2006年10月23日

地質調査・パート2

地質調査の2回目。
信州大学の小坂教授が、再度の調査のために富士見町に足を運んでくださいました。
今回は、しっかり付いて行くぞ。
かなりの覚悟で望んだ調査でしたが、川の対岸から手招きする先生にすぐには反応できない!!!

この日はまず処理場の下の道路沿いを歩き、武智川を下から登って行きました。

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必死で付いて行っています。
でも、すでに膝から下はびしょびしょです。

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前回のように、斜面を軽快に登って、ハンマーで砕き詳しく調査を重ねます。
調査のための小道具が、あちこちのポケットから出てきます。

前回お供した時に、先生のまねをしてファイルに地図を挟んで持って歩きました。
でも、地図を見ても自分がどこにいるのか分からない!!
しかも、付いていくのに必死なので先生のように手に持って歩けない。
毎回リックに出し入れしていると、ダダでさえ付いていけないのに時間がもったいない。
今回は、地図は最初からあきらめ、這い上がったり茂みを掻き分けて進みやすいように皮の手袋をしました。
小坂先生に
「ほう・・・少しはおりこうになったじゃない」と、お褒めの言葉を頂戴しました。

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断層を見つけると、その境を明らかにしてからこのオレンジ色のカードのような物を当て、方位や角度を測り、地図に書き込んで行きます。

先生はよく独り言をおっしゃっているのですが、先生にマイクでもつけてなにをおっしゃっているのか聞けるようにしておけばよかったと思いました。
まあ・・聞いても全部理解できるわけではないのですが・・・

先生は地図を見ながらこうおっしゃいます。
「ほらね。どうしてここの等高線がこうやってなっているのか不思議だな・・って思う訳。地図だけでもいろんな情報が詰まっているんだよ」
なるほど。
地図を見ては周りの地形を眺める。
次の場所に移る時にはすでに先生の頭の中にはその場所の予測がしっかりと描かれている訳です。

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川沿いや、川の中を軽快に歩いていく先生の後を必死で付いていると、急にどこを探しても先生の姿が見当たらない!
「見失ってしまった!!」
と、思ったら、ちょっとそれて山道に入り
「ここでお昼にしよう!」と、待っていらっしゃいました。 ^^;
一緒に行った仲間の一人は、釣竿持参。やおら昼食のおかずに、と釣りを始めました。

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もうちょっと調査をするはずだったのですが、関口先生も急きょ駆けつけてくださったので切り上げる事になりました。
近くの温泉に行って宿舎の会場に帰ってから少しゆっくりして頂こうと思ったら、着くなり地図を広げて整理が始まりました。
地質学は、体力だけじゃだめだった。

ここで又、先生の七つ道具の登場。色鉛筆やはさみ、ノリ、定規などが入った箱が取り出されました。
周りで、わいわいがやがや騒いでいるのにも関わらず、お一人でただ黙々と作業なさっていました。
「この時間が一番楽しいんだ」
へえ~。ちょっと意外。現場の調査が一番お好きなのかと思っていました。

歩いて調査した結果から、どんな原因でその地形が形成されているのか、豊富な知識を元に分析をされていきます。


たくさんの点を結べば、線になる。そう言う事は私にも理解できます。
同じような方向を示すいくつかの断層が見つかれば、それらの点は線としてつながる可能性が高いわけです。
先生の中では、建設予定地周辺の地質図が、ある程度描かれたのでしょうか。
いずれにせよ、到底、一日半の調査では不十分です。

現在調査の結果としてはっきり言えることは、建設予定地付近にはいくつかの断層が確認され、充分な調査をする必要があると言う事です。

地質なんて、まったく興味が無く今回初めて地質図や断層図などを調べました。
「断層」と言うので、よく考えもせずに一本の断層がずっと続いているのかと思っていましたが、実際はいくつものたくさんの断層と言う線の集まりだと言う事を知りました。
断層は地下の深いところでは一本のものでも、地上に上がるに従って扇状に広がり、たくさんの割れ目となって現れるのだそうです。


有名な糸魚川静岡活断層も、私は実際に先生のように歩いて調査をしたのかと思ったら、ほとんどの部分は航空写真等から地形を分析した結果だと言う事です。

現在は小坂教授のように、実際に現場を歩いて調査をする人間がめっきり少なくなってしまったそうです。
でも、写真や地図やボーリングなどで得られる情報は、あくまでも補助の資料なんじゃないでしょうか。
基本は、実際に小坂教授のように現場を歩いて分析し、その結果必要な地点のボーリング調査なりをするのが、素人の私が考えても正論だと思います。

組合では、建設予定地の下のボーリング調査はしています。
でも、建物を建てる真下だけ調査をしてもその回りの調査をしなくては不充分ではないですか?
特に建設予定地は、すぐ近くに活断層が走っている事は周知の事実なのですから・・・。

今回、主に程久保川と武智川を川に沿って歩いたのですが、たった一日半の調査でも多くの発見がありました。
土石流の堆積した地質や、八ヶ岳からだと思われる火山岩。断層部分に見られる強いエネルギーがかかったときにできる粘土質など。
炭化した木材も見つかりました。
先生によると「土石流と一緒に混ざって流れて来た、まだ生々しい時代のもの」と、言う事です。
「生々しい時代ってどのくらいだろう・・・???」と考えていたら
「およそ20万年から30万年くらい」だそうです。

程久保側から、建設予定地を見上げると、本当に切り立った崖の上に作ろうとしていることがよく見て取れました。

本当に素朴な疑問です。あの場所が唯一の建設予定地としてふさわしいのでしょうか?
自らの調査で、「・・・災害を起こしやすい地形となっている。・・』と言っているのに、未だに詳しい調査もしないなんて、みなさんはどう思われますか?

優秀な会の仲間が、調査の結果をまとめてくれました。
そちらの方もどうぞご覧下さい。
http://fujimi.mond.jp/suigen.htm

貼り主: chiyoko 日時: 2006年10月23日 08:21
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