2006年09月19日

灰溶融炉建設について

昨日は、灰溶融施設で使う水に関する質問のご報告でした
今日は、説明会で何度も問題になっている「生活影響環境調査」と、
説明会の席で町長が言う「迷惑施設」についてと、それに関係して組合の負担割合について。

③ 生活影響環境調査に、富士見町の文献からの引用があるが、町として抗議すべきではないか。又副組合長としては、ずさんな調査に対して講義すべきだと思うがどうか

この、生活環境影響調査については、住民説明会でもいろいろと問題になっています。

この調査は、コンサルト会社に委託して、施設を建設する前の環境の調査をしたものです。
私自身がこのコンサルには「カチン!」と来てしまいました。

話はちょっと戻ってしまうのですが、6月28日にパノラマスキー場で住民説明会がありました。
その時に、住民から「生活環境影響調査」について質問がありました。
「生活影響環境調査の地域概況・第1節自然的状況 の 地象。に次のような文章があります。
『・・・また、富士見町の南西側は赤石山脈の北端で、この山脈の東側を糸魚川・静岡構造線  といわれる大きな断層が走り断層崖を作っているため、山腹の傾斜は大変急で平坦地が少なくなっている。また建設予定地のある富士見町の西山方面は、地質が脆弱なうえ急傾斜地のため、ここを流れる河川は激しい洗掘により崖状の侵食谷を形成しており、災害を起こしやすい地形となっている。・・』
皆さんは、この文章を読んで、灰溶融施設を建てるについて、第一候補地としてふさわしい場所と思われますか?

この部分はについては、第1回目の説明会でも住民から問題だとされています。
この日の組合側の説明は、
「立地としてどうかと言う立場で書いたのもではない。コンサルは富士見町のHP『富士見町の歩み』の中の文章からの引用したものだ」
と言って、組合の職員は富士見町のHpの次の部分を読見上げました。

富士見町のHPのふじみのあゆみ
「自然環境」
「当町には東北日本と西南日本を二分する「フォッサマグナ」の糸魚川静岡構造線が通っていて、東北部の多くは八ヶ岳火山列と広大な裾野が広がり、西部は入笠・釜無山地とわずかな扇状地から成り立っている。地質は国道20号線に沿い宮川~休戸を経て釜無川を結ぶ線を境にして、八ヶ岳側と西山側とでは、地質の区割りが大きく異なっていて、八ヶ岳側は単色系の地質分布を呈するのに対し、西山側は多種多様な地質から形成されており、かなり整然と区割りされた形状を呈している。」

私は、その会場でははっきり聞こえなかったので、家に帰ってから問題の場所と富士見町のHpから引用された部分とを読み比べてみました。
でも、どうしても納得できなかったので、後日組合に電話をして
「富士見町のHpから引用したとは思えない。自分でコンサルに確認したいので連絡先を教えてくれ」
と頼みました。
組合側は調べて後日連絡をくれました。

それによると、引用したのは、富士見町のHPではなく、富士見町第3次総合計計画からの引用だと言う事でした。
確かに教えられたページには引用された文章が載っていました。

私が腹が立ったのは、パノラマの住民説明会の会場にはコンサルが同席していたわけで、
にも拘らず、組合側に説明として、別の場所を読ませているのです。
そんな事を「うっかり」するとも思えません。
みなさんは、このコンサルが信じられますか?わたしはこの事だけでも非常に不信感を抱きました。
こんな事に拘るのって変でしょうか?

でも、こうした環境調査やアセスなどは、専門のコンサルタント会社に委託されるにも関わらず、調査のための調査ではなく、既成事実のための調査になりかねません。
でも、本来はほんとに大切な調査のはずです。

この、調査を検討した検討委員会にも疑問を感じます。

わが組合に提出された検討委員会からの答申の最後には
「今後、灰溶融建設までには数年間を要する事が見込まれているため、竣工までの過程が滞りなく進む事を切に望みます」
とあります。
でも、建設が前提にある検討委員会では、本当の検討委員会にはならないと思います。

お隣の山梨県の明野町でも、長い事最終処分場建設で裁判にまでなっています。
その話は、さて置いて、
「明野村産業廃棄物最終処分場問題検討委員会」での報告が、委員長を担当された、
山梨大学大学院の鈴木嘉彦教授のHPで見ることができます。
http://sakura.hpc.ese.yamanashi.ac.jp/~yosihiko/akeno.htm
同じ検討委員会でも、観点そのものがまったく違いますね。


こんな重要な文章を、ただ、富士見町の文献から引用しただけで、自分で調査もしなかった事を、富士見町の町長としてはぜひ、抗議していただきたいのもです。
そして、ずさんな調査に4000万円も掛けているのですから、組合の副組合長としても抗議をして欲しいですよね。

町長の答えは、「法にのっとって調査した、適正なもの」と言う返事でした。


もう一つの質問は
④町長の言う「迷惑施設」とはどんな施設を言うのか

住民説明会の中でも、町長は再三灰溶融施設を「迷惑施設」と言っています。
町長の考える「迷惑施設」とはどんな施設を言うのでしょうか。

町長の言う「迷惑施設」とは・・・
「欠くことはできないが、建設地域の住民にとっては、受け入れを望まないもの」

町長が言うように、この施設が「迷惑施設」なら、受け入れ先の富士見町長として各市町村の負担割合を「実績割」の検討もするように要望すべきだと思います。
近隣の市の担当に「排出割り」の考え方について聞いた話によると、
「新しくごみ処理施設を建設する場合、国の指針でごみの17%~23%減量目標が義務付けられている。ごみ減量の目的を考えると、おのづと実績で決めることになる。」
と言うことでした。
やはり、ごみを減らそうとするなら、現在予定されている均等割りと人口割ではなく、排出割を検討するべきではないでしょうか?
説明会の席で組合長は、「現在の形がこの地域のリーズナブルな形」とおっしゃいました。
でも、富士見町の町民の利益を考えた時、町長は負担割合についても積極的に交渉をするべきだと思います。

貼り主: chiyoko 日時: 2006年09月19日 09:58
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