「急だけれど、ブルーベリーの剪定をした枝をもらったから、たまり場で草木染をすることにしたの。のぞきに来てね」
と、連絡をもらいました。
白い布が、ちょっとの時間で染まっていく様子が驚きでした。
当日の工程を写真で紹介します。
写真では、正確な色をお伝えできないのが残念です。

1.ブルーべりーの枝を3cmくらいに切っておく。
この作業が結構大変で、前日に準備したみなさん「手が痛い!」と言ってました。^^;

2.染めようと思う布の重量を測ります。
布の重量の倍の枝が必要。布が50gだったら、枝は100g。

3.細かく切った枝を袋に入れて、沸騰してから20分くらい煮出します。
切ってすぐの枝だなら20くらいでいいのだそうですが、切ってから時間が経っている枝だと、煮出すまで少し時間かかるそうです。
20分から40分くらいが目安。

4.染めようとする布は、前もって水に浸けておきます。
以前、草木染をした時と同様で、材料がたんぱく質の絹や毛糸はそのままでも染まりやすい。
木綿や化繊の場合は染まりにくいので、前もって牛乳に浸けては干すと言ったような作業を何回か繰り返しておくと染まりやすくなる。

5.煮出した汁を濾す。
この時、目の細かいテトロンを使うと不純物を切れに濾すことが出来る。

ほんとだ! 泥などの不純物が結構入っていたんですね。
これをきれいに濾すのがコツの一つだそうです。

6.煮出した液を50℃くらいにして、染める布を入れる。
温度を保つように、火の調節をしながら20分ほど浸す。

7.染めた布を軽く水洗いして、媒染剤を使って色を定着させる。
この時も、50℃くらいの温度を保つようにして20分ほど浸しておく。

この時に使う媒染剤によって、色が変わってくる。
この日に使った媒染剤は胴と鉄(上の写真)とミョウバン(料理に使うもの)。

写真は、銅の定着液を作っているところ。
水の約3%くらいの媒染剤を入れて液を作ります。

8.銅の媒染液で定着させた後の色。
色を見てもう少し濃くしたかったら、6.~7の工程を2~3回繰り返す。
その場合、最後は染め液の原液で終わるようにする。

9.上の布を枝の煮出した原液~銅の媒染液~原液~銅の媒染液~原液と繰り返したもの。
写真ではちょっと分かりにくいのですが、色が一層濃くなっています。
乾かすと色が薄くなるので、自分の染めたいと思う色よりちょっと濃めの色を目指して染めたほうがよさそうです。

鉄の媒染液を作っているところです。

絹のスカーフを染めたものです。左から、鉄・ミョウバン・銅の媒染液を使いました。
枝を煮出した原液は同じでも、媒染液でこれだけ色が変わってくるんですね。
それぞれ、本当にやさしい美しい色の染まりました。
光の当たり具合で、それどれ、ピンクや緑、紫がかって見えます。
この日は媒染液を3種類も作ったので、午前10:30から初めて午後4:30頃までかかってしまいました。
絹のスカーフの他に、着物の胴裏などを染めて裂いて裂き織りにするのだそうです。
どんな織物が出来るのかすっごく楽しみです。
貼り主: chiyoko 日時: 2008年04月16日 10:27