2006年03月20日

3月議会・一般質問

1.パノラマの支援策について
 ①これから町民に対して具体的にどのように説明責任を果たすのか
2.ゴミ問題について
 ①諏訪南行政組合・各市町村のゴミ排出量と処理費用は
 ②建設予定の灰溶融施設の建設・ランニングコスト、今後予定される負担割合額は
 ③灰溶融施設が環境に影響を及ぼす範囲をどのくらいのエリアまで考えているのか
 ④施設建設の今後の予定についてどのように報告を受けているか
 ⑤富士見町としてごみ減量化に向け、さらにどのような政策を考えているのか

★特に町長の答弁は聞き書きなので正確さに欠けています。長野日報に掲載された記事も参考にまとめました。


一回目
1.パノラマの支援策について
①これから町民に対して具体的にどのように説明責任を果たすのか

先日の臨時議会の最後の挨拶で、『住民に対すして前回の支援計画が狙い道理に達成できなかったことに対し、心からお詫びする』と言う陳謝の言葉があり、私としては一定の結論を出すことが出来ました。
しかし、それを町民にどうやって伝えていくのか、説明責任をどのように果たしていくつもりでしょうか。

ちょっと前に星野リゾートのテレビ番組があったのですか、星野リゾートの社長の考えには大変共感できました。
147億円の負債を抱えるリゾナーレを3年で黒字に転換。そのほか全国でホテルやスキー場などの再建を成功させています。
従業員を信じて任せると言う方法でしたが、彼の考え方の中には町づくりの基本があると思いました。
「意思決定のプロセスを大切にする。」「信じる力が人を動かす。」「任せれば人は自分で考える。」
町民を信じて判断をゆだねると言うことも必要なんではないでしょうか。「借金を返さなくてもいい」とは多くの町民も思ってはいないと思います。
でも、多くの人がこのまま支援を続けてうまくいくのか、ということについては大きな疑問を抱いています。

今回の懇談会に出席してみて、参加した人は町民の一部かもしれませんが、本当に真剣に考えていると感じました。
参加したたくさんの人が、もっと自分の思っていることを話したかったろうし、いろいろな人の意見を聞きたかったのだろうと思いました。
2時間の説明会の中で、1時間20分を説明に費やし、住民の意見を聞く時間が40分しかないと言うのもいかがなものでしょうか。
意見の中には当然肯定的なものもあるし否定的なものもありますが、まずそのすべての意見に耳を傾ける事が大切だと思います。
何で、ああいった懇談会をもっと早く開いてもらえなかったのかと悔しく思いました。
本当なら、町長が再選された時点から、町民との対話を始めるべきだったのではないでしょうか。

私たち議員も町長も選挙と言う形で町民の皆さんから付託されているわけですが、議員の任期はあと1年、町長の任期もあと3年半。
その任期の中で今回のように、この先富士見町の将来を大きく変えるような事についても決定されていきます。たとえ法的な責任は問われないとしても、任期中に精一杯の責任のとり方を考えて行きたいと思っています。
その基本が・町民に対する徹底した情報開示・説明責任だと思います。

真剣に考えている人がいる反面、無関心な人や「え?パノラマのことは、もう解決したことでしょう」と言うような人もいるのが事実です。
今の状態では税金を投入すると言う形で町民に負担を背負わせる可能性は大です。
結局、最終的に町民におおきな負担をかけるなら、町民には知る権利も決める権利があると思います。
そういった情報公開・説明責任を果たさなければ、いつまでも町民の心をつかむことはできません。
「どうせ懇談会に行ったって無駄」になってしまわないようにこれからも説明責任は果たしていただきたいと思いまうす。
今後の町長はどのようにして具体的に説明責任を果たすつもりなのかお聞きします。

          町長:
          広報ふじみに開発公社の経営状況を 年一回,掲載。半期か四半期での掲載も考えている。また町のHPそのほかにも機会を捉えて説明はしていくつもり。
          

