9月13日
第3回「サル専門検討会」が、被害地区の委員の方、町長、県の林務課、町職員の出席で開かれました。
先ず、県の林務課から、簡単なクイズが出されました。話の持って行き方が上手で、感心してしまいました。
題して 「サルとの戦いに勝利するために」 ~的を知り、己を知れば、百戦危うからず~
その一 ○×クイズ
1.サルの群れにはボスざるがいて、群れを統率している。
2.サルには繁殖期はなく、一年中仔を産む。
3.サルは人目を忍んで、夜行動する。
4.サルは群れごとに、行動する範囲が決まっている。
5.サルに石を投げると投げ返してくる。 いかがですか?
答えも書いておかないと、不完全燃焼になっちゃいますよね。
(答えと解説)
1:「ボスザル」が群れを統率していると言うのは動物園のサル山のイメージで、これまで野生のサルでは確認された事はありません。
2:メスは、普通5~6歳で初産を迎え、2,3年に一回、春~夏に一頭ずつ出産します。ただし、栄養状態がいいと毎年出産する事もあります。
3.サルは昼行性の動物で、夜明けから日没までの間、移動→採食→休息を繰り返します。夜間はじっと動かずに休んでいます。
4.野生のサルでは、オスが群れを離れるのに対し、メスは群れにとどまり、このメスにより、群れの行動圏が維持されていると考えられています。
5.サルは賢いので防除が上手く行かないと思われがちですが、防除が難しいのは、身体が小さく、手を器用に使い、運動神経が高いためで、他の哺乳類に比べて特に賢いと言う事はありません。 と、言う事です。
クイズはその後「富士見のサル」「あなたの地域のサルは」と続きます。が、こちら「は省略。
この日の会は、皆さんからの活発な意見や提案もあり、今後の具体的な動きに繋がるとってもいい会でした。
町としての姿勢は「集落が主体となってサル被害対策」です。
・各集落が自らの問題として、どういう対策をとるのか集落で検討し、実行に移す。
・主役は集落であり、行政、関係者(猟友会など)が集落を支援する体制をとる。 と、言うことです。
「主役は集落で行政がそれを支援する」と言う考え方は、これからいろいろな面で取り入れていくべき方法だとは思います。
特に、サル被害対策などは、「見つけたら追払う」「サルの餌になるようなものは集落内から取り除く」など、皆さんが自らの問題として取り組んでいただかなければどうにもなりません。
でも、だからと言って 「まず、皆さんが主体です」 と言ってもそれは無理があると思います。
なぜ、追払いが必要なのか、作物を畑に放置してはいけないのか、集落内をサルの餌場にしないための理由の周知徹底が、先ず必要です。
そして、いつ、どこにサルの目撃情報があったのか。被害状況はどうなのか。その情報を収集して、群れの動きを把握するし対策を講じる。そして、又その情報を住民に反す。
核となり、情報の収集や発信、まとめ役は行政の担うべき役割です。
「住民が主体」と動くためには、行政がコーディネーター役を上手に果たす事が、大変重要だと思います。
先ず、各集落での現状報告。
各集落で、被害も意識にも差があるようです。集落内で組織を立ち上げているのは1集落だけでした。
「昨年、集落で組織を立ち上げた。今は、被害を受けているのが農家だけだが一般家庭にも被害が及ぶ可能性がある。子どもにも被害が及ぶかもしれないので、一部の人の問題ではなく、みんなが真剣に考えなければいけない」
「被害のあるのは4~5件の特定の場所。関係のない人には関係がない。いつも後の祭り。」
「単発的な情報はたくさん出てきているが、全体の情報を総合して行かなければいけない。情報を収集して整理し、基礎資料を作り、その情報をまた発信していくべき。」
(★「ありがとうございました m(_ _ )m!」 って感じです。私の言いたかった事を言ってくださいました。)
その後、
「今はサル対策の委員が対応している。各集落チームを作りサル対策会を立ち上げたいと思うが、どうか?」と、会長の方から、皆さんに投げかけがありました。
「若者がいない。みんな年を取り過ぎていて動けない」と言う意見もありましたが、賛成の意見が多数でした。
今後、サル専門委員会として、各集落に呼びかけ対策委員会を設けて欲しい旨、要望を出していく事になりました。
次に「柿もぎ運動について」
これは、新聞でも報道されたのでご存知の方も多と思うのですが、富士見高校の生徒の発案で「柿がなったら放置しないで収穫をして干し柿を作ろう」と言う計画です。
富士見高校園芸科「環境科学」を専攻している三年生8人が参加して、下蔦木集落の皆さんと「さる・柿合戦」プロジェクトを行う事になりました。
成った柿や、畑に収穫しないで放置された野菜があることが、サルを集落に呼び込む原因となります。
(★と、言う話をしたら「そうか・・・畑に作物を残しちゃいけないんだ」と言った友達がいました。結構、そこに気が付かない人もいるのかもしれません。)
墓参りの後に、お供え物を放置しておく事もまずいですよね。回収して帰らなくちゃいけないのも、ちょっと悲しい話ですが・・・
渋柿をもいで吊るし、昔のように干し柿を作る人が少なくなりました。サル対策のためにも柿を収穫して利用しよう。と言う計画です。
若い高校生の発案で始まったと言うのも、とってもうれしい話です。
先ずは、柿をもぐための道具(名前を忘れてしまった!)を作るところから、集落のお年寄りに教わるそうです。
これから、いい交流が出来そうですね。!
これと平行して富士見町ではまず各集落の柿の情報をつかむ為に、調査を実施します。
その情報をマップに落とし、高齢化などで集落で対応できないものについては、協力体制をどのようにするのかを、現在検討中だそうです。
被害状況については、
現在、毎年年末に区長を通して情報を集めるだけです。それも合わせて、サル出没の情報を収集して伝達するシステムもこれから構築していこうと言う計画です。
今後の電柵の管理について
山の中に1Kmほどあるので、柵の両脇を伐採して、年3回ほどの草刈作業が必要だそうです。
基本的には、柵を作るまでは県の補助で町でやるが、その後の維持管理は各集落で対応して欲しいとのことです。
高齢化などでどうしても困難な時には町に相談して欲しいという事のようです。
最後にモンキードッグについて今までの経過を私の方から報告させていただきました。
これについても、光が見えてきたようで、ちょっとうれしい!!! o(⌒∇⌒ o)
bv
貼り主: chiyoko 日時: 2005年10月01日 09:15何を隠そう、集落内で組織を立ち上げている1集落は他ならぬ我が池袋区だ。(去年の区長は通勤途中、区付近で毎日のようにサルの群れを目撃し、組織立ち上げの必要性を痛感したためだ。)
「主役は集落」だと僕も思うが、やはり町全体の目撃情報を集め、まとめ、そして積極的に公開する仕組みを作り、運営する必要があるとも思う。これは当然、役所でやるべき仕事で、まず情報提供の窓口を設置して、有線放送や広報などで広く目撃情報の提供を呼びかけていただきたい。情報が蓄積されていけば行くほど、それぞれの群れの行動パターンが見えてきて、また追い払いの効果の有無も見えてくるはず。たとえばある日、A区で追い払いを行った後で、A区での目撃情報はその後の2週間の間1件もなかったが、A区の追い払いの翌日、隣のB区で群れが久しぶりに目撃された、と言う具合。そうすると、その情報に基づいて集落間の活動を調整してより効果的な対策を練ることができるようになると思う。