2006年08月25日

原村・こども議会

23日、原村の中学生議会を傍聴に行ってきました。
以前から一度、行って見たいと思っていたのですが、やっと実現しました。
質問内容も中学生の視点で柔軟で、なお、鋭いものばかりでした。

原村役場に行って「傍聴をしたい」と伝えると、名簿に記入後(なんで、年齢まで書かせるんじゃ!?)、傍聴席に案内されました。
行って、びっくり。傍聴席は、中学生で一杯でした。
聞くところによると、傍聴席に全員は入れないので、半分づつ交代で別室のモニターで見ているそうです。

中学生議会は、中学生の質問に、議員が答えると言うものです。
質問された内容に対して、自分の考え方も含めながら
「現在、役場ではこんな事をやっている、とかこう言った考え方をしている」と言った答弁をしていました。
質問を受ける議員さんも、答えるために事前に調べたりして勉強になります、との事です。

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この「中学生議会」は、社会科の授業の一環で、3年生が参加しています。
発言議員の生徒さんに聞いたところ、この日のために2年生の時から総合学習の時間で準備を進めてきたそうです。
各自、質問の前に資料の配布があったりして、準備の過程にどれだけ費やされているかが、うかがい知れました。
「じゃあ、今日が晴れの舞台だね」と言うと、
「さあ・・・そうなるかどうか・・・」と、照れくさそうにしていました。

11人の発言のうち、6人目から傍聴しました。
6人目「音楽ホールの建設」
7人目「若者の集いの場所の設置」
8人目「村内におけるバスの運行」
   それぞれ、事前にアンケートを取って、どんな要望があるのかを調査した上での質問。
   説得力がありますよね。
   質問の前に、そのアンケート結果が議員さんたちに配られると言う、本番顔負けの議会でした。
   
9人目「原村の観光施設の活用と観光事業の推進について」
   彼は発言も堂々としていて、主張も明確でした。
   原村にある観光施設・名所を結びつけて、バスで回れるようなツアーを企画してはどうかと言うものです。
   これって、地域まるごとミュージアムの発想です。 すごいなぁ~
   彼の主張はそれだけではなく、原村で眠っている資源をゼロから作り上げると言うもの。

   しかも、最後に答弁者の議員さんに
   「君たちのように若い人の発想で、具体的にどんなものがあったらいい、という意見を出してもらえればいい」
   と言われると
   自分は歴史が好きなので、○○遺跡を当時の暮らしが見られるように整備をしたらいいと思う。
   と、答えていました。
   堂々とした受け答えに、今までの積み重ねの自信を感じ、聞いていて本当に気持ちが良かったです。

10人目「生ごみ処理の状況と堆肥化事業の推進について」
   現在行っている事業を、村がさらに援助して施設を増やしたり堆肥化について積極的にPRして推進する事ができないか、と言う内容です。
   
   私も富士見町の担当に自分の意見を提案してみたのですが、「現在3市町村の協同でごみ減量化の協議会を開催して出検討中。足並みを揃えて実施していく」
   との、答えでした。
   今、やっている富士見町でやっている分別、その他の紙やプラスッチックの分別を周知徹底させ、進めるだけでも減量化につながると思うのですが・・・
   
さて、話は中学生議会に戻して・・・この質問に対して、答弁者の議員さんは
   「現在はパイロット的な施設。有効であれば収集を考えていく」と言う返事でしたが、納得できたかな???

   そう言えば、下諏訪町に見学に行ったときに、説明くださった担当の方が
   「色々なところの取り組みを勉強しました。原村の村長さんは大変詳しくてびっくりしました」
   と、おっしゃっていました。
   村長もごみの減量化には熱心に研究されているんですね。^^


11人目「原村の高齢化への対策について」
   これも事前調査で中学3年生にアンケートを取ってありました。
   将来原村に残りたいか。と言う質問に
   残りたい   30%
   残りたくない 60%
   分からない  10% だそうです。
   ちょっと悲しい数字ですね。でも、これが若者の現在の生の声。
   原村の高齢化率が24.6%だそうですから、26%を越している富士見町としてはもっと深刻です。

   聞けなかったのですが、それ以外にも
   1人目「村内道路への街灯設置について」
   2人目「エコーラインの街灯設置について」
   3人目「村内の道路舗装とガードレールの設置について」
   4人目「中学生のブロンズ製作と彫刻の森の運営について」
   5「原村図書館の閲覧コーナーの拡大について」

どの質問も、自分たちの生活の中から気づいた事を、中学生らしい視点で質問していました。
この日の準備のために、自分の気づきからアンケートの作成・実施・集計
その結果を自分の質問にどうやって生かしていくのか。

その過程の中に、学ぶ事がものすごく多いですよね。
こう言った事が、本当の教育だと思います。
議会の進行も、通常の進行に則って、議長役の生徒さんも立派でした。

富士見町でも、一度検討はされたのですが、実現しませんでした。
本当に残念です。
自分で傍聴してみて、あらためて検討する価値があると思いました。

貼り主: chiyoko 日時: 2006年08月25日 09:27
コメント

中学生議会とてもいいと思います。私たちの学校でもやってみたいと思います。中学生の熱い議論ぜひとも私も傍聴したいと思います。

貼り主: 木下 日時: 2008年10月28日 10:59

木下さん 

コメント、ありがとうございます。
以前、川田龍平くんがドイツに留学していた時の話しを聞いた時に
「若者にとっても、政治はとっても身近なもの」と言っていた事がとても印象的でした。
とかく、政治や宗教と言うと、教育現場から引き離されがちなのですが、本当はもっと教育現場にも取り入れるべきだと思います。

偏った教育を避けるために、いろいろな意見を示して、その中で子供達が考え判断できる能力を身に付けるのが本当の教育ではないでしょうか。

この子供議会の準備のために、子供たちはどこに問題があるのかを考え、調査して質問を考えて生きます。
議会そのものも意義がありますが、その過程は子供たち自らの考え、自発的なものです。
とてもいい取り組みですよね。

富士見町では、学校長の中で、「とてもそこまで取り組む時間がない」と言う理由で実現しませんでした。

木下さんの学校で、もし実現したら教えてくださいね。

貼り主: エンジェル 千代子 日時: 2008年10月30日 12:55
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