今回の冬のインドの家族旅行で私たち一家が3日ほどホームステイした家のオーナーの奥さんは、植物学者でした。
スジャータさんは多くの農薬を使っている農業に疑問を感じ、環境に負荷の掛からない農業を研究、その結果を広めようと実践しています。
彼女に経営しているスパイス園を案内してもらったのですが、なんて魅力的な素敵な人でしょうか・・・
生き生きと背筋を伸ばして生きている人を見ると、本当に心が打たれ惹かれます。
スジャータさんは、私たち家族を案内して一つ一つの植物について説明をしてくれました。
例えばカルダモン。カルダモンはインド料理には欠かせないスパイスの一つで、この地域での一番の生産物でもあります。
カルダモン畑です。かなり大きくなります。
(スジャータさんの畑のいい写真がなく、これは別の所の写真です)
根元に実をつけます。
ある蛾の幼虫はカルダモンの茎の根元に穴を開けて茎を食べながら成長します。そのために多くの生産者は農薬を使います。
スジャータさんは、農薬を使う事によってその蛾はもちろん、他の昆虫にも影響を及ぼし生態系が壊されてしまう、と考えています。
そこで彼女は、その地域の何種類もの雑草からエキスを作り、その効果を調べました。その結果、蛾の幼虫の嫌う成分の含まれているのもを突き止め、9種類のエキスから出来た混合液を開発しました。
この液をカルダモンの根元に散布すると幼虫はにおいを嫌い近寄らないそうです。しかも混合液は幼虫を食べる肉食の昆虫類(カマキリ、ハチ、クモなど)や、カエルや鳥類にも悪影響を与える事はありません。
この蛾の幼虫にとってもカルダモン以外に食べる植物があるので生態系を維持しながら蛾の数を抑え、カルダモンを守る事ができると言う訳です。
この混合液は誰にでも簡単に作れ、しかも費用が掛からないものなので、周りの生産者にも広がり始めているとの事でした。
その地域の人が簡単に手に入り、費用も掛からず作る事が出来る。生産者にとっても高いお金で薬を買う必要がなくなり、環境にもいい。
これが、スジャターさんの目指していたもの。
先日の「災害・支援」でも触れたように、こう言った事が本当の地域に根ざした支援活動だなあ・・・と、しみじみと思いました。
もう一つ、スジャータさんの話で大きなポイントだと思われた事。
一つの植物を画一的に広範囲に植えない事。
ある一定の場所にカルダモン、コショー、バニラ、コーヒー、イネなど、さまざまな植物を植えています。
一種類だけを広い面積に植えてあると病気になった時にすぐに広まってしまいます。でも、多種多様な植物が植わっていれば広範囲に病気が広がることはありません。
多種多様な植物には又多種の昆虫が集まりる。この話を聞いて本当に納得してしまいました。
また、インドにもどんどん遺伝子組み換えの農産物が入って来ているそうです。遺伝子組み換えの植物は一世代しか繁殖能力がありません。そのために農家は毎年新しい種を購入しなければなりません。
スジャータさんは、遺伝子組み換えで開発された技術を企業が独占するのではなく、もっと広く農家に還元するべきだと言います。
彼女の考えは、遺伝子組み換えで収穫した種子からまた生産できるようにすべきだと言うものでした。
スジャータさんの話を聞いた日、家族でも遺伝子組み換えの話題になりました。
私は反対です。今後、何世代にも渡って果たしてどんな弊害が現れるのか誰にも分かりません。
でも、長女の考えは違います。
長女に「もし、遺伝子操作の乾燥にも強い稲があるのなら、それは現在の状況を少しでも改善するためには必要なものじゃない?」と、問われました。
その時、私は即答できませんでした。なぜなら 確かに、目の前にすぐに何とか手を尽くさなければならない過酷な生活があったから・・・
長女には「ママは、現実の厳しさを知らないからそんな事が言える」と、言われるかも知れませんが、でもやはり違うと思います。
人類はこの地球上には存在しなかったものを科学の力でたくさん生産して来ました。その多くは浄化される事なく、これからも地球上に蓄積されて行くのでしょう。
今現在の生活だけを見つめていたら、温暖化や広く地球を取り巻く多くの問題を解決する事は出来ません。
私たちがこの地球に何を残したいのか、残すべきなのか将来に向かって考えて行かないといけないと思います。子どもたちにどんな地球を手渡せるのかと言う事です。
このことを考えると、人類が繁栄してきた右肩上がりのグラフと、どこをとっても衰退、滅亡へと向かっているとしか思えない右下がりの現在のグラフが頭に浮かんでしまいます。
こんな時代に子どもたちを残してしまう事の自責の念で随分と落ち込んだ事もありました。
現在、私たちが抱いている不安など比べ物にならないほどの重荷を、私たちの子どもたちは背負う事になるでしょう・・・
幼い我が子の無防備な天使のような寝顔を見ながらそんな事を考えるととめどなく涙が流れ、不安やら誰にぶつけていいのか分からない怒りで悶々とした時期もありました。
恐らく、世界中の多くの親が経験する思いではないでしょうか?
