韮崎にある「峡北広域県境衛生センター エコパークたつおか」に見学に行ってきました。
処理能力 160トン/日(80トン×2炉)の熱分解キルン式ガス化溶融炉です。
合併後の韮崎市、北杜市、甲斐市(旧竜王町を除く)による、峡北広域行政事務組合
対象人口は11万7400人ほど
建設費が83億7,900万円
1日80トン/24時間稼動。 3,200トン/月 33,000トン/年間
事業系のごみは 17円/kgで受け入れ。 35%ほどを占めている。
竣工が平成15年。施設の対応年数がおよそ15年間
6年間の保障期間で、現在は5年目。21年度以降については、現在模索中との事でした。
80トン炉が2基で、常時1基が運転
2基共通の部分があるために。点検は2基同時に行う。
処理能力は80トンだが、あまり少ないとガスが発生しないので、最小で60~65トンが限度。
炉の立ち上げに16~18時間
たち下げに12時間

施設の航空写真
横に御勅使川が流れ、田んぼの中の施設でした。
ごみ処理施設のガス化溶融炉とリサイクルセンター。
すぐそばに総合福祉センターがあり、余熱はこの施設でも利用されているそうです。
多目的グランドもあります。

共産党の議員さんが中心になって視察のお膳立てをしてくれました。ありがとうございました。
この施設では、4月から所長さんが代わられたとの事ですが、事故・トラブル等は前任者から引き継いでいないとの事です。
収集された焼却ごみは、細かく砕かれ熱分解ドラムに送られます。
このドラムが、「キルン式」の名前の由来だそうです。
長さ25m、直径2.5mのドラムの中で、450℃ほどで間接加熱され、回転しながら1時間ほどかけてごみが炭化(カーボン)されます。
ドラムで発生した熱分解ガスとカーボンを熱源として約1300℃で燃焼。
そのときに出た高温の熱を利用して灰の溶融を行いスラグにします。
廃熱ボイラで発生した蒸気を利用して蒸気タービンを動かし発電をしています。
金額にして、施設でおよそ年間1億6千万円ほど使われるうち、1億円ほどを施設からの発電で供給できているそうです。
発電出力は 1,500KW

焼却ごみの投入量は、18年度実績でおおよそ 302万1721トン
そのうち スラグ 22万6058トン
鉄 1万1159トン
アルミミックス 3万3562トン
この売り払い先は、設計・施工も同じ三井造船(株)。
3ヶ月に一回、入札が行われているとの事でした。
その他、脱塩残渣(飛灰を固めたものだと思われる)8万7600トンが処理されています。
投入したごみの約12%ほどがスラグなどとして売られていると言う事です。
スラグの利用については、路盤剤に使用。
どこに使っているかの報告が毎月あるそうです。
現在、組合では最終処分場は持っていません。
過去に埋めた焼却灰の溶融も現在の施設の建設当時に話題になったが、現実的に不可能と判断した経過があるそうです。
路盤剤として、公共事業に使うときに、いくらで入ってきているのかが問題で知りたいところですが、そこは分からないと言うことでした。
いろいろとしつこく質問をして、本当にご迷惑をおかけしました。
対応してくださった職員の皆様方に感謝です。
でも、こういった大きな施設を作ると、この施設のようにごみが減ればガスが発生しなくなるので、最小量の確保が必要になる。
つまり、ごみを減らすための努力が必要ではなくなるところが、また問題ですね。
ある人から聞いた話ですが・・・(ここの施設の話じゃありません)
ある施設に視察に行ったときに、そこの担当職員が「故障して欲しい」と言ったというのです。
思わず 「本当!?」と、3回も聞き直してしまいました。
つまり、灰の処理を委託をすれば3万円/トンですむが、施設を稼動させれば7~8万円/トンになってしまう、と言うことらしい。
「故障して欲しい」と言うのが、現場担当の本音だったらしいです。
ここまで本音を話してくれる職員もめずらしですけどね・・・