1月15日
「諏訪の味と食文化」の冊子の発行を記念して料理の展示があり、一般公開されました。
以前ご紹介した女性農業者セミナーで、2年をかけて「残したい諏訪の食文化」をテーマに取り組んだ成果です。

会場に用意された椅子が足りなくなるほどの参加者でした。

諏訪に食材を生かした料理がすらりと並んでいます。
試食してみたぁ~いぃ・・・
並んだ料理の中から、私が思う「諏訪の味」は・・・

のたもち
枝豆をつぶして甘くしたものを「青のた」
あぶらえのものが「のたもち」と呼ばれているそうです。
「あぶらえ」は、富士見に来て初めて食べました。
すりつぶすと、ごまに似た香りがするので「えごま」とも言われるそうです。
私はゴマよりも、香りが好きです。

豆腐入りの天寄せ
これは、お葬式の時によく作られました。
私が富士見町に引っ越してきた16年前には、ご近所で亡くなった方があると集落の公民館でお葬式をしました。
そんな時に、先輩からお料理を教えていただく機会でもあった訳です。
富士見でも斎場が5年ほど前にできて、公民館でのお葬式がなくなってしまいました。
確かに楽になったけど、反面こうして文化が消えていってしまう寂しさも感じます。

すがり飯
なんと言っても、こちらに来てびっくりしたのは「蜂の子」を食べる事。
名人のおじさんが、蜂の子をご馳走してくれます。
ある時、おにぎりを頂いたら虫が入っていました。
「あれ? にぎっている時に入っちゃったのかな?」と、そっと虫を取り除きました。
ところが、食べていると何匹も出てくるんです。
蜂の子、いわゆるまだ幼虫の状態を食べるのは知っていましたが、蜂の形になっているものを食べるのはその時まで知りませんでした。
写真ではわかり難いでしょうか? 黒く見えるのは「蜂」です。
このほかにも、「凍み(しみ)」を生かした保存食。凍み大根や凍み豆腐の料理、漬物、寒天料理などなど・・・
特に寒天は今や注目の食材ですね。

「諏訪の味と食文化」 ~ 残したい 伝えたい ~
100点余のレシピが載せられた本です。
料理の作り方だけではなく、材料や料理にまつわる行事や歴史なども書かれています。
こうして文章にして次の世代に残していただけて、ありがたいです。

駒ヶ根グリーンホテル専務理取締役総料理長 山越 信冶氏による
「行事食・伝統料理の継承を食の心」 の講演がありました。
行事食にある、意味を知ることが大切であること。
野菜の切り方、ひとつにも意味がある事など、軽快なテンポで楽しいお話でした。
「おいしいものを食べに行きましょう」と言う呼びかけに納得。 ^^
食文化って、その土地の文化そのものなんだな・・・と感じた講演でした。