Q:先ほどの小林節子議員の答弁の中に「町民に意見を聞く期待を設けて行きたい」と言うものがあったが、具体的にどういったものを考えているのか。
 
          町長:チームを作って行きたいと言うことは決まっているが、何人でどういった人をと言うことはこれからのこと
  

Q:町民との対話が基本だと思う。次の灰溶融炉のことについて調べていた時に、韮崎では200回にも及ぶ住民説明会が開かれたと言うことも耳にしました。集まってもこないから仕方がないではなく、繰り返して情報を提供していく町の姿勢が町民の心を動かすと思うのでこれからも努力をしていって欲しい。

2.ゴミ問題について
現在諏訪南行政組合では、富士見町の休戸に灰溶融炉の建設を予定しているが、そのことに関連して質問をします。
①諏訪南行政組合・各市町村のゴミ排出量と処理費用は
②建設予定の灰溶融施設の建設・ランニングコスト、今後予定される負担割合額は
③灰溶融施設が環境に影響を及ぼす範囲をどのくらいのエリアまで考えているのか
④施設建設の今後の予定についてどのように報告を受けているか
⑤富士見町としてごみ減量化に向け、さらにどのような政策を考えているのか


          町長:前にお断りしておきます。諏訪南行政事務組合は独立した自治体です。独自の議会があり、管理者は茅野市長矢崎氏です。
          お尋ねの事に対しては富士見町長としての回答ではなく、情報として承知していることをおつなぎするに過ぎません。

          ①諏訪南行政組合・各市町村のゴミ排出量と処理費用は          諏訪南清掃センターに搬入される可燃ごみの量  H16年度実績で24、621t
          茅野市  19、218t  78%
          原村    1、490t   6%
          富士見   3、913t  16%
     
         処理費用は特別会計16年度歳出総額で6億6,776円。 トン当たり2万2、420円

          ②建設予定の灰溶融施設の建設・ランニングコスト、今後予定される負担割合額は          
          諏訪南行政事務組合で対応している。
          灰溶融炉の建設経費、経常経費ともに3市町村が均等割り20% 人口割り80%
          額については諏訪南行政事務組合で対応

          ③灰溶融施設が環境に影響を及ぼす範囲をどのくらいのエリアまで考えているのか          
           諏訪南行政事務組合で対応している。          
          調査地点は法令規制基準と自主管理公害防止基準を満足する。

          ④施設建設の今後の予定についてどのように報告を受けているか。            
          東京理科大学及び信州大学の先生方を委員にお願いし、昨年6月に設置した整備検討委員会で多方面において検討をすすめている。今月下旬には委員長から報告を受ける予定。


          ⑤富士見町としてごみ減量化に向け、さらにどのような政策を考えているのか          
          H17年3月に事務組合で策定した一般廃棄物処基本理計画により
          ①住民、業者、行政の役割の明確化と実行 
          ②発生抑制、再使用、再利用の促進 
          ③環境に配慮した広域的ごみ処理システムの構築  の3点の基本方針を柱にした施策を推進する。



2回目の質問

諏訪南行政事務組合が独立した期間で、議会でその事業についても決定されることは十分に理解していますが、建設されるのが、富士見町の休戸地区であるし、富士見町町長が事務組合の中でどのような立場でどのような発言をするかは大変に影響のあることです。受け入れ先の富士見町町長としての考えをお聞ききしたい。

③について
灰を掘り起こす灰を運ぶ方法とルートについて
計画中の施設は、休戸と茅野の(笹原にある)最終処分場からの掘り起こしで溶融する計画です。
焼却場からの灰を、掘り起こすことによって生じる煤塵が地域に与える影響をどのようにお考えでしょうか。
また、運搬ルートと運搬方法はどのように考えているのでしょうか?
その環境に対する影響を調査をする予定があるのかどうかお伺いします。

低位逆転層について
谷あいに地形では、中腹に朝、もやがかかっているのをよく見かけます。その雲が空気のふたをしてしまって、その下では空気がよどむ低位逆転層という現象が起こるのだと先日の講演で聞きました。その場合影響の範囲が半径10キロ以上に及ぶ可能性があると指摘を受けました。
諏訪南行政事務組合で行った生活環境影響調査は、そう言った山間部の地形が 考慮されているのでしょうか。
又、考慮されていない場合、今後再度検討する考えがあるかどうかお聞かせください
(これは写真を提示して説明しました)

