富士見町議会では、定例会の会期中に一度、さまざまな分野でご活躍の皆さんにおいでいただき、研修会を開いています。
6月議会では、長野県委託警察犬運営委員会・会長の関守さん、嘱託犬指導手の高木さんのお話を伺いました。
まずは、日ごろの訓練の様子を見せていただきました。

ガーゼに手の匂いをつけて、同じ臭いを見つけ出す訓練です。

手の臭いの付いたガーゼを嗅がせています。

板に5つ穴が開いていて、それぞれの穴に匂いの付いたガーゼが差し込んであります。
端から臭いを嗅いで確認して探すのかと思っていたら、サラァ~っと嗅いでパッとくわえていってしまいます。
何回やってもあっという間に識別してしまいます。
その速さにはびっくり!
デジカメなので、何回やっても早すぎてシャッターチャンスを逃がしてしまいました。

追跡訓練。
長靴で歩いた後の匂いを追跡。
長靴から、人間の脂肪酸の匂いがこぼれて(?)いるそうなのですが、さすがにすごい嗅覚です。
草の上などだと、匂いの滞留時間が長いのですが、砂利道や舗装道路だと、風に飛ばされて匂いを追うのが非常に難しいのだそうです。
実演を見せていただいた後にお話を伺いました。
まずは、犬の特性である、すぐれた嗅覚・聴覚の話。
・民間人が所有、飼育している警察犬を「嘱託警察犬」という。
・嘱託犬になるためには、毎年警察本部の行う審査に合格しなければならない。
・長野県内には25頭の嘱託犬がいる。
・協議会と現場は違うので、経験を積まないと活躍できない。
嘱託犬だけでは当然活躍できないので、お二人のような方が訓練から出動までボランティアでなさってくださっているんですね。
日ごろの訓練も大変な事だと思います。
実際に行った行方不明者の捜索などの事例も紹介されました。
行方不明者が出ると、知人や警察・消防で探すわけですが、出来れば早く警察犬に出動依頼をして欲しいとのお話でした。
皆さんで探し回ってしまってからだと、匂いを追うことが難しくなってしまうそうです。
警察犬が、行方不明者を発見した事例もありますが、そうでなくても匂いを追って、分かるところまでの方向付けをする、と言う意味では大変な効果があるようです。
災害救助犬のボランティアをしている知人もいますが、日ごろからの訓練やその献身的な活躍には頭が下がります。
私たちの知らないところで、こういった人たちの活躍があるんですね。