「塩尻市PTA連合会 有害自販機規制条例を要望」の記事を目にしました。 → http://www.shinmai.co.jp/news/20071128/KT071127ATI090014000022.htm
私の所属する「みどりネット信州」の10月の勉強会のテーマでした。
つくづく、物事の本質を見極めることの難しさを感じます。
正直、みどりネット信州での勉強会がなかったら、私も「個人情報保護!? 表現の自由!? それよりも子供の育つ環境が大切」と、考えていたと思います。
しかし、実際にこの条例が本当に必要なのか、と言うと、もう少し深く掘り下げて考える必要があるようです。
塩尻市は、長野県内で一番有害図書の自動販売機が一番多い市なんですね。
これだけ聞くと「ちょっと問題!」と、思ってしまいます。
でも、この自販機は街中にあるわけではなく、国道沿いなどに多いのだそうです。
確かに、こんなところを利用しようと思う人は、その地域の人じゃありませんよね。^^;
まして、学生たちがそんな場所までわざわざ出かけて行って、買うなんてちょっと考えにくいですね。
だって、自宅で、携帯で、もっと安易に情報を得ることが出来るのですから・・・
信濃毎日の記事によると
「市は性的表現の量などによって図書類を『有害』指定し、自販機への収納を規制する方針。」
と、あるのですが、これもすごく難しい話です。
たとえば、本のページ数の30%以上に「わいせつ」な表現がある時に「有害図書」とすると、当然30%未満ぎりぎりの本が出てくることが容易に予想されます。
また、どこまでが「わいせつ」な表現に当たるのかなど、主観によるところが大きく、判断が難しくはないでしょうか。
今の子供たちは、それ以上に携帯やパソコンから容易に情報を入手することが可能です。
規制をかけるとするならば、そちらの方がずっと実情にあっています。
毎日のように、テレビでも目を背けるようなニュースが多発し、一瞬の内にその情報が全国を駆け巡ります。
この世の中から、すべての「悪」を排除することなんて不可能です。
一番大切なのは、多くの情報の中から善と悪を見極める力。
自分で判断する能力を育てることだと思います。
10月のみどりネット信州の勉強会でも、最終的には「教育」だと言う話になりました。
情報に流されるのではなく、情報を使いこなす事の出来る知識と知恵を持つ子供たちを育てること。
今の日本の社会の中で、絶対に必要なことではないでしょうか。