富士見町は今年度、県から「末来にひきつぐ『郷土の森林』整備事業の指定を受けました。
うちの次男の通う境小学校では学校の裏手にある押立山の整備を6年生が中心となり不要木の伐採や下草刈りを行っています。
「荒れている里山林を手入れして末来に引き継いでいこう」
クラスのお便りを読んですぐに頭に浮かんだ事があります。
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先日議員の研修旅行で福井県小浜市に行ったのですが、そこで
第18回全国水環境保全 全国大会のシンポジウムで
畠山重篤氏講師による基調講演『森は海の恋人』を聞く機会に恵まれました。
畠山さんは宮城県本吉郡唐桑町で牡蠣(かき)の養殖をなさっています。
河川の水が海に流れ込む水域を汽水域と言うのだそうです。
「小学校の頃、汽車の“汽”は“気”と違うって教わりましたよね。あの“汽”です。」
森から流れる川の水が大切。
牡蠣の餌となる植物プランクトンの発生に必要な養分を川が運んでくれるのだそうです。
「牡蠣の森を慕う会」を結成し、気仙沼湾に流れ込む大川上流の室根山に落葉広葉樹の植林を続けられています。
彼のすごいのはそれだけではなく子供たちを養殖場に招き、環境教育のための体験学習を行っている事。
その成果が確実に現れているようです。
「朝シャンを毎日していたのを半分に減らした」
「お母さんに自然に分解する石鹸を使うように言った」
「おじいちゃんに農薬の量を減らすように頼んだ」
上流に住む子供たちが海の事を考え始めました。
養土を含んだ川の水が海の植物プランクトンを育て海藻を育て、豊かな海が生き物を養う。
1キロのカツオが育つためには・・・
10キロの鰯を食べる。その鰯は・・・
100キロの動物プランクトンを食べ、その植物プランクトンは・・・
1000キロつまり1トンの植物プランクトンを食べている。のだそうです。
1トンの植物プランクトンが育たないと1キロのカツオも育たないというメカニズムですね。
その豊かな海のために森を守ろう。と言うお話でした。
又、10月5日の朝日新聞の社説にも
「近くに森林や学校林を持って児童に自然を学ばせたい」と言う記事がありました。
伊那市西春近北小学校の児童の取り組み。
学校近くの森林におびただしいごみが捨てられているのに心を痛め、森林に関する勉強をはじめます。
「もっと森をきれいにしたなら人々はごみを捨てないのではないか」と言う仮説をたててごみ拾いを始めます。
そしてその学習は深まり 間伐した森と無間伐の森を比べ、大人たちも一緒に間伐作業をして行くのです。
林野庁によると学校林を持つ学校は01年度で3312校だそうです。
記事には「一割にも満たない」とあったのですが、私はそんな活動が広まっている事すらしりませんでした。
こんなに環境のいいところに住んでいながら、12年も気づかなかったな、と反省しました。
記事では学校林を持つ伊那西小学校の取り組みも紹介されています。
マラソン、野鳥観察、きのこ栽培、山菜料理、基地作り。
ついには、間伐材を利用して教室を作ってしまったのだそうです。
近くに森林が当たり前のようにあり、無意識に子供たちは接しているに過ぎないのですが、遊びの場として、自然の営みを知る勉強の場として、地域活動に参加する勤労の場として利用しているのだそうです。
境小の取り組みも始まったばかりです。
保護者にも作業の参加を呼びかける便りがあったので、私もはじめて別名「国見山」と呼ばれている所に行って見ました。
今でこそ大きな松林になっていますが、江戸時代には高島藩主が甲信の村々を眺望した場所だそうです。
6年生と作業をしていると1年生がビニール袋を手に“秋探し”にやって来ました。
一列に並んで何をするのかな?と思っていると
「6年生のみなさん!ごくろうさまです!」と大声を張り上げ、深々とお辞儀をしました。
なんだか、うれしくなって疲れてはいましたが「もう少し頑張るか」と言う気持ちにさせてくれました。
子供たちの整備した林の上にはその頃献上相撲が行われた土俵の跡もあり、11月には全校の相撲大会も予定されているとか・・・
境小学校の「郷土の森林」事業がどのように発展していくのか楽しみです。


みんな、お疲れさん! きれいになったね!