境小学校の御柱祭があると聞いて見学に行来ました。
行ってみてびっくり!
境小学校全体の行事ではなく、2学年の親子レクレーションでした。
境小学校は一学年一学級の小さな学校です。
その中でも、2学年は生徒数が多くて26人ですが、これだけの行事をよくぞ少人数で盛り上げたものだと舌を巻きました。
昨年の6先生が“未来にひきつぐ郷土の森整備事業”で境小学校の上にある押立山の整備をしました。
その押立山の一角にある土俵のを囲むように、すでに3本の柱が立てられていました。

本格的な御柱祭でした。
保護者も一つになって準備して盛り上げて来た大切な「お祭り」と言う感じでした。(*^o^)乂(^-^*)
保護者の皆さんにおじいちゃんおばあちゃん、地域の方も参加。
普段は静かな押立山がにぎやかな御柱のお祭りに包まれました。
これまで子供たちが積み重ねてきた学習の跡を知って感動しました。
春から諏訪地域の大イベントである「御柱祭」の勉強を積み重ねて来ていました。
諏訪大社まで出かけて御柱の勉強をしたそうです。
子供たちの木やりは大きく、それでいて澄んだ鈴の音のように森に響きました。
本格的なお助けラッパ隊の参加もあったのですが、子供たちのメロディオンラッパ隊、これがよくそろっていてみんな一生懸命。
かわいくって又すっごく良かったです。
学校内にあるもみの木を切って「モミさんの木の命をもらう」についてはずいぶん学習を重ねてきたようです。
「命については、叩き込まれてたわ」と、あるお母さんのお話です。
伐採の時から立て御柱まで、保護者の支えも大変なものだったと思います。

「御柱になってくれるモミ木さんへ ぼくは 私は約束します」
子供たちが書いた「モミの木さん」への約束が書かれて、土俵を取り囲むように飾られていました。
ここに書かれた子供たちの字を見て驚きました。
とても2年生が書いたとは思えないほどしっかりした字で丁寧に書かれていました。
どの子も「モミの木さん」に思いを込めて書かれたのでしょう。みんなが一応に上手なのにはびっくりです。
文章を読んで、またまたびっくり!
「2年生でも、こんなにしっかりとした文章が書けるんだ」どの子も、一生懸命に考えて真剣に書いたんだろうと感じました。
私もこうしてHPを書いていると、文章にして人に伝える事の難しさを痛感します。
またまた夫の話になりますが、「日本は大学に行っても○×の試験。イギリスでは信じられない!僕が専門的な勉強をしなくても翻訳業で食べていけるのは、とにかく論文形式で自分の考えを書かされた教育のお陰。どの教科の先生もそう言った意味では『国語の先生だった』と言える。数学みたいな教科を除けば ほとんどいつも『この事に付いての自分の考え方を3ページ書きなさい』と言った宿題だったので、先生はその内容だけではなく、スペールの間違いや文法的なミスまで指摘された」
この話、前にも幸のページのところでした気がします。
でも、本当に文章を書くって大切な事ですよね。
分かっているつもりでも、いざ文章にしてみようと思うと「えっ!?こんなもんだっけ?」
と、思う事が多いのです。
常々、思っているので、この2年生の「モミの木さんへの手紙」を読んだ時、この子達がうらやましいな・・・と思いました。
2年生の頃から「書く」事をしっかり教えられているこの子達が、今後どのように育っていくのかはとっても興味があります。
子供たちの気持ちをこれまでに高める事の出来た教育が、今まで時間をかけてしっかりとなされて来たんだと納得しました。
子供たちが、一生懸命に書いた思いが伝わり、一つも読み落としてはいけないような気がしました。
読んでいて、「なるほど・・」と、納得した事があります・・・

8月の終わりごろに毎年「富士見高原 詩のフォーラム」があります。
尾崎喜八碑前に集い、献花から始まり町から投稿された詩の作品の発表と表彰式があります。
今年の最優秀作品が、この「モミの木さん、約束します」と言う詩だったのです。
2年生の子がよくここまで命について考えられたなあ・・・と、感心していたのですが、その背景には積み重ねられてきた学習があったんですね。
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小学校最優秀作品
境小 2年生の“功刀りょう”君の作品です。
「やくそくします、モミの木さん 」
おんばしらになるモミの木さん、
切らしてくれて ありがとう。
いたかったですか。
天国に行ったら、いい神さまになってね。
モミの木さんは さいしょうまれた時
小さかったけど、だんだんえだがはって
大きなモミの木さんになったんですね。
モミの木さん、みんなのうたごえきこえましたか
らっぱたいのがっそう きこえましたか。
かみさまのモミの木さん、
ぼくは やくそくします。
ぼくは、こく語がにが手なので、
こく語をがんばります。
さんすうはとくいだけど、
ねぼけてるときがあるから
ねぼけないようにします。
ぼくは、あたまがわるいから、
あたまをよくします。
ぼくは、ともだちのことをすぐけったりするから、
きょうから、けったりしません。
まえ、ぼくのおばあちゃんがしんだから、
ぼくも、命をだいじにします。
モミの木さんからもらった命もだいじにします。
モミの木さん、
天国で、みていてね。
ぼくは、ばんばります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ 詩のフォーラムで、私の心に共感した詩をもう一つ紹介します。★・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 影 」
光が当たる
物、人、動物、植物、すべての物に影ができる。
すべての物の存在を示してくれる。
でも、光を避けているものに、影はできない。
存在をかくしていたらその物らしく生きられない。
だからいつも自分に光を当てて、
前向きに生きよう。
すごい感性の鋭い子だなあと、感心してしまいました。
他にもいい作品はたくさんあるのですが、私には忘れられないほど、心に響いてしまった詩です。
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境小2年生の御柱の学習は音楽会にも生かされました。
「おんばしらになるモミの木さん」を歌にして発表してくれました。

彼らにとって、一年を通して学んだ事って、きっといつまでも忘れられないような学習になるんでしょうね・・・
貼り主: chiyoko 日時: 2004年11月04日 10:04