でも、長い地球の歴史の中で、何億年と繁栄を続けた恐竜でさえ滅亡したんだ。
それが人類の運命なら、やはりその中で自分らしく生きるしかないんだ。と、自分を納得させたものです。
スジャタさんのように自分の抱いた疑問を解決するために行動に移している人は本当に素敵です。
人間なんて弱くって、地域を変える事さえ不可能だと思う事もあります。
でも、彼女のような人に出会うたびに、一人の力の大きさを想い、そんな意志の強さがあれば世の中は必ず変えられると想うのです。

はじめまして、私は秋田県山本郡二ツ井町の議員です。
合併の進め方に異議を唱え、議員となり、約1年ほどの新米です。
エンジェルさんのHPを時々拝見しておりました。
私の本業・仕事は、秋田杉の住宅部材の供給です。
林業や木材から木の家づくり、環境を考えています。
そのことがそのまま地域づくりにつながると考えています。
これまでは、農業と林業・木材・住宅は別々に考えられてきましたが、環境問題などから、少しずつですが元々一対の産業であり、文化であると捉えられるようになってきました。
私たちの供給する木材は、薬品処理や接着剤を一切使わない、天然乾燥した住宅部材です。いわゆる無農薬野菜のようなものです。
インドの農業も一般的な日本の農業と変わらない中で環境に配慮し、特に遺伝子組み換え農産物に対する疑問や危機感を抱いての農業研究は素晴らしいことと考えます。
我が町では、有機農業・無農薬農業を営む人はほとんどおりません。残念ですがこれからに期待しています。
エンジェルさんの元気な活動には大変感動しております。
当町は、3月末の合併特例債を貰える期限に合わせ、昨日の臨時議会で合併協議会の設置を議決致しました。
協議会の発足は3月です。協議期間は2週間という超短期です。
また、3月27日には合併の賛否を問う住民投票条例も合わせて可決致しました。
とても尋常ではございませんが事実です。
ただ、一足飛びにこの状況を向かえたわけではありません。
私のホームページを参照していただければ幸いです。
つきましては、エンジェルさんの合併問題、特に住民投票に対する取り組みを参考にさせていただきたくお願い申し上げます。
ホームページに記載されております記事等を仲間や住民に紹介したいと考え、ご了解いただければ力強く活動できると考えます。
よろしくお願い申し上げます。
また、直接的なアドバイスをお願いできれば、なお心強くありがたく思います。
私たちの活動は、議員ホームページの仲間たちのカテゴリーでご確認いただければ幸いです。
モクネット事業協同組合
電話 0185-73-5660
FAX 0185-73-5856
コメントをありがとうございました。
体調を崩し、一日寝込みました。返事が遅くなって申し訳ありません。
加藤さんのHPがあまりに充実していて舌を巻いている状態です。
二ツ井町のきみまち塾などなど、まちに対する愛であふれているって感じですね。
比べちゃいけない、と思いながらつい自分の町と比べてしまいます。
私のHPが少しでも役に立てていただけるならうれしいです。使って下さい。
私の頭の中から「合併」の文字が消えてしまっていて、資料が整理されていません。
パソコンに入っている当時使ったチラシのファイルがありますので、参考になるかどうか分かりませんがお送りいたします。
富士見町の合併問題と二ツ井町の問題ではだいぶ違うようですが、もし参考になれば、6市町村合併の一つ茅野市の友達がとても分かりやすい漫画のチラシを作って配りました。全部はそろっていませんが、住所を教えていただければお送り致します。
以上、取り急ぎお送り致します。