諏訪南行政事務組合(諏訪市、茅野市、富士見町、原村)の視察は岐阜県関市のクリーンプラザ中濃と岐阜斎苑と、春日井市クリーンセンター。
中濃では、掘り起こし灰の溶融もしていると言うことです。
先日のお約束どおり、川田龍平さんも溶融炉の問題に取り組んでくれ、最近問題になった中防の灰溶融施設の視察に行ったようです。
実は、クリーンプラザ中濃には、10月に富士見町の社会文教委員会でも視察に行っています。
その時の報告を書いてあるので、それに少し付け加えて報告します。
クリーンプラザ中濃 ガス化溶融炉
竣工:H15年3月15日
路形式:ガス化溶融炉(流動床式)
処理能力:168t/日(56t炉/24h/3炉)
設計・施工:(株)荏原製作所 中部支社
工事管理:(株)環境工学コンサルタント 中部支社
流動床式ガス化溶融炉とは・・・

「流動床式ガス化溶融炉」
*炉の底に直径約1mmの砂を入れ、暑さ約1.3mの砂の層を作り、下から空気を入れて砂を浮かせる。
*流動床の状態の砂を500℃~600℃に熱し、その中にごみを入れ乾燥・ガス化(炭化)させる。
「旋回式溶融炉」
*ガス化炉で発生したガスを旋回式溶融炉に送り、燃焼空気とともに旋回しながら1,300℃~1,400℃の高温で溶かし、灰をスラグ化すると同時にダイオキシン類を分解
「流動床式ガス化炉」と「旋回式溶融炉」とを組み合わせたシステムが「流動床式ガス化溶融炉」
・投入されたごみは破砕されてガス化炉に投入。
・投入する処理量の、10%の掘り起こし灰を混ぜて処理している。
・スラグは連続取採で詰まることはない。
・地震時などは緊急停止する。最後まで順次ガスを誘引し、完全にガスがなくなってから炉を停止するので安全。
・流動床部より不燃物と有価金属が落ち、鉄やアルミをリサイクル、売却している。
・ゴミ袋は有料化している。
・排ガスについて
ダイオキシン以外は常時監視している
冬場、5℃以下、湿度50%以上になると煙突から白い煙が見える。しかし煙の温度を上げるのは無駄なので住民には理解してもらっている。
Q&Aより
・最終処分場には、溶融不適物 金属、がれきなどが埋め立てられている
1年間3,700t うち700t
年間 3000tが掘り起こし
H15年から今年で5年目
9万tが埋まっていて、毎年3000t掘り起こしても30年かかる
・スラグは100%利用している
・飛灰は山本還元している。飛灰はトン、4万円
・スラグは キロ300円で売却。アスファルトの骨材に利用
・スラグが適正処理されているかどうか、1年に一度現地に行って調査している
・入札は4社 機種選定の時に10社
この流動床式ガス化溶融炉、トラブルがなく稼動しているそうです。
この方式では、流動床の下から不燃物や金属類が落ちてきて、旋回式溶融炉の方には行きません。
それもうまく行っている理由の一つではないかと思いました。
視察して「ほら、ちゃんと稼動している施設があるんじゃないか」って議員さんがいらっしゃいました。
でも、そもそも、灰溶融炉とガス化溶融炉じゃまったく違うし、同じ灰の処理でも焼却灰と掘り起こし灰じゃ又違ってくる。
同じ施設を視察しても
「ちゃんと稼動している施設がある」と安心する人と
「やっぱり、掘り起こし灰を溶融するような所なんかなくって技術は難しい」と思う人と・・・
なかなか距離は縮まらない・・・・