「原村で初心者のための合併の説明会がありますが、来て見ませんか?」と、誘いを受けた。
3月24日
村の説明会に出席した二十歳の若者が、「難しくってよく分からない。僕たちにも分かる、やさしい説明会を開いてください。」と、村長に頼んだらしい。
「よし、分かった。でも、やるからには少しは人を集めろよ。」と、村長。
そこで、そのH君たちは身近な相談者の助言も受け、自分の学年と一つ上の学年に思いを綴ってはがきを出したそうだ。
そうして開かれた講座が私の誘われた勉強会だった。
役場に着くと、およそ役場には似つかわしくない若者が何人か玄関でたむろしていた。
ミニスカートの女の子たちが携帯を打っていたり、茶髪の若者たちが仲間を待っているようだった。
二階の会場で、謙虚に中ごろの端の席に着いた。
時間が迫ってくると、若者たちがきちんと前の席から座って行った。
こんな会の時には、一番前の席が空きそうなものだが、そうではないのに、まず、びっくりした。
まずは、役場の職員の説明。
◎合併を考えるにあたってとりあえず知っておきたい事
・行政の仕事の内容
・村の収入ってどんなものがあるの?
・ちょっとむずかしいけど、交付税の計算方法
・村の財政状況はどうなってるの? などなど・・・
それから村長の合併に対する考え「日本一元気の村・原村」をめざして。
村長のお話は非常に印象的だった。ご自身が合併反対と思っていらっしゃるから当然と言えば当然だろう。
「原村の税だけでは、役場の職員の給料だけで消えてしまう。じゃあ、原村はどうするんだ。『苦しくても原村でやって行こう!』と言う村民の誇りと自身が一番大切だ」
「原村の農業、化学肥料や農協に頼っていていいのか?土を大切にする農業に変わって行くべきだ。自分の作ったものに責任を持って消費者に届けなければいけない」
「ウヒャー!」 聞いていて、なんだか気持ちがよかった。
その後の、若者の質問にもググっと来た。
「僕は生まれた時からすでに十分満たされている。これ以上何が必要なのか?便利な生活がよければ都会に行けばいいんじゃないのか?」
その他にも、若者からいろいろと質問が出た。
「吸収合併だとどうして悪いの?」
「合併してから又、村として独立できるの?」
「合併した後、本当に税金が対等に使われるの?」
「原村にみんなの目が行き届かなくなるんじゃないの?」
「もし、合併したら、ゴミの処分はどうなるの?」 などなど・・・
役場の職員の一生懸命に分かってもらおうと言う気持ちも、若者たちの大好きな原村の事を真剣に考えようと言う気持ちも伝わって来る、なんだか感動的な説明会だった。
「富士見町はこのまま住民投票をしてしまっていいのだろうか・・・?」
そんな気持ちが家に近づくほどに強くなっていった。