6月議会・一般質問
これは「急速な少子化によって日本経済に深刻な影響を与えることが懸念されている」ために
「国において平成15年7月に『次世代育成支援対策推進法』を策定し、市町村に対しし世代育成支援のための具体的な『行動計画』の策定を義務付けるとともに、平成17年度から実施すること」としているものです。
質問中に、ちょっと頭に血が上ったかも知れません。
町の策定した「富士見町次世代育成支援対策推進行動計画」の計画策定の主旨
1)「策定の背景と目的」 の中にある文言です。
「このために、町におきましても、『行動計画』の策定に向けて町民の皆様の子育て支援に関する生活の実態やご意見・ご要望などを把握することを目的とした調査を実施すると主に、有識者等による策定委員会を開催し、広くご意見・ご要望を反映しました。また、既存計画との整合性を図るとともに、わが国の子育て環境の状況を踏まえて、一人の子供が生まれて成長する過程を総合的に支援する「次世代育成支援対策推進行動計画」として策定しました。」
しかし、この「行動計画」を具体的にどう進めて行くのか?どこの機関が実際に担当するのかが明確ではありません。
今回、私の質問の順番は一番最後。何人かの同僚議員からもおなじ質問がされました。
それについては町は「全体の『基本計画』と照らし合わせて今後盛り込んで進めて行く」と言う答弁でした。
それでは納得できないので、私も再度質問をしました。
≪「行動計画」の策定に向けて町民の皆様の子育て支援に関する生活の実態やご意見・ご要望などを把握することを目的とした調査を実施≫
と言うのは、
昨年実施された「次世代育成支援」に関する調査のことと思います。その調査結果報告書が9月に出されました。このことに関してはすでに昨年の12月の質問でも取り上げています
繰り返しになるのですが、私が特にしっかり受け止めるべきだと思っているのは、アンケートの集計の最後にある「自由回答」に出されている意見です。
行政側からすれば「無責任な言いっぱなしの意見」と言う見方もあるかもしれませんが、それを含めて町民の本心の表れと思います。
「・・・冬や寒くなって来た時に、茅野市た諏訪まで行かないと遊ぶ施設がない・・・」
「雨の日に遊べる場所が欲しい。町民センターを開放して欲しい・・・・」
「茅野市の児童館まで行って、茅野市の施設を利用している・・・・」
「富士見小学校にしか学童クラブに他の小学校に行っている子供がどうやって利用できるのかよく考えて欲しい。送っていけるくらいなら学童クラブになんか入れるわけがないって分からないのか。富士見町は子育てには不親切で閉鎖的で冷たい町だと思う。・・・」
「富士見町はお年寄りには優しい町だと思いますが、その反面、子育て真っ最中の者にとっては厳しい部分があります。」
その他、「児童クラブ各学校に欲しい」「児童館が欲しい」などなど・・・たくさんの意見が出されています。
私にはお母さんたちの悲鳴とも受け取れたこのアンケート結果を、町長はどう考えているのか分かりません。
それを活かさずに何のためのアンケートだったのでしょうか?
曲がりなりにもこれは「行動計画」でアンケートの結果集計ではないはずです。
富士見に今必要とされているものがはっきりと出ていたのに、なぜそのことが「行動計画」に活かされないのか?
「行動計画はアンケートニーズ調査をもとに作った」と町長は三井議員の質問で答弁しています。
行動計画にその結果が活かされていないなら、その行動計画を元にこれから策定される富士見町の基本計画に、どうやってアンケート結果が活かされるのでしょうか?
しかも・・
この「行動計画」には「保育等のサービスの目標」について、国から定量的目標事業量の設定が求められています。
その中で「放課後児童健全育成」として「児童クラブ」があるのですが、H16度が35人、一ヶ所でH21年度の目標事業量が50人で一ヶ所になっています。
これは、現在の数字です!!
今まで、私だけでなく、他の議員からも「富士見町学校以外の地域の児童クラブ」については再三これからの検討課題としてあがっています。
アンケート結果である町民の声も、議員の意見もなんら反映されていないなんて、納得いきません。
町長は答弁で「書いてないからやらないわけではない」と言いましたが、やるべきことを盛り込んでなくて「行動計画」になりますか?
たとえ国から期限つきで策定が義務づけられたものであっても、本当に富士見らしい「行動計画」を作るために一年くらい遅らせたっていいんではないでしょうか?
質問の時にいい忘れてしまったのですが、以前私たちが視察に行った「志木市」では「基本構想義務付け廃止特区」の申請を出しています。
このくらい信念を持ってやってもらえれば、気持ちがいいです。
富士見町のような小さな行政では一人の職員が背負わなければいけない仕事も多いかもしれない。
そのためある程度、委託は仕方ないとは思います。あれだけのアンケートを取って集計、分析は委託するのも納得できます。
でも、そこから先は、それこそ住民と行政が一緒に話し合いを重ねて「行動計画」を作り上げるべきだったのではないかと思います。
職員が自分のやった仕事に対して自信と誇りを持って欲しいと常に願っています。
また、そう言った役場の環境を作ることが町長の責任ではないでしょうか?
この「行動計画」を見て、町長が本気で「子育て支援」に取り組もうとしているとは到底信じられません。
次世代行動計画 委託料 248万1千円
何のためにこれだけのお金を掛けてこの「富士見町次世代育成支援対策推進行動計画」を作ったんでしょうか?