2005年12月01日

子育て指導者養成講座

長野県の教育委員会・子供支援課が主催の「H17年度・子育て指導者養成講座」に出席していました。
6月10日から10月28日までの全6回の講座で、毎回、講義・事例発表・研究協議などのほかにグループワークや分散会がありました。
参加者は、子育て支援のグループ・行政関係者・幼児教育関係者・民生児童委員・社会教育委員・子育て経験者などなど・・・さまざまな立場からの参加でした。

最後のグループワークで出会った、すごい活動を皆さんにもご紹介。

毎回の講義も興味深い内容の物だったのですが、分散会やグループワークの時にそれぞれの立場で活躍なさっている方の話が聞けた事も収穫でした。
富士見の中だけでやっていると、つい周りが見えなくなってしまいます。アンテナを高くして、時々外から富士見町を見たり、町以外の方と話をするのも刺激になりました。

講座の内容をざっと紹介します。

第1回
・オリエンテーション
・グループワーク
・講義 「人間になれない子どもたち」 ~メディア漬けと子どもの危機~  NHK放送文化研究所  清川輝基氏
・グループワーク

第2回
・事例発表 「地域での取り組み」
   「南木曽町における性教育体系づくりの取り組みについて」  南木曽町役場住民課保健婦  
   「地域との協働による学校づくりの推進 」  岡谷市立小井川小学校校長
・研究協議 「家庭・学校・地域・行政の連携で子どものためにできること」
・講義   「子どもの発信をうけとめる」  前臼田町立臼田小学校長・臨床心理士   東城久夫氏

第3回
・講義 「今後の保育行政のあり方」
  講義Ⅰ 「豊な心を育む」 立教女学院短期大学教授 川邊貴子氏
  講義Ⅱ 「軽度発達障害幼児の理解と対応」 総合教育センター 自律教育部専門主事 大和田康子氏

第4回
・見地研修(見学、説明) ・・・いずれか希望の会場
  こどもの森幼稚園 グリーンヒルズ小学校
  岡谷市子育て支援館  こどもの国
  篠ノ井子ども広場  この指とまれ
  東御市 子育て支援センター
・演習 「コミニュケーション力を高めるアイスブレイク」
・グループワーク 

第5回
・事例発表 「上田市子育て支援グループ」  上田市の取り組み
・グループワーク  「地域でできる子育て支援について」
・講義  「子育て支援 新たな第一歩」  東京大学大学院教育研究科 教育学部教授 汐見稔幸氏
・研修のまとめ
・閉会式


と、ちょっと長くなりました。
でも、子育て支援に興味のある人には,専門的なことから他の地域でも先進的な事例発表など、とってもためになる講義なのでおすすめです。
県も財政の厳しい中、予算削減で来年度もこの事業ができるかどうかはわからないそうですが、(ちょっと悲しい・・・)
もし来年度もこの講座があったら、教職員・行政の方も参加されるととっても勉強になると思いました。


・・・そこで、最後の日のグループワークで出会ったすごい人たちの活動の紹介・・・・・・・

おばあさんたちが放課後の児童クラブをボランティアでやっていた活動。(なんと、地域をメモるのを忘れました!)
あるお母さんの出産がきっかけで、時間のあるおばあさんたちに「保育ボランティアをして見ませんか?」と声が掛かり始まった活動。
3~4年前から、6人のおばあさんがグループを作り、PM3:00~PM6:00まで学校の一部屋を使って、児童の放課後保育をしている。
6人が2人組みになり、一日大体12~13人の子どもを交代で見ている。
今年になり、事業として認められ行政から補助金が来るようになった。

★このおばあさんの話を聞いて、これが子育て支援の原点じゃないのかと思いました。
このおばあさんも本当にうれしそうに話してくださいました。
こどもたちにとっても、学校でもない、家庭でもない地域のおばあちゃんたちと過ごす時間は居心地のいいものでしょうね。
富士見町境の清泉荘でも、こんな物を目指しているのですが・・・  本当に一歩づつです。
  

もう一つは、伊那で始まったばかりの例
今年の4月から 「山のあそび家はらぺこ」 無認可の保育園をお母さんたちが立ち上げて運営している。
園のメンバーの自宅の敷地内にある道場を借りて、山と畑の活動が中心
現在は11家族。こどもが13人。こんな活動に賛同してくれた、専門の保育士さんを専任で一人やっとっている。
それに加え、毎日交代で親が一人参加して、昼の食事の用意をしたりする。(まだ小さな子供がいる人は考慮している。)
運営資金は、すべて参加している11家族で負担している。その中から専任の保育士の給料13万円も出している。

★発想は、「自分たちの欲しい物がないなら作ってしまおう!」
すごいなぁ~と、すっかりグループになったみんなでただただ感心してしまいました。
ただ、何でもそうなのですが、活動を立ち上げる時は関心のある人たちが集まって、その力が集結するからすごい事でもできてしまう。
どんなにいい活動でも、それを同じ思いでつなげていく人がいるかどうかって難しいですよね。
このお母さんも、そこのところが一番の課題だとおっしゃっていました。
でも、このおかあさんのなんと生き生きとして輝いて話されていたことか・・・

富士見町でも、子育て中の若いお母さんたちが、自分たちで子育て中のお母さんの会まとめて、支援する側も巻き込み、場を設けて活動をしようと言う動きがあります。
「こんな物が欲しい」と思っている人たちが中心になって立ち上げていけば、きっといいものができるのではないかと思います。
それを行政がうまく支援して立ち上がれば、「協働の町づくり」の本当にいい前例となると期待しています。

貼り主: chiyoko 日時: 2005年12月01日 09:13
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