2007年12月16日

ごみの減量化政策について

「富士見町一般廃棄物減量等推進審議会」が、19年2月から6回開催されています。
この審議会は「出来るだけごみを出さない地域づくりを推進し、地球環境に優しい循環型地域社会の実現を目指して、町民・事業者・行政が一体となってごみの発生抑制や一般廃棄物の減量に関する事項を審議するものです。
審議会を傍聴し、疑問に疑問に思ったことなどを含めて、富士見町のごみ減量化政策のあり方のついて一般質問しました。

ごみ減量化政策について
一回目

①ごみ減量化の実績は
②審議会でまず町の大きな方向性を議論してもらうべきではないか
現在「富士見町一般廃棄物減量等推進審議会」において富士見町のごみの減量にいかに取り組むべきか、熱のこもった議論がなされています。
私はなるべく傍聴させていただくようにしているのですが、先日の審議を傍聴させて頂き、疑問を感じました。

プラスッチク回収のための透明の袋を導入するかどうかについて、事務局からその前回の会から提案があり、二回に渡り議論されています。
先日の第6回の審議会で委員さんの中から次のような意見が出されました。

「先日、富士見町のプラスチックが最終処理されている埼玉のオリックス資源循環株式会社を見学に行ってきたら、自分たちの分別しているプラスッチックが焼却ごみとともに燃やされている。
他の人に『分別したプラスッチックがその後どうなっているのか』と聞かれた時に、なんとこ答えれば良いのか!?」
「回収の袋の導入の議論以前の問題として、これから回収したプラスッチックをどのように処理するのかの話が先ではないか」
ごもっともな意見だと思いました。

実は、私も今更プラスッチックが燃やされているなど言えば、みなさんの分別意欲を失ってしまう。来年度から原料リサイクルする方向になるらしいので、それまではケミカルリサイクルと言っておこう、と思っていました。
現在富士見町のプラスッチックが処理されているオリックス資源循環株式会社のように、熱処理によって発生したガスを利用する形態もケミカルリサイクルと、分類されているのは事実ですし・・・

しかし、「住民にどう説明すればいいんだ」と言うような、審議委員も苦しませるような今の状態は、やはり間違っていると思います。
現状がどうなのか、問題を住民に明らかにして議論すべきではないでしょうか?

たとえ、それがケミカルリサイクルと、呼ばれるものであったとしても、自分たちが洗って乾かし分別して出しているプラスッチックが、最終的には焼却ごみと一緒に燃やされていると知ったらそれは住民にしてみれば裏切りに近いものです。

まず、必要なのは現在の状況をきちんと住民に公開し、富士見町のごみをどのような方法で処理すべきなのかを議論しなければ、その先の議論にならないと思いますがいかがでしょうか?


二回目
私も毎日プラスッチックを洗いながら、「本当にこうやって水を使って洗い、収集して埼玉まで運んで処理することがいい方法なのか」と考えてしまいます。

あるいは、洗って綺麗にしたプラスッチックを材料リサイクル(マテリアルリサイクル)する事が本当に環境に良い事なのと言うと考えてしまうのです。
12月6日の朝日新聞・「環境エコロジー」の欄で、プラスッチックの材料リサイクル(マテリアルリサイクル)は環境負荷から見ると燃やしたり化学処理する方法よりも環境負荷が大きいと言う研究結果が記事になっていました。

もし、近くにオリックスのような施設があるのなら、水で洗わず焼却してしまうことが一番環境に付加のかからない方法なのかも知れません。

しかし一方で、「プラスッチックを燃やしてしまえばその資源はなくなってしまう。何年も形あるプラスッチックとして生き残る付加価値を考えて欲しい」と言う考え方もあります。
これから石油は枯渇していくことは避けられず、高騰も続くことが予想されます。
そのためには、多少お金はかかってもプラスチックを再生させる選択肢も大いに意味のある選択肢です。

先日原村に来ていた油化装置の見学に行ってきました。
プラスッチックを400℃~500℃で加熱し気化させ、そのガスを水の中を通して、上に浮いた油を抽出すると言うものです。
私たちの見ている前で、抽出した油分でストーブに火がつきました。

この油化装置を開発したブレストの社長さんは、結局最終的には、「徹底した分別」が決めてと言うことで、小さな油化装置を持って全国に環境教育に歩いているそうです。
目の前でこんな肯定が見ることが出来れば、分別の意欲は向上します。

また、先日飯田市であった報告会の内容は夢のような装置でした。
雑草や残飯、家畜排泄物、廃プラスッチックなど、あらゆる有機質を油化軽油燃料として製造する「KDVプロセス」と言う技術でした
簡単に言うと、何億年もかけて地球がやっている有機質を石油にするプロセスを機械の中でやってしまおうと言うものでした。

こうした方法そのものは以前から考えられていた装置ではあったようですが、現在のように石油が高騰して、費用の面からも充分に見合うようになってきた、と言う事のようです。

現在のように原油が高騰していけば、このような技術に注目が集まり、どんどん進歩していくことが予想されます。
選択肢はどんどん広がって行くでしょう。
その時、富士見町はどんな選択をしていくのか。

それには、基本的なビジョンが、しっかりしたものが必要です。
富士見町町では、環境に付加をかけない方法を一番優先して考えるのでしょうか?
それとも、多少お金がかかっても、原料としていかせる方法を選択するのでしょうか?
町長としては、どのようにお考えでしょうか?


★町長の答弁は次のような内容でした。
①ごみ減量化の実績については
可燃ごみは4月から10月までで 2,364t   前年度対比で 0.4%の減
家庭系は 7%の減少だが、事業系が17。6%増えている。

②の審議会については、資源化と減量化について検討してもらっている。
町長としては、審議会の結果を尊重して富士見町の方向を決めていく、と言う答えでした。

プラスッチック一つとっても、選択肢はたくさんあります。
富士見町はどんな方法を選択するのでしょうか。
しかしその方法を審議するには、どんな施設がどこにあるか、その資料がなければ突き詰めた議論は出来ないのではないかと思います。

貼り主: chiyoko 日時: 2007年12月16日 21:25
コメント

学生時代から富士見町の自然に憧れて、定年を機に昨年から当地に移り住んだ者です。本日のLCVのニュースで町内に灰溶融施設の計画があることを知りました。
ゴミ問題解決の根本は、ゴミの減量化にあることは間違いありません。ゴミの分別を徹底して、リサイクルできるものはリサイクルして、ゴミを資源として有効に活用すべきです。埋め立てにしても焼却にしてもそれらは所詮、地下に処分するか、空に処分するかの違いであります。後世に負の資産を残すことになります。微力ながら力になりたいと思います。

貼り主: 中野 孟 日時: 2007年12月20日 23:05
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