2008年03月17日

子どもはお父さんをまっている

富士見町男女共生フォーラム
白梅学園大学学長・汐見稔幸さんの講演「子どもはお父さんをまっている」
胸に落ちるお話でした。

これからの社会で、好きとか嫌いに関係なく、どうしてもやらなければならないことが4つある
1.資源を無駄にしない。 → 今のままの生活を続ければ人類は500年で滅びると言われている
2.市民参加型の社会 → 民主主義はすべての人が主人公になる。
3.男女共同参画型社会
  → 生活がテーマの第三次産業が盛んな現在、女性の社会参加が社会の効率もあがり、いい社会になる。
4.子育て支援型社会  → 昔は社会全体で子育てをバックアップしていた。「子ども1人育てるには、村一つが必要である」
  ・昭和30年代、日本の女性の平均家事時間は13時間半、すべてが肉体労働だった。
  ・子どもは外に放り出され、子どもの社会の中でたくさんのことを学んだ。
   幼児・小学校で体を鍛えることが大切。
   木登りで100%以上の集中力を発揮している。そして出来たときの達成感を味わっている。
   
   「教えることが多ければ多いほど、子どもの学ぶことが少ない」  
   昔は先生から教わらなければ、誰からも教わることの出来なかった。しかし現在は先生から学ばなくても何でも知っている。

   ・母親が子どもにかける言葉の一番多いもの。「早くしなさい」
   人とのコミュニケーションで、心が通じ合う。
   「早くしなさい」と言うことで、子どもに伝わるのは「お母さん、怒っている」「あんた、いやだね」という事。
   
   ・心がはつらつとしないと、がんばろうと言う気持ちになれない。
   ・外で群れて遊んで、からだのしなやかさ、けんかして社会性、集中力・忍耐力を学んだ。
   ・家に帰ると仕事がたくさんあった(集中力・忍耐力をここでも養っていた)
   ・一緒に仕事をすると会話がやわらかくなる。
   ・人は子どもを放牧して育てていた。
   ・今は子どもがどこにも群れていない。体も育たないが、社会性も育たない。
   ・「ほめて育てなければ」と育てる事で、人の評価をすごく気にするようになる。
   ・子育てや教育にこれほどお金をかけない国は珍しい。

  こんな社会でどうやって子どもを育てればいいのか。
   「日本の歴史の中で今ほど父親が子育てに参加しろと言われた時代はない」と、言われるがそれは違う!!
   江戸時代それはごく当たり前のことだった。
   明治以来、上のものを敬う武士の道徳を叩き込み、庶民の伝統は覆された。
   庶民の中に男尊女卑の考えはなかった。
   江戸時代、子どもをあやしたりオムツを替えたりするのは父親の役割だった。
   同じ時代のヨーロッパでは、子どもがなくと悪魔のせいにしてむちで打った。
   それに比べ、日本は子どもにやさしい、大切に育てる国だった。

   父親の子育て参加は特別なことではない。
   家庭での子育ての比重が高い現在、相談役となり一言「ご苦労様」とねぎらうだけで変わる。
   そんな家庭を見ている子どもは「家庭っていいな」と思って育つ。

   男と女では脳の構造がちがう。男の子は欲求不満になっている。
   現在100万人と言われる引きこもりのほとんどが男の子
   日本は男の子をうまく育てられない社会になってしまった。

   子どもに手伝いをさせよう。 こまめな人間は社会に出ても役に立つ。
   子どもも家族の一員として役に立っていると言う誇りがあれば、生きている意味が分かる。

★男の子をちゃんと育てられない社会になっている、と言われドキッ!
 男女の違いだろうか・・・・確かに我が子たちも女のほうが生きる力が強い気がする・・・

 そんな話を、先日友人としていたら「男は成長が遅いんだ。40歳まで待っててくれ!男はそこからだ」
 と、言った彼も男でした。^^;

 我が子たちは、小学校1年生から、3キロほどの距離を歩いて通いました。
 冬の日などは、北風に向かって歩いていく小さな背中を見るだけで、胸が熱くなりました。
 学校帰りの途中で、川遊び。あたりが暗くなってあわてて帰ってくるのですから、家に付く頃はすでに真っ暗。
 何度、心配して探しに行ったことか・・・

 でも、今考えると毎日歩いて通ったおかげで、どれだけ心身ともに鍛えられたことか・・・
 それが一番の宝かもしれない。

 汐見先生の話を伺って、やっぱりここで子育てが出来て幸せだったと思うのでした・・・
 

貼り主: chiyoko 日時: 2008年03月17日 18:26
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