生が、勇気のいる発言だったと思います。
当然、ブログで人を中傷するような発言をするつもりはありません。
藤吉先生についても「先生を委員長に据えた行政に対する疑問」と、書いたつもりなのですが・・・???
伝わりませんでしたかね。