先日、次世代に残したい諏訪の食文化の料理実習がありました。
このセミナーに参加申し込みをしておきながら、時間が合わずには初めての出席でした。
前回までに、すでに会員の皆さんから、「主食、主菜・副菜、汁他、漬物、菓子など、保存食」をあわせて170弱の料理が挙げられていました。
2月6日に諏訪普及センター主催で「食と農を考える集い」が開催予定です。
そこで、「次世代に残したい諏訪の食文化・味」の料理の展示を、昨年展示したものも含めて展示します。
かりん、わかさぎ、鮒、しみ豆腐、しみ大根、セロリ・・・などなど。諏訪らしい食材が並んでいます。
その中の3点について、料理実習がありました。

≪かけ菜の粕汁≫
「かけ菜」と言う言葉さえ知らなかったのですが、野沢菜の葉を「架けて干したもの」だそうです。
しっかり乾燥させて保存するのだそうです。
それを水に戻して、味噌汁などに使います。

この、色のきれいなのにはびっくりしました。
先にかけ菜をちょっと炒めてから汁にしました。
粕汁で体があったまりました。 ^^
≪ぜったの煮付け≫

「ぜった」と「ぜんまい」は違うのか、出席者の中でも意見が分かれていました。
「毛のあるものが『ぜった』だろう」と言うのが大方の意見でした。
その毛は「濡れた軍手でこそげ落とすと楽」なんだそうです。
毛を取った「ぜった」を茹でて、すぐにわら灰の中にまぶし、からからに干して保存。
ここまでの作業がに手がかかり「これは、尊いもんだよねぇ~」とみなさん関心していらっしゃいました。
この乾燥した100gの「ぜった」を水で戻すと、約800gにもありました !
戻したぜったを油で炒め、砂糖、酒、醤油で味付けしました。
ものすごくやわらかくて、はじめに見た乾燥ぜったから想像できないおいしさでした。
色も、きれいですよね。
おばさんたちの言うように、本当に尊いものです。
≪しゃかつむり≫
大豆を最初、炒って水でふやかし、ちょっと煮ます。
(大体が皆さん、ベテラン過ぎて、分量や時間も「目分量」「大体このくらい」 さすがです! でも、教えていただく新米の私は、ちょっと混乱気味です)
この、ちょっと煮た大豆に砂糖を米の粉を入れて熱を加え、食べやすい大きさにまとめます。
「本当は、皮は取った方がきれいなんだけど、取ると料が減っちゃうから、そのまま使っちゃおう」(賛成です!)
「しゃかつむり」と聞いて、みなさん何を想像されるでしょうか?
「お釈迦様のあたま」だそうです。
なるほど、中の大豆のボコボコが、お釈迦様の頭のようですね。
「彼氏が言うには(この方の伴侶のことです)お雛様の時に、よく作ってくれた記憶があるって言ってたわ」
お雛様の前で、これを食べる子供たちの姿が目に浮かびます。 (*⌒∇⌒*)
≪こんにゃく寒天≫
これは、棒寒天を溶かして、寒天の粉と砂糖を入れたもの。
緑色はほうれん草。オレンジ色はルバーブジャムだそうです。
この食感、大好きです! )^.^(
伝統料理ではないのですが、「提案」として6日にも展示される予定です。
驚き、感心、納得・・・・の連続でした。
こうやって、畑で取れたものを、工夫して保存して、大切に大切に食べていたんですよね。
「何を大げさな・・・」と言われそうですが、私には感動的ですらあった料理実習でした。
本当に、残して行きたいです。
こうしたおばさんたちの知恵や技を、伝え引き継いでいけるような場面・機会がどうしても必要ですね。