2006年11月02日

ドイツの現状

灰溶融炉建設について、10月21日に第4回住民説明会が開かれました。
矢崎組合長は今までの住民説明会でも何度か「先進国であるドイツ」の話をされました。
そのドイツでの現状を、説明会の席で報告してくださった方がいました。

埋め立てから焼却に方向転換したドイツの考え方の基本にあるのは、
「ごみをそのまま埋め立てたのではもったいない。熱エネルギーを利用しよう」と言う事。
日本とは考え方がまったく違いますね。

「熱エネルギーを無駄にしない」のが焼却施設を作る動機なので、「灰溶融施設」は一つも無いそうです。
灰溶融も何年間かパイロット・プロジェクトを立ち上げ研究をしたそうですが、経済性が無く技術面でも難しくあきらめたそうです。
ドイツでの溶融施設は、日本より低い温度で大型の安定した施設という事でした。

その代わりにドイツでは1600ほどのバイオマスを利用した施設があり、生ごみをガス化し、その熱を地域の暖房に利用しているとの事です。

だから、ドイツで施設を建てる時は、「必ずエネルギーはプラスになるようにする」のだそうです。
たとえ、燃料を使ったとしても、「そこから得るエネルギーのほ方が大きくなければ、施設を作る意味がない」と言うのがドイツの考え方だそうです。

なるほど、すごく説得力がある!
今回、計画中なのは「灰溶融炉」。
「灰」その物にはエネルギーがないので、溶かすためには大量の燃料を必要とします。
しかも、その熱を利用する事も無く、これまた大量の水を使って冷やすわけです。
これから石油の高騰も懸念されているし、なんだか恐ろしい話ですね。

説明会では、そのほかにも
ごみの減量化や安全性の問題などいろいろな質問が出されましたが、矢崎組合長の答えは
「心配のない、自信のあるものを建てる。作らないわけには行かない」
「ごみ減量化に向けてもあらゆる努力はするが、今考えられる最善の方法」
と言う答えでした。

本当に灰溶融施設が最善の方法なのでしょうか?
確かに「燃やすだけ」なんて、『もったいない』
それだったら、都市部の人口密集地区に造って、熱を利用するべきですよね。
人のたくさん住んでいるいる所に造るものなら、危機管理や安全対策も当然高い物が求められます。
人の関心も大きくなるので、「造る側」の意識も変わってくるはずです。

「灰溶融炉」はやめて、どうせ造るなら、日本の先進地となるようなみんなが納得できるような物を造りませんか!?

その為には、皆さんの声・力が必要です。
いつも言っている事ですが、「本当は造って欲しくないんだけど・・・」
と、愚痴っているだけでは、何も変わりません。
私たちの住む地域の事に関心を持って、きちんと意見として伝えていく事が一番大切な事ではありませんか?

先日もNHKの番組でやっていましたが、インドや中国と言ったたくさんの人口を抱えた国が、ものすごい勢いで経済発展の途中にあります。
これからも、この地球の環境破壊はどんどん加速していく事でしょう。
でも、だからと言って私たちがインドや中国を非難する事なんか到底できない。
まずは、自分たちの生活を顧みる事から始めませんか。

上勝の笠松町長が言ったように
「良い事と美しい事と正しい事」を、いつも心に問いかけていく必要があるのではないでしょうか。
今の私たちの決定が、将来に生きる子供たちの未来に大きなつけを残す事になる事を、もっと真剣に考えて行きたいと思っています。

貼り主: chiyoko 日時: 2006年11月02日 10:51
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