                   
④について
私自身も社文で施設に見学に行ってもいるし、行政の説明を受けて、こういった施設が本当に循環社会の形成にとっても優れているものだと信じていました。
しかし、反対に危険性をデーターを積み上げて説明されると非常に説得力があります。行政側の一方的な説明では偏っていると感じました。
灰溶融施設だけでもH15年からの5年間だけでも少なくても大きな事故が9回はおきています。
循環型に即したといわれるスラグも裁判まで起こってい事例もあります。たとえ今後JIS規格化されたとしても、これだけ公共事業も少なくなった時代に製品として経済的な循環に乗るのかと言うことも大きな疑問です。
その他にも、バグフィルターの安全性や耐火レンガの耐久性など、知れば知るほど疑問が膨れ上がってきます。

たとえば、これが車だとすると10台中1台は故障を起こすような車を消費者は買うのだろうかと言うことだと思います。

大橋議員の後援会の主催で行われた出前講座に出席して感じたし、その場で提案もしたのですが、
検討委員会の有識者と慎重派の意見を同時に聞けるパネルディスカッションを開けば、それが一番住民にはわかりやすいと思います。
今後、ぜひそう言った機会を作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?


           町長: 
           ③のエリアについては私の方から検討委員会のほうへ申し上げておく。
           両方の意見を聞く機会については南におつなぎしておく。          

3回目の質問
私たちもいろいろ調べてみてよく解ったのは、行政サイドでこういった施設のデーターを集約したものがないと言うことです。当然、事故についても行政や業者サイドからの情報提供はほとんどありません。
地域住民の通報で初めて事故が明るみになったり、市民団体が調査しているものがほとんどです。
ですから、きちんとした情報提供という意味では、意見を両方聞ける機会と言うのは不可欠と思いますのでぜひよろしくおねがいいたします。

建設が予定されている休戸から、半径10キロ圏内に居住している住民の健康問題に 関係することなので、住民合意の取り方に対しては、慎重すぎるということはありません。
今回の灰溶融炉建設に関しては、少数意見だからといって、安易に切り捨てるのではなく 全員一致でなければ進まないという、住民合意の基本原則に沿った真摯な対応を期待していますがいかがでしょうか。


⑤について
県の生活環境部廃棄物対策課の資料によると
平成15年度一般廃棄物実態調査によると長野県内120ある市町村の中でもリサイクル率、収集率ともに茅野市・富士見町・原村とを合わせた平均値でも、ビリから9番目10番目と言う低さです。
この値がすべてだとは思っていませんが、一つの目安にはなると思います。
正直にこの数字は大変にショックでした。富士見町でもゴミの分別が進んでもう少しいい数字になっているかと思っていましたが、まだ努力が足りなかったのかと感じました。
この数字を町長はどのようにお考えになりますか?
(★実は諏訪南の3市町村の中でリサイクル率の一番低いのが茅野市の14.5% 次いで原村の17.9% 富士見町の20.8%です。でも、議場で他の自治体の悪口を言うようなことは控えた方がいいと思って3市町村の平均値を 提示しました。そこははっきり言わなかったために町長は、すっかり富士見が一番低いと勘違いしていたようです。)  

H15/16年平均の可燃ごみの構成での資料では、乾燥重量比にすると紙類が44.1%  プラスッチック類が24.4% となっています。
事業系のゴミが含まれているとしても紙の多さには驚きました。富士見町では「その他の紙」として分類が出来ます。役場では「その他の紙」として分別しているのは知っていますが、どのくらいの職員が家でも分別をしているのでしょうか。私の周りでも知らない人がほとんどです。
しかも、小さな紙があったり、お菓子箱があったりと結構面倒くさい。たとえば、よく新聞店が都会ではおまけにつけてくれる一か月分の新聞が収納できるような紙の袋を配布してみてはどうでしょうか?町民が分別しやすくする工夫が必要で広報の努力が足りないと思います。


