灰溶融炉建設については、知れば知るほど疑問が増えていきます。
その一つが、生活環境影響調査にある
『・・・また、富士見町の南西側は赤石山脈の北端で、この山脈の東側を糸魚川・静岡構造線 といわれる大きな断層が走り断層崖を作っているため、山腹の傾斜は大変急で平坦地が少なくなっている。また建設予定地のある富士見町の西山方面は、地質が脆弱なうえ急傾斜地のため、ここを流れる河川は激しい洗掘により崖状の侵食谷を形成しており、災害を起こしやすい地形となっている。・・』
この休戸が、建設予定地としてふさわしいのかどうかと言う事です。
たとえ、どんなに頑丈な建物を立てたとしても、その地盤が適していないなら意味が無いんじゃないでしょうか?
大雨の時に土石流の危険もあると指摘する人もいます。
なんで、建物を建てる地質の事が重要視されず、検討もされないのか不思議でなりません。
そこで、専門家の意見が聞きたく、信州大学の副学長でもいらっしゃる小坂教授に資料と一緒にお手紙を差し上げました。
小坂教授は、以前富士見町でゴルフ場の裁判にも関わってくださり、調査が基本のすごい方だと伺っていました。
裁判の時には、相手の学者は一回しか調査に入っていないのに、小坂教授は20回以上実際に現場の山や川を実際に歩き、調査をなさったそうです。
今回も、その裁判を戦ったおばあさんに「だめでもともと、相談してみましょう」と、言ってもらい手紙を出す事になりました。
数日後にお電話を差し上げると「一度会いに来なさい」と言っていただき、大学の方に知人3人で出かけていきました。
かなりの緊張モードで出かけて行ったのですが、ぶしつけな話にも関わらず、気さくに話を聞いていただき、
「一回、現場を見てみるか・・・」と、おっしゃっていただきました。\(^.^)/
その場ですぐに、予定を決めて頂くなど、なんとお礼を申し上げてよいのか分かりません。
さてさて・・・
調査当日ですが・・・
とてつもなく、大変な調査でした。
地質調査は、まず体力です。
小坂教授は、足場の悪い急斜面をカモシカ(?とび職かな・・???)のように駆け上り、登っては軽快に下りてきます。
川の中の石の上を軽くぽんぽんと跳び越し進みます。
私も、同じように飛び、しっかりと滑ってしりもちをつきました。
先生の頭の中が、私たち凡人には読めないので、先生が次にどう動くのかが分からない。
先生は「これは」と思う場所を見つけるとハンマーで砕いて観察します。
それから地図に書き込み、地図や周りを見回し次に進みます。
私がようやく斜面を這い上がった事には、先生は下りてどんどん先を歩いていく。
先生が川の向こう側に行くので(しかも、軽く、難なく・・・)きつい川の流れに足を取られないように注意しながらようやく渡り終えると、もう川の反対側に渡ってしまう・・・
濡れて足に張り付くジーパンで先生の後を追い、息も絶え絶えになりながら、それでも「地質学って楽しいねぇ~」と、おっしゃる先生の後を付いて行くのは確かに楽しかったです。
正直、地質調査に同行したのではなく、サバイバルをやって終わってしまったと言う感じでした。
付いて行くのがやっと・・・お昼の準備を理由に途中で抜けさせていただ来ました。^^;
現地調査の後で、小坂先生の第一声は
「今日は、ウォーミングアップにもならないなぁ~」
昼食後の説明では
「ここは誰かのリタイア地点」とか「「ここは精鋭部隊が断層を見つけた地点」
など、富士見の地図に新しい名前をつけていただきました。
そして、一度の調査では不十分再調査が必要と、再度富士見町に足を運んでくださる事になりました。
今回は、先生の都合で午前中のみでしたが、「次回は一日掛けて、じっくり調査をしよう」との事。
どこまで付いて行けるのか・・・・とっても心配・・・・
それにしても、こんな先生とめぐり合えたのは、本当にラッキーでした。感謝です。

足場の悪い斜面を駆け上がり、岩盤や地質をハンマーで砕き、入念に観察します。

川底の石や崖も丹念に観察をします。

調査結果を地図に、1mmほどの字で書き込んで行きます。私にはなんと書いてあるのか分かりませんでした。