2008年02月03日

下諏訪町の生ごみ処理の取り組み

たまたま新聞記事を見つけた友人から誘われて、下諏訪町の生ごみ処理センターの見学会に行ってきました。
この事業が始まってすぐの、一昨年の8月に一度見学に行っているのですが、その後の展開がとても気になっていました。

平成18年の8月23日下諏訪の生ごみ処理の見学に行った時の報告です。

今回の生ごみリサイクルセンターの見学会のお知らせです。


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この日の見学会には、お子さん連れの参加もありました。
毎月、このように町民に向けた説明会を開いているとの事です。
普及にかける意気込みを感じますね。

この事業は、住民の立ち上げた「生ごみリサイクル推進委員会」が主体となって行われています。
それを自治体がサポートする体制ですね。
推進委員さんは現在17名。各地区の取りまとめ役として参加者の拡大に努めていらっしゃいます。
現在は、900世帯弱の参加があり、1000世帯を目指しています。

システムには大きく二つあり、ひとつは決まった時間に、この施設に直接持ち込む方法。
もう一つは、グループを作って回収してもらう方法。


この機械は300kg/日の処理能力があり、減容タイプ。
300kgの生ごみを入れると、環境が整っていると1日で1~2kgにする能力があるそうです。
しかし、生ごみにはいろいろなものが含まれているため、実際は1/50~1/100と言ったところだそうです。
昼までに受け入れて、午後からは分解の時間。

以前、見学にうかがった時には、この施設への持込のみだったのですが、平成18年の10月から収集を始めて参加者が増えたそうです。

昨年は90tの収集。本年度は、およそ150tくらいの収集を見込んでいるそうです。
実際の効果としては、焼却ごみのピーク時の平成15年対比で、平成19年は8.3%の減だそうです。
それがすべて生ごみの減量によるものかは分かりませんが、将来は焼却ごみを30%減らしたいとの事でした。

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この日、持ち込まれていた生ごみです。

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持ち込む人は、入り口で重さをはかり、持ち込み重量、地区名などを表に書き込みます。

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参加を申し込むと、このバケツとビニールの袋が支給されます。
この、ビニールがまた燃えるごみになってしまうことがちょっと気になるのですが、まずは出来ることからとの事。
成分分解性のビニールの検討もあったようですが、防水性が悪かったり、すぐに破れてしまうなどの難点があるそうです。
強度を増したものもあるそうですが、科学的な処理をしてあり導入出来るようなものではないらしいです。

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2人以上のグループを作って、回収場所を決めると、回収運搬もしてくれます。
各グループには上の75リットルの容器が町から貸し出され回収に使われますが、この容器の管理はグループがします。
各地区ごとに収集されていますが、それぞれ1週間に1度の回収となります。

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生ごみを微生物で分解して、二酸化炭素と水蒸気にして大気に放出しています。↑
この施設は、容積を減らす事を目的とした、減容タイプですが、それでも残渣は残ります。
残ったものは、2~3ヶ月に一度、一部を残して取り出され、水分を蒸発させた後、土壌改良剤として会員に年2回配布されます
その、残ったものが種となって、施設が稼動してから何も足すことなく、今までうまく分解されているそうです。
水分調整に籾殻が入れられているそうです。

事業にどのくらいの費用がかかっているのか。
事業を立ち上げるのに建設費などすべて含めて、およそ2,400万円(処理機は 900万円×2基)
生ごみの受け入れ・運搬・維持管理などすべて一括委託しています。その費用に42万円/年
その他、支給するバケツやビニール、光熱費などもろもろで100万円/年
投入した費用に対して、十分の効果があるように思われました。

公共施設の生ごみも30t/年の受け入れがあるそうです。

下諏訪町では、平成6年度から、各戸での生ごみ処理機の普及に努めたそうですが、夏は虫がわく、冬は凍ってしまうなどの問題が多く、この事業を進めることになったそうです。

推進委員さんの作る生ごみリサイクル通信「ecoしもすわ」
では、「リサイクルを始めてよかった」と次のような声が寄せられています。
・可燃ごみが減った
・食材のむだが少なくなった
・食べ残しが少なくなった
・食べ物を大切にするようになった
・台所がきれいになった
・家族に“生ごみは資源”と言う意識が出てきた
・近所にカラスやネコがいるので助かる

当日、説明をしてくださった役場の職員の方も「受け入れ当初の持込量は一週間平均で4.3kgだった。(全国平均は4.8Kg)それが、現在では3.5kgに減ってきた。」
と、説明されました。
「一番の効果は、こうして住民の意識が変わってきたことだ」と、推進委員の方もお話くださいました。

事業を始めて3年。
近くにこうした自治体があるのことも、これからの私たちのごみ減量を進めて行くには、大変に参考になります。

貼り主: chiyoko 日時: 2008年02月03日 22:51
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