また、諏訪南の事務組合に行って説明を受けて始めて知ったのですが、現状ではビニールゴミが多いことが一番の問題で、炉の温度が上がりすぎてしまい、水をかけて温度を下げているとの事でした。
「各市町村にはお願いしているし、茅野市では美サイクル茅野で研究している」との事でしたが、住民がそう言った事実を知らないことも問題だと思います。
コミプラのロビーや役場の玄関で分別方法を展示すれば、多くの町民に知ってもらういい機会を作れます。
また、ここが一番大切なことだと思いますが、学校で子供たちに教えれば、子供が大人を教育してくれるかもしれません。

こう言ったことは、ほとんど予算もかけずにできることですが、積極的に取り組んで頂くことについていかがお考えでしょうか?

⑤私の実家では、ビンや缶以外は分別なしで回収しています。知り合いの息子さんの住む自治体ではそれすら一緒に回収している。それはつまりゴミを減らす必要性もゴミを分別する必要もなくなるということです。
灰溶融施設は、炉を安定的に維持するためにゴミを必要とするような施設です。
こういった施設の耐用年数は、ほぼ15年と言われています。15年後には、茅野市の焼却施設の耐用年が来て、ガス化溶融の建設も視野に入っており、『今回の灰溶融施設はそこまで持てば』と言う話も聞きました。
こういった施設に頼ったゴミ政策とは別の道を歩まない限り 、ゴミは減らないし、また次の施設が必要になります。いつまでたってもゴミ問題は 解決しません。
その点について町長の考えをお聞きします。


          町長:
           ごみを出すことを便利にしてきたのでゴミが増えたのかもしれない。ゴミは減らしていかなければいけない。
          紙はリサイクルに出しても安いことが身にしみてしまった。
          ビニールが生活の中に多く入っていっている。女性の方にはぜひ買い物のときに袋を持っていって欲しい。
          広報についてはいろいろやって行く。自分の目の前からゴミがなくなればいいことでは解決しない。行政もやるがご協力をお願いしたい。
          
          15年先のことについては、その時にその技術でその時のお金で作ってもらうことを考えている。
          最初20t炉の計画であったが、もっと小さくていいのではないかと考えている。
          灰の掘り返し、運搬については神経を使ってやっている。

          建設課長:
          18年度からは色つきトレーも回収の予定で進めている。


私は今、ごみに関する政策の大きな岐路に立っていると思います。
一つはこれからもずっと巨額なコストをかけて施設でゴミを燃やしていく方法。
もう一つはこれを機会に、脱焼却、脱埋立ての方向にゴミ政策を転換する方向。
ゴミを徹底的に減らす政策を住民と共に考え実行することによって、財政的な負担は確実に 軽減されます。
それどころか、リサイクルや資源化に向け新たな産業や雇用が生まれる 可能性は大です。
ごみ0ウエスト宣言をした上勝町のHPの『ゴミ宣言から1年』と言うところでは、このような記述もありました。
『・・・つまり、皆さんのごみ分別の日頃の努力は、町内商店の顧客を増やし、農産物の信頼性や付加価値を高め、最近全国各地で取り組みが始まっているエコツーリズム等、観光産業の大きな流れの中で地域の経済向上に結びつくコマーシャル(広告)的な意味を持ち始めています。 』
ぜひ、そのようなことも踏まえて、一部事務組合に臨んでいただきたいと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は最後に
「 町長は、施設に頼った政策と、ゴミを減らす政策、どちらを選択なさるのですか?ゴミ問題に関し、先進的な自治体として取り組む気持ちはありませんか・・・」
と、二者択一で町長に投げかけるつもりでいたのですが、質問回数を勘違いして最後は要望で終わってしまいました。いつまでたっても成長しない・・・・
がーーーん!!!  ^^;


貼り主: chiyoko 日時: 2006年03月20日 17:14
コメント
よかったらコメントを貼って下さい









上記の情報を記憶させますか?