2003年10月01日

『小さくでも輝く自治体フォーラム』  9月27日~28日

9月27日~28日長野県の阿智村で「小さくでも輝く自治体フォーラム」が開催されました。
心に響くお話がたくさんあったのですがその中で栄村、高橋村長の話をまとめてみました。

栄村で2月、第一回の「小さくても輝く自治体フォーラム」を開催した後の経過の報告でした。

高橋村長のお話

実務的に住民に良く分かるようにする必要があるので、3月の終わりに“栄村は合併問題にどう取り組んでいくか”
「他の市町村と合併に付いての話し合いをして行くか?」
「栄村の将来像についてもっと研究するか?」
の住民アンケートを取った。
その結果、80%が「自分たちの村の事をまず自分たちでやろう」と言う意見だった。
そこで5月に「栄村将来像モデル」をつくる作業を職員に始めさせた。
私のモデルの理念は
「地方自治の憲法理念を堅持し新しい時代の栄村の構えを創設する」と言う事。
 新しい時代の新しい家を建てるんだ。

その為に具体的に条件設定をした。
1.政治経済、社会的な条件を考慮する。
2.目標年度を5年先に置く。あんまり先に置いても事実上出来ないだろう。
3.財政規模を30%削減。栄村の財政規模を20億に設定する。
  現在の栄村の財政規模が大体30億(公債費を含めて)。それを約三分の二にする。
  ・段階補正は1万人で止まると想定する。
  ・作業の手順として人件費、広域行政、一部事務組合の負担金、交付金など、逐一審査をし評価をする。
  ・一般職員のリストラは原則しない。(特別職は減らす)
   給料を3割カットしたら時間も3割カットする。農村にはそんな暮らし方もある。選択性にすれが「オレは3割りカットされても早く帰りたい」と言う職員もいるだろう。
  ・負担金、補助金、事務的なもの住民の生活に必要なもの、産業政策上必要なものを見直す。
4.行政組織を見直す。6課1室1委員会(教育委員会)を3課1委員会にする。
  6課あったものを3課に統合するのではない。機能同一性の視点で進める。
  住民から見ると皆同じものがたくさんある。今までの係りよりも小さなチームをたくさん作って行く。
  ・一人親方を止める。役場の事務を詳細に見ると最後に名目上はんこを貰って終わり、と言うのがかなりある。とことん詰めてみると一人でやっている。
   チームで合議をする。もっと動く行政にして行く。
  ・集落機能をもう一回見直す。自治組織を強化して役場とタイアップして行く姿を作って行く。
5.農業の生産を上げていく。10億円と言う産業が減るのでこれをどう取り戻していくのか。5月から商品開発チームが発足している。
   すでに長野県から女性が一人派遣され、彼女を中心に始まっている。
  ・都市に向かって農芸化学者「栄村を応援をする人」を呼びかけたら11人の学者が手を挙げた。
   皆さんシルバー、「農芸化学を村で実学でやるんだ」と言うところに意気を感じた人が手を挙げてくれた。ただ、これからが難しいと思う。
   そういう人たちの力を借りていく。
   都市にはいくらでもこういう支援者がいるがそれを、どうコーディネート出来るかがこれからの山村の力量だと思っている。
                                                                        以上


☆彡 お話をうかがっていて本当にすごいと思いました。
「財政的に苦しくなるからどうしよう」なんて話はみじんもありませんでした。
「30億の村の財政を20億にする」なんて本当に出来るのだろうか?と、思ってしまいそうです。
でも「絶対にやる」と言う目標として置いて実際に作業を進めているのですからすごいです。
いま、これだけのことをやっておけば、この先何があっても怖くないだろうな。と思いました。
 もし、富士見町でも町長が「3割カットの財政シュミレーションを建てろ」と支持を出せば、職員は一つ一つの事業に対して無駄はないか?
徹底的に研究してシュミレーションを作成するはずです。
その時に「富士見町は福祉のここのところは絶対に削らない」など限られたお金をどのように配分していくのかの検討がなされるはずです。
その事こそが、今一番必要な事ではないのでしょうか?

その他の方々のお話も、時間は掛かりそうですが 少しづつ紹介していきたいと思っています。

貼り主: chiyoko 日時: 2003年10月01日 16